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第三章:愛されし姫君
第20話 カルラートの願い
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それから二週間ほど、穏やかな日々が流れた。
「アイシャ」
カルラートは、時々ふざけているかのようにアイシャを後ろから抱きすくめる。
ただ、それは決してアイシャをからかうためではなく、一時でも彼女と一緒にいたいという、カルラートの意思表示だった。
「……早くそなたがわたしの子を宿してくれるといいのだがな」
カルラートは未だにアイシャがルドガーのことを愛していることを重々承知している。
それは、彼が彼女に愛の言葉を囁く度に、アイシャの目がそれから逃げるようにさまようのがその証拠だった。
──だが、アイシャに我が子さえ出来れば、彼女の気持ちもこちらに向かわずにはいられないだろうと、カルラートは踏んでいた。
「アイシャ、早くわたしの子を産め」
そう言うと、彼女は頬を染めて「ええ」と頷く。
たとえそれが王妃としての義務で答えたのだとしても、カルラートは構わなかった。
子さえ成してしまえばなんとかなる。
そうカルラートは思っていたのである。
──しかし、である。
彼の考えは一通の書簡によって破られた。
「──ふざけるな!」
カルラートはトゥルティエールからの書簡に目を通すと、叫びながらそれを投げつけた。
「陛下……? どうされました」
宰相のオルグレンがカルラートのただならぬ様子に、若干不安そうに尋ねてきた。
「……あの王は、アイシャをトゥルティエールに戻せと言ってきた。そんな馬鹿げたことができるか」
「アイシャ様を……」
さすがにオルグレンにもこれは予想不可能だったらしく、息をのんだ。
「一度他国の妃にした姫を戻すなど、前代未聞です。……これが、陛下とアイシャ様が寝所を共にしていない時でしたらまだ話は分かりますが、なぜ落ち着かれた今になって……」
オルグレンがしきりに首を捻る横で、カルラートは不快も露わに、トゥルティエールからの書簡の返事を書き殴った。
カルラートはそれをオルグレンに無造作に渡すと、トゥルティエールに送っておけと命じた。
そして、カルラートは席を立つ。
「──アイシャに会ってくる」
普段ならば、さぼらないでくださいぐらいは言うオルグレンだが、この時だけはさすがに止めなかった。
「……カルラート? どうしたの?」
不機嫌な様子でいきなり現れたカルラートに、アイシャは驚いたようだった。
──アイシャにこんな不快そうな顔で会うのはまずい。なるべく普段通りにしていないと。
……そうは思うが、かの国に愛しいアイシャを奪われるかもしれないと思うと、気が気ではない。
カルラートはアイシャを抱きしめると、その唇を無理矢理奪った。
「ん……っ、カルラ……ト」
何度も角度を変えてアイシャの柔らかな唇を貪ると、カルラートはその間から舌を侵入させた。
「ん、あ……っ」
口腔内をまさぐり、逃げる舌を絡めとると腕の中のアイシャがびくりと震える。
やがてカルラートが唇を離した頃には、既にアイシャは立っていられなくなっていた。
カルラートはそんな彼女の膝裏をさらうと、寝室へと向かう。
「……しばらく邪魔はするな」
「か、かしこまりました」
カルラートが釘を釘を刺すと、アイシャの傍にいた若い侍女達は顔を赤くして頷いた。
「……カル、ラート?」
寝台の上に降ろされたアイシャは真っ赤な顔でカルラートを見つめた。
彼にこんなふうに性急に求められるのか分からないというような表情をしている。
きっと、アイシャには祖国に戻れとは伝えられていないのだろう。
彼女はただただ戸惑う様子を見せてくる。
「アイシャ、そなたが欲しい」
「こんな明るいうちから、駄目、恥ずかしい……」
カルラートから視線を逸らすと、アイシャは赤くなった顔を隠し、軽い拒絶の言葉を口にする。
そんな愛らしい様子でさえ、カルラートを誘い、いっそう彼女への愛しさは増した。
──たとえ、大国相手でも渡すものか。
カルラートはそう決意すると、アイシャに口づけ、次第にその体へ溺れていった。
「カルラート、なにかあったの? いきなりこんなこと、おかしいわ」
事が済んで、愛しそうにカルラートから瞼や頬を口づけられていたアイシャが少し戸惑った様子で尋ねた。
……だが、アイシャに彼が激情に走った原因を言うわけにはいかなかったカルラートはただ首を横に振った。
「別にない。ただ、急にそなたが欲しくなっただけだ」
「……そうなの? あなたとこうしていて、宰相が黙っているとも思えないのだけど……」
