57 / 92
恐怖の炎
不満と誓い
しおりを挟む
「また戦いかよ! いい加減、人使い荒すぎだぜ!」
馬上で唸る航太の声は、連戦の疲弊と苛立ちに塗れていた。
連戦の果て心はズタズタに引き裂かれ、モチベーションは奈落の底に沈んでいた。
どれだけ気合いを振り絞ろうと、凍てついた胸の奥に炎が灯るはずもない。
幼馴染を失った傷は血を流し続け、航太の心を無慈悲に抉っていた。
航太たちはゼークが負傷し戦線を離脱している為、ランカスト将軍の部隊に配属される。
ランカスト将軍の部隊は、後方から迫りくるガイエン軍を迎え撃つ任務に就いていた。
遠征軍の総指揮はアルスター国からの援軍、フィアナ騎士団のアルパスターが執っている。
しかし遠征軍の主力は、ベルヘイム軍だ。
そしてランカスト将軍は、ベルヘイムの誇る12騎士の1人として名を馳せている。
ランカスト将軍の指揮下にある兵士たちの士気は高く、戦場に漲る熱気が感じられた。
「航太……幼馴染を失い、連戦続きで辛いのは分かる。だが、踏ん張りどころだ! ここで命を落とせば、智美を探す事も出来なくなるぞ!」
ランカストが馬を寄せ、凛とした声で航太を鼓舞した。
鋭い眼差しと力強い言葉は、まるで戦場の重い空気を吹き飛ばすかの様である。
「はぁ……了解っス……」
そんなランカスト将軍の言葉すら、航太の心には届かない。
航太の返事はまるで死にかけの火のように弱々しく、虚ろに響く。
どんな激励も、とてつもなく深い心の空洞を埋めるには無力であった。
燃え上がるべき闘志は、どこか遠くで灰と化したようだった。
「航太しゃん! 気合いを入れるでしゅよ~! このままじゃ、やられちゃいましゅ~! ミーちゃんも、何か言うでしゅよ~!」
絵美の頭上でガーゴが小さな羽を狂ったように振り回し、誰かを殴りつけるような勢いで跳ね回った。
その声は場違いなほど明るいが、どこか空元気を装っているようで虚しく感じる。
「ごめん、ガーゴ……私も、なんか……やる気、出ないの……」
絵美の声は震え、涙に濡れた瞳は地面に落ちていた。
智美が戦場で消えてから、数日。
生存の希望は粉々に砕け、軍全体に漂う諦めの空気は絵美の心を容赦なく押し潰していた。
その空気感が、絵美の心から気力を吸い上げる様に奪っていく。
智美を失い、共に旅をしてきた一真の言葉に心を抉られた。
絵美の目は、まるで死んだ魚のように光を失っていた。
「2人とも……しょぼ~ん、でしゅね~。ガーゴも……しょぼぼ~んって、してみるでしゅ~」
ガーゴは意味不明な言葉を口にしながら振り回していた羽を静め、肩を落とす仕草を見せる。
その滑稽な仕草は、かえって場の悲壮感を際立たせた。
その時、ランカストの横に1人の兵士が歩み寄った。
ランカスト軍の中隊長である、パシェード・シェルクード……智美の捜索隊を率いた騎士である。
シェルクードの目は冷たく、その視線は航太と絵美を刺すかのように鋭かった。
「ランカスト将軍! こんな戦意のないクズどもに、頼る必要はありません! 我々だけでも、ガイエン軍を叩き潰せます。こんな奴らは、いても士気を下げるだけだ!」
その言葉は氷のように冷酷で、2人を心ごと切り裂いた。
「智美の捜索の時もそうだったけどさ、私たちに何の恨みがあるの? そこまで恨まれるような事、してないよね!」
絵美が叫び、目を吊り上げた。
容赦のない、剥き出しの敵意をシェルクードに叩きつける。
普段の陽気で明るい絵美からは想像もつかない、燃えるような激しい怒りだった。
「自分たちの仲間だけ捜索してもらって、それでも不満そうな顔か! そんな態度が、士気を下げるんだよ! あの捜索隊にも、仲間を失った者たちが大勢いたんだぞ! それでも、あんたらの仲間の捜索をしてやったんだ! 自分たちの仲間は探せないまま、他人の捜索をさせられてんだよ! 少しは感謝でもしたらどうだ!」
