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第2章 エルフの国のお姫様が 誘拐されたので、 解決することにしました
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冒険者の皆さんは、交代で 夜の見張りをしています。 ご苦労様です。
私はお客さんという立場だから、 朝までぐっすりと眠ることができます。
フレアリーゼの高級ホテルでふかふかのベッドを堪能してしまったから、 少しだけ物足りなさを感じてしまうけど、 周囲を警戒して気を張らなくていいのは ありがたいことです。
アシュトン達とパーティーを組んでいた頃は、 私ひとりで【神の眼】を駆使して、 夢の中でまで 周辺警護をしていましたからね。
今日は気分良く 横になることができますよ。
夜中の内に魔物の襲撃があったようです。 冒険者の皆さんは、トロールと言う 3 メートル ほどの大きさの巨大な魔物と戦っていました。
・・・・・・つい癖で、【神の眼】で 確認してしまいました。
せっかくお菓子の家の夢が見られると思ったのに残念です。
冒険者5人に対して、トロール一体です。 昼間だったら、 冒険者の方が圧倒的に有利です。 しかしトロールは、 夜になると 再生能力を発揮して、 一定時間になると怪我が治ってしまうのです。
「【 パラライズバインド】!」
魔法使いが 拘束魔法を発動しました。 トロールはもがいていますが、全く動けません。
弓使いが 弓矢を放ちます。 戦士はシールドバッシュで トロールを押し倒して、剣で トロールの目元を狙いました。
ガキン!
トロールはとっさのところで、 魔法使いの魔法に抵抗して、 右腕で 剣の攻撃ごと 戦士を吹き飛ばしました。
「 今すぐ治します。【 キュアライト】!」
女神官が戦士を 癒して、体勢を立て直します。
バードの女の子が【旋律】を 奏でました。
「【 ミューズ】!」
どうやら女神を信仰している者に、 身体強化の効果を与えるようです。 効果範囲内は 半径30 メートル といったところでしょうか。
「 まずは足を切り落として動けなくするぞ!」
戦士の命令で、まずは魔法使いが 炎の攻撃魔法を繰り出しました。
「【 フレアランス】!」
「【 エナジーアロー】!」
弓使いの無数の弓矢が 直撃して、 トロールは片膝をつきます。 チャンスとみた戦士は必殺技を発動させることにしました。
「【 ソード ダッシュ】!!」
ところが、 トロールが【プロテクション】の魔法を発動して、 ダメージを与えるどころか逆に戦士の剣が折れてしまいました。
「くっ! なんて強さだ!」
ジェラートが回収し忘れた魔族の残党じゃないですよね。
仕方がありません。私がフォローを・・・・・・。
「【 バーサーク】【 ワイルドスイング】!!!」
する前に、ガルヴァスが 先に飛び出していました。 トロールは腕を振り上げますけど、 彼は構わずに空中に飛び上がり 、大上段から グレートソードを 振り下ろしました。
一刀両断!
ガルヴァスは、 いつのまに狂戦士の力を使いこなせるようになったのですか。
これではまるで、私だけがサボっているみたいじゃないですか!
フレアリーゼ周辺では、まだまだ魔物が活性化しているようです。 いつもより 魔物との遭遇が 多発しています。
ガルヴァスは、 私に目線を向けてきました。
「 俺は護衛の手伝いをすることにしたが、 ルナマリアはどうする?」
「 この状況で断れるわけがないじゃないですか」
「 嫌なら嫌だと言えばいい。 本来は客としての立場なのだから、 あくまでも個人の自由だ」
そんなことを言いますけど、 協力しなかったら 子供達を筆頭に皆さんから軽蔑される流れですよね。 せっかく仲良くなったのに、嫌われるような真似はしたくありませんよ。
「 私も力になりますよ」
「 お前ならそう言うと思った。 そうと決まったら、あちらさんとの連携について確認しておこう」
ガルヴァスは、 さすがベテランの冒険者です。護衛 冒険者パーティーのリーダーと話し合って、 見張りの ローテーションや 戦闘の連係や戦術を 決定していました。
連日連夜の魔物との戦闘。
それでもスタンピードの 脅威よりかは遥かにマシで、 冷静に対処することができました。
やっと国境付近です。 エンカウント率も減ってきました。
「 ここからは俺達だけで十分だ。ガルヴァスさん、 ありがとう」
「ああ、 頑張れよ」
戦士とガルヴァスは、 握手を交わしていました。 男同士の友情というやつでしょうか。
疲れました。 久しぶりにゆっくり休めますね。
まだ第三の国、 水と緑の アクアリーフにたどり着いたわけではありませんけど、 少しくらいは気を緩めてもいいでしょう。
「 どうせなら、今日はご馳走にしませんか? よければ私が調理しますよ」
「・・・・・・ あまり甘くするなよ」
ガルヴァスは、 げんなりとした表情をしています。
言われなくても分かっていますよ。嗜好品の お菓子と違って、 主食は大切な栄養補給です。
でもお子様が多いですから、少しくらい・・・・・・。
「 絶対にダメだからな?」
「 フリというやつですか?」
「 違う! マジでやめろと言っているんだ」
「 わかりました」
ガルヴァスに 釘を刺されてしまいました。
デザートを好みのものにしてしまいましょう。 子供たちの意見も聞いて、 とびきりおいしいお菓子を堪能したいですね!
女神様、厄介事起こさないでください。 約束ですよ?
私はお客さんという立場だから、 朝までぐっすりと眠ることができます。
フレアリーゼの高級ホテルでふかふかのベッドを堪能してしまったから、 少しだけ物足りなさを感じてしまうけど、 周囲を警戒して気を張らなくていいのは ありがたいことです。
アシュトン達とパーティーを組んでいた頃は、 私ひとりで【神の眼】を駆使して、 夢の中でまで 周辺警護をしていましたからね。
今日は気分良く 横になることができますよ。
夜中の内に魔物の襲撃があったようです。 冒険者の皆さんは、トロールと言う 3 メートル ほどの大きさの巨大な魔物と