364 / 499
友人達の村で
405─ガムラ:戦闘開始
しおりを挟む
俺は村を襲ってる賊のアジトである洞窟から少し離れた位置に身を隠していた。
……まだなのか?
もうそろそろ時間だと思うんだが、正確なところは分からない。仕掛けてもいいんだろうか?
……仕掛けるか。大体の時間はあってるはずだし、多少ずれていたとしてもあいつらならなんとかするだろ。
それに……
「これ以上敵を前に、我慢なんてできねえよ」
収納具であるポーチからナイフを二つ取り出して、投げる。
「ぐっ……」
「が……」
それだけで見張りの奴らは呆気なく死んだ。
なんの問題もなく倒せたことでホッと一息つくが、それは間違いだった。
「ん? なんだ今の音は?」
「さあな。おい、交代に来たぞ。なんかあったのか?」
どうやら見張りの交代の時間だったらしく、近づいて来ていた賊が見たりの倒れた音に気がついて呼びかけるが、返事がないことで警戒し出した。
チッ、気がつかなきゃ楽だったんだがな。
まあいい。どうせ一人だって逃す気はねえんだ。いっちょやらせてもらうとすっか。
「おい、交代だ──なっ!」
「くそっ、敵襲だ!」
警戒していたためか、交代にきた賊は見張りの死体を見た瞬間に声を張り上げた。
「チッ……」
そうなると分かっていても、つい舌打ちをしちまった。
だが援護が来るまでには時間があるはずだ。その前にこいつらを片付けちまえば、後は洞窟の外に出てきた奴を順番に倒すだけだ。
「うおらあああ!」
「なっ──」
「ぐおっ!」
さぁて、とりあえず交代に来た二人は倒したが……
「ま、そうなるよな」
先の声が聞こえていないことを願ったが、まあ現実はそう上手くいくわけもなく、賊の増援が洞窟の奥から姿を見せた。
「てめえが侵入者か!」
「ぶっ殺してやる!」
洞窟の奥からやってきたのは十人ほど。二人を倒すことはできたが、こいつらをまとめてとなると……ちいっとばかし辛えもんがある。
「あ? てめえ、あの村守ってやがる番犬じゃねえか」
俺にはどいつがどいつだかわかんねえが、賊の中の一人が俺の姿を見たことがあったようでそんな声をあげた。
「はっ、こんなとこになんの用かってのは、聞くまでもねえか?」
賊のうちの一人がニヤニヤとむかつく笑みを浮かべながらそう言ってきた。
「これ以上村に被害が出る前に、お前らを殺しに来た」
そして、もう二度と村には手を出させねえ。
「おーおー、ご苦労なこった」
「だがよお、村を守るってんなら、こんなところにいてもいいのか?」
その言葉で、そう行ってきた賊以外もクソみてえな笑いを浮かべた。
「どういうことだ」
聞いたところで素直に教えてくれるとは思っちゃいねえが、それでもなんだか無性に気になってつい口から言葉が溢れた。
「んー? なんだ、教えて欲しいのか?」
「さっさと言え!」
余裕ぶってる賊達の態度のせいか、いやな予感がどんどん強くなっていく。
「はんっ、言うわけねえだろうが、犬っころ」
どうする……聞き出してから倒すか? 俺の実力じゃあ、ここにいる奴らを殺さないで捕らえるなんてのは難しい。聞き出さないまま倒しちまえば、こいつらが何を企んでんのかわかんなくなっちまう。
「だがまあ、頑張ってるお前に何も教えてやれないってのは俺たちも心が痛む」
心が痛むだと? 何バカなこと言ってやがる。んな痛む心なんてもんがあんだったら、賊なんてやっちゃいねえだろうがよ。
「だからよぉ、条件次第では教えてやってもいいぜ?」
「……その条件は?」
「簡単だ。ここにいる俺たち全員を倒してみな! それができりゃあ教えてやんよ!」
だが気に食わねえとはいえ、それ以外に知る方法がねえってのも事実だ。
仕方がねえ。今はこいつらの思惑に乗るとするか。どうせ最初っからやる気だったんだしよ。
こいつらとしては俺をいたぶりたいとかそんな考えで提案したんだろうが、舐めんじゃねえ。てめえら如きが、俺を止められると思うなよ。
そうして目の前の今まで話していた男が武器を構えて斬りかかってきた。
それを迎撃するために剣を振ろうと構える。
「チッ、バカが。もっと上手くやれよ」
だがその剣は振るう事なく、咄嗟に背後から投げられたナイフに気が付き躱す。
「おらああああ!」
ナイフを躱したせいで体勢が崩れたところに前方からやって来た賊の剣が迫るが、それくらいでやられるほど甘くはねえ!
