〈完結〉"出られない部屋"を作ってしまった公爵令嬢

ごろごろみかん。

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捕まりました *

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「おねだり上手だな?」

「なにっ……きゃ、あああ!?」

ずちゅ、とアルのそれが動き出す。いつの間にか、萎んでいたそれはあっという間に先程のような硬さに戻っていた。女体の神秘と言うけれど、男性の体もなかなか神秘的だ。そう思うわたくしの腰をしっかりと掴んで、アルがまたわたくしの胸元に口付けを落とした。腰をしっかりと掴んだまま、緩やかな律動が、そしてやがて突き上げるようなものになった。

痛みはーー思ったより、ない。お兄様の読んでいた小説では初めてを奪われた女騎士が歯を食いしばりながら陵辱に耐えていたが、意外にも痛みはなかった。
アルがしつこく前戯をしたからか、わたくしの体質なのか。少しひりひりするけれど、耐えられないほどではない。
それよりも圧迫感がすごい。満たされているーー充足感?

「や、っ……これ、おなか、くるしっ………」

「まだ、最初はっ……ここじゃイけないだろ……っ、でも、そのうち、……はっ、ここでもイけるように躾てやる………!何度も何度もお前を犯して抱いて、どこもかしこも触っただけで感じてイくような淫蕩な、淫らな女に……っ、おれだけの………!くっ……」

アルも掠れた声で、息を荒らげながら何事か言った。
だけどそれ以上にお腹の圧迫感と下腹部から伝わるじんわりとしたもどかしい快楽に乱されて何も頭に入らない。
それに、掠れたアルの声は非常に色っぽく淫らで、それでまた秘部かまじんじんした。アルはそのまま緩やかな、だけど確かに突き上げてきて、その度に声が漏れる。

「あっ、あっ………ぁっ、ひゃっ」

先程のような狂おしい快楽ではない。だけど、じんわりとこみあがるそれが蟠って、落ち着かなくて涙が滲んだ。わたくしはアルの首に手を回した。そのままぎゅ、と引き寄せる。抱きつくものが欲しかった。このままでは、乱されてどうにかなってしまいそうだったから。

「ぁっ、やっ………あぁう………!おなかいっぱ………くるしっ………やぁあ!アル、の、おっきぃのぉっ…………!!やぁ、ッ、やらぁ!やっ………あ、………ぁ!ひゃぁッ………ああああ!」

「くそ………っ、フラン………フランベル………フラン…………!……っしてる……………フラン。お前だけだ。お前だけを、俺は、ずっとーーくそ!」

フラン、とまた呼ばれてのろのろと顔を上げて、噛み付くよう口付けが落とされた。そして、ぐっと熱が押し付けられた。ぐぐ、と無理にこじ開けられるようなそれは、鈍い痛みをもたらした。
だけどその、本能的なアルの動きが、種を植え付けようとする雄の性欲そのものを見せつけられたように感じて、身体的な快感はなかったのに、肌がゾクゾクした。

「ーーーっ」

「くっ………そう、しゃぶる、なっ……くそ……!」

貪欲にアルのものに絡みつく肉筒に腰を押し付けながらも、アルは苦しげにそう言って、わたくしの蜜部の上に触れた。
痛いくらいに快楽を享受するその部分に触れると、アルはなにがしかの液体でぬるつくそれを、塗りこめるようにして膨らみをつまんだ。燻っていた快楽が、熱が、瞬時に弾けるーー。

「ぁっ、やぁあああッ……あ、あっ…………く、ぅううん………!!」

ぎゅう、とアルを抱きしめると、アルもまた、わたくしを抱きしめて、首筋にきつく吸いつかれた。首筋から伝わる痛いような気持ちいいような甘い刺激も相まって、体がビクビクと震えた。中で、アルのそれが熱を飛ばした。

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