玉鬘の娘に転生した私は夕霧の息子を選ぶ

白雪の雫

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前編

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※玉鬘の娘として転生した主人公は人前ではちゃんと「お父様」や「お母様」と言っています。






 皆さんは転生というものを信じるでしょうか?

 私は信じていませんでした。

 でも、実際に自分が体験したのだから信じるしかありません!

 自己紹介が遅れました。

 私は木下 杏奈。

 正確に言えば前世の名前が木下 杏奈で、現世の私は【大君】と呼ばれています。

 平日は会社で働き、休日はショッピングやゲームを楽しんでいた、どこにでもいる日本人女性でした。

 そんな一般ピープルな私が何故・・・平安時代のというか源氏物語に出てくる【大君】という姫として転生しちゃったのでしょうか?

 何で私が源氏物語の世界(?)或いは源氏物語に似た世界(?)に転生したのかが分かったのかと言うと、母親の名前が【玉鬘】だから。

 それで自分は源氏物語の世界(?)に転生したのが分かったという訳。

 玉鬘・・・娘である私が言うのも何だけど本当に美女だわ。

 アラフィフなのにあの美貌を保っている玉鬘は美魔女だわ。

 悩んでいる姿も絵になるな~。

 そりゃ何人もの男が嫁に欲しいと求婚するのも、光源氏が玉鬘を尚侍として出仕させつつ自分の手元に置いておきたくなるのも納得するわ。

 そんな玉鬘も実父である内大臣の了解を得ている父ちゃんこと髭黒の大将に奪われちゃうんだけどさ・・・。

 父ちゃん・・・二十一世紀に産まれていたら間違いなく精悍でマッチョなイケオジとしてモテていたと思うけどね~。

 平安時代では受けが悪かったみたい。

 で、その髭黒の大将と玉鬘との間に産まれたのが私こと大君という訳。

 中身は二十一世紀の日本で進んだ文明を享受していた、どこにでもいる平凡な日本人女性だけど。

 そうそう。

 何で玉鬘が悩んでいるのかだけど・・・実は私こと大君の身の振り方についてなのよ。











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