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レナ(仮名)19歳
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そんなレナが正確にセックスの意味を知るのは、5年生も終わりに近づいたころ。
ちなみに、オナニー歴はすでに7~8年だった彼女は、スリットに指を入れられることは知っていたと言う。
『でも、夢中になって指を突っ込んだりはしてませんでした。それよりクリトリスを指でグリグリする方が熱中できましたね』
と言う彼女は、今でもクリトリスの方がより感じるということだった。
彼女が生まれて初めて教室で観た男子のアソコがけっこう大きかったのかもしれない。
『あんなの入らないでしょって思った』
彼女は、しばらくは、それが信じられなかったらしい。
『とにかく、何日間か頭の中はそのことばっかり。本当に入るのかなァって……』
ちなみに、ストレートでK大に合格した彼女はその頃も成績はよく、クラス委員に選ばれるほどの少女だったと言う。
決して、エッチなことばかり考えているおバカな子ではなかったが、その時ばかりは勉強が手につかないぐらい真剣にセックスのことが頭の中で渦まいていたと言った。
放課後、理科室に忍び込み、試験管を1本拝借してきて、親が寝静まってから挿入しようとしたこともあったと言う。
『裸になって、股間を鏡に映しながら入るかどうか確かめようとしたんです。でも、その前に自分のアソコにショックを受けて……』
おそらく、大人になった現在の彼女のその部分と比べれば、はるかにシンプルだったと思われる秘肉におじけづいた彼女は、結局そのときは実験する気力をなくしてしまった。
ところが、後々になって改めて振り返ると、固くて冷たいガラスの感触と、実物の感触があまりに違うので驚いた記憶があると言う。
『また別の機会に、鏡で見ないで試験管も挿入したのかも知れませんね』
他人事のように首を傾げるレナだった。
そして、6年生の夏、ある日の放課後。以前からお互いに意識していた男の子を、体育館に誘ったのは彼女のほうからだった。
前々から、誰と誰がキスしていたとか、抱き合っていたなどと、マセた少年少女の噂が絶えないステージ裏の壁と暗幕のあいだの狭い空間だ。
『セックスって、どんなことするか知ってる? とか、そんなことを私から言い出したんだと思います』
レナは、ふと遠い目になった。
『これから初体験なんだぞっていうような、改まった気分はなかったと思いますよ。まだ、そこまでの価値観がなかったから』
でも、高まった鼓動で頭の中までジンジンと脈打っているような気がした。それはあくまでも、何年か前、いつぞやの男の子のズボンを脱がした時と同様、エッチな遊びをしているという興奮が招いたものだったと言う。
『私のイメージの中では、まず裸になるっていうのがあったんです。今思うとすごいことですよね。放課後の誰でも入れる体育館の、布1枚で隠れているだけの所で裸になってたんだから……』
彼女には悪いが、小学生で自分から男子を誘ってセックスするってことそのものがすごいことだ。
レナに言わせると相手のヒカル少年も、クラスの中ではスケベなヤツという定評はあったが、彼女がパンツまで一気に脱いでいるあいだ、ただ目を丸くして見詰めているだけだったらしい。
それは、彼女のシミュレーションとは正反対のリアクションだった。
このまま、裸を見せて終わりになるのか。ひょっとしたら、明日にはクラスに言いふらされて、もう学校に来られなくなるんじゃないか。
そんな不安を感じながらも、全身の神経がピリピリして、裸を見せているだけで興奮はさらに高まり続けたと言う。
『あんな精神状態、あれ以来、感じたことない』
と言うぐらいの彼女の興奮がヒカル少年に伝わったのは、その直後だった。
こわばった笑いを口元に浮かべて、ソックスと上履き以外は全てを脱ぎ捨てた彼女に魅入られていた少年が、いきなり抱きついてきた。
