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1章
5.寮長に直談判
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「あぁ……。入学早々にとんでもないことになった……」
入学式を終えて、教室に戻ってきた僕は、机に突っ伏しながら嘆いていた。隣の席に座るリオンは、呆れたようにため息をつく。
「本当にね……。だいたいどうして僕を庇ったの? 兄さんが余計なことを言わなければ、こんなことにはならなかったのに」
「そ、それは……」
弟をダミアンルートに突入させたくなかったから……とは口が裂けても言えない。
そもそもリオンが胸像を破壊しなければこんなことにはならなかったんだけど、今それを掘り返したところで問題の解決にはならない。
ダミアンに付けられた首輪は特殊な魔道具のようで、自力では外せそうになかった。恐らく付けた本人にしか外せない造りになっているのだろう。
どうしたものかと項垂れていると、聞き覚えのある声が耳に届く。
「聞いたぜ。入学初日であの寮長に目を付けられるなんて、災難だったな」
ハッと顔を上げると、机の前に赤髪の青年がいた。
攻略対象のひとり、ルーカスだ! 鍛え上げられた肉体に、たれ目な人好きする顔立ち。明るい表情からは、親しみやすい印象を受けた。
まさか入学初日でルーカスとも接触できるとは思わなかった。シナリオ通り、リオンと同じクラスのようだ。
ということは、他の攻略対象者も……。
息をのんで周囲を見渡すと、ルーカスの後ろから二名の男子生徒が現れた。
「学長の胸像を破壊するなんて、とんだ命知らずだな」
「もうちょっと賢く立ち回らないと、この先苦労するよ」
き、きたああ! クール美形攻めのクライドと生意気な年下攻めのフレッドだ!
クライドは、グレーの髪色に涼し気な目元が特徴的な美男子だ。竜使いということもあり、肩には緑色の可愛らしい幼竜を乗せている。幼竜はくりくりとした瞳で、じっと僕を見つめていた。
「きゅう?」
幼竜が鳴いた! 可愛い! 子首を傾げているのも堪らない!
クライドの隣には、ピンク髪に猫目の美男子、フレッドがいる。学園指定の紺地の制服の上から、白衣をまとっているのが特徴的だ。
まさか、入学初日で攻略対象全員と接触できるとは思わなかった。この世界に転生してきて本当によかった。
……なんて、感動している場合ではない! これは、リオンと攻略対象を結びつける絶好のチャンスだ。僕は椅子を引いて、勢いよく立ち上がった。
「僕、アレン・マクミラン! こっちは弟のリオン。兄弟ともどもよろしく!」
握手を求めると、三人は驚いたように目を見開く。
「お、おう、よろしく……」
ルーカスが戸惑いがちに握手に応じる。他の二人は、つんとした態度でこちらを見つめるだけだった。まあ、この二人はそういうキャラだから、別に傷つくことはないけど。
「ほら、リオンも挨拶して」
隣に座っていたリオンに挨拶を促すも、面倒くさそうに視線を逸らされる。
「別にクラスメイトと慣れ合うつもりはないし……」
あれ? 初っ端からフラグをへし折ろうとしている?
リオンの塩対応っぷりに困惑していると、フレッドがぐいっと至近距離で僕の顔を覗き込んだ。
「それより君、本当に魔導士? さっきから全然魔力を感じないけど」
「は? え? そんなはずは……」
魔力を感じないなんて、あり得ない。僕は魔力量が多いから、近付けばすぐに分かるらしい。森を歩いていても、魔獣が恐れをなして逃げていくレベルだ。
「ああ、だから兄さんがいつもより小さく見えるのか」
リオンは合点がいったように頷く。いつもより小さく見えるって、それは結構ショックなんだけど……。
魔力が感じないと指摘されたところで、思い当たる節を見つける。僕は急いで首輪に触れた。
「まさかこの首輪のせいで、魔力が封じられている?」
もしそうだとしたら一大事だ。確認のためにも、胸ポケットから学生手帳を取り出して、浮遊させようと試みた。
「…………」
反応なし。いつもだったら、手帳くらい意のままに動かせたのに。
愕然としていると、ルーカスから憐みの視線を向けられた。
「魔封じの首輪か。厄介なものを付けられたものだな。それは凶悪犯罪者を監獄に収容する時に付けられると聞いたことがある」
僕、凶悪犯罪者と同じ扱いなの? たしかに学長の胸像を壊したのは悪い事だけど、そこまでする?
