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クワイエット・テラー
青い希望
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マイカが見た巨大な怪物は、この世界の住民は「根絶者」と呼んでいる。
今この世界が対峙している根絶者「イサゴージュ」は、数日前には海岸から遥か遠い沖でその姿が確認されており、マイカがサバカ地区のマトリウム炉に降り立つ直前にちょうど上陸を果たそうとしていた。
しかし、この世界では、たびたびマイカの目に留まっていたMIOという組織が主導となって、迫りくるイサゴージュに対応していた。そのMIOの手足となって動くエリート兵士が「セドレット」である。マイカを手荒く出迎えたカーラやクニトもそのセドレットだ。
そのセドレットの中でも優秀な者を集めて、特に根絶者を最前線で迎え撃つという目的で作られたのが、中央区防衛特殊部隊司令部、通称「SOMME(ソム)」である。SOMMEの作戦本部は、マイカも見た沿岸部の要塞に置かれ、彼らの必死の応戦により、イサゴージュの動きを水際で止めることに成功していた。
そして、いよいよMIOの最終秘密兵器によるとどめの一撃を加えようかという局面に差し掛かっていた。
SOMMEの緊急指令フロアでは、ひとりだけヘッドギアやプロテクターを装備せず、黒い外套を羽織った老紳士が、白いあごひげをさわりながら、壁一面に張り巡らせてあるモニターを落ち着かない様子で眺めていた。MIO最高幹部の一人でもあるルーベン・ロイスである。
中央のメインモニターには、動きが停止した根絶者イサゴージュの姿が映し出されている。イサゴージュは、執拗な爆撃を受けた後に、岸辺に建設されている「デュアルホーン」と呼ばれる二対の塔から放たれた無数のワイヤーで繋がれていた。
「いよいよだな」
ロイスが苦々しい表情で、透き通るような肌に美しい金髪を備えた、ひとりの女性に声をかけた。
「ええ。あとはパメラ・ブライズの発射準備が完了するのを待つだけです」
そう答えたのは、ルミナ・エデレンという女性であった。ルミナは29歳にして、特にベテランといった年齢層のセドレットが集う、MIOの特務機関SOMMEの指揮官に抜擢された。
エリート集団とは言っても、実を言えば、戦闘経験などまるでない素人兵士のあつまりで、その中でもよく訓練された方であると判断された者がSOMMEに選出されていた。そうとはいえ、ルミナは群を抜いて頭脳派で、戦闘に関わる技術も高かった。
ルミナは優秀なセドレットであるだけではなく、誰もが心奪われる、類い稀な美貌も兼ね揃えた女性だ。華奢なように見えるが、全く弱弱しさは感じられず、言うならばメリハリのある体つきをしている。さらに、一般の成人男性にも劣らないぐらい身長も高い。ルミナは、輝かしい存在感を放ち、誰もが憧れ、一目置く存在であった。
「ルミナ、我々は無事に明日を迎えられるかな?」
「ずいぶん弱気なことをおっしゃるのですね」とルミナは少し笑みを浮かべて答えた。「私はきっとパメラ・ブライズが私たちの未来を切り開いてくれると信じています。」
「もちろん私もそう思っているさ。」
ロイスはそう言って、やや決まりが悪そうにルミナに背を向けた。
「根絶者バースが倒れ、セキュアドメイン計画が立ちあがってから5年、私たちはあらゆる手を尽くしてこの時に備えてきました。……今のところ、それらが全て順調にきています。あとは……」
「パメラによって我々の努力は結実する……か。」
ロイスは振り返ってそう言うと、ルミナは黙ってうなずいた。
「せっかく俺たちがお膳立てしてやったんですから、吹っ飛ばしてくれなきゃ困りますよ!」
