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第4話 誘い
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「……すみませんでした」
泣きに泣いた私は、ずっとこの部屋にいてくれたマーヴィさんに謝罪した。
顔もぐしゃぐしゃ、髪の毛もわしゃわしゃ、青い目だってきっと真っ赤になっていて、それは酷い顔してるに違いない。
だけど、
「少しは落ち着いたか?」
マーヴィさんは私からの謝罪には触れず、優しく気遣ってくれた。
彼の言葉に頷き、貸してもらっていたハンカチを強く握りながら、明るい声をだそうと喉に力をこめた。
「ええ、何だか吹っ切れました! ここまで書かれてちゃ、未練も何もないですよ」
「ここまでって……そんなに酷いことが書かれていたのか?」
「あっ、い、いえ、何というか……ダグの言葉を盲信して、ほいほい騙された私も悪いというか……それに……」
ベッドの上に置いた手紙に視線を向けながら、自虐的に笑う。
「まあ確かに、彼と結婚して神聖魔法の力を失った私に、一体何の価値があるかと言われると……一理あるかなって……」
女性神官は体の清らかさが失われると神聖魔法が使えなくなる。私から魔法を取りあげれば、ただの鈍くさい女しか残らないわけで。
私とイリス皇女様、平民女の夫と次期皇帝、どちらを選べと聞かれたら誰だってイリス様と次期皇帝という立場を選ぶに決まっている。
仮に当時のプロポーズが本物だったとしても。
だから仕方な――
「価値がないなんて自分を卑下するものじゃない」
静かでありながら、どこか感情を押し留めているような声が鼓膜を打った。
声の主はマーヴィさん。
私の様子を伺い戸惑っていた表情は、真剣なものへと変わっていた。
「あんたは魔王討伐に大きく貢献した。それは紛れもない事実だ」
「でもそれは、ダグやマーヴィさんの力があったからです。私は基本的に後方で二人の支援ばかりでしたし……」
「なら言い方を変えよう。俺は旅の間、数えきれないほどの傷を癒して貰った。何度あんたの防御魔法に助けられたか分からない。あんたが助けてくれた事実は、今も俺が抱いている感謝の気持ちは、あんたが神官としての力を失っても決して変わらない」
いつも寡黙なマーヴィさんが、息継ぎもせずスラスラと言葉を紡ぐ姿に、少し圧倒されてしまったけれど、私を励ますためにたくさん喋ってくれたのだと思うと、心が温かくなった。
だけど私の気持ちとは正反対に、マーヴィさんは気まずそうに視線を逸らして俯いた。
「……すまなかった。知っていたんだ。あの男が碌でもない奴だってことは」
「えっ?」
マーヴィさんが言うには、ダグは私に隠れて相当女遊びをしていたらしい。
言われてみれば、歓楽街のある街では夜遅く帰ってくることも多かった。ダグは情報収集だと言っていたけど。
今思えばバレバレなのに。
「あの男は、若い女や立場が上の相手以外だと態度が激変してな。あんたがいないところではやりたい放題で、仲裁するのが大変だった。まあ、そっちが素だったんだろうが……」
「そう……だったんですか……」
「だから本当はあんたに、『あんな男などやめておけ』と言いたかった。言っておけば、こんな事態には……」
「言っても私が信じないって分かっていたから、言えなかったんですよね?」
「……ああ。でも後悔してる。本当に悪かった」
真実を知らせてくれなかったマーヴィさんを、責める気持ちはない。
だって本当のことだから。
あの時の私はダグを本当に好きだったから、マーヴィさんの告発を彼が嘘だと言えば信じただろうし、本当だと認めたとしても、頭を下げられたら簡単に許していただろう。
そんなチョロい女だったって、痛いほど分かってるから。
「頭を上げてください、マーヴィさん。こんな馬鹿な私たちを、あなたは見捨てずに最後まで盾となって守ってくれました。それに倒れた私を助けてくれて……あなたには、感謝しかないです」
「それは俺だって同じだ。道中、助けてくれたあんたには感謝しかない。だから、力を失った自分が価値がないなどと言わないで欲しい。少なくとも、あんたに感謝している俺の前では」
「ありがとう……ございます」
真っ直ぐな眼差しが、心の奥まで届いた気がした。
こんな馬鹿な私を認めてくれる人がすぐ傍にいたことが嬉しくて、一度引っ込んだ涙がまた溢れ出した。
だけどまた泣いてしまったら、マーヴィさんを困らせてしまう。
私は、まるで気持ちを切り替えただけですよ、と言わんばかりに両手で顔を擦って涙を拭うと、パンっと両手を打った。
「今回のことは、いい勉強になりました。さてと、今後の身の振り方を考えなきゃ」
「あんたは、これからどうするつもりだ?」
「うーん……さすがに帝都からは早く出たいんですよね。だからと言って、帰る故郷もないし……」
私とダグの故郷はもうない。
