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66話 騎士団長の来訪
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「いるはずなんだッ!」
「だから、何がだッ!!」
怒鳴り合うような声が、扉越しに耳へ響き、俺は一気に覚醒した。
まだ夢の名残が残る頭で、反射的に状況を理解しようと努める。
廊下側から聞こえてくる、明らかに切羽詰まった声。
起き上がろうとして、はっとする。
すぐ隣には、まだ意識の戻らない歩夢と兄ちゃんの姿があった。
俺は二人を揺らさないよう慎重に毛布ごと抱え、部屋の隅へ移動させる。
そして、その前に身を投げ出すように座り込み、覆いかぶさった。
もう、失いたくない。
胸の奥でそう何度も繰り返しながら、二人を強く抱きしめる。
その瞬間だった。
もう失いたくないという強い気持ちを胸に、二人の身体を抱きしめながら必死に身を隠した。
バタンッ──!
扉が乱暴に開かれ、部屋の中へ一つの影が踏み込んでくる。
見知らぬ男。
頭には犬の耳のようなものが生え、鍛え抜かれた体躯はザックと同じくらい大きい。
視覚的には、どう考えても俺たちは丸見えの位置にいるはずだった。
それでも俺は動かなかった。
ただ必死に、二人を庇うことだけに意識を集中させていた。
目的もわからない相手だ。
次に何をしてくるのか、息を潜めて様子を窺う。
けど──そこで、ある違和感に気付く。
男の視線が、俺たちを一度も捉えない。
それどころか、焦燥に駆られたような表情で、部屋全体を見回している。
「おい!」
遅れて部屋に来たザック。後ろを確認すると、ベンさんたち皆の姿もあった。
それでも、俺の身体は強張ったまま動かない。
安心できるはずなのに、何かがおかしい。
「消えた……」
男が絞り出すように呟く。よく見れば、ベンさんたちも驚いたような表情をしている。
不思議に思っていたところで、リサさんの切羽詰まるような声が聞こえた。
「ベン! 太一ちゃんたちは!? あんな状態で……どこに?!」
え、……もしかしてベンさんたち、俺らのこと見えて、ない…? なんで──。
理由もわからず、まるで自分の存在がこの世界から消えてしまったような感覚に、一気に背筋が冷たくなった。
もしかして、ずっとこのまま……。
「…手分けして捜──」
「いや」
周りが焦る様子の中、ベンさんの言葉を遮り、ザックが、そう低く言った。
「ここにいる」
(っ……!)
その一言に、俺の張り詰めた気持ちが揺れる。
「けどアイザック、ここからは歩夢くんの匂いを全く感じない」
「番ではないが、太一君たちの匂いは僅かに感じ取れていた。それが今は……何もない」
ベンさんとディランが続けて告げる。
けど、ザックは確信のある声音で言い切った。
「俺も太一の匂いは一切感じねぇ。だが……ここにいるのはわかる。姿が見えなくてもな」
その言葉が、胸に深く染み込む。
押し潰されそうだった不安が、少しだけ和らいだ。
「ここは俺に任せてくれ。ベンさんたちはノアを」
「わかった。コリンズ団長殿、状況が状況だ。下で少し話をしよう」
ベンさんはそう言って場をまとめ、皆を連れて部屋を出て行った。
落ち着かない空気を残したまま、扉が閉じる。
それから部屋に訪れた静寂。
唯一部屋に残ったザックがゆっくりと口を開いた。
「太一、いるんだろ」
その声に、堪えていた感情が一気に溢れる。
(ザック!ここだ!……ザック…?)
