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第七十四話
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その日は伯爵邸に泊まり、翌朝父上と一緒に登城した。
場内は何時になく慌ただしい雰囲気で、皆が目まぐるしく動き回っている。父上は自分の仕事場へ行ったのでユーリは、その様子を暫く見ていた。
数分そうしていたら、後ろから声を掛けられた。
「オーバルバイン子爵、宰相様がお呼びです。」
「ん?なんで僕が来てるの知ってるの?」
誰かが宰相に伝えたらしいが、真相は解らない。とにかく呼ばれたので近衛兵風の男の後を付いて行く。
何時もの執務室に着くと中へ入る様に促される。ノックをして来訪を告げる。
「入りたまえ。」
声が聞こえたので中に入る。中には宰相と陛下が居た。また2人で悪だくみだろうか?
「私に何か御用でしょうか?」
「戦争の件は聞いているか?」
「はい。帝国に動きがあった事は聞いています。」
「どうやら今朝出兵したらしい。」
「本気で戦争をする気なんですか?」
「向こうはその気らしいな。」
帝国の首都ブルルッツはかなり北部に位置している。王国を攻めるには大樹海と山脈を迂回して南下する必要がある。軍備を整えての出兵ならそれだけで10日はかかる。
「規模はどの位ですか?」
「およそ10万だな。」
「結構本気で来ますね。こちらは今から準備してどの位ですか?」
「良くて4万。下手をすれば1万は間に合わん。」
「10万対3万ですか?数では勝てませんね。」
「数ではな。我が国にはそちがおるではないか。」
「え?僕ですか?未成年ですよ?」
この国では未成年は戦争に参加出来ないと言う法律がある。
「そちは貴族の当主だからその法は当て嵌まらんよ。」
「貴族の当主は強制参加なんですか?」
「わしが命じればな。」
「父上も参加ですか?」
「ああ、王都に住む領地持ちで無い貴族は後方支援だ。」
「なるほど、領地持ちは自前の軍隊を引き連れて戦争参加って訳ですか?」
「まあ、今回の場合は時間が勝負なので戦場まで7日以内の領地持ち貴族が対象になる。」
「僕、まだ軍隊作ってませんけど?」
「そちは1人で10万人換算だ。」
「まあ、1人でドラゴン倒す戦力ですからね。僕でも前線に投入しますね。」
我が意を得たりと言う顔で国王陛下が頷いている。
「で、僕は何をすれば良いんですか?」
「それなんだが、そちにどの位の事が出来るのか我々にも解らんのだ。」
「10万人の軍隊ですよね?殲滅は簡単ですが、人殺しはしたくありません。全員捕虜にする事も可能ですが、後が面倒ですよね?となると、追い返しますか?」
「可能か?」
「300年間戦争をしていないのは向こうも同じですよね?だったら少し痛い目にあって貰えば引き返すんじゃないですか?」
「兵士はそれで懲りるじゃろう。だが皇帝は負けっぱなしで黙っておるかな?」
「皇帝が前線には出てきませんよね?最悪の場合、帝都まで行って皇帝を捕虜にしましょう。」
「お主が味方で良かった。敵にお主が居たらこの国は終わっていただろう。」
「いやいや、僕は平和主義者なので戦争を仕掛ける側には加担しませんよ。」
「ドラゴンを倒す平和主義者か・・・」
いや、あれは倒さないと王都が無くなってましたよ。って言うか、連れて来たの僕ですけどね。
「正式に通達する。ユーライナ・オーバルバイン子爵!其方を前線へ投入する。至急準備をして開戦前に戦場に到着する事!」
「畏まりました!」
その後、宰相に細かい現地の情報などを貰い。執務室を辞し、家に帰る。
自室に籠り、ベッドに横になり色々と考え事をする。短い間に色々な事があり過ぎたので、少し頭を整理する。戦争となると暫くは家を空ける事になるので、自分が居ない間にして貰う事もリストアップする。
暫くするとフロッシュさんがお昼の軽食を持って来てくれた。あ、そう言えばフロッシュさんに僕の軽食の事話して無かった。
「フロッシュさん申し訳ありませんが、これは下げて下さい。言うのを忘れてましたが、我が家では通常とは違う食事をします。」