「ええ……。これ、どうすればいいんだよ」
入学初日で魔法を封じられたなんて、笑いごとでは済まされない。魔法が使えなければ、授業だってろくに受けられない。座学はまだしも、実技では何もできなくなってしまう。下手すれば落第だ。
せっかく魔法学校に入学できたのに、初日で魔法を封じられて落第なんて納得できない。そんなことになれば、これから起こるBL展開だって拝めなくなるじゃないか! 役者は揃っているのに。
「最悪だ……」
「落ち着いて、兄さん」
「これが落ち着いていられるか?」
がしがしと頭をかきむしっていると、ルーカスが呆れ顔でため息をついた。
「寮長に直談判するしかねーんじゃねーの?」
「直談判って……」
顔を上げると、クライドが涼し気な顔で窓の外を指さす。
「寮長は放課後になれば、綺石の館に集うと聞いている。放課後に立ち寄ってみたらどうだ」
クライドの示す先には、緑色の屋根の館がある。そこで僕もピンときた。
綺石の館は、ゲーム内でも登場していたスポットだ。寮長たちが情報共有をしたり、行事の準備をするために設けられた場所だと説明されていた。ダミアンと接触するためには、綺石の館に赴くのが手っ取り早いだろう。
「教えてくれてありがとう。放課後に行ってみるよ」
有益な情報を教えてくれたクライドにお礼を言う。クライドは、一瞬驚いたように目を見開いた後、僕の視線から逃れるように顔を背けた。
「気を付けろよ」
* * *
終業の鐘が鳴った後、僕は急いで綺石の館へ向かった。
リオンも「心配だからついていく」と言っていたけど、全力で断った。
ダミアンとリオンは、できる限り接触させたくない。せっかく今朝ダミアンルートを回避したというのに、またフラグが立ったら大変だ。
それにリオンのことだから、ダミアンと対面したら「胸像を壊したのは僕です」と自白してしまうかもしれない。そうなれば僕についている首輪は、そのままそっくりリオンに移し替えられるだろう。最初に名乗り出なかった分、罪も重くなりそうだ。
貧乏くじを引くのは、僕だけで良い。リオンには、BLゲームの主人公らしく薔薇色の学園ライフを楽しんでもらいたかった。そうすれば、傍で見ている僕だって潤うのだから。
校舎を出て、美しい植物園を抜けた先に、緑色の屋根をした建物があった。
「おおっ……。想像していたより立派だ」
建物自体はそこまで大きくはないけれど、貴族の邸宅のような美しい佇まいだった。この施設を寮長だけが使えるなんて、なんとも贅沢だ。
なんて感心している場合ではない。僕はこれから、鬼と対峙するんだ。決戦に挑む覚悟で、扉の前に立った。
「し、失礼しますっ!」
緊張で声が上擦ってしまったが、どうにか呼びかける。暴れまわる心臓を押さえながら返事を待っていると、「入れ」と端的な声が聞こえてきた。
慎重に重い扉を押す。ギーッと軋む音を立てながら扉を開くと、応接室のような空間が広がっていた。
中央に大きなテーブルがあり、左右には革張りのソファがある。その奥にある上等な椅子にダミアンが座っていた。
ダミアンは赤子も泣き出す形相で、ギロリとこちらを睨みつける。
「貴様か……。何の用だ?」
その威圧だけでちびりそうになったけど、どうにか心を奮い立たせる。
「く、首輪を外していただけませんか? 魔力を封じられていたら、学園生活もままなりません」
声を震わせながら申し出ると、ダミアンは「そんなことか」と言いたげに手元の書類に視線を落とす。
「駄犬が悪さをしないように首輪をつけているんだ。魔力を制限されるのは当然のことだろう」
「でも、それだと授業が」
「安心しろ。授業中は使えるようにしてやる」
そうなのか? それなら落第の心配はなさそうだ。
とはいえ、魔力を封じられたうえ、四六時中監視されている生活をいつまでも受け入れているわけにはいかない。
「いつになったら、外してくれるんですか?」
さすがに卒業するまでこのままというわけではあるまい。それではあまりに罰が重すぎる。
「貴様が悪さをしないと分かれば外してやる」
ダミアンは、僕と視線を合わせることなく答える。いつまでと具体的な期日を明示してくれたわけではなかったが、外す意思はあるようだ。
悪さをしない。それはこの十二年間、心掛けてきたことだ。おかしな言い方だが、悪さをしないということに関しては自信がある。
「分かりました。僕が善良な生徒だってことを寮長に証明してみせます」
胸に手を添えながら宣言すると、ダミアンは鬱陶しそうにこちらを睨みつけた。
「用件がそれだけなら、さっさと立ち去れ。こっちは来月に控えた魔法競技会の準備で忙しいんだ」