気遣うように、アイシャが控えめに言ってくる。
その様子さえ、カルラートにはとても可憐で愛おしく思えた。
「オルグレンにはアイシャと過ごすと話は通してある。後でやつに文句を言われることもない」
そのことは事実だったので、カルラートは率直に述べた。
すると、アイシャは少し安心したらしく、ほっと息をつく。
「……よかった。あなたが少し不機嫌そうだったから、わたしはてっきりよからぬことでもあったのかと思ったわ」
「……そう見えたか?」
「ええ」
アイシャが心配するほど自分は不機嫌に見えたのかと、カルラートは少し反省する。
アイシャにはかの国から戻せと言われていることは絶対に悟られてはならないのだ。
「わたしはそなたが愛しくてたまらないのだ。それなのに会う機会が少ないからつい不機嫌になってしまった。よけいな心配をかけてすまなかったな、アイシャ」
カルラートが微笑みながらそう言うと、アイシャが頬を染めて首を横に振った。
「そんなこと……」
明るいうちの行為に恥ずかしそうにしているアイシャの唇にカルラートは口づけ、愛を囁く。
「……愛している、アイシャ」
「カルラート……」
──子さえいれば、それを理由にかの国の要求を拒めたものを。
しかし、それを言っても詮ないことだ。
カルラートはアイシャの白い裸身を抱きしめ、所有の印をつけながら、どうやったら彼女を己のものにしておけるだろうと、一人考えを巡らせていた。
それからしばらくして、カルラートは名残惜しそうにアイシャに口づけを落として、また執務に戻っていった。
アイシャは行為の後のけだるい体を湯船に沈めて溜息をつく。
「それにしましても、とても陛下に愛されておいでですわね、アイシャ様。傍から拝見してとても素敵でしたわ」
「あ、ありがとう」
侍女達に夢見るように溜息をつかれて言われ、アイシャは赤くなりながらも礼を言う。
確かに最初の頃と比べたら、カルラートのアイシャに対する態度は雲泥の差だ。
それでも、先程の行為は性急すぎたと思う。
……普段なら、抱きしめたり、口づけたりはしてくるが、夜以外はあくまでもそれ止まりだ。
──本当になにもなかったのかしら。
カルラートはなにもないと言ってはいたが、明らかに様子がおかしかった。
宰相のオルグレンに探りを入れたらどうかとは思ったが、王であるカルラートがしないものをまず話すことはないだろう。
アイシャは溜息をもう一度つくと、そのことについては深く考えないことにした。
「アイシャ」
カルラートは、時々ふざけているかのようにアイシャを後ろから抱きすくめる。
ただ、それは決してアイシャをからかうためではなく、一時でも彼女と一緒にいたいという、カルラートの意思表示だった。
「……早くそなたがわたしの子を宿してくれるといいのだがな」
カルラートは未だにアイシャがルドガーのことを愛していることを重々承知している。
それは、彼が彼女に愛の言葉を囁く度に、アイシャの目がそれから逃げるようにさまようのがその証拠だった。
──だが、アイシャに我が子さえ出来れば、彼女の気持ちもこちらに向かわずにはいられないだろうと、カルラートは踏んでいた。
「アイシャ、早くわたしの子を産め」
そう言うと、彼女は頬を染めて「ええ」と頷く。
たとえそれが王妃としての義務で答えたのだとしても、カルラートは構わなかった。
子さえ成してしまえばなんとかなる。
そうカルラートは思っていたのである。
──しかし、である。
彼の考えは一通の書簡によって破られた。
「──ふざけるな!」
カルラートはトゥルティエールからの書簡に目を通すと、叫びながらそれを投げつけた。
「陛下……? どうされました」
宰相のオルグレンがカルラートのただならぬ様子に、若干不安そうに尋ねてきた。
「……あの王は、アイシャをトゥルティエールに戻せと言ってきた。そんな馬鹿げたことができるか」
「アイシャ様を……」
さすがにオルグレンにもこれは予想不可能だったらしく、息をのんだ。
「一度他国の妃にした姫を戻すなど、前代未聞です。……これが、陛下とアイシャ様が寝所を共にしていない時でしたらまだ話は分かりますが、なぜ落ち着かれた今になって……」
オルグレンがしきりに首を捻る横で、カルラートは不快も露わに、トゥルティエールからの書簡の返事を書き殴った。
カルラートはそれをオルグレンに無造作に渡すと、トゥルティエールに送っておけと命じた。
そして、カルラートは席を立つ。
「──アイシャに会ってくる」
普段ならば、さぼらないでくださいぐらいは言うオルグレンだが、この時だけはさすがに止めなかった。
「……カルラート? どうしたの?」