──キイイン!
俺に向かって振り下ろされた剣を迎え撃ち、攻撃を弾く。
「チッ、死んどけよな」
剣を弾かれた男に追撃を仕掛けるが、男は攻撃を防がれた瞬間に後ろに飛び退いていた。
それでも更に追撃しようと一歩踏み出したが、周りにいた奴らの攻撃で止められてしまった。
こいつら、個々の実力は足りねえが、連携はなかなかのもんだ。
……こいつは、意外とやべえかもしんねえな。
「まあそんなわけだ。おめえら! これまで俺たちの邪魔をしてくれたこのクソ犬をぶっ殺すぞ!」
だとしても、俺は絶対に負けるわけには行かねえんだよ!
「それで、お前らは何をしようとしてんだ」
全身に傷を負い服も体も赤く染め、今にも倒れそうなのを剣に寄りかかってなんとか倒れずにいる。
そんな状態だが、俺は勝った。俺以外の賊達は全員傷を負って倒れている。
「ぐう……」
「答えろ!」
ガクガクと震える足に無理やり力を入れて、俺は目の前で殺さずに倒した男を蹴り飛ばした。
「ぐっ……べ、別働隊が村に襲撃をかけてる。新しくやってきた仲間が、壁を破壊することになってて、今頃はもうぶっ壊れて──ぐあっ!」
「新しい仲間だと? ふざけんな! てめえらはなんで俺たちの村を狙う!」
「……そんなこと、聞いてる暇があんのか? 早く行かねえと、全滅だぞ。今から行ったところで、遅えがな! 今まで散々邪魔してくれたんだ。てめえが守ろうとしてたもんが壊れていくのをよぉく見とけクソったれ!」
そう叫んだ賊の首に剣を突き立ると俺はその場に崩れ落ちた。
……まだなのか?
もうそろそろ時間だと思うんだが、正確なところは分からない。仕掛けてもいいんだろうか?
……仕掛けるか。大体の時間はあってるはずだし、多少ずれていたとしてもあいつらならなんとかするだろ。
それに……
「これ以上敵を前に、我慢なんてできねえよ」
収納具であるポーチからナイフを二つ取り出して、投げる。
「ぐっ……」
「が……」
それだけで見張りの奴らは呆気なく死んだ。
なんの問題もなく倒せたことでホッと一息つくが、それは間違いだった。
「ん? なんだ今の音は?」
「さあな。おい、交代に来たぞ。なんかあったのか?」
どうやら見張りの交代の時間だったらしく、近づいて来ていた賊が見たりの倒れた音に気がついて呼びかけるが、返事がないことで警戒し出した。
チッ、気がつかなきゃ楽だったんだがな。
まあいい。どうせ一人だって逃す気はねえんだ。いっちょやらせてもらうとすっか。
「おい、交代だ──なっ!」
「くそっ、敵襲だ!」
警戒していたためか、交代にきた賊は見張りの死体を見た瞬間に声を張り上げた。
「チッ……」
そうなると分かっていても、つい舌打ちをしちまった。
だが援護が来るまでには時間があるはずだ。その前にこいつらを片付けちまえば、後は洞窟の外に出てきた奴を順番に倒すだけだ。
「うおらあああ!」
「なっ──」
「ぐおっ!」
さぁて、とりあえず交代に来た二人は倒したが……
「ま、そうなるよな」
先の声が聞こえていないことを願ったが、まあ現実はそう上手くいくわけもなく、賊の増援が洞窟の奥から姿を見せた。
「てめえが侵入者か!」
「ぶっ殺してやる!」
洞窟の奥からやってきたのは十人ほど。二人を倒すことはできたが、こいつらをまとめてとなると……ちいっとばかし辛えもんがある。
「あ? てめえ、あの村守ってやがる番犬じゃねえか」
俺にはどいつがどいつだかわかんねえが、賊の中の一人が俺の姿を見たことがあったようでそんな声をあげた。
「はっ、こんなとこになんの用かってのは、聞くまでもねえか?」
賊のうちの一人がニヤニヤとむかつく笑みを浮かべながらそう言ってきた。
「これ以上村に被害が出る前に、お前らを殺しに来た」
そして、もう二度と村には手を出させねえ。
「おーおー、ご苦労なこった」
「だがよお、村を守るってんなら、こんなところにいてもいいのか?」
その言葉で、そう行ってきた賊以外もクソみてえな笑いを浮かべた。