僕だって、こんな場所に長居はしたくない。
「失礼いたしました」
礼儀正しく挨拶をすると、踵を返して館をあとにした。
予想していた通り、すぐには首輪を外してもらえなかった。だけど外してもらえる見込みがあると分かっただけでも収穫だ。
一日も早く首輪を外してもらうためにも、僕が善良な生徒だということを証明しよう。方向性が見えたところで、軽い足取りでガーネット寮へ向かった。
入学式を終えて、教室に戻ってきた僕は、机に突っ伏しながら嘆いていた。隣の席に座るリオンは、呆れたようにため息をつく。
「本当にね……。だいたいどうして僕を庇ったの? 兄さんが余計なことを言わなければ、こんなことにはならなかったのに」
「そ、それは……」
弟をダミアンルートに突入させたくなかったから……とは口が裂けても言えない。
そもそもリオンが胸像を破壊しなければこんなことにはならなかったんだけど、今それを掘り返したところで問題の解決にはならない。
ダミアンに付けられた首輪は特殊な魔道具のようで、自力では外せそうになかった。恐らく付けた本人にしか外せない造りになっているのだろう。
どうしたものかと項垂れていると、聞き覚えのある声が耳に届く。
「聞いたぜ。入学初日であの寮長に目を付けられるなんて、災難だったな」
ハッと顔を上げると、机の前に赤髪の青年がいた。
攻略対象のひとり、ルーカスだ! 鍛え上げられた肉体に、たれ目な人好きする顔立ち。明るい表情からは、親しみやすい印象を受けた。
まさか入学初日でルーカスとも接触できるとは思わなかった。シナリオ通り、リオンと同じクラスのようだ。
ということは、他の攻略対象者も……。
息をのんで周囲を見渡すと、ルーカスの後ろから二名の男子生徒が現れた。
「学長の胸像を破壊するなんて、とんだ命知らずだな」
「もうちょっと賢く立ち回らないと、この先苦労するよ」
き、きたああ! クール美形攻めのクライドと生意気な年下攻めのフレッドだ!
クライドは、グレーの髪色に涼し気な目元が特徴的な美男子だ。竜使いということもあり、肩には緑色の可愛らしい幼竜を乗せている。幼竜はくりくりとした瞳で、じっと僕を見つめていた。
「きゅう?」
幼竜が鳴いた! 可愛い! 子首を傾げているのも堪らない!
クライドの隣には、ピンク髪に猫目の美男子、フレッドがいる。学園指定の紺地の制服の上から、白衣をまとっているのが特徴的だ。
まさか、入学初日で攻略対象全員と接触できるとは思わなかった。この世界に転生してきて本当によかった。
……なんて、感動している場合ではない! これは、リオンと攻略対象を結びつける絶好のチャンスだ。僕は椅子を引いて、勢いよく立ち上がった。
「僕、アレン・マクミラン! こっちは弟のリオン。兄弟ともどもよろしく!」
握手を求めると、三人は驚いたように目を見開く。
「お、おう、よろしく……」
ルーカスが戸惑いがちに握手に応じる。他の二人は、つんとした態度でこちらを見つめるだけだった。まあ、この二人はそういうキャラだから、別に傷つくことはないけど。
「ほら、リオンも挨拶して」
隣に座っていたリオンに挨拶を促すも、面倒くさそうに視線を逸らされる。
「別にクラスメイトと慣れ合うつもりはないし……」
あれ? 初っ端からフラグをへし折ろうとしている?
リオンの塩対応っぷりに困惑していると、フレッドがぐいっと至近距離で僕の顔を覗き込んだ。
「それより君、本当に魔導士? さっきから全然魔力を感じないけど」
「は? え? そんなはずは……」
魔力を感じないなんて、あり得ない。僕は魔力量が多いから、近付けばすぐに分かるらしい。森を歩いていても、魔獣が恐れをなして逃げていくレベルだ。
「ああ、だから兄さんがいつもより小さく見えるのか」
リオンは合点がいったように頷く。いつもより小さく見えるって、それは結構ショックなんだけど……。
魔力が感じないと指摘されたところで、思い当たる節を見つける。僕は急いで首輪に触れた。
「まさかこの首輪のせいで、魔力が封じられている?」
もしそうだとしたら一大事だ。確認のためにも、胸ポケットから学生手帳を取り出して、浮遊させようと試みた。
「…………」
反応なし。いつもだったら、手帳くらい意のままに動かせたのに。
愕然としていると、ルーカスから憐みの視線を向けられた。
「魔封じの首輪か。厄介なものを付けられたものだな。それは凶悪犯罪者を監獄に収容する時に付けられると聞いたことがある」
僕、凶悪犯罪者と同じ扱いなの? たしかに学長の胸像を壊したのは悪い事だけど、そこまでする?
