うちの使用人は口は悪いが意外と優しい


名家の跡取りとして高校に通う大上大地(おおがみだいち)。彼には、使用人として仕えてくれる後輩、冴木紗倉(さえきさくら)という幼馴染がいた。

大地には学生生活を送る中で一つの悩みがあった。

「はぁ、彼女が欲しい」

そんな彼の悩みに、代々大上家に仕える家系、冴木家に産まれを持つ紗倉は、使用人兼付き人として大地の悩みに応える。

「いきなり何言ってるんすか先輩。正直キモいっす」

ただ、口は悪かった。
24h.ポイント 0pt
0
小説 183,933 位 / 183,933件 ライト文芸 7,382 位 / 7,382件