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第一部
37話 りんは『みどり』に興味なし
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ずっと黙って私たちのやり取りを見ていたりんが口を開いた。
「でもさ?
みどりちゃん、あおいと同じ顔じゃん?
よく萌えられるな、ハヤト」
とハヤトに言う。
その言葉に私はそっと肩を落とす。
つまりりんは『みどり』に萌えない、と……。
ハヤトはりんにきょとん顔を返す。
「えっ。
あおい可愛いじゃん。
あおいの女子バージョン、全然OKだよ、おれ」
ありがとう、ハヤト……。
りんは慌てた調子で、
「いや。
おれも、あおいも『みどり』ちゃんも可愛いとは思うけど。
なんて言うか、友達とあんまり似ている子に萌えるのはちょっと抵抗があると言うか……」
自分の発言であおいが気分を害したんじゃないか? と精一杯フォローするりん。
ほんと良い子……(ひいき目あり)。
「まあ。たしかに。
ホント似ているよな、あおいと『みどり』ちゃん。
女子が『みどり』ちゃんをあおいの女装だと勘違いするのわかるよ」
とケイが私をジロジロニヤニヤ見ながら言う。
「あれできそうだよなあ……。
『双子入れ替わりトリック』!」
とハヤトが人差し指を立てた。
「いや、それは無理だろ~」
とケイはニヤリとする。
「あおいが『みどり』ちゃんのフリをすることはできるだろうけど。
『みどり』ちゃんがあおいのフリをするのは無理だろ?
あの大きさは隠せないだろ~」
とケイは自分の胸をたたいた。
キョウが『ふっ……』と息を漏らすのに気づき、私は彼をジロッと見た。
するとキョウは、
「でも『みどり』ちゃんとあおいちゃんは実際は双子じゃないし~。
『双子入れ替わりトリック』ができるまでは似てないと思うよ。
あの写真だけ見ると似ているように見えるけどさ。
あくまで姉弟として似ているだけと言うか」
と言うフォローを慌ててしてくれた。
「いいなあ。
キョウはみどりちゃんみたいなお姉さんとデートできて……」
とハヤトがうらやましそうに言った。
「みどりちゃんみたいな胸の大きいお姉さんとデートできて、だろ?」
とケイがニヤニヤした。
「ハヤト巨乳好きだもんな」
なっ……。
私は驚いた。
『巨乳好き』だと……。
そのようなジャンル(?)があるのか……。
私は女子だから男子の世界をあまり知らないからね。半年以上男子として生活しているものの。
だから、まさか脂肪の塊が好きな男子がいるとは考えたことなかった。
女子にとって魅力的な男子の胸みたいに、男子から見ると女子の胸が魅力的に見えるのだろうか?
どうも信じられないな……やはりただの脂肪の塊だと思うけど……。
ハヤトはケイを不満げににらんだ。
「そりゃ好きだけどさ……」
とほおをふくらませた後、
「りんも好きだよなー?」
とりんも巻き込みやがった。
りんは慌てて首を振った。
「別に?
好きじゃないよ」
「でもりんの好きなキャラ、巨乳じゃん?」
「それはキャラが好きなだけで。
巨乳が好きなんじゃないよ」
とりんは少しムキになった感じだ。
ハヤトはニヤニヤして、りんをからかう。
「とか言いながら。
ホントは胸から入ったんだろ~」
「違う」
「りんはむっつりだから」
と言うのはケイ。
「違う」
『りんはむっつり』
私の脳に刻み込まれた(ハアハア)。
キョウが、はしゃぐ(?)3人にジト目を向けながら言った。
「みどりちゃん、あの写真じゃ巨乳に見えるけど。
実際はそんなに大きくないよ」
「えっ!?
うそ!?」
とハヤトがキョウをビックリ眼で見る。
こいつ何熱くなってんだ。
「うん。
実際は田中さんくらいのサイズ」
とキョウはしれっと言った。
「あの写真では大きく見えるのは。
みどりちゃん、ちょっと変な体勢で寝ていたから、きっとナチュラルに寄せてあげていたんだね」
「田中さんサイズか……」
とハヤトが目を空にさまよわせながらポツリとつぶやく。
今、ハヤトの脳にはサキの姿が浮かんでいるようだ。
「ま。普通だな」
とケイが腕を組んだ。
「普通が一番だよ」
とりん。
私はそっと肩を落とす。
『普通が一番』
私もそう思うよ……脂肪の塊が大きくても肩がこるし、優秀なタンクトップでなきゃ潰すのも楽じゃない(後者の悩みは特殊?)。
ほんと男子の会話って、女子には毒だ……。
と私は少し落ち込んできた。
「僕は大きい胸好きだよ」
とニコニコ言うキョウをりんがちらりと見て言う。
「みどりちゃんはキョウの彼女なのか?」
キョウは肩をすくめた。
「残念ながら。
彼女じゃない。
幼なじみ」
と言うとりんにニッコリした。
「でも、これからはわからないよ?」
りんはキョウの笑顔に少しひるむ。
キョウに意味がよくわからない笑顔を向けられ、ドン引きしているようだ。
「ふぅん……」
と、ハヤトがしみじみ私を見てきた。
「キョウ、あおいが初恋の人って言ってたけど。
今はみどりちゃんが好きなの?
ってことは、あおいみたいな顔が好きなんだな」
「ファニーフェイス好きなんだねぇ」
とケイが笑顔で言った。
こいつ……。
私はケイに握りこぶしを振り上げた。
「ファニーフェイスって、褒め言葉じゃん」
とケイは頭をかばいながら言った。
ファニーフェイスは確かに褒め言葉だと思うけど。
私に向かって言う『ファニーフェイス』は褒め言葉に聞こえないのだ(涙)。
「でもさ?