「通常とは違うお食事でございますか?」
「はい、今、料理人は揃ってますか?」
「この時間でしたら3人揃っていると思います。」
「では、一緒に厨房へ行きましょう。そこで説明します。」
そう言って2人で1階の厨房へ向かう。厨房では既に夕飯の仕込みを始めている様だ。
「みなさん、ちょっと手を止めて話を聞いて下さい。この中で『大地の恵亭』へ行った事がある人は居ますか?」
誰も手を上げない。
「ではアトマス商会の軽食を食べた事がある人?」
またしても手を上げる者がいない。
「解りました。この子爵家では他の貴族の家とは違う料理を食します。今からそのレシピを教えますので他に漏らさない様にして下さい。」
そして、厨房の空いているカウンターに『大地の恵亭』で出している料理を10品位並べて見せる。
「これが、その料理の一部です。皆さん味見をしてみて下さい。」
促すとフロッシュさんを含めた4人が味見を始める。皆、口にした途端吃驚している。
「そのまま聞いて下さいね。ここに並べた料理は今の所、『大地の恵亭』とオーバルバイン伯爵家でのみ食べられる特別な料理です。これからレシピと材料を渡しますので、暫くは毎日試作と試食を繰り返して全員が作れるようになって下さい。」
そう言ってまとめた紙の束を3人の料理人の前に一つずつ置く。更に、ストッカーにアイテムボックスを付与し。中に食材を入れる。冷蔵庫も完備した。
「そのレシピは門外不出です。失くさない様しっかり管理して下さい。」
料理人達は圧倒された顔でうんうんと頷いていた。
「しかし、この様な料理を誰が開発したのでしょうか?」
フロッシュさんがフォークでとんかつを食べながら訪ねて来た。
「開発は僕とアトマス商会ですね。我が家では、この食事を家族と使用人全員で食べます。ですので作る人数も考えて試作して下さいね。」
「なんと!我々も食べられるのですか?」
「美味しい物はみんなで食べるともっと美味しいよ!それから、お昼の軽食については初めのうちは僕がマジックバッグに用意して置くのでそれを出して下さい。こちらのレシピも後程教えます。まずは朝食と夕食を覚えて下さい。」
「「「解りました!」」」
場内は何時になく慌ただしい雰囲気で、皆が目まぐるしく動き回っている。父上は自分の仕事場へ行ったのでユーリは、その様子を暫く見ていた。
数分そうしていたら、後ろから声を掛けられた。
「オーバルバイン子爵、宰相様がお呼びです。」
「ん?なんで僕が来てるの知ってるの?」
誰かが宰相に伝えたらしいが、真相は解らない。とにかく呼ばれたので近衛兵風の男の後を付いて行く。
何時もの執務室に着くと中へ入る様に促される。ノックをして来訪を告げる。
「入りたまえ。」
声が聞こえたので中に入る。中には宰相と陛下が居た。また2人で悪だくみだろうか?
「私に何か御用でしょうか?」
「戦争の件は聞いているか?」
「はい。帝国に動きがあった事は聞いています。」
「どうやら今朝出兵したらしい。」
「本気で戦争をする気なんですか?」
「向こうはその気らしいな。」
帝国の首都ブルルッツはかなり北部に位置している。王国を攻めるには大樹海と山脈を迂回して南下する必要がある。軍備を整えての出兵ならそれだけで10日はかかる。
「規模はどの位ですか?」
「およそ10万だな。」
「結構本気で来ますね。こちらは今から準備してどの位ですか?」
「良くて4万。下手をすれば1万は間に合わん。」
「10万対3万ですか?数では勝てませんね。」
「数ではな。我が国にはそちがおるではないか。」
「え?僕ですか?未成年ですよ?」
この国では未成年は戦争に参加出来ないと言う法律がある。
「そちは貴族の当主だからその法は当て嵌まらんよ。」
「貴族の当主は強制参加なんですか?」
「わしが命じればな。」
「父上も参加ですか?」
「ああ、王都に住む領地持ちで無い貴族は後方支援だ。」
「なるほど、領地持ちは自前の軍隊を引き連れて戦争参加って訳ですか?」
「まあ、今回の場合は時間が勝負なので戦場まで7日以内の領地持ち貴族が対象になる。」
「僕、まだ軍隊作ってませんけど?」
「そちは1人で10万人換算だ。」