叫んでいるつもりなのに、声は届かず、目も合わない。
その事実が、じわじわと恐怖を膨らませ、気付けば涙が零れていた。
(ザック…っ……)
俺は歩夢と兄ちゃんを残し、震える足でザックに近づく。
自分の存在を伝えたくて、ただ必死に泣きながら、その身体に抱き着いた。
一瞬、ザックの身体がびくりと震える。
次の瞬間、確かに感じた──温かな抱擁。
「やっぱいたな。心配したぞ」
(ザック……)
聞こえていないはずなのに、優しい声音が胸を満たす。
張り詰めていた不安が、霧のように溶けていった。
「もう大丈夫だ。急なことで驚いたんだろ。落ち着くまで一緒にいてやる。早く、いつものツンツンした太一を見せてくれ」
場を和ませるような、冗談めかした声。
──早く、見せたい。見てほしいのに、…どうしたら見える?──俺はここにいるのにッ…!
そう強く思った、その時。
「ふ、何そんな泣いてんだ」
「え……見えてる……?」
「あぁ。おかえり」
いつの間にか、元に戻っていた。
俺は恥ずかしげもなく、涙にぬれた顔をザックの胸に押し付けた。
今はただ、自分の存在を伝えるように──。
───────────────────
side アイザック
ひと時の安心に浸っていると、突然鳴り響いた扉のノック音。
それもかなりの勢いで俺含めベンさんたちも何事かと気を引き締める。
「誰かいるか!」
そうして聞こえた声は、とても見知った人物のものだった。
騎士団団長のノアだ。
だが、騎士団といったら今はジオナルドの跡地の処理で色々やってるはずだ。なんでここにいる。
そんな疑問を持ちながらも、知り合いだとベンさんに伝え、俺は扉を開けた。
だが、開けたと同時に凄い勢いで募られた。
「ッ、アイザック!いや、今はいい。それよりも二階か。失礼するぞ」
そう反応する隙さえ与えず、二階へと上がろうとするノア。
だけど、いきなりのことで状況も理解できなかった俺は進行を阻んだ。
「ちょっと待て、どういうことだよ」
「今は話してる暇はない」
「いや、いきなり来てそれはないだろ」
「ここにいるんだ」
「何がだ」
「いるはずなんだッ!」
「だから、何がだッ!!」
いつになく話が通じないノアに、つい、俺も声を荒げちまった。
だが、知り合いだからと油断したのが間違いだった。
ノアは一瞬のうちに戦闘態勢に入り、一気に俺のことを追い抜かして二階へと向かった。
その直後響く、扉を開く大きな音。
俺たちも急いでその後に続いたが、──部屋の様子に異変に気付いた。
その開かれた扉は太一たちがいるはずの部屋だった。
それなのに中には誰もいなくて、毛布と一緒に消えていた。
それにディランを含めたベンさんたちも慌てた様子だった。
だが、俺にはわかる。姿は見えねぇが、伝わる。ここにいるって──。
俺は皆を説得して、ただ一人その部屋に残った。
「太一、いるんだろ」
そう、静かな部屋にこだまする。
未だその問いに返事が返ってくることはない。
だが、その言葉に数秒遅れて感じた身体への感触。
まるで小さな子供が抱き着いてきたような、弱弱しい抱擁。
俺はそれに返事を返すように優しくその感触を包み込んだ。
以前、太一から特殊なスキルについての存在は耳にしていた。
『隠蔽』スキル──もしかしたら、それがノアの訪問によって暴走したとすれば、太一達が見えなくなったのにも説明はつく。このスキル自体前例のないものだから確証はないが、おおよそ当たっているだろう。
そんなことを考えている時、胸に感じた冷たさ、その位置からして涙だろうことは予想できた。
きっと太一も突然のことで不安になってるだろう。
俺は、そんな太一を落ち着けるように、出来るだけ優しく、もう大丈夫だと伝えた。
すると数分後、突然俺の胸に抱き着いて泣きじゃくる太一の姿が現れた。部屋の隅を確認すると、兄弟の姿もしっかり確認できた。本当にいきなりその場に出現したような感覚だ。
「ふ、何そんな泣いてんだ」
「え、…見えてる…?」
「あぁ、おかえり」
俺が掛けた言葉に大粒の涙を零して顔を向けた太一。
さっきも十分泣いて腫らしていた目は余計に酷くなっている。
けど本人は、それを気にすることなく俺に強くしがみついてきた。
俺はそれに応えるように大きな身体でその華奢な身体を抱き込んだ。
「だから、何がだッ!!」
怒鳴り合うような声が、扉越しに耳へ響き、俺は一気に覚醒した。
まだ夢の名残が残る頭で、反射的に状況を理解しようと努める。
廊下側から聞こえてくる、明らかに切羽詰まった声。
起き上がろうとして、はっとする。
すぐ隣には、まだ意識の戻らない歩夢と兄ちゃんの姿があった。
俺は二人を揺らさないよう慎重に毛布ごと抱え、部屋の隅へ移動させる。
そして、その前に身を投げ出すように座り込み、覆いかぶさった。
もう、失いたくない。
胸の奥でそう何度も繰り返しながら、二人を強く抱きしめる。
その瞬間だった。
もう失いたくないという強い気持ちを胸に、二人の身体を抱きしめながら必死に身を隠した。
バタンッ──!