ロイスとルイナに割って入ってきたのは、ヒクマ・ターラントという小麦色の肌をした短髪の男だった。ガッチリと鍛えられた肉体がプロテクターの下から見え隠れしている。
どちらかというと知能派と言えるルミナとは対照的に、ヒクマはまさに武闘派といったタイプだ。ヒクマは、SOMMEの副指揮官であり、37歳であるがルミナの部下であった。
「あの姿を見ればわかるでしょう。もうあいつは青息吐息ですよ」ヒクマはモニターに映し出されたイサゴージュを指差して言った。「ちくしょう、もう少しで俺たちの迎撃チームが押し切ったのに!」
「迎撃班の撤退は完了したか?」ロイスがヒクマに聞いた。
「はい……。全チーム、すでに無事帰還してします」ヒクマがやや悔しそうに答える。
「よし。それなら、あとはMIOに託そう」
ロイスは「ふぅ」と一息ついて、今のところ、まだ沈黙を続けているイサゴージュを再び眺めた。
「MIOはすでに、全住民にこの状況を報告してしまったようです。住民の多くは、もう勝った気でいるでしょうね」
ルミナがロイスに言った。
「MIOは住民に示したいんですよ。他でもないMIOの力で根絶者を打ち破ったんだって。だから、パメラの起動を作戦に無理矢理捻じ込んだんでしょうね」
ヒクマもルミナに続けて言った。腕を組み、若干不機嫌そうにしている。
「いいじゃない。たとえ一体でも根絶者を倒すことができれば、これほど勇気づけられることはないわ。それを果たすのが、MIOかSOMMEかだなんて些細なことよ」
ルミナは落ち着いた口調でヒクマをなだめた。
「それに、私たちだってここまで根絶者を追いつめたのよ。誇り高いことじゃない?」
「まぁ……そうだな」
ルミナに諭され、ヒクマは口を尖らせながら頷き、納得するそぶりを見せた。
「ルミナの言うとおりだ」
ロイスが真剣な表情でそう切り出した。ルミナとヒクマは、ロイスの方を向く。
「5年前、我々は根絶者バースに全く歯が立たなかった。あの時は、デウスの遣いが犠牲になって根絶者を葬ってくれた。しかし、今回は我々だけの力で、根絶者を倒そうとしている。……感慨深いな」
ロイスの背後で、ルミナの表情が一瞬曇った。「デウスの遣い」という言葉が、ルミナの苦い記憶を呼び覚ました。それを察してか、ヒクマがルミナの肩に手をポンと置いた。
「まだ、気にしているのか?」今度はヒクマのほうがルミナに優しく声をかける形となった。「あの子を救えなかったのはアンタのせいじゃない。」
ルミナは何も答えず、長いブロンドの髪をかき上げるようにして、額を片手で覆った。その覆った手の隙間からは、普段の柔和な表情からは想像できないような、力強い眼光が垣間見えた。
「俺たちは、犠牲になってくれたあの少女の思いを繋いだんだ。」
「そうね」
ルミナはヒクマのごつごつした手を振り払い、おざなりの返事をした。そして、その話題はもう終わりだとでも言うようにヒクマから離れ、ロイスとの会話を続ける。
「パメラ・ブライズの起動に関しては研究開発戦略部のゼーヴ氏が最高責任者でしたね」
ゼーヴとはロイスと同じく、MIOの7人いる幹部メンバーの1人だ。その中でも一番若手で、住民からもかなり信頼されている。ロイスも、ゼーヴのことを随分買っているということをルミナは知っていた。
「そうだな」
ロイスがモニターを見つめたまま虚ろな表情で答えた。ルミナには、その言葉に覇気がないように感じられた。
「なにか気にかかりますか?」ルミナが心配そうに聞く。
「気にかかることなどないさ。ただ……」そこまで言って、ロイスは顔をしかめた。「パメラ・ブライズの起動は安全面と経済面を考慮すると、1度きりだ。これはMIOも断言している」
「ええ、住民にもそう説明していましたね」