「ええ……。これ、どうすればいいんだよ」
入学初日で魔法を封じられたなんて、笑いごとでは済まされない。魔法が使えなければ、授業だってろくに受けられない。座学はまだしも、実技では何もできなくなってしまう。下手すれば落第だ。
せっかく魔法学校に入学できたのに、初日で魔法を封じられて落第なんて納得できない。そんなことになれば、これから起こるBL展開だって拝めなくなるじゃないか! 役者は揃っているのに。
「最悪だ……」
「落ち着いて、兄さん」
「これが落ち着いていられるか?」
がしがしと頭をかきむしっていると、ルーカスが呆れ顔でため息をついた。
「寮長に直談判するしかねーんじゃねーの?」
「直談判って……」
顔を上げると、クライドが涼し気な顔で窓の外を指さす。
「寮長は放課後になれば、綺石の館に集うと聞いている。放課後に立ち寄ってみたらどうだ」
クライドの示す先には、緑色の屋根の館がある。そこで僕もピンときた。
綺石の館は、ゲーム内でも登場していたスポットだ。寮長たちが情報共有をしたり、行事の準備をするために設けられた場所だと説明されていた。ダミアンと接触するためには、綺石の館に赴くのが手っ取り早いだろう。
「教えてくれてありがとう。放課後に行ってみるよ」
有益な情報を教えてくれたクライドにお礼を言う。クライドは、一瞬驚いたように目を見開いた後、僕の視線から逃れるように顔を背けた。
「気を付けろよ」
* * *
終業の鐘が鳴った後、僕は急いで綺石の館へ向かった。
リオンも「心配だからついていく」と言っていたけど、全力で断った。
ダミアンとリオンは、できる限り接触させたくない。せっかく今朝ダミアンルートを回避したというのに、またフラグが立ったら大変だ。
それにリオンのことだから、ダミアンと対面したら「胸像を壊したのは僕です」と自白してしまうかもしれない。そうなれば僕についている首輪は、そのままそっくりリオンに移し替えられるだろう。最初に名乗り出なかった分、罪も重くなりそうだ。
貧乏くじを引くのは、僕だけで良い。リオンには、BLゲームの主人公らしく薔薇色の学園ライフを楽しんでもらいたかった。そうすれば、傍で見ている僕だって潤うのだから。
校舎を出て、美しい植物園を抜けた先に、緑色の屋根をした建物があった。
「おおっ……。想像していたより立派だ」
建物自体はそこまで大きくはないけれど、貴族の邸宅のような美しい佇まいだった。この施設を寮長だけが使えるなんて、なんとも贅沢だ。
なんて感心している場合ではない。僕はこれから、鬼と対峙するんだ。決戦に挑む覚悟で、扉の前に立った。
「し、失礼しますっ!」
緊張で声が上擦ってしまったが、どうにか呼びかける。暴れまわる心臓を押さえながら返事を待っていると、「入れ」と端的な声が聞こえてきた。
慎重に重い扉を押す。ギーッと軋む音を立てながら扉を開くと、応接室のような空間が広がっていた。
中央に大きなテーブルがあり、左右には革張りのソファがある。その奥にある上等な椅子にダミアンが座っていた。
ダミアンは赤子も泣き出す形相で、ギロリとこちらを睨みつける。
「貴様か……。何の用だ?」
その威圧だけでちびりそうになったけど、どうにか心を奮い立たせる。
「く、首輪を外していただけませんか? 魔力を封じられていたら、学園生活もままなりません」
声を震わせながら申し出ると、ダミアンは「そんなことか」と言いたげに手元の書類に視線を落とす。
「駄犬が悪さをしないように首輪をつけているんだ。魔力を制限されるのは当然のことだろう」
「でも、それだと授業が」
「安心しろ。授業中は使えるようにしてやる」
そうなのか? それなら落第の心配はなさそうだ。
とはいえ、魔力を封じられたうえ、四六時中監視されている生活をいつまでも受け入れているわけにはいかない。
「いつになったら、外してくれるんですか?」
さすがに卒業するまでこのままというわけではあるまい。それではあまりに罰が重すぎる。
「貴様が悪さをしないと分かれば外してやる」
ダミアンは、僕と視線を合わせることなく答える。いつまでと具体的な期日を明示してくれたわけではなかったが、外す意思はあるようだ。
悪さをしない。それはこの十二年間、心掛けてきたことだ。おかしな言い方だが、悪さをしないということに関しては自信がある。
「分かりました。僕が善良な生徒だってことを寮長に証明してみせます」
胸に手を添えながら宣言すると、ダミアンは鬱陶しそうにこちらを睨みつけた。
「用件がそれだけなら、さっさと立ち去れ。こっちは来月に控えた魔法競技会の準備で忙しいんだ」
僕だって、こんな場所に長居はしたくない。
「失礼いたしました」
礼儀正しく挨拶をすると、踵を返して館をあとにした。
予想していた通り、すぐには首輪を外してもらえなかった。だけど外してもらえる見込みがあると分かっただけでも収穫だ。
一日も早く首輪を外してもらうためにも、僕が善良な生徒だということを証明しよう。方向性が見えたところで、軽い足取りでガーネット寮へ向かった。
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