扉が乱暴に開かれ、部屋の中へ一つの影が踏み込んでくる。
見知らぬ男。
頭には犬の耳のようなものが生え、鍛え抜かれた体躯はザックと同じくらい大きい。
視覚的には、どう考えても俺たちは丸見えの位置にいるはずだった。
それでも俺は動かなかった。
ただ必死に、二人を庇うことだけに意識を集中させていた。
目的もわからない相手だ。
次に何をしてくるのか、息を潜めて様子を窺う。
けど──そこで、ある違和感に気付く。
男の視線が、俺たちを一度も捉えない。
それどころか、焦燥に駆られたような表情で、部屋全体を見回している。
「おい!」
遅れて部屋に来たザック。後ろを確認すると、ベンさんたち皆の姿もあった。
それでも、俺の身体は強張ったまま動かない。
安心できるはずなのに、何かがおかしい。
「消えた……」
男が絞り出すように呟く。よく見れば、ベンさんたちも驚いたような表情をしている。
不思議に思っていたところで、リサさんの切羽詰まるような声が聞こえた。
「ベン! 太一ちゃんたちは!? あんな状態で……どこに?!」
え、……もしかしてベンさんたち、俺らのこと見えて、ない…? なんで──。
理由もわからず、まるで自分の存在がこの世界から消えてしまったような感覚に、一気に背筋が冷たくなった。
もしかして、ずっとこのまま……。
「…手分けして捜──」
「いや」
周りが焦る様子の中、ベンさんの言葉を遮り、ザックが、そう低く言った。
「ここにいる」
(っ……!)
その一言に、俺の張り詰めた気持ちが揺れる。
「けどアイザック、ここからは歩夢くんの匂いを全く感じない」
「番ではないが、太一君たちの匂いは僅かに感じ取れていた。それが今は……何もない」
ベンさんとディランが続けて告げる。
けど、ザックは確信のある声音で言い切った。
「俺も太一の匂いは一切感じねぇ。だが……ここにいるのはわかる。姿が見えなくてもな」
その言葉が、胸に深く染み込む。
押し潰されそうだった不安が、少しだけ和らいだ。
「ここは俺に任せてくれ。ベンさんたちはノアを」
「わかった。コリンズ団長殿、状況が状況だ。下で少し話をしよう」
ベンさんはそう言って場をまとめ、皆を連れて部屋を出て行った。
落ち着かない空気を残したまま、扉が閉じる。
それから部屋に訪れた静寂。
唯一部屋に残ったザックがゆっくりと口を開いた。
「太一、いるんだろ」
その声に、堪えていた感情が一気に溢れる。
(ザック!ここだ!……ザック…?)
叫んでいるつもりなのに、声は届かず、目も合わない。
その事実が、じわじわと恐怖を膨らませ、気付けば涙が零れていた。
(ザック…っ……)
俺は歩夢と兄ちゃんを残し、震える足でザックに近づく。
自分の存在を伝えたくて、ただ必死に泣きながら、その身体に抱き着いた。
一瞬、ザックの身体がびくりと震える。
次の瞬間、確かに感じた──温かな抱擁。
「やっぱいたな。心配したぞ」
(ザック……)
聞こえていないはずなのに、優しい声音が胸を満たす。
張り詰めていた不安が、霧のように溶けていった。
「もう大丈夫だ。急なことで驚いたんだろ。落ち着くまで一緒にいてやる。早く、いつものツンツンした太一を見せてくれ」
場を和ませるような、冗談めかした声。
──早く、見せたい。見てほしいのに、…どうしたら見える?──俺はここにいるのにッ…!
