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一人目:町娘ベロニカ(完)
「もっと濃いオーガ汁ちょうだい」
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そんなベロニカの異常な豹変ぶりに、俺はひとつ思い当たることがあった。
俺が女神から授かった聖能力は「聖血漿」。
血液をはじめ、汗や涙などすべての体液に、聖なる祝福の成分が含まれている、というもの。
その効果は、身体能力強化の「剛血無双」だけじゃない。
体液そのものが魔物にとっての猛毒だったり、霊薬として自分以外の人間の傷や病を癒したりもできるんだ。
そして、傷を早く治すには血液を、解毒には涙を、汗は持久力増加――などなど、それぞれに固有の追加効果もあった。
これまで試す機会がなかったけど、俺が彼女の中に大量に放出した精液にも同じく、祝福の成分が含まれているのだろう。
それによってむりやり挿入された傷は癒され、もしかすると追加効果として性的な感覚を増幅する――媚薬的な働きもあったのではないか。
「ぶっといオーガちんぽで、刺し犯してぇ……あウッ、はやくゥッ!」
彼女の痴態は、そうとしか思えないものだった。
そんなことを考えている間にも、腰を振っていやらしいおねだりの手を緩めない。
もちろん、俺にはそれに応えない理由はない。というか、欲望に抗えるわけがなかった。
俺は彼女の体を一旦、自分の下半身から引き離す。
巨根の抜けた膣口からは、ブリュブリュと下品な音を立てて精子が溢れ落ちる。
「えっ……なに……あッ……ん」
両手で彼女の細腰を掴み、体を軽々と持ち上げながら、その場に胡座をかく。
そして天に向け屹立する巨根の先端に、彼女の膣口を当てがった。
グガオッ!
「アアァ来てぇえッ!」
一息に彼女の腰を、巨根の根本まで落とす。
「あぎィィィィッ……ィアァ……ァァアッ……いッちゃう……イッぐぅぅううう……!」
両手で自分のたわわな胸を鷲掴み、目を見開いて、ヨダレをまき散らしながら絶叫する。
「……ッ……あッ……ちょう、だい……せいし……オーガの濃い精子で……膣内を、ドロドロにしてぇ……!」
あまりの快感と彼女の痴態とに耐え切れず、俺は再び大量射精していた。
「うあッ……どくどく……出てる……止まんない、すごい、すごいぃ……!」
もはや目の虚ろなベロニカは、逆流した精液を、巨根をくわえこんだ膣口からブピュルルと漏らし垂れ流す。
ようやくの賢者タイムで、頭が冷えていく。周囲には濃密な獣の匂いがたちこめていた。
そのとき俺の大きな尖り耳が、こちらに近付いて来る複数の足音を聞きつける。
ガチャガチャと鎧の鳴る音もしていた。
どうやらオーガになったことで、聴覚も強化されているらしい。
「あっふっ……待ってぇ、もっと、もっとちょうだい」
もうすぐここには、複数の衛兵が駆け付けるだろう。
名残惜しいけど、俺はベロニカの膣内から巨根をずるりと引き抜いて、立ち上がる。
「ねえ……もっと濃いオーガ汁ちょうだい、私のお腹の中に出してぇ……」
巨根にすがりついて舌を這わせてくるから、またちょっと勃ってしまった。
「孕ませて、孕ませてほしいの、つよおいオーガの赤ちゃん産みたいのォ……ん、むぐぅ……」
彼女の片腕を掴んで立たせ、その唇を唇で塞ぐ。
一瞬驚いたあとベロニカは、すぐオーガの太くて長い舌に自分の舌をいやらしく絡めてきた。
「はぁ……んふっ……」
窒息も厭わない勢いで舌を吸う彼女を、引き剥がす。
グオルルル……
言葉が通じたのかわからないが、彼女はその場に腰が抜けたようにうずくまると、溢れた精子を手にいっぱいすくって、自慰をしはじめた。
冷静になって、周りを見る。アルベルトは倒れたままだが、まだ微かに息があるようだった。
そして残りの二人はいつの間にか姿がない。彼らが衛兵を呼んだのだろう。
俺は右手の爪を手のひらに深く喰いこませ、流れ出した青い血を、哀れなアルベルトの体に振りまいてやる。
人間を癒す力が残っているなら、応急手当にはなる。しかし傷は深い。助かるかはは本人の運次第だろう。
そこで、ふと俺はあることを思い立つ。
――よし、試してみるか。
「剛血無双ッ!」
案の定、それは言葉にならない。
しかし俺の全身からは蒼いオーラが立ちのぼり、力がみなぎっていくのがわかった。
ガウ!