私たちが旅立ってからほどなくして、魔族に再び襲われて滅ぼされたと聞いた。
「誰も私を知らない土地で、心と体を休めたいんですけど……」
「なら、俺の故郷に来ないか?」
「えっ?」
思いもよらない誘いに、私は声を上げた。
するとマーヴィさんは、旅の間、ほとんど語ることのなかった自分のことを話してくれた。
マーヴィさんの故郷は帝国の辺境にあり、魔王汚染と魔族たちの強襲によって皆が苦しんでいたそうだ。
そんな人々を見かねて、マーヴィさんは大盾をもって、魔王討伐に旅立ったのだという。
今回、魔王討伐に貢献した褒美の殆どが、故郷を立て直すための物資なんだとか。
「皆が貧しく、辺境の地ともあって何も無い場所だが……人々の絆は強く、皆いい人間ばかりだ。もちろん無理強いは――」
「行きます! 良かったら故郷の立て直し、私もお手伝いさせてください!」
マーヴィさんの言葉に被せるように、私は身を乗り出して返事をしていた。
魔王討伐の喜びに世間が湧く中、その後についてすでに考え行動しようとしている彼に感銘を受けたからだ。
そうだ。
こんなところで腐ってる場合じゃない。
マーヴィさんは私の勢いに細い目を丸くしていたけど、やがて嬉しそうに微笑んだ。心がじんわりと温かくなるそんな優しい微笑みに、気付けば私も笑っていた。
後日、皇帝の使者が、魔王討伐の褒賞の件で私の元を訪ねてきたけれど、保留にして貰った。
今の心の状態で、何かを望む程の元気はなかったからだ。
さっさと用件を終わらせたかったのか使者から、
「もしアウラ様が望まれるなら、高位貴族に嫁ぐことも出来ます。今よりもずっと裕福な暮らしを送ることが出来ますよ」
と提案されたけれど、
「私は平民、それに孤児です。そんな私が、貴族社会に付いていけるとは思えませんし、相手の男性も平民出の女が妻だなんて嫌でしょう」
と丁重にお断りすると簡単に引き下がり、望みが決まれば連絡するようにだけ言って去って行った。
その話をマーヴィさんにしたら、
「え? 魔王討伐の褒賞として、高位貴族と結婚を打診された⁉」
「すぐにお断りしましたよ。あんなことがあったのにすぐに他の人との結婚だなんて、考えられませんよ」
「あ、そ、そうか……そうだ、な。うん……」
「それに貴族なんて、平民出の私には雲の上の存在ですし、何か無礼をして罰せられると思うと怖いですから」
「貴族は怖い……か……そ、そうか……」
「マーヴィさん?」
「い、いや、こちらの話だ……」
と、もの凄く戸惑った様子を見せた後、何故か凄く肩を落としていたのが不思議だった。
こうして私たちは必要なものを揃えると、マーヴィさんの故郷であるクレスセル地方へと旅立った。
泣きに泣いた私は、ずっとこの部屋にいてくれたマーヴィさんに謝罪した。
顔もぐしゃぐしゃ、髪の毛もわしゃわしゃ、青い目だってきっと真っ赤になっていて、それは酷い顔してるに違いない。
だけど、
「少しは落ち着いたか?」
マーヴィさんは私からの謝罪には触れず、優しく気遣ってくれた。
彼の言葉に頷き、貸してもらっていたハンカチを強く握りながら、明るい声をだそうと喉に力をこめた。
「ええ、何だか吹っ切れました! ここまで書かれてちゃ、未練も何もないですよ」
「ここまでって……そんなに酷いことが書かれていたのか?」
「あっ、い、いえ、何というか……ダグの言葉を盲信して、ほいほい騙された私も悪いというか……それに……」
ベッドの上に置いた手紙に視線を向けながら、自虐的に笑う。
「まあ確かに、彼と結婚して神聖魔法の力を失った私に、一体何の価値があるかと言われると……一理あるかなって……」
女性神官は体の清らかさが失われると神聖魔法が使えなくなる。私から魔法を取りあげれば、ただの鈍くさい女しか残らないわけで。
私とイリス皇女様、平民女の夫と次期皇帝、どちらを選べと聞かれたら誰だってイリス様と次期皇帝という立場を選ぶに決まっている。
仮に当時のプロポーズが本物だったとしても。
だから仕方な――
「価値がないなんて自分を卑下するものじゃない」
静かでありながら、どこか感情を押し留めているような声が鼓膜を打った。
声の主はマーヴィさん。
私の様子を伺い戸惑っていた表情は、真剣なものへと変わっていた。
「あんたは魔王討伐に大きく貢献した。それは紛れもない事実だ」
「でもそれは、ダグやマーヴィさんの力があったからです。私は基本的に後方で二人の支援ばかりでしたし……」
「なら言い方を変えよう。俺は旅の間、数えきれないほどの傷を癒して貰った。何度あんたの防御魔法に助けられたか分からない。あんたが助けてくれた事実は、今も俺が抱いている感謝の気持ちは、あんたが神官としての力を失っても決して変わらない」
いつも寡黙なマーヴィさんが、息継ぎもせずスラスラと言葉を紡ぐ姿に、少し圧倒されてしまったけれど、私を励ますためにたくさん喋ってくれたのだと思うと、心が温かくなった。
だけど私の気持ちとは正反対に、マーヴィさんは気まずそうに視線を逸らして俯いた。