みどりちゃん、あおいと同じ顔じゃん?
よく萌えられるな、ハヤト」
とハヤトに言う。
その言葉に私はそっと肩を落とす。
つまりりんは『みどり』に萌えない、と……。
ハヤトはりんにきょとん顔を返す。
「えっ。
あおい可愛いじゃん。
あおいの女子バージョン、全然OKだよ、おれ」
ありがとう、ハヤト……。
りんは慌てた調子で、
「いや。
おれも、あおいも『みどり』ちゃんも可愛いとは思うけど。
なんて言うか、友達とあんまり似ている子に萌えるのはちょっと抵抗があると言うか……」
自分の発言であおいが気分を害したんじゃないか? と精一杯フォローするりん。
ほんと良い子……(ひいき目あり)。
「まあ。たしかに。
ホント似ているよな、あおいと『みどり』ちゃん。
女子が『みどり』ちゃんをあおいの女装だと勘違いするのわかるよ」
とケイが私をジロジロニヤニヤ見ながら言う。
「あれできそうだよなあ……。
『双子入れ替わりトリック』!」
とハヤトが人差し指を立てた。
「いや、それは無理だろ~」
とケイはニヤリとする。
「あおいが『みどり』ちゃんのフリをすることはできるだろうけど。
『みどり』ちゃんがあおいのフリをするのは無理だろ?
あの大きさは隠せないだろ~」
とケイは自分の胸をたたいた。
キョウが『ふっ……』と息を漏らすのに気づき、私は彼をジロッと見た。
するとキョウは、
「でも『みどり』ちゃんとあおいちゃんは実際は双子じゃないし~。
『双子入れ替わりトリック』ができるまでは似てないと思うよ。
あの写真だけ見ると似ているように見えるけどさ。
あくまで姉弟として似ているだけと言うか」
と言うフォローを慌ててしてくれた。
「いいなあ。
キョウはみどりちゃんみたいなお姉さんとデートできて……」
とハヤトがうらやましそうに言った。
「みどりちゃんみたいな胸の大きいお姉さんとデートできて、だろ?」
とケイがニヤニヤした。
「ハヤト巨乳好きだもんな」
なっ……。
私は驚いた。
『巨乳好き』だと……。
そのようなジャンル(?)があるのか……。
私は女子だから男子の世界をあまり知らないからね。半年以上男子として生活しているものの。
だから、まさか脂肪の塊が好きな男子がいるとは考えたことなかった。
女子にとって魅力的な男子の胸みたいに、男子から見ると女子の胸が魅力的に見えるのだろうか?
どうも信じられないな……やはりただの脂肪の塊だと思うけど……。
ハヤトはケイを不満げににらんだ。
「そりゃ好きだけどさ……」
とほおをふくらませた後、
「りんも好きだよなー?」
とりんも巻き込みやがった。
りんは慌てて首を振った。
「別に?
好きじゃないよ」
「でもりんの好きなキャラ、巨乳じゃん?」
「それはキャラが好きなだけで。
巨乳が好きなんじゃないよ」
とりんは少しムキになった感じだ。
ハヤトはニヤニヤして、りんをからかう。
「とか言いながら。
ホントは胸から入ったんだろ~」
「違う」
「りんはむっつりだから」
と言うのはケイ。
「違う」
『りんはむっつり』
私の脳に刻み込まれた(ハアハア)。
キョウが、はしゃぐ(?)3人にジト目を向けながら言った。
「みどりちゃん、あの写真じゃ巨乳に見えるけど。
実際はそんなに大きくないよ」
「えっ!?
うそ!?」
とハヤトがキョウをビックリ眼で見る。
こいつ何熱くなってんだ。
「うん。
実際は田中さんくらいのサイズ」
とキョウはしれっと言った。
「あの写真では大きく見えるのは。
みどりちゃん、ちょっと変な体勢で寝ていたから、きっとナチュラルに寄せてあげていたんだね」
「田中さんサイズか……」
とハヤトが目を空にさまよわせながらポツリとつぶやく。
今、ハヤトの脳にはサキの姿が浮かんでいるようだ。
「ま。普通だな」
とケイが腕を組んだ。
「普通が一番だよ」
とりん。
私はそっと肩を落とす。
『普通が一番』
私もそう思うよ……脂肪の塊が大きくても肩がこるし、優秀なタンクトップでなきゃ潰すのも楽じゃない(後者の悩みは特殊?)。
ほんと男子の会話って、女子には毒だ……。
と私は少し落ち込んできた。
「僕は大きい胸好きだよ」
とニコニコ言うキョウをりんがちらりと見て言う。
「みどりちゃんはキョウの彼女なのか?」
キョウは肩をすくめた。
「残念ながら。
彼女じゃない。
幼なじみ」
と言うとりんにニッコリした。
「でも、これからはわからないよ?」
りんはキョウの笑顔に少しひるむ。
キョウに意味がよくわからない笑顔を向けられ、ドン引きしているようだ。
「ふぅん……」
と、ハヤトがしみじみ私を見てきた。
「キョウ、あおいが初恋の人って言ってたけど。
今はみどりちゃんが好きなの?
ってことは、あおいみたいな顔が好きなんだな」
「ファニーフェイス好きなんだねぇ」
とケイが笑顔で言った。
こいつ……。
私はケイに握りこぶしを振り上げた。
「ファニーフェイスって、褒め言葉じゃん」
とケイは頭をかばいながら言った。
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私に向かって言う『ファニーフェイス』は褒め言葉に聞こえないのだ(涙)。
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