勢い余って、ドスンと後ろの壁に激しく身体がぶつかるほどだったと語る彼女の回想は、ヒカル君のショックと戸惑い、そして幼い欲望を見事に言い表していた。
ちなみに、オナニー歴はすでに7~8年だった彼女は、スリットに指を入れられることは知っていたと言う。
『でも、夢中になって指を突っ込んだりはしてませんでした。それよりクリトリスを指でグリグリする方が熱中できましたね』
と言う彼女は、今でもクリトリスの方がより感じるということだった。
彼女が生まれて初めて教室で観た男子のアソコがけっこう大きかったのかもしれない。
『あんなの入らないでしょって思った』
彼女は、しばらくは、それが信じられなかったらしい。
『とにかく、何日間か頭の中はそのことばっかり。本当に入るのかなァって……』
ちなみに、ストレートでK大に合格した彼女はその頃も成績はよく、クラス委員に選ばれるほどの少女だったと言う。
決して、エッチなことばかり考えているおバカな子ではなかったが、その時ばかりは勉強が手につかないぐらい真剣にセックスのことが頭の中で渦まいていたと言った。
放課後、理科室に忍び込み、試験管を1本拝借してきて、親が寝静まってから挿入しようとしたこともあったと言う。
『裸になって、股間を鏡に映しながら入るかどうか確かめようとしたんです。でも、その前に自分のアソコにショックを受けて……』
おそらく、大人になった現在の彼女のその部分と比べれば、はるかにシンプルだったと思われる秘肉におじけづいた彼女は、結局そのときは実験する気力をなくしてしまった。
ところが、後々になって改めて振り返ると、固くて冷たいガラスの感触と、実物の感触があまりに違うので驚いた記憶があると言う。
『また別の機会に、鏡で見ないで試験管も挿入したのかも知れませんね』
他人事のように首を傾げるレナだった。
そして、6年生の夏、ある日の放課後。以前からお互いに意識していた男の子を、体育館に誘ったのは彼女のほうからだった。
前々から、誰と誰がキスしていたとか、抱き合っていたなどと、マセた少年少女の噂が絶えないステージ裏の壁と暗幕のあいだの狭い空間だ。
『セックスって、どんなことするか知ってる? とか、そんなことを私から言い出したんだと思います』
レナは、ふと遠い目になった。
『これから初体験なんだぞっていうような、改まった気分はなかったと思いますよ。まだ、そこまでの価値観がなかったから』
でも、高まった鼓動で頭の中までジンジンと脈打っているような気がした。それはあくまでも、何年か前、いつぞやの男の子のズボンを脱がした時と同様、エッチな遊びをしているという興奮が招いたものだったと言う。
『私のイメージの中では、まず裸になるっていうのがあったんです。今思うとすごいことですよね。放課後の誰でも入れる体育館の、布1枚で隠れているだけの所で裸になってたんだから……』
彼女には悪いが、小学生で自分から男子を誘ってセックスするってことそのものがすごいことだ。
レナに言わせると相手のヒカル少年も、クラスの中ではスケベなヤツという定評はあったが、彼女がパンツまで一気に脱いでいるあいだ、ただ目を丸くして見詰めているだけだったらしい。
それは、彼女のシミュレーションとは正反対のリアクションだった。
このまま、裸を見せて終わりになるのか。ひょっとしたら、明日にはクラスに言いふらされて、もう学校に来られなくなるんじゃないか。
そんな不安を感じながらも、全身の神経がピリピリして、裸を見せているだけで興奮はさらに高まり続けたと言う。
『あんな精神状態、あれ以来、感じたことない』
と言うぐらいの彼女の興奮がヒカル少年に伝わったのは、その直後だった。
こわばった笑いを口元に浮かべて、ソックスと上履き以外は全てを脱ぎ捨てた彼女に魅入られていた少年が、いきなり抱きついてきた。
勢い余って、ドスンと後ろの壁に激しく身体がぶつかるほどだったと語る彼女の回想は、ヒカル君のショックと戸惑い、そして幼い欲望を見事に言い表していた。
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