「……すまなかった。知っていたんだ。あの男が碌でもない奴だってことは」
「えっ?」
マーヴィさんが言うには、ダグは私に隠れて相当女遊びをしていたらしい。
言われてみれば、歓楽街のある街では夜遅く帰ってくることも多かった。ダグは情報収集だと言っていたけど。
今思えばバレバレなのに。
「あの男は、若い女や立場が上の相手以外だと態度が激変してな。あんたがいないところではやりたい放題で、仲裁するのが大変だった。まあ、そっちが素だったんだろうが……」
「そう……だったんですか……」
「だから本当はあんたに、『あんな男などやめておけ』と言いたかった。言っておけば、こんな事態には……」
「言っても私が信じないって分かっていたから、言えなかったんですよね?」
「……ああ。でも後悔してる。本当に悪かった」
真実を知らせてくれなかったマーヴィさんを、責める気持ちはない。
だって本当のことだから。
あの時の私はダグを本当に好きだったから、マーヴィさんの告発を彼が嘘だと言えば信じただろうし、本当だと認めたとしても、頭を下げられたら簡単に許していただろう。
そんなチョロい女だったって、痛いほど分かってるから。
「頭を上げてください、マーヴィさん。こんな馬鹿な私たちを、あなたは見捨てずに最後まで盾となって守ってくれました。それに倒れた私を助けてくれて……あなたには、感謝しかないです」
「それは俺だって同じだ。道中、助けてくれたあんたには感謝しかない。だから、力を失った自分が価値がないなどと言わないで欲しい。少なくとも、あんたに感謝している俺の前では」
「ありがとう……ございます」
真っ直ぐな眼差しが、心の奥まで届いた気がした。
こんな馬鹿な私を認めてくれる人がすぐ傍にいたことが嬉しくて、一度引っ込んだ涙がまた溢れ出した。
だけどまた泣いてしまったら、マーヴィさんを困らせてしまう。
私は、まるで気持ちを切り替えただけですよ、と言わんばかりに両手で顔を擦って涙を拭うと、パンっと両手を打った。
「今回のことは、いい勉強になりました。さてと、今後の身の振り方を考えなきゃ」
「あんたは、これからどうするつもりだ?」
「うーん……さすがに帝都からは早く出たいんですよね。だからと言って、帰る故郷もないし……」
私とダグの故郷はもうない。
私たちが旅立ってからほどなくして、魔族に再び襲われて滅ぼされたと聞いた。
「誰も私を知らない土地で、心と体を休めたいんですけど……」
「なら、俺の故郷に来ないか?」
「えっ?」
思いもよらない誘いに、私は声を上げた。
するとマーヴィさんは、旅の間、ほとんど語ることのなかった自分のことを話してくれた。
マーヴィさんの故郷は帝国の辺境にあり、魔王汚染と魔族たちの強襲によって皆が苦しんでいたそうだ。
そんな人々を見かねて、マーヴィさんは大盾をもって、魔王討伐に旅立ったのだという。
今回、魔王討伐に貢献した褒美の殆どが、故郷を立て直すための物資なんだとか。
「皆が貧しく、辺境の地ともあって何も無い場所だが……人々の絆は強く、皆いい人間ばかりだ。もちろん無理強いは――」
「行きます! 良かったら故郷の立て直し、私もお手伝いさせてください!」
マーヴィさんの言葉に被せるように、私は身を乗り出して返事をしていた。
魔王討伐の喜びに世間が湧く中、その後についてすでに考え行動しようとしている彼に感銘を受けたからだ。
そうだ。
こんなところで腐ってる場合じゃない。
マーヴィさんは私の勢いに細い目を丸くしていたけど、やがて嬉しそうに微笑んだ。心がじんわりと温かくなるそんな優しい微笑みに、気付けば私も笑っていた。
後日、皇帝の使者が、魔王討伐の褒賞の件で私の元を訪ねてきたけれど、保留にして貰った。
今の心の状態で、何かを望む程の元気はなかったからだ。
さっさと用件を終わらせたかったのか使者から、
「もしアウラ様が望まれるなら、高位貴族に嫁ぐことも出来ます。今よりもずっと裕福な暮らしを送ることが出来ますよ」
と提案されたけれど、
「私は平民、それに孤児です。そんな私が、貴族社会に付いていけるとは思えませんし、相手の男性も平民出の女が妻だなんて嫌でしょう」
と丁重にお断りすると簡単に引き下がり、望みが決まれば連絡するようにだけ言って去って行った。
その話をマーヴィさんにしたら、
「え? 魔王討伐の褒賞として、高位貴族と結婚を打診された⁉」
「すぐにお断りしましたよ。あんなことがあったのにすぐに他の人との結婚だなんて、考えられませんよ」
「あ、そ、そうか……そうだ、な。うん……」
「それに貴族なんて、平民出の私には雲の上の存在ですし、何か無礼をして罰せられると思うと怖いですから」
「貴族は怖い……か……そ、そうか……」
「マーヴィさん?」
「い、いや、こちらの話だ……」
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