カフェ・ユグドラシル

白雪の雫

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61.コカトリス肉の照り焼き-1-

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 黄泉の神にして冥王クリュノスと冥妃セルビナとの間に、娘である運命の三女神だけではなく息子もいた。

 神竜バハムートであるセイリオス、神狼フェンリルであるアウグスタス、蛇神ヨルムンガンドであるファルネウスだ。

 強大な力と魔力を有し、雄叫びは大気と大地を震わせ、天変地異を起こし時には世界を滅ぼす事が出来る神獣。

 人間以外の種族を見下しているエルフと、宗教国家の聖職者達は獣の姿をしているという理由だけで三兄弟を蔑み魔獣や魔物と呼んでいるが、彼等を除く全て種族は三柱を『三界を司る神』や『三界の支配者』として畏怖していたりする。

 若い頃はヤンチャしていた三柱であったが年を経た事で精神的に大人になっていったのか、長男のセイリオスは天空に近い山で、次男のアウグスタスは樹海の奥にある洞窟で、三男のファルネウスは海底の洞窟で暴れる事なく静かに暮らしている。

 年を重ねたら落ち着いたというのは建前でしかなく、本音は神代の頃と比べたら飯マズになっているので冬眠(?)しているとも言う。

 そんな三兄弟が住む場所には何百頭もの魔獣でも運び切れない金銀財宝があり彼等はそれを護っているという嘘か本当か分からない都市伝説があった。

 種族を問わず───というか金と名声に目が眩んだエルフと宗教国家の聖職者達は武器を手に赴くのだが、それ以前に彼等は三兄弟が住む場所へと辿り着く事が出来ず結果として道中で命を落としている。

 だって、空を飛ぶ手段を持つ種族、海底に潜る手段を持つ種族でさえも近づく事が出来ない危険な場所に三兄弟は住んでいるから。

 現代の飯は昔と比べたら不味い!という理由で眠りに就いている三兄弟であるが、夢という形で世界の様子を見聞きする事は出来るのだ。





 カフェ・ユグドラシルで出てくる料理はどれも美味い





 ここ数年、地上ではそのような噂が流れているので真相を確かめようという気になったセイリオスはバハムートから人間の姿───ハゲで少しメタボ気味な愛嬌のあるオネエになると、まずはアウグスタスが住んでいる樹海へと向かった。













※フェンリルはロキとアングルボザの息子でヨルムンガンドとヘルの兄だと分かっているのに、どうしても種族の一つと思ってしまいます。
バハムートも魚なのにゲームの影響なのか、ドラゴンのイメージしか抱けません。
この話ではフェンリルのみならずヨルムンガンドとバハムートも個体名(?)ではなく種族(?)の一つとしています。







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感想 3

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