【R18】聖女の「魔王を倒したら私の処女を捧げます」なんて言葉に騙された転生勇者、呪いで醜いオーガにされたけど、このまま約束果たします!

濡羽ぬるる

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一人目:町娘ベロニカ(完)

「もっと濃いオーガ汁ちょうだい」

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 そんなベロニカの異常な豹変ぶりに、俺はひとつ思い当たることがあった。

 俺が女神から授かった聖能力ギフトは「聖血漿セントプラズ厶」。
 血液をはじめ、汗や涙などすべての体液に、聖なる祝福の成分が含まれている、というもの。

 その効果は、身体能力強化の「剛血ゴウケツ無双ムソウ」だけじゃない。
 体液そのものが魔物にとっての猛毒だったり、霊薬として自分以外の人間の傷や病を癒したりもできるんだ。

 そして、傷を早く治すには血液を、解毒には涙を、汗は持久力増加――などなど、それぞれに固有の追加効果もあった。
 これまで試す機会がなかったけど、俺が彼女の中に大量に放出した精液ザーメンにも同じく、祝福の成分が含まれているのだろう。
 それによってむりやり挿入された傷は癒され、もしかすると追加効果として性的な感覚を増幅する――媚薬的な働きもあったのではないか。

「ぶっといオーガちんぽで、刺しころしてぇ……あウッ、はやくゥッ!」

 彼女の痴態は、そうとしか思えないものだった。
 そんなことを考えている間にも、腰を振っていやらしいおねだりの手を緩めない。
 もちろん、俺にはそれに応えない理由はない。というか、欲望に抗えるわけがなかった。
 俺は彼女の体を一旦、自分の下半身から引き離す。
 巨根ペニスの抜けた膣口あなからは、ブリュブリュと下品な音を立てて精子が溢れ落ちる。

「えっ……なに……あッ……ん」

 両手で彼女の細腰を掴み、体を軽々と持ち上げながら、その場に胡座あぐらをかく。
 そして天に向け屹立する巨根ペニスの先端に、彼女のマン口を当てがった。
 
 グガオいくぞッ!

「アアァ来てぇえッ!」

 一息に彼女の腰を、巨根ペニスの根本まで落とす。

「あぎィィィィッ……ィアァ……ァァアッ……いッちゃう……イッぐぅぅううう……!」

 両手で自分のたわわな胸を鷲掴み、目を見開いて、ヨダレをまき散らしながら絶叫する。

「……ッ……あッ……ちょう、だい……せいし……オーガの濃い精子おしるで……膣内なかを、ドロドロにしてぇ……!」
 
 あまりの快感と彼女の痴態とに耐え切れず、俺は再び大量射精していた。

「うあッ……どくどく……出てる……止まんない、すごい、すごいぃ……!」

 もはや目の虚ろなベロニカは、逆流した精液を、巨根ペニスをくわえこんだマン口からブピュルルと漏らし垂れ流す。

 ようやくの賢者タイムで、頭が冷えていく。周囲には濃密な獣の匂いがたちこめていた。

 そのとき俺の大きな尖り耳が、こちらに近付いて来る複数の足音を聞きつける。
 ガチャガチャと鎧の鳴る音もしていた。
 どうやらオーガになったことで、聴覚も強化されているらしい。

「あっふっ……待ってぇ、もっと、もっとちょうだい」

 もうすぐここには、複数の衛兵が駆け付けるだろう。
 名残惜しいけど、俺はベロニカの膣内なかから巨根ペニスをずるりと引き抜いて、立ち上がる。 

「ねえ……もっと濃いオーガ汁ちょうだい、私のお腹の中に出してぇ……」

 巨根ペニスにすがりついて舌を這わせてくるから、またちょっと勃ってしまった。

「孕ませて、孕ませてほしいの、つよおいオーガの赤ちゃん産みたいのォ……ん、むぐぅ……」

 彼女の片腕を掴んで立たせ、その唇を唇で塞ぐ。
 一瞬驚いたあとベロニカは、すぐオーガおれの太くて長い舌に自分の舌をいやらしく絡めてきた。

「はぁ……んふっ……」

 窒息も厭わない勢いで舌を吸う彼女を、引き剥がす。

 グオルルルさよならだ……

 言葉が通じたのかわからないが、彼女はその場に腰が抜けたようにうずくまると、溢れた精子を手にいっぱいすくって、自慰をしはじめた。

 冷静になって、周りを見る。アルベルトは倒れたままだが、まだ微かに息があるようだった。
 そして残りの二人はいつの間にか姿がない。彼らが衛兵を呼んだのだろう。
 俺は右手の爪を手のひらに深く喰いこませ、流れ出した青い血・・・を、哀れなアルベルトの体に振りまいてやる。
 人間を癒す力が残っているなら、応急手当にはなる。しかし傷は深い。助かるかはは本人の運次第だろう。

 そこで、ふと俺はあることを思い立つ。
 ――よし、試してみるか。

剛血無双グオアオッ!」

 案の定、それは言葉にならない。
 しかし俺の全身からは蒼いオーラが立ちのぼり、力がみなぎっていくのがわかった。

 ガウとう

 掛け声とともに跳躍すれば、俺の巨体は民家の屋根を軽々と跳びこえ、夜空の三日月を背に高く高く飛翔していた。

 本来は魔物と相対したときだけ発動できる身体強化。
 しかし今は俺自身が魔物オーガだ。
 それなら、もしかして常時発動できたりするのでは……という思いつきが、見事に当たっていた。

 しかもそれは、本来おれの発動時より更に輪をかけて強化されている。ベースになるオーガの時点で人間を超える力があるのだから、当然といえば当然か。

 うん、これは強い。まさにチートスキルだ。

 離れた別の路地に着地した俺は、力を制御して近くの屋根にひょいと飛び乗りつつ、剛血無双を解除する。

 グオァァアッ!?

 瞬間、全身を凄まじい激痛が襲った。

 オーガになる直前と同じ、内側から体を灼かれるような不快な痛みに、膝をつき胃液を吐きながら必死で耐える。

 徐々におさまっていく痛みの中で、俺はなんとなく理解していた。
 魔物にとって本来、聖血漿セントプラズ厶は猛毒。
 おそらく、剛血無双の発動で活性化した聖属性が、魔物オーガとしての自分自身を内側から攻撃してしまうのだろう。

 発動中は痛覚が遮断されるから、解除した瞬間にその苦しみがまとめて襲ってくるわけだ。
 下手に長時間使い続ければ、痛みに気付かないまま肉体へのダメージだけが蓄積し、取り返しのつかないことになるかもしれない。

 残念ながら、デメリットなしのチートスキルとは行かないようだ。
 だが、それも使いかた次第だろう。
 少なくとも今の俺は、魔物相手にしか戦えないへっぽこ勇者ではなくなった。それならば――

 視線のずっと先で、教会の白壁が月光に美しく照らされている。

 ――「約束」を果たしてもらおう、聖女様クラリス

 
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