不機嫌な様子でいきなり現れたカルラートに、アイシャは驚いたようだった。
──アイシャにこんな不快そうな顔で会うのはまずい。なるべく普段通りにしていないと。
……そうは思うが、かの国に愛しいアイシャを奪われるかもしれないと思うと、気が気ではない。
カルラートはアイシャを抱きしめると、その唇を無理矢理奪った。
「ん……っ、カルラ……ト」
何度も角度を変えてアイシャの柔らかな唇を貪ると、カルラートはその間から舌を侵入させた。
「ん、あ……っ」
口腔内をまさぐり、逃げる舌を絡めとると腕の中のアイシャがびくりと震える。
やがてカルラートが唇を離した頃には、既にアイシャは立っていられなくなっていた。
カルラートはそんな彼女の膝裏をさらうと、寝室へと向かう。
「……しばらく邪魔はするな」
「か、かしこまりました」
カルラートが釘を釘を刺すと、アイシャの傍にいた若い侍女達は顔を赤くして頷いた。
「……カル、ラート?」
寝台の上に降ろされたアイシャは真っ赤な顔でカルラートを見つめた。
彼にこんなふうに性急に求められるのか分からないというような表情をしている。
きっと、アイシャには祖国に戻れとは伝えられていないのだろう。
彼女はただただ戸惑う様子を見せてくる。
「アイシャ、そなたが欲しい」
「こんな明るいうちから、駄目、恥ずかしい……」
カルラートから視線を逸らすと、アイシャは赤くなった顔を隠し、軽い拒絶の言葉を口にする。
そんな愛らしい様子でさえ、カルラートを誘い、いっそう彼女への愛しさは増した。
──たとえ、大国相手でも渡すものか。
カルラートはそう決意すると、アイシャに口づけ、次第にその体へ溺れていった。
「カルラート、なにかあったの? いきなりこんなこと、おかしいわ」
事が済んで、愛しそうにカルラートから瞼や頬を口づけられていたアイシャが少し戸惑った様子で尋ねた。
……だが、アイシャに彼が激情に走った原因を言うわけにはいかなかったカルラートはただ首を横に振った。
「別にない。ただ、急にそなたが欲しくなっただけだ」
「……そうなの? あなたとこうしていて、宰相が黙っているとも思えないのだけど……」
気遣うように、アイシャが控えめに言ってくる。
その様子さえ、カルラートにはとても可憐で愛おしく思えた。
「オルグレンにはアイシャと過ごすと話は通してある。後でやつに文句を言われることもない」
そのことは事実だったので、カルラートは率直に述べた。
すると、アイシャは少し安心したらしく、ほっと息をつく。
「……よかった。あなたが少し不機嫌そうだったから、わたしはてっきりよからぬことでもあったのかと思ったわ」
「……そう見えたか?」
「ええ」
アイシャが心配するほど自分は不機嫌に見えたのかと、カルラートは少し反省する。
アイシャにはかの国から戻せと言われていることは絶対に悟られてはならないのだ。
「わたしはそなたが愛しくてたまらないのだ。それなのに会う機会が少ないからつい不機嫌になってしまった。よけいな心配をかけてすまなかったな、アイシャ」
カルラートが微笑みながらそう言うと、アイシャが頬を染めて首を横に振った。
「そんなこと……」
明るいうちの行為に恥ずかしそうにしているアイシャの唇にカルラートは口づけ、愛を囁く。
「……愛している、アイシャ」
「カルラート……」
──子さえいれば、それを理由にかの国の要求を拒めたものを。
しかし、それを言っても詮ないことだ。
カルラートはアイシャの白い裸身を抱きしめ、所有の印をつけながら、どうやったら彼女を己のものにしておけるだろうと、一人考えを巡らせていた。
それからしばらくして、カルラートは名残惜しそうにアイシャに口づけを落として、また執務に戻っていった。
アイシャは行為の後のけだるい体を湯船に沈めて溜息をつく。
「それにしましても、とても陛下に愛されておいでですわね、アイシャ様。傍から拝見してとても素敵でしたわ」
「あ、ありがとう」
侍女達に夢見るように溜息をつかれて言われ、アイシャは赤くなりながらも礼を言う。
確かに最初の頃と比べたら、カルラートのアイシャに対する態度は雲泥の差だ。
それでも、先程の行為は性急すぎたと思う。
……普段なら、抱きしめたり、口づけたりはしてくるが、夜以外はあくまでもそれ止まりだ。
──本当になにもなかったのかしら。
カルラートはなにもないと言ってはいたが、明らかに様子がおかしかった。
宰相のオルグレンに探りを入れたらどうかとは思ったが、王であるカルラートがしないものをまず話すことはないだろう。
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