魔王召喚 〜 召喚されし歴代最強 〜

四乃森 コオ

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SSランク

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モンナケルタでの一件を冒険者ギルドモア支部長であるリタに報告したスズネたち。
そこで受けた衝撃的な事実を胸に抱えたままホームへと戻った彼女たちは、それぞれ思うところがあったようで、翌日から各々別々の時を過ごすことにしたのだった。
己の雑念を振り払うかのように鍛錬に打ち込む者。
ホームに残り心身を休める者。
静かに魔法書を読み耽る者。
街へと出かけてリフレッシュする者。
そうして各自が心に抱えたものをクリアにするための時間はあっという間に過ぎていった。

三日後 ──────── 。


「さぁ、今日からまた頑張っていこーう!」

「朝からテンション高いわね~スズネ」

「この三日間でしっかりリフレッシュしたからね」

「アンタが羨ましいわ。アタシなんてまだショックから立ち直れてないんだから」

「まぁ~僕たちがまだまだ未熟だということがハッキリと分かったことは良かったですよ」

「確かに。最近実力以上のことばかりやってた気がするっす。足元を見つめ直す良い機会になったと思うしかないっすね」

「ワーッハッハッハッ。天才のわっちにもまだまだ伸び代があるということなのじゃ」

「わ…私たちはまだBランクになって日も浅いですし、まずはBランクのクエストを地道にクリアしていきましょう」

「ハァ~~~・・・。もう!絶っっっ対に強くなってやるんだから!キャスパリーグはアタシが倒す!!」


前回冒険者ギルドを訪れた際にリタから聞かされた内容のショックもまだ完全に癒えてはいない状況ではあったが、気持ちを新たに引き締め直し、今日もスズネたちはギルドへと向かう。



◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇


ガヤガヤ、ガヤガヤ ──────── 。


「だから、カルラが ───── 」

「そうなったらカルラは ───── 」


ザワザワ、ザワザワ ──────── 。


「カルラこそが ───── 」

「やっぱりカルラだよな。だって ───── 」


三日間という時間が経過してもなお、ギルドの中は変わらずカルラの話題でもちきりとなっていた。
Sランクの魔獣が討伐されるなどということ自体が記録書や歴史書の中の出来事。
そもそも遭遇することすら稀であるわけで、それを討伐することなど夢のまた夢の話。
だからこそ、彼らが熱を帯びて興奮し、連日大騒ぎしたくなる気持ちも分からなくもないのであった。


「相変わらず騒がしいっすね」

「どいつもこいつもカルラカルラとうるさいのじゃ」

「まぁ~Sランク魔獣の討伐となると快挙ですからね。皆が騒ぐのも当然のことだと思います」

「フンッ。今だけよ!今だけ!!」


三日前と同じように大騒ぎを続けている冒険者たちの間をすり抜けるようにして進んでいくスズネたち。
そして、そんな中で受付へと歩みを進める彼女たちの耳に聞き慣れないワードが飛び込んでくる。

『SSランク』

ギルドへ足を踏み入れた時には前回と変わらないと騒ぎを気にすることもなかったのだが、受付までの数十メートルを歩く中で冒険者たちが口々に『SSランク』というワードを使っていることに気づいたのだ。
そもそもギルドで定められている冒険者のランクはE~Sの6段階に分されている。
それは冒険者になった時にマリからもそのように説明を受けたし、ギルドの規約にもそう記載してある。
そして、そんなことはこの場にいる全員が知っていること。
それにも関わらず、皆が興奮気味に『SSランク』と口にしているのであった。


「なんかSSランクって聞こえないっすか?」

「み…皆さんそう言っているように聞こえますね」

「なんだろうね?とりあえず受付に行ってマリさんに聞いてみよう」


そんな話をしながらカルラの話題で夢中になっている冒険者たちをかき分けて進んでいき、ようやく受付へと辿り着く。


「あら、みんな数日ぶりね。今日は新しいクエストでも探しに来たの?」

「はい。ちょっと気持ちの整理も含めて三日ほどお休みにしてました。それよりもマリさん、ここに来るまでに『SSランク』って言葉を耳にしたんですけど」

「あ~みんなが騒いでるやつね」

「そもそもランクってE~Sまでですよね?SSランクなんて聞いたこともないし、そんなもの本当にあるんですか?」

「まぁ~そうなるわよね。まず事実をそのまま伝えるなら、SSランクは存在するわ」

「「「「「 えっ!?!?!? 」」」」」

「誰なんですか!確か四聖剣の一人であるメリッサ様ですら現役時代はSランクでしたよね。それ以上の実力者であるなら王国中に知れ渡っていても不思議じゃないですよね」


SSランクは実在する。
マリが放ったその言葉に一同は驚愕し、自身の憧れであり、世界最高の剣士の一人と数えられている現冒険者ギルドマスターのメリッサでさえ現役当時はSランクであったにも関わらず、それを超える人物に覚えがないと取り乱すミリアなのであった。
そんな彼女たちを前にしてマリは少し笑みを浮かべた後、その事実について自身が知っていることを包み隠さず教えてくれたのだった。

【SSランク】・・・それは極々限られた者にだけ与えられる称号。
これまでのガルディア王国の歴史上でSSランクと認められたのはたった一人だけ。
それが世界最強の冒険者『風のシムカ』である。
しかし、シムカは滅多に表舞台に姿を表すことはなく、実際ここ数十年の間にその姿を確認した者は限られており、ギルドの支部長クラスでも目にしたことがないという。
そして、今現在生きている者の中でその存在を目にしたことがあるのは、ギルドマスターであるメリッサ、元Sランク冒険者であり現冒険者ギルドギャシャドゥル支部長ホーク、そして剣聖ミロクと魔女マーリンの四人だけ。
そのため冒険者の間で『シムカ』の存在はギルドが作り出した虚像であるという噂や実は王族に名を連ねる者なのではないかというような話がいくつか存在していたようだが、今ではそんな迷信を語る者などおらずその存在は謎のままとされていた。
しかし、今回カルラが魔獣サラマンドラを討伐したことにより、誰がどこから聞きつけたのかSSランクという言葉だけが一人歩きしている状況なのであった。