シェルクードは、怒りを……憎悪を吐き捨てた。
シェルクードの仲間は、航太や絵美にとっての智美だ。
そんな事も分からない航太達に、シェルクードの怒りは頂点に達していた。
「シェルクード! 絵美も黙れ! 仲間同士で、いがみ合ってる場合じゃないぞ!」
ランカストが雷鳴を轟かせるように怒鳴り、2人を制した。
シェルクードに不満はあったが、それでもランカストに一礼して後方へと戻っていく。
その背中には、抑えきれぬ憤怒が燃え滾っているのが分かる。
「あいつ、いったい何様のつもりだよ!」
航太はシェルクードの言葉に腸が煮えくり返り、拳を握りしめ叫び声を上げる。
心の奥でくすぶっていた怒りが、まるで火山のように噴き出したのだ。
「本当に、ムカつくよね! 何、僻んでんのよ! キモっ!」
絵美は、シェルクードの背中に「あっかんべー」と舌を突き出す。
子供じみた仕草で、精一杯の反抗を叩きつけた。
その瞳には怒りと共に、こらえきれぬ涙が滲んでいく。
「おい2人とも! 色々と思うことはあるだろうが、ガイエン軍はもうそこまで来てるんだ! 気を引き締めろ!」
ランカストの声には、苛立ちと深い不安が混じっていた。
明らかに集中を欠く2人を前に、ランカストの心は焦りに支配されていく。
部隊の生存……兵士の生存率を上げる為には、Myth Knightの活躍が必要不可欠だ。
ましてや、相手はガイエン。
一筋縄では、いかぬ相手だ。
そう、ガイエン軍は近い……
その現実が航太と絵美の心に突き刺さり、表情に微かな変化が生まれる。
ガイエン……神話の世界に降り立って、始めて本格的な戦場を味わった日。
圧倒的な力の前に手も足も出ず、ゼークに救われた記憶が航太の脳裏をよぎる。
あの屈辱……
あの恐怖……
そして、智美を失った悲しみ……
あの時はまだ、自分たちが死ぬなんて思ってなかった。
バラバラになるなんて、思ってなかった。
戦場のリアルを突きつけられて、その恐怖は膨れ上がっていく。
(それでも……今ここで死んだら、智美を探すことすらできなくなる! 絶対に、生きてやる! シェルクードって野郎にも、一泡吹かせてやるぜ!)
航太は歯を食いしばり、握った拳に力を込める。
絵美もまた唇を噛み、震える瞳に微かな光を取り戻した。
シェルクードに対する怒りも、智美がいない悲しみも……今は、忘れよう。
戦い……そして、生き残る。
智美を取り戻すために、戦場で痕跡を探す。
2人とも、心の中で同じ誓いを立てた。
地平線の彼方、ガイエン軍の影が不気味に揺らめく。
戦場の空気が、緊迫の糸で張り詰めていた……
馬上で唸る航太の声は、連戦の疲弊と苛立ちに塗れていた。
連戦の果て心はズタズタに引き裂かれ、モチベーションは奈落の底に沈んでいた。
どれだけ気合いを振り絞ろうと、凍てついた胸の奥に炎が灯るはずもない。
幼馴染を失った傷は血を流し続け、航太の心を無慈悲に抉っていた。
航太たちはゼークが負傷し戦線を離脱している為、ランカスト将軍の部隊に配属される。
ランカスト将軍の部隊は、後方から迫りくるガイエン軍を迎え撃つ任務に就いていた。
遠征軍の総指揮はアルスター国からの援軍、フィアナ騎士団のアルパスターが執っている。
しかし遠征軍の主力は、ベルヘイム軍だ。
そしてランカスト将軍は、ベルヘイムの誇る12騎士の1人として名を馳せている。
ランカスト将軍の指揮下にある兵士たちの士気は高く、戦場に漲る熱気が感じられた。
「航太……幼馴染を失い、連戦続きで辛いのは分かる。だが、踏ん張りどころだ! ここで命を落とせば、智美を探す事も出来なくなるぞ!」
ランカストが馬を寄せ、凛とした声で航太を鼓舞した。
鋭い眼差しと力強い言葉は、まるで戦場の重い空気を吹き飛ばすかの様である。
「はぁ……了解っス……」