掛け声とともに跳躍すれば、俺の巨体は民家の屋根を軽々と跳びこえ、夜空の三日月を背に高く高く飛翔していた。
本来は魔物と相対したときだけ発動できる身体強化。
しかし今は俺自身が魔物だ。
それなら、もしかして常時発動できたりするのでは……という思いつきが、見事に当たっていた。
しかもそれは、本来の発動時より更に輪をかけて強化されている。ベースになるオーガの時点で人間を超える力があるのだから、当然といえば当然か。
うん、これは強い。まさにチートスキルだ。
離れた別の路地に着地した俺は、力を制御して近くの屋根にひょいと飛び乗りつつ、剛血無双を解除する。
グオァァアッ!?
瞬間、全身を凄まじい激痛が襲った。
オーガになる直前と同じ、内側から体を灼かれるような不快な痛みに、膝をつき胃液を吐きながら必死で耐える。
徐々におさまっていく痛みの中で、俺はなんとなく理解していた。
魔物にとって本来、聖血漿は猛毒。
おそらく、剛血無双の発動で活性化した聖属性が、魔物としての自分自身を内側から攻撃してしまうのだろう。
発動中は痛覚が遮断されるから、解除した瞬間にその苦しみがまとめて襲ってくるわけだ。
下手に長時間使い続ければ、痛みに気付かないまま肉体へのダメージだけが蓄積し、取り返しのつかないことになるかもしれない。
残念ながら、デメリットなしのチートスキルとは行かないようだ。
だが、それも使いかた次第だろう。
少なくとも今の俺は、魔物相手にしか戦えないへっぽこ勇者ではなくなった。それならば――
視線のずっと先で、教会の白壁が月光に美しく照らされている。
――「約束」を果たしてもらおう、聖女様。
俺が女神から授かった聖能力は「聖血漿」。
血液をはじめ、汗や涙などすべての体液に、聖なる祝福の成分が含まれている、というもの。
その効果は、身体能力強化の「剛血無双」だけじゃない。
体液そのものが魔物にとっての猛毒だったり、霊薬として自分以外の人間の傷や病を癒したりもできるんだ。
そして、傷を早く治すには血液を、解毒には涙を、汗は持久力増加――などなど、それぞれに固有の追加効果もあった。
これまで試す機会がなかったけど、俺が彼女の中に大量に放出した精液にも同じく、祝福の成分が含まれているのだろう。
それによってむりやり挿入された傷は癒され、もしかすると追加効果として性的な感覚を増幅する――媚薬的な働きもあったのではないか。
「ぶっといオーガちんぽで、刺し犯してぇ……あウッ、はやくゥッ!」
彼女の痴態は、そうとしか思えないものだった。
そんなことを考えている間にも、腰を振っていやらしいおねだりの手を緩めない。
もちろん、俺にはそれに応えない理由はない。というか、欲望に抗えるわけがなかった。
俺は彼女の体を一旦、自分の下半身から引き離す。
巨根の抜けた膣口からは、ブリュブリュと下品な音を立てて精子が溢れ落ちる。
「えっ……なに……あッ……ん」
両手で彼女の細腰を掴み、体を軽々と持ち上げながら、その場に胡座をかく。
そして天に向け屹立する巨根の先端に、彼女の膣口を当てがった。
グガオッ!