そう強く思った、その時。
「ふ、何そんな泣いてんだ」
「え……見えてる……?」
「あぁ。おかえり」
いつの間にか、元に戻っていた。
俺は恥ずかしげもなく、涙にぬれた顔をザックの胸に押し付けた。
今はただ、自分の存在を伝えるように──。
───────────────────
side アイザック
ひと時の安心に浸っていると、突然鳴り響いた扉のノック音。
それもかなりの勢いで俺含めベンさんたちも何事かと気を引き締める。
「誰かいるか!」
そうして聞こえた声は、とても見知った人物のものだった。
騎士団団長のノアだ。
だが、騎士団といったら今はジオナルドの跡地の処理で色々やってるはずだ。なんでここにいる。
そんな疑問を持ちながらも、知り合いだとベンさんに伝え、俺は扉を開けた。
だが、開けたと同時に凄い勢いで募られた。
「ッ、アイザック!いや、今はいい。それよりも二階か。失礼するぞ」
そう反応する隙さえ与えず、二階へと上がろうとするノア。
だけど、いきなりのことで状況も理解できなかった俺は進行を阻んだ。
「ちょっと待て、どういうことだよ」
「今は話してる暇はない」
「いや、いきなり来てそれはないだろ」
「ここにいるんだ」
「何がだ」
「いるはずなんだッ!」
「だから、何がだッ!!」
いつになく話が通じないノアに、つい、俺も声を荒げちまった。
だが、知り合いだからと油断したのが間違いだった。
ノアは一瞬のうちに戦闘態勢に入り、一気に俺のことを追い抜かして二階へと向かった。
その直後響く、扉を開く大きな音。
俺たちも急いでその後に続いたが、──部屋の様子に異変に気付いた。
その開かれた扉は太一たちがいるはずの部屋だった。
それなのに中には誰もいなくて、毛布と一緒に消えていた。
それにディランを含めたベンさんたちも慌てた様子だった。
だが、俺にはわかる。姿は見えねぇが、伝わる。ここにいるって──。
俺は皆を説得して、ただ一人その部屋に残った。
「太一、いるんだろ」
そう、静かな部屋にこだまする。
未だその問いに返事が返ってくることはない。
だが、その言葉に数秒遅れて感じた身体への感触。
まるで小さな子供が抱き着いてきたような、弱弱しい抱擁。
俺はそれに返事を返すように優しくその感触を包み込んだ。
以前、太一から特殊なスキルについての存在は耳にしていた。
『隠蔽』スキル──もしかしたら、それがノアの訪問によって暴走したとすれば、太一達が見えなくなったのにも説明はつく。このスキル自体前例のないものだから確証はないが、おおよそ当たっているだろう。
そんなことを考えている時、胸に感じた冷たさ、その位置からして涙だろうことは予想できた。
きっと太一も突然のことで不安になってるだろう。
俺は、そんな太一を落ち着けるように、出来るだけ優しく、もう大丈夫だと伝えた。
すると数分後、突然俺の胸に抱き着いて泣きじゃくる太一の姿が現れた。部屋の隅を確認すると、兄弟の姿もしっかり確認できた。本当にいきなりその場に出現したような感覚だ。
「ふ、何そんな泣いてんだ」
「え、…見えてる…?」
「あぁ、おかえり」
俺が掛けた言葉に大粒の涙を零して顔を向けた太一。
さっきも十分泣いて腫らしていた目は余計に酷くなっている。
けど本人は、それを気にすることなく俺に強くしがみついてきた。
俺はそれに応えるように大きな身体でその華奢な身体を抱き込んだ。
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