そんなランカスト将軍の言葉すら、航太の心には届かない。
航太の返事はまるで死にかけの火のように弱々しく、虚ろに響く。
どんな激励も、とてつもなく深い心の空洞を埋めるには無力であった。
燃え上がるべき闘志は、どこか遠くで灰と化したようだった。
「航太しゃん! 気合いを入れるでしゅよ~! このままじゃ、やられちゃいましゅ~! ミーちゃんも、何か言うでしゅよ~!」
絵美の頭上でガーゴが小さな羽を狂ったように振り回し、誰かを殴りつけるような勢いで跳ね回った。
その声は場違いなほど明るいが、どこか空元気を装っているようで虚しく感じる。
「ごめん、ガーゴ……私も、なんか……やる気、出ないの……」
絵美の声は震え、涙に濡れた瞳は地面に落ちていた。
智美が戦場で消えてから、数日。
生存の希望は粉々に砕け、軍全体に漂う諦めの空気は絵美の心を容赦なく押し潰していた。
その空気感が、絵美の心から気力を吸い上げる様に奪っていく。
智美を失い、共に旅をしてきた一真の言葉に心を抉られた。
絵美の目は、まるで死んだ魚のように光を失っていた。
「2人とも……しょぼ~ん、でしゅね~。ガーゴも……しょぼぼ~んって、してみるでしゅ~」
ガーゴは意味不明な言葉を口にしながら振り回していた羽を静め、肩を落とす仕草を見せる。
その滑稽な仕草は、かえって場の悲壮感を際立たせた。
その時、ランカストの横に1人の兵士が歩み寄った。
ランカスト軍の中隊長である、パシェード・シェルクード……智美の捜索隊を率いた騎士である。
シェルクードの目は冷たく、その視線は航太と絵美を刺すかのように鋭かった。
「ランカスト将軍! こんな戦意のないクズどもに、頼る必要はありません! 我々だけでも、ガイエン軍を叩き潰せます。こんな奴らは、いても士気を下げるだけだ!」
その言葉は氷のように冷酷で、2人を心ごと切り裂いた。
「智美の捜索の時もそうだったけどさ、私たちに何の恨みがあるの? そこまで恨まれるような事、してないよね!」
絵美が叫び、目を吊り上げた。
容赦のない、剥き出しの敵意をシェルクードに叩きつける。
普段の陽気で明るい絵美からは想像もつかない、燃えるような激しい怒りだった。
「自分たちの仲間だけ捜索してもらって、それでも不満そうな顔か! そんな態度が、士気を下げるんだよ! あの捜索隊にも、仲間を失った者たちが大勢いたんだぞ! それでも、あんたらの仲間の捜索をしてやったんだ! 自分たちの仲間は探せないまま、他人の捜索をさせられてんだよ! 少しは感謝でもしたらどうだ!」
シェルクードは、怒りを……憎悪を吐き捨てた。
シェルクードの仲間は、航太や絵美にとっての智美だ。
そんな事も分からない航太達に、シェルクードの怒りは頂点に達していた。
「シェルクード! 絵美も黙れ! 仲間同士で、いがみ合ってる場合じゃないぞ!」
ランカストが雷鳴を轟かせるように怒鳴り、2人を制した。
シェルクードに不満はあったが、それでもランカストに一礼して後方へと戻っていく。
その背中には、抑えきれぬ憤怒が燃え滾っているのが分かる。
「あいつ、いったい何様のつもりだよ!」
航太はシェルクードの言葉に腸が煮えくり返り、拳を握りしめ叫び声を上げる。
心の奥でくすぶっていた怒りが、まるで火山のように噴き出したのだ。
「本当に、ムカつくよね! 何、僻んでんのよ! キモっ!」
絵美は、シェルクードの背中に「あっかんべー」と舌を突き出す。
子供じみた仕草で、精一杯の反抗を叩きつけた。
その瞳には怒りと共に、こらえきれぬ涙が滲んでいく。
「おい2人とも! 色々と思うことはあるだろうが、ガイエン軍はもうそこまで来てるんだ! 気を引き締めろ!」
ランカストの声には、苛立ちと深い不安が混じっていた。
明らかに集中を欠く2人を前に、ランカストの心は焦りに支配されていく。