「アアァ来てぇえッ!」
一息に彼女の腰を、巨根の根本まで落とす。
「あぎィィィィッ……ィアァ……ァァアッ……いッちゃう……イッぐぅぅううう……!」
両手で自分のたわわな胸を鷲掴み、目を見開いて、ヨダレをまき散らしながら絶叫する。
「……ッ……あッ……ちょう、だい……せいし……オーガの濃い精子で……膣内を、ドロドロにしてぇ……!」
あまりの快感と彼女の痴態とに耐え切れず、俺は再び大量射精していた。
「うあッ……どくどく……出てる……止まんない、すごい、すごいぃ……!」
もはや目の虚ろなベロニカは、逆流した精液を、巨根をくわえこんだ膣口からブピュルルと漏らし垂れ流す。
ようやくの賢者タイムで、頭が冷えていく。周囲には濃密な獣の匂いがたちこめていた。
そのとき俺の大きな尖り耳が、こちらに近付いて来る複数の足音を聞きつける。
ガチャガチャと鎧の鳴る音もしていた。
どうやらオーガになったことで、聴覚も強化されているらしい。
「あっふっ……待ってぇ、もっと、もっとちょうだい」
もうすぐここには、複数の衛兵が駆け付けるだろう。
名残惜しいけど、俺はベロニカの膣内から巨根をずるりと引き抜いて、立ち上がる。
「ねえ……もっと濃いオーガ汁ちょうだい、私のお腹の中に出してぇ……」
巨根にすがりついて舌を這わせてくるから、またちょっと勃ってしまった。
「孕ませて、孕ませてほしいの、つよおいオーガの赤ちゃん産みたいのォ……ん、むぐぅ……」
彼女の片腕を掴んで立たせ、その唇を唇で塞ぐ。
一瞬驚いたあとベロニカは、すぐオーガの太くて長い舌に自分の舌をいやらしく絡めてきた。
「はぁ……んふっ……」
窒息も厭わない勢いで舌を吸う彼女を、引き剥がす。
グオルルル……
言葉が通じたのかわからないが、彼女はその場に腰が抜けたようにうずくまると、溢れた精子を手にいっぱいすくって、自慰をしはじめた。
冷静になって、周りを見る。アルベルトは倒れたままだが、まだ微かに息があるようだった。
そして残りの二人はいつの間にか姿がない。彼らが衛兵を呼んだのだろう。
俺は右手の爪を手のひらに深く喰いこませ、流れ出した青い血を、哀れなアルベルトの体に振りまいてやる。
人間を癒す力が残っているなら、応急手当にはなる。しかし傷は深い。助かるかはは本人の運次第だろう。
そこで、ふと俺はあることを思い立つ。
――よし、試してみるか。
「剛血無双ッ!」
案の定、それは言葉にならない。
しかし俺の全身からは蒼いオーラが立ちのぼり、力がみなぎっていくのがわかった。
ガウ!
掛け声とともに跳躍すれば、俺の巨体は民家の屋根を軽々と跳びこえ、夜空の三日月を背に高く高く飛翔していた。
本来は魔物と相対したときだけ発動できる身体強化。
しかし今は俺自身が魔物だ。
それなら、もしかして常時発動できたりするのでは……という思いつきが、見事に当たっていた。
しかもそれは、本来の発動時より更に輪をかけて強化されている。ベースになるオーガの時点で人間を超える力があるのだから、当然といえば当然か。
うん、これは強い。まさにチートスキルだ。
離れた別の路地に着地した俺は、力を制御して近くの屋根にひょいと飛び乗りつつ、剛血無双を解除する。
グオァァアッ!?
瞬間、全身を凄まじい激痛が襲った。
オーガになる直前と同じ、内側から体を灼かれるような不快な痛みに、膝をつき胃液を吐きながら必死で耐える。
徐々におさまっていく痛みの中で、俺はなんとなく理解していた。
魔物にとって本来、聖血漿は猛毒。
おそらく、剛血無双の発動で活性化した聖属性が、魔物としての自分自身を内側から攻撃してしまうのだろう。
発動中は痛覚が遮断されるから、解除した瞬間にその苦しみがまとめて襲ってくるわけだ。
下手に長時間使い続ければ、痛みに気付かないまま肉体へのダメージだけが蓄積し、取り返しのつかないことになるかもしれない。
残念ながら、デメリットなしのチートスキルとは行かないようだ。
だが、それも使いかた次第だろう。
少なくとも今の俺は、魔物相手にしか戦えないへっぽこ勇者ではなくなった。それならば――
視線のずっと先で、教会の白壁が月光に美しく照らされている。
――「約束」を果たしてもらおう、聖女様。
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