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番外編③ 恋に戯れる side.花

*彩色学園パラドックス?④☆

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「ん……ぅ、ん?」

フッと意識がゆっくり覚醒した。
薄ぼんやりした目で、周りを見渡す。薄い紗がかけられた寝台。
うつ伏せで寝ている。
生徒会室にいた筈で……でも、ここは?

「ま、だ……夢?」

起き上がろうとして、シーツに擦れた尖りと、足の間のモノが敏感に疼き、んッ、と詰まった吐息が漏れた。
じんじんする刺激に、そっと体を見下ろすと、一糸纏わぬ姿で敷布の中にいる。
ちょっとシーツに触れて擦れただけなのに……

「起き、、なきゃ」
「まだ、寝てろ……」

背後から覆い被さられ、枕元に伸ばした腕をスルリと撫で上げられた。手首を撫でさすり、指が絡まる。

「バ、ルド?夢?」
「うん?どうした?寝惚けてるか?」

寝惚けだろう?
肘を曲げて腕を立たせ、体を起こす。妙な倦怠感と、うずうずジンジンする体を奮い起こす。
振り向いた俺の目に、バルドが……
顔には、

「なんだ、まだ夢かぁ…いつ、生徒会室からベッドに?」
「せ?何だ?」
「は?だって、これ夢だろ?」
「アヤ?何を言ってる?」

上から覆い被さられ、背中に沿って唇が這わされる。

「はっ、、あっッ!!」

立ててた肘から力が抜け、へたり込む。尻のちょっと上、際どい部分まで舌が辿り、背中が仰け反る。

「あ、あ!ぃぁんッ、あ、な、んで…」
「途中でお前がへたり込んだからな…足りてないんだ。お前も俺も」
「やあっ、あ、ぁふ!」

前に回った手が胸元を撫でさすり、尖りを指が摘んだ。

「も、バルド!」
「上向け、アヤ。してやるから」
「い、い。しな……や、今、、、れたら……あぁん!」

顔を伏せたまま、いやだと首を振るが聞いてもらえず、体を仰向けさせられた。
痛いくらいに尖りきった胸の頂を、バルドの手のひらが撫でていく。

「ん、ン、ぁん!く、ふ」
「まだ、何もしてねぇんだがな。前、とろっとろ…」
「いあっ、ん!」

濡れてふるふる震えるソレを、バルドの手がやんわり握り込む。下から上に撫でさすられ、先端の窪みを指の腹が丸く円を描くようにされ、背中がビクビクと跳ね上がる。

「やぁ!い、バ、、ド、それ!やめ…ッ」
「ここはそうは言ってねぇようだが?どんどん溢れてくるし……」
「はっ、うんッ⁉︎」

ヌルっと柔らかく温かい感触にソレが覆われ、目を瞠り、ビクンと大きく体が仰け反る。
バルドの口に覆われたソレが、舐め舐られヂュッと強く吸われたからだ。

「ヤァあっ、バルド、やだッ、や!すっ、吸った、ら」

チュ、チュルッと吸われる少し粘ついた水音に、あまりの快感と恥ずかしさでいたたまれない。
舌先が、先端の窪みにグリグリ潜り込まされ、腰が逃げを打つ。

「っと!こら、逃げるな」
「あ、ぁん、ん、」

上に擦り上がった体を、腰を掴まれ引き降ろされた。口が外れた拍子に、唇の端から流れた蜜を、バルドが舐め取る。舌舐めずりする様に、銀縁眼鏡がエロ臭さに拍車をかけ目眩がしそうだ。

「じっと…は無理か?いい子で啼いてろ。いい事しかしねぇから」

甘やかすように囁かれ、ぞくっと体の奥の方が疼く。
再び、ソレをバルドの口に捕らわれ、ンッと詰まった吐息を漏らし、唇を噛む。
声を殺したのを責めるように、バルドが先っぽの柔い部分に軽く歯を立てた。

「ッ……!」
「声、我慢すんな。聴かせろよ?」
「ひっ!ああぁ、、ん、や、やぁだ、」

噛んだ箇所を癒すように、バルドの舌が舐め上げ、窪みに舌先が強めに潜り込む。チュウッとキツく吸われて、ヒクンと体が断続的に跳ねるのを止められない。
敷布を強く握りしめる。
もう、我慢できない!

「ん、バルド…ぁふ、いい。き、もち、い…ん!も、」
「ん?もっと、か?」

ネトネト舐め吸い上げられながら問われ、カクカクと壊れたように頷く。
チュクっと、わざといやらしい音を立てて吸われ、耳からも犯されていく。
敷布を掴んでいた手は力を失い、意味もなくかき混ぜるだけの動きに変わった。
溢れた蜜が流れ出す。後ろにまで垂れ下がったソレを擦り付けるように、バルドの指が浅く入り込む。

「あうっッ!」

痛みじゃない。ぞくぞくと腰から背中に走ったのは、紛れもなく快感で、期待。
ヒクヒク疼くそこをバルドの指が軽く掻く。
プチュっと、いやらしい音を立てて前のソレが、バルドの口から離された。ねっとり糸を引き、バルドの舌が舐めて切る。
まだ、イケてない。まだ、イケない。
足りない。

「バルド、バルド……ッ!」
「分かってる。奥、な?」

いじいじする。馴れきった体は、前だけじゃ我慢できなくなった。バルドが変えた。変えられた。
もう、自分じゃ焦れる体を止められなくて、身も背もなく泣きじゃくる。
指を深く突き入れようとしたバルドに、俺はイヤイヤするように首を振る。

「い、い!指…い、らな、、も、いから」
「駄目だ。まだ、痛い」
「、、たくな、い!は、早く!」
「ッ…!っの、お前は~……人が我慢してんのに、煽るなっての!!後で怒るだろうが」
「怒ら、ないから……バルド、も……なぁ?は、や……」

自分で自分の胸の尖りを弄り、前にも指を這わす。はしたないとかはなかった。夢だと思えば、大胆にもなれた。

「か、いちょう様…入れ、て?」

更にトドメと、片足を立て、奥を見せつける。

バルドがギリリっと歯を食い締め、フッと小さく笑い顔から眼鏡を乱暴に外し、俺を上から見下ろす。
不敵傲慢な視線。目の奥にある、獲物を狩る獰猛な強い光を感じ、俺は射竦められたまま、が、場に不似合いなほど柔らかく笑んだ。

            *
            *
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            *

夢ではなかった。

ドロドロに、文字通り抱かれて起きた後、俺は青くなった後、真っ赤に茹で上がった。

「え?え??どこまで、現実?」
「どこまでも現実だ。だから、寝ぼけてんのかと聞いたろ?」

しれっと言うバルド。
それじゃ、あれは全部夢で?俺は夢を現実と間違えて?
自分が言って、やった数々の痴態を思い出し、敷布を纏ったまま突っ伏した。
穴があったら埋まりたい…
は、恥ずかし過ぎる!

「だったら言えよ!何で、黙って…」
「言っても良かったがな。言動に理解しがたいものはあっても、お前が可愛く啼いてんだから、正気に戻っても勿体無いし。そのまま、合わせて楽しむ事にした」
「………………」

眼鏡は曰く、アリッサとローレンが、城下に買い物に出た折、面白そうな店を見つけ買ってきたらしい。
侍女’ズ……勘弁してくれ。
あんな夢見た後にコレ……?
あまりにタイミングよすぎ!
う~、あ~と突っ伏したまま唸る。

「ふへっ⁈」

体に腕が回り、そのまま膝に乗せられた。敷布が外れかけ、慌てて掻き合わせる。
危ない……丸見えになるところだった。

「アリッサとローレンには特別手当をやらないとな」
「は???」

耳元でご機嫌そうに囁かれ、小さく口付けられた。

「どうやら、その何とか会?っていうのがいいらしいから、何なら、二人に頼んでぶれざーとやらを作らせようか?」
「ちょ、、なっ⁉︎」

カァーっと顔が熱くなっていく。
その言い方だと、まるで俺が………

「かいちょうさま…ね?意味は分からんが、可愛かったぞ?」
「ば、ば、ば………」

顔を真っ赤にし、キッと涙目で睨みつけ俺は思いっきり叫んでいた。

「馬鹿ーーーーーーーーーーッッッ!!!」








*オチつきました。こんなモンです、ハイ…( ̄▽ ̄)
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