部隊の生存……兵士の生存率を上げる為には、Myth Knightの活躍が必要不可欠だ。
ましてや、相手はガイエン。
一筋縄では、いかぬ相手だ。
そう、ガイエン軍は近い……
その現実が航太と絵美の心に突き刺さり、表情に微かな変化が生まれる。
ガイエン……神話の世界に降り立って、始めて本格的な戦場を味わった日。
圧倒的な力の前に手も足も出ず、ゼークに救われた記憶が航太の脳裏をよぎる。
あの屈辱……
あの恐怖……
そして、智美を失った悲しみ……
あの時はまだ、自分たちが死ぬなんて思ってなかった。
バラバラになるなんて、思ってなかった。
戦場のリアルを突きつけられて、その恐怖は膨れ上がっていく。
(それでも……今ここで死んだら、智美を探すことすらできなくなる! 絶対に、生きてやる! シェルクードって野郎にも、一泡吹かせてやるぜ!)
航太は歯を食いしばり、握った拳に力を込める。
絵美もまた唇を噛み、震える瞳に微かな光を取り戻した。
シェルクードに対する怒りも、智美がいない悲しみも……今は、忘れよう。
戦い……そして、生き残る。
智美を取り戻すために、戦場で痕跡を探す。
2人とも、心の中で同じ誓いを立てた。
地平線の彼方、ガイエン軍の影が不気味に揺らめく。
戦場の空気が、緊迫の糸で張り詰めていた……
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
チート魔力はお金のために使うもの~守銭奴転移を果たした俺にはチートな仲間が集まるらしい~
桜桃-サクランボ-
ファンタジー
金さえあれば人生はどうにでもなる――そう信じている二十八歳の守銭奴、鏡谷知里。
交通事故で意識が朦朧とする中、目を覚ますと見知らぬ異世界で、目の前には見たことがないドラゴン。
そして、なぜか“チート魔力持ち”になっていた。
その莫大な魔力は、もともと自分が持っていた付与魔力に、封印されていた冒険者の魔力が重なってしまった結果らしい。
だが、それが不幸の始まりだった。
世界を恐怖で支配する集団――「世界を束ねる管理者」。
彼らに目をつけられてしまった知里は、巻き込まれたくないのに狙われる羽目になってしまう。
さらに、人を疑うことを知らない純粋すぎる二人と行動を共にすることになり、望んでもいないのに“冒険者”として動くことになってしまった。
金を稼ごうとすれば邪魔が入り、巻き込まれたくないのに事件に引きずられる。
面倒ごとから逃げたい守銭奴と、世界の頂点に立つ管理者。
本来交わらないはずの二つが、過去の冒険者の残した魔力によってぶつかり合う、異世界ファンタジー。
※小説家になろう・カクヨムでも更新中
※表紙:あニキさん
※ ※がタイトルにある話に挿絵アリ
※月、水、金、更新予定!
生贄の少女と異世界ぐらしwith 持ち物一つ
青樹春夜
ファンタジー
俺の部屋にあるもので異世界生活?高校生の俺の部屋にはマンガ・ゲーム・趣味の物プラス学用品・服・ベッド…。生贄の金髪碧眼少女と一緒に村を立て直すとこから始まる救世主生活!だけど特にスキルがついている気がしない⁈あっ…転生じゃないから?
1話1話は短いです。ぜひどうぞ!
このお話の中には生活用品で魔物と戦うシーンが含まれますが、その行為を推奨するものではありません。良い子も悪い子も真似しないようお願い致します。
主人公ヒロキ……17才。
現実世界でつまづき、ある理由によって異世界に呼ばれたヒロキは、その世界で優しさと強さを手に入れる——。
※数字の表記について——一から九までを漢字表記。それ以上は見やすくアラビア数字で表記しています。
※他サイトでも公開中。
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる