千年ぶりに目覚めたら子孫達がやらかしてました

End

文字の大きさ
23 / 27
二章

第二十一話 ようやく説明回だ

しおりを挟む
「さて...何から説明すべきじゃろうの?」
「そうね、あんまり詰め込んでも...ザガンちゃんだもんね」
「だね。覚えられるわけがないね」
「はは...」

 俺はザガン。
 現在、俺は『神祖様の村』の村長の屋敷にいる。
 ん? 戻ってきた時の事か...余りにもグダグダだったので割愛する。断章が終わらない。
 正直戻って来たくはなかったのだが...。だって...流石に恥ずかしいだろ? 手品の種をバラされた芸人というべきか? ザイードのおっさんの復活のネタまでバラされてるんだぜ...。
 バレバレだろ? って思うだろうが、それは裏側を知っている人間だけだ。俺の血にそんな効果があると知らなきゃ俺の仕業なんて考えない。色々考えるだろうが、大抵ーー神の奇跡あたりで落ち着くものだ。
 だが困った事に現在だと...にされてしまう処だろうか...。
 いやいや、おかしいだろ? てか! 神なにしてんの? てか! 時代補正? 俺の評価がおかしすぎじゃね?
 まあ、本来ならバレる事はなかったはずなのを...普通に俺を貶してくれている『世界の管理人』たる冥皇竜の爺さんと地狼皇の姐さんに最後に天凰王たる兄さん改め姉さんがサクッとバラしてくれたらしい。ああ? 渇いた笑いを浮かべているのは村長だ。

 しかし、思い出すと長かった。本当に長かった。やっとだ。やっとーー説明回だ!
 いや、もう本当に復活してから...えーと4日か? ネタ的に言えば二十話か? せっかく人に会えたのに...やらかして情報一つ手に入れていない自分に吃驚だよな。
 しかも三人に出会わなきゃ、森のなかで野垂れ死にだったろうからな...。
 うん。だから一応感謝はしている。ボコられたけど感謝はしている。バラされたけど感謝はしている。嘘じゃない。
 そんな訳で情報だ! 説明回だ!
 
 俺が手にいれた情報と言えば...千年たっていた事と...ぶっ殺す予定の神聖皇帝とやらがすでに死亡していた事か?
 正直な処...やることが無くなったんだよな。
 だから、なんだろうね? 余裕? なんか心に余裕ができてんだよね。
 うん。だから全然気にしてない。ボコられたけど気にしていない。バラされたけど気にしていない。嘘じゃない。
 だから素直に訊くよ。

「無知な私に色々教えて下さいまし。偉大なる三皇様」

 うん。敬語を強要されても気にしていない。嘘じゃない。

「うむ。トカゲと変わらんと言われた儂が教えてやろうかの」
「ああ、のろまなあたいが教えてやるよーーお速いあんたに」
「枕に良さそうってーーむしられた私も教えてあげるわ」
「......」

 何も言うまい...。
 嵐は通りすぎるのを待つのみだ。
 そんなネチりも終わりを見せーー

「そうね...まずはステータスかしら? わたしも気になるしね」

 ようやく説明回だ。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

わたくしがお父様に疎まれている?いいえ、目に入れても痛くない程溺愛されております。

織り子
ファンタジー
王国貴族院の卒業記念パーティーの場で、大公家の令嬢ルクレツィア・アーヴェントは王太子エドワードから突然の婚約破棄を告げられる。 父であるアーヴェント大公に疎まれている―― 噂を知った王太子は、彼女を公衆の面前で侮辱する。

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……

buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。 みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……

さようなら婚約者

あんど もあ
ファンタジー
アンジュは、五年間虐げられた婚約者から婚約破棄を告げられる。翌日、カバン一つを持って五年住んだ婚約者の家を去るアンジュ。一方、婚約者は…。

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します

白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。 あなたは【真実の愛】を信じますか? そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。 だって・・・そうでしょ? ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!? それだけではない。 何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!! 私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。 それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。 しかも! ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!! マジかーーーっ!!! 前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!! 思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。 世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?

みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。 ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる 色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く

夫から『お前を愛することはない』と言われたので、お返しついでに彼のお友達をお招きした結果。

古森真朝
ファンタジー
 「クラリッサ・ベル・グレイヴィア伯爵令嬢、あらかじめ言っておく。  俺がお前を愛することは、この先決してない。期待など一切するな!」  新婚初日、花嫁に真っ向から言い放った新郎アドルフ。それに対して、クラリッサが返したのは―― ※ぬるいですがホラー要素があります。苦手な方はご注意ください。

処理中です...