「どういうことだ」
聞いたところで素直に教えてくれるとは思っちゃいねえが、それでもなんだか無性に気になってつい口から言葉が溢れた。
「んー? なんだ、教えて欲しいのか?」
「さっさと言え!」
余裕ぶってる賊達の態度のせいか、いやな予感がどんどん強くなっていく。
「はんっ、言うわけねえだろうが、犬っころ」
どうする……聞き出してから倒すか? 俺の実力じゃあ、ここにいる奴らを殺さないで捕らえるなんてのは難しい。聞き出さないまま倒しちまえば、こいつらが何を企んでんのかわかんなくなっちまう。
「だがまあ、頑張ってるお前に何も教えてやれないってのは俺たちも心が痛む」
心が痛むだと? 何バカなこと言ってやがる。んな痛む心なんてもんがあんだったら、賊なんてやっちゃいねえだろうがよ。
「だからよぉ、条件次第では教えてやってもいいぜ?」
「……その条件は?」
「簡単だ。ここにいる俺たち全員を倒してみな! それができりゃあ教えてやんよ!」
だが気に食わねえとはいえ、それ以外に知る方法がねえってのも事実だ。
仕方がねえ。今はこいつらの思惑に乗るとするか。どうせ最初っからやる気だったんだしよ。
こいつらとしては俺をいたぶりたいとかそんな考えで提案したんだろうが、舐めんじゃねえ。てめえら如きが、俺を止められると思うなよ。
そうして目の前の今まで話していた男が武器を構えて斬りかかってきた。
それを迎撃するために剣を振ろうと構える。
「チッ、バカが。もっと上手くやれよ」
だがその剣は振るう事なく、咄嗟に背後から投げられたナイフに気が付き躱す。
「おらああああ!」
ナイフを躱したせいで体勢が崩れたところに前方からやって来た賊の剣が迫るが、それくらいでやられるほど甘くはねえ!
──キイイン!
俺に向かって振り下ろされた剣を迎え撃ち、攻撃を弾く。
「チッ、死んどけよな」
剣を弾かれた男に追撃を仕掛けるが、男は攻撃を防がれた瞬間に後ろに飛び退いていた。
それでも更に追撃しようと一歩踏み出したが、周りにいた奴らの攻撃で止められてしまった。
こいつら、個々の実力は足りねえが、連携はなかなかのもんだ。
……こいつは、意外とやべえかもしんねえな。
「まあそんなわけだ。おめえら! これまで俺たちの邪魔をしてくれたこのクソ犬をぶっ殺すぞ!」
だとしても、俺は絶対に負けるわけには行かねえんだよ!
「それで、お前らは何をしようとしてんだ」
全身に傷を負い服も体も赤く染め、今にも倒れそうなのを剣に寄りかかってなんとか倒れずにいる。
そんな状態だが、俺は勝った。俺以外の賊達は全員傷を負って倒れている。
「ぐう……」
「答えろ!」
ガクガクと震える足に無理やり力を入れて、俺は目の前で殺さずに倒した男を蹴り飛ばした。
「ぐっ……べ、別働隊が村に襲撃をかけてる。新しくやってきた仲間が、壁を破壊することになってて、今頃はもうぶっ壊れて──ぐあっ!」
「新しい仲間だと? ふざけんな! てめえらはなんで俺たちの村を狙う!」
「……そんなこと、聞いてる暇があんのか? 早く行かねえと、全滅だぞ。今から行ったところで、遅えがな! 今まで散々邪魔してくれたんだ。てめえが守ろうとしてたもんが壊れていくのをよぉく見とけクソったれ!」
そう叫んだ賊の首に剣を突き立ると俺はその場に崩れ落ちた。
35
あなたにおすすめの小説
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
ひっそり静かに生きていきたい 神様に同情されて異世界へ。頼みの綱はアイテムボックス
於田縫紀
ファンタジー
雨宿りで立ち寄った神社の神様に境遇を同情され、私は異世界へと転移。
場所は山の中で周囲に村等の気配はない。あるのは木と草と崖、土と空気だけ。でもこれでいい。私は他人が怖いから。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。