では、実際にシムカはどのようにしてSSランクとなったのか。
それは圧倒的な実力によるものだとされている。
数十年前、当時ガルディア王国中を震撼させた魔獣がいた。
山ほどの巨大さを誇った岩石人ロックゴーレム ────── その名も『巨神兵ロック』。
当時そのランクはSに指定されており、数多くの冒険者や王国の聖騎士団が討伐に向かったのだが、ことごとく返り討ちにされていたのだった。
そして、そんな状況の中で彗星のごとく現れたのがシムカであった。
当時まだAランクになったばかりの冒険者であったシムカだが、なんと単身でロックに挑み、見事これを討伐したのだった。
当然その当時でもSランクの魔獣を単独で撃破した例などなく、特例として当時のギルドマスターがシムカをSSランクと定めたのだとか。
しかし、それ以降シムカの姿をみた者はなく、その強さを手中に収めようと考える王国や貴族に嫌気がさしただの、そもそも目立つことを嫌っただの、様々な憶測が飛び交ったという。

そして今現在、十年以上の記録を遡ってみてもシムカがクエストを受けたという記録は見当たらないのだとマリは話すのだった。


「まぁ~私もシムカ本人を見たことはないし、記録も無いんじゃ実在しているのかさえも分からないんだけどね」

「ハヘェーーー。そんな凄い人がいたんですね」

「Sランクなんて化物を単独で討伐するなんてあり得ないでしょ。記録も無いなんてアタシは信じないわよ」

「でも、火のないところに煙は立たないっていうっすよ。一概に作り話だと決めつけることも出来ないっす」

「マリさん、そのシムカさんって今もまだ現役で冒険者をされているんですかね?」

「うーん、どうかしらね。まぁ~死亡したという報告も上がってきてないみたいだし、一応登録書にも名前は記載してあるからまだ引退はしていないんじゃないかしら」

「いつか会ってみたな~」

「わ…私たちがランクを上げてSランクの魔獣とも戦えるくらいになれば、もしかしたら会えるかもしれませんよ」

「強くなるしかないっすね!」

「わっちは興味ないのじゃ。どんな奴じゃとしても、お師匠様と旦那様以上の実力などありえんからのう」

「僕は明日ミロク様のところへ行ってシムカさんのことを聞いてみます」

「フンッ、アタシは自分の目で確かめるまでは絶対に信じないわ」


マリの話を聞き終え、それぞれ様々な反応をみせるスズネたち。
強く興味を掻き立てられる者。
さほど興味を示さない者。
そもそもその存在を疑う者。
そんな彼女たちに向けてマリは最後にこう付け加えた。


「みんなそれぞれ思うところがあるみたいだけど、最後に面白い情報を教えてあげる。特にミリアは喜ぶかもね」

「アタシが喜ぶ情報?」

「フフフッ。実は今話した世界最強の冒険者『風のシムカ』は ───── 女性らしいわよ」

「ホントですか!?!?!?」


マリの宣言通り、その言葉に対して真っ先に飛びついたのはミリアであった。
世界で唯一のSSランク冒険者であり、歴史上でただ一人Sランクの魔獣を単独で撃破したといわれている者。
実在しているのかどうかはさておき、記録としてはその実績が残っている伝説級の人物。
今も昔も屈強な男たちがその大半を占めている冒険者の世界で最強の称号を手にした女性。
そんなもの ───── 憧れずにはいられない。


「クゥーーーッ・・・」

「大丈夫?ミリア」


項垂れるように下を向くミリアを心配したスズネが声をかける。
そして、他のメンバーたちも心配そうに彼女を見つめていた・・・その時。


「ヨッシャーーー!!決めたわ!残りのSランク魔獣は全てアタシがブッた斬ってやるわ。それでアタシはSSSランクの冒険者になってやるーーーーー!!!」


突然感情を爆発させるようにしてSSSランクになると高らかに宣言するミリア。
当然周囲の者たちから一斉に視線を向けられたのだが、それでもミリアは気にも留めない。
なぜなら、どこか靄がかかったように思えていた視界が一気に開けたような感覚を覚えたからだ。
最強になると剣に誓った日から鍛錬を続けてきた。
その中で、どうすれば、どこに向かえば、その証明になるのかと苦慮する日もあった。
そして今日、その一つの答えに辿り着いた気がしたのだ。
彼女の闘争心に火が点かないわけがない。
やるべきことはただ一つ!
強くなり自身の手でSランク魔獣を討ち倒すこと。
その時、すでにミリアの中に渦巻いていた迷いが消えてなくなっていた。


「ヨシ、ヨシ、ヨシ、ヨシ。やってやるわ。絶対に最強になってやる!!」

「おい!」

「なによ!人がせっかくやる気に燃えてんだから邪魔しないで」


やる気に満ち溢れ、気持ちが燃え上がっているミリアにクロノが言う。


「お前が最強だと?冗談も大概にしておけ。実力の伴わない戯言ほど恥ずかしいものはない。身の程を知れ!!」


最強になるという目的に至るための新たな目標をみつけてやる気を漲らせるミリアなのだったが、あまりにも実力とかけ離れた目標設定に黙っていられなくなったクロノによって至極真っ当な意見で一喝されたのであった。


「もう!たまには実力以上のでっかい夢を見たっていいじゃないのよーーーーー」




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