「万が一のことではあるが……、いいか?万が一だぞ?」とまず念を入れてから、ロイスは言った。「一度で仕留めきることができなければ、再び我々の出番になるだろう。準備だけは怠るな」
今この世界が対峙している根絶者「イサゴージュ」は、数日前には海岸から遥か遠い沖でその姿が確認されており、マイカがサバカ地区のマトリウム炉に降り立つ直前にちょうど上陸を果たそうとしていた。
しかし、この世界では、たびたびマイカの目に留まっていたMIOという組織が主導となって、迫りくるイサゴージュに対応していた。そのMIOの手足となって動くエリート兵士が「セドレット」である。マイカを手荒く出迎えたカーラやクニトもそのセドレットだ。
そのセドレットの中でも優秀な者を集めて、特に根絶者を最前線で迎え撃つという目的で作られたのが、中央区防衛特殊部隊司令部、通称「SOMME(ソム)」である。SOMMEの作戦本部は、マイカも見た沿岸部の要塞に置かれ、彼らの必死の応戦により、イサゴージュの動きを水際で止めることに成功していた。
そして、いよいよMIOの最終秘密兵器によるとどめの一撃を加えようかという局面に差し掛かっていた。
SOMMEの緊急指令フロアでは、ひとりだけヘッドギアやプロテクターを装備せず、黒い外套を羽織った老紳士が、白いあごひげをさわりながら、壁一面に張り巡らせてあるモニターを落ち着かない様子で眺めていた。MIO最高幹部の一人でもあるルーベン・ロイスである。
中央のメインモニターには、動きが停止した根絶者イサゴージュの姿が映し出されている。イサゴージュは、執拗な爆撃を受けた後に、岸辺に建設されている「デュアルホーン」と呼ばれる二対の塔から放たれた無数のワイヤーで繋がれていた。
「いよいよだな」
ロイスが苦々しい表情で、透き通るような肌に美しい金髪を備えた、ひとりの女性に声をかけた。
「ええ。あとはパメラ・ブライズの発射準備が完了するのを待つだけです」
そう答えたのは、ルミナ・エデレンという女性であった。ルミナは29歳にして、特にベテランといった年齢層のセドレットが集う、MIOの特務機関SOMMEの指揮官に抜擢された。
エリート集団とは言っても、実を言えば、戦闘経験などまるでない素人兵士のあつまりで、その中でもよく訓練された方であると判断された者がSOMMEに選出されていた。そうとはいえ、ルミナは群を抜いて頭脳派で、戦闘に関わる技術も高かった。
ルミナは優秀なセドレットであるだけではなく、誰もが心奪われる、類い稀な美貌も兼ね揃えた女性だ。華奢なように見えるが、全く弱弱しさは感じられず、言うならばメリハリのある体つきをしている。さらに、一般の成人男性にも劣らないぐらい身長も高い。ルミナは、輝かしい存在感を放ち、誰もが憧れ、一目置く存在であった。
「ルミナ、我々は無事に明日を迎えられるかな?」
「ずいぶん弱気なことをおっしゃるのですね」とルミナは少し笑みを浮かべて答えた。「私はきっとパメラ・ブライズが私たちの未来を切り開いてくれると信じています。」
「もちろん私もそう思っているさ。」
ロイスはそう言って、やや決まりが悪そうにルミナに背を向けた。
「根絶者バースが倒れ、セキュアドメイン計画が立ちあがってから5年、私たちはあらゆる手を尽くしてこの時に備えてきました。……今のところ、それらが全て順調にきています。あとは……」
「パメラによって我々の努力は結実する……か。」
ロイスは振り返ってそう言うと、ルミナは黙ってうなずいた。
「せっかく俺たちがお膳立てしてやったんですから、吹っ飛ばしてくれなきゃ困りますよ!」
ロイスとルイナに割って入ってきたのは、ヒクマ・ターラントという小麦色の肌をした短髪の男だった。ガッチリと鍛えられた肉体がプロテクターの下から見え隠れしている。
どちらかというと知能派と言えるルミナとは対照的に、ヒクマはまさに武闘派といったタイプだ。ヒクマは、SOMMEの副指揮官であり、37歳であるがルミナの部下であった。
「あの姿を見ればわかるでしょう。もうあいつは青息吐息ですよ」ヒクマはモニターに映し出されたイサゴージュを指差して言った。「ちくしょう、もう少しで俺たちの迎撃チームが押し切ったのに!」
「迎撃班の撤退は完了したか?」ロイスがヒクマに聞いた。
「はい……。全チーム、すでに無事帰還してします」ヒクマがやや悔しそうに答える。
「よし。それなら、あとはMIOに託そう」
ロイスは「ふぅ」と一息ついて、今のところ、まだ沈黙を続けているイサゴージュを再び眺めた。
「MIOはすでに、全住民にこの状況を報告してしまったようです。住民の多くは、もう勝った気でいるでしょうね」
ルミナがロイスに言った。
「MIOは住民に示したいんですよ。他でもないMIOの力で根絶者を打ち破ったんだって。だから、パメラの起動を作戦に無理矢理捻じ込んだんでしょうね」
ヒクマもルミナに続けて言った。腕を組み、若干不機嫌そうにしている。
「いいじゃない。たとえ一体でも根絶者を倒すことができれば、これほど勇気づけられることはないわ。それを果たすのが、MIOかSOMMEかだなんて些細なことよ」
ルミナは落ち着いた口調でヒクマをなだめた。
「それに、私たちだってここまで根絶者を追いつめたのよ。誇り高いことじゃない?」
「まぁ……そうだな」
ルミナに諭され、ヒクマは口を尖らせながら頷き、納得するそぶりを見せた。
「ルミナの言うとおりだ」
ロイスが真剣な表情でそう切り出した。ルミナとヒクマは、ロイスの方を向く。
「5年前、我々は根絶者バースに全く歯が立たなかった。あの時は、デウスの遣いが犠牲になって根絶者を葬ってくれた。しかし、今回は我々だけの力で、根絶者を倒そうとしている。……感慨深いな」
ロイスの背後で、ルミナの表情が一瞬曇った。「デウスの遣い」という言葉が、ルミナの苦い記憶を呼び覚ました。それを察してか、ヒクマがルミナの肩に手をポンと置いた。
「まだ、気にしているのか?」今度はヒクマのほうがルミナに優しく声をかける形となった。「あの子を救えなかったのはアンタのせいじゃない。」
ルミナは何も答えず、長いブロンドの髪をかき上げるようにして、額を片手で覆った。その覆った手の隙間からは、普段の柔和な表情からは想像できないような、力強い眼光が垣間見えた。
「俺たちは、犠牲になってくれたあの少女の思いを繋いだんだ。」
「そうね」
ルミナはヒクマのごつごつした手を振り払い、おざなりの返事をした。そして、その話題はもう終わりだとでも言うようにヒクマから離れ、ロイスとの会話を続ける。
「パメラ・ブライズの起動に関しては研究開発戦略部のゼーヴ氏が最高責任者でしたね」
ゼーヴとはロイスと同じく、MIOの7人いる幹部メンバーの1人だ。その中でも一番若手で、住民からもかなり信頼されている。ロイスも、ゼーヴのことを随分買っているということをルミナは知っていた。
「そうだな」
ロイスがモニターを見つめたまま虚ろな表情で答えた。ルミナには、その言葉に覇気がないように感じられた。
「なにか気にかかりますか?」ルミナが心配そうに聞く。
「気にかかることなどないさ。ただ……」そこまで言って、ロイスは顔をしかめた。「パメラ・ブライズの起動は安全面と経済面を考慮すると、1度きりだ。これはMIOも断言している」
「ええ、住民にもそう説明していましたね」
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