「まあ、1人でドラゴン倒す戦力ですからね。僕でも前線に投入しますね。」
我が意を得たりと言う顔で国王陛下が頷いている。
「で、僕は何をすれば良いんですか?」
「それなんだが、そちにどの位の事が出来るのか我々にも解らんのだ。」
「10万人の軍隊ですよね?殲滅は簡単ですが、人殺しはしたくありません。全員捕虜にする事も可能ですが、後が面倒ですよね?となると、追い返しますか?」
「可能か?」
「300年間戦争をしていないのは向こうも同じですよね?だったら少し痛い目にあって貰えば引き返すんじゃないですか?」
「兵士はそれで懲りるじゃろう。だが皇帝は負けっぱなしで黙っておるかな?」
「皇帝が前線には出てきませんよね?最悪の場合、帝都まで行って皇帝を捕虜にしましょう。」
「お主が味方で良かった。敵にお主が居たらこの国は終わっていただろう。」
「いやいや、僕は平和主義者なので戦争を仕掛ける側には加担しませんよ。」
「ドラゴンを倒す平和主義者か・・・」
いや、あれは倒さないと王都が無くなってましたよ。って言うか、連れて来たの僕ですけどね。
「正式に通達する。ユーライナ・オーバルバイン子爵!其方を前線へ投入する。至急準備をして開戦前に戦場に到着する事!」
「畏まりました!」
その後、宰相に細かい現地の情報などを貰い。執務室を辞し、家に帰る。
自室に籠り、ベッドに横になり色々と考え事をする。短い間に色々な事があり過ぎたので、少し頭を整理する。戦争となると暫くは家を空ける事になるので、自分が居ない間にして貰う事もリストアップする。
暫くするとフロッシュさんがお昼の軽食を持って来てくれた。あ、そう言えばフロッシュさんに僕の軽食の事話して無かった。
「フロッシュさん申し訳ありませんが、これは下げて下さい。言うのを忘れてましたが、我が家では通常とは違う食事をします。」
「通常とは違うお食事でございますか?」
「はい、今、料理人は揃ってますか?」
「この時間でしたら3人揃っていると思います。」
「では、一緒に厨房へ行きましょう。そこで説明します。」
そう言って2人で1階の厨房へ向かう。厨房では既に夕飯の仕込みを始めている様だ。
「みなさん、ちょっと手を止めて話を聞いて下さい。この中で『大地の恵亭』へ行った事がある人は居ますか?」
誰も手を上げない。
「ではアトマス商会の軽食を食べた事がある人?」
またしても手を上げる者がいない。
「解りました。この子爵家では他の貴族の家とは違う料理を食します。今からそのレシピを教えますので他に漏らさない様にして下さい。」
そして、厨房の空いているカウンターに『大地の恵亭』で出している料理を10品位並べて見せる。
「これが、その料理の一部です。皆さん味見をしてみて下さい。」
促すとフロッシュさんを含めた4人が味見を始める。皆、口にした途端吃驚している。
「そのまま聞いて下さいね。ここに並べた料理は今の所、『大地の恵亭』とオーバルバイン伯爵家でのみ食べられる特別な料理です。これからレシピと材料を渡しますので、暫くは毎日試作と試食を繰り返して全員が作れるようになって下さい。」
そう言ってまとめた紙の束を3人の料理人の前に一つずつ置く。更に、ストッカーにアイテムボックスを付与し。中に食材を入れる。冷蔵庫も完備した。
「そのレシピは門外不出です。失くさない様しっかり管理して下さい。」
料理人達は圧倒された顔でうんうんと頷いていた。
「しかし、この様な料理を誰が開発したのでしょうか?」
フロッシュさんがフォークでとんかつを食べながら訪ねて来た。
「開発は僕とアトマス商会ですね。我が家では、この食事を家族と使用人全員で食べます。ですので作る人数も考えて試作して下さいね。」
「なんと!我々も食べられるのですか?」
「美味しい物はみんなで食べるともっと美味しいよ!それから、お昼の軽食については初めのうちは僕がマジックバッグに用意して置くのでそれを出して下さい。こちらのレシピも後程教えます。まずは朝食と夕食を覚えて下さい。」
「「「解りました!」」」
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