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元不良少年の計画
#17
しおりを挟む「確かにね。びっくりしたよ、鈴。矢代さんを騙す為とはいえ、秋君とイチャイチャベタベタし始めた時は耳を疑ったし、おかしくなりそうだった。……ちなみに俺が今日ここに来なかったら、今回の件はずっと隠してるつもりだったの?」
「いやいや、そんなことは……!」
多分、ちゃんと打ち明けるつもりだった。うん、多分。
暗い面持ちの和巳さんから、久しぶりにゾクッとするものを感じた。いつぶりだろう。確か、あの禁句……自分は彼の“お世話係”だと話して、キレさせてしまった時以来のぴりついた空気だ。
「和巳君、良かったらこれ使いな」
「あ。ありがとうございます」
目の前で、矢代さんが和巳さんに何かを投げ渡す。それは液状の何かが入ったボトルだった。まずいぞ、すさまじく嫌な予感がする。
「ふぅ。鈴、俺もしかしたら怒ってるかもしれない。とりあえず、抱かせてね」
「いっ……いやいや、ごめんなさい! もう二度とこんなこといたしません!」
恐怖のあまり敬語が復活した。しかし当然、そんな言い回しをしたら彼のヤる気に火をつける。和巳さんは笑顔のまま、ボトルから零したジェルを手ですくった。
「今日の鈴は悪い子みたいだね。矢代さんの言う通り、たまにはギュッと締めていこうか」
「ひ……っ」
────こうして、俺と秋の地獄の時間が始まった。
自業自得とも言えるし、返り討ちに合っただけなんだけど。
「鈴、まだイッちゃ駄目だよ。イッたらお仕置きするからね」
「あ、そんなっ……むり……ぃっ」
というか、これ自体がもうお仕置きみたいなものじゃないか。
最後のシャツも脱がされて、バックで和巳さんに貫かれていた。たっぷり後ろを慣らされた後で、何度も奥まで突かれる。考えてみたら俺達も久しぶりだ。それなのに中は過剰に反応して、彼のものをぎゅうぎゅう締め付けている。
苦しい……っ!
感じ過ぎてる。いつもより速く、酷く、激しく抱かれているのに。
「鈴? 前は触っちゃだめ」
「あっ!」
密かに前へ伸ばした手を掴まれ、乱暴に腰を打ち付けられる。早くも前は反り返り、熱い蜜が先端から零れてしまった。口を閉じることもできず、唾液が溢れる。
「ほら、もっと声聞かせて? ……いや、秋君達に聞かせてあげようよ。鈴が普段、どれだけ可愛い声で喘いでるか」
「あっ!? や、いやだぁ……和巳、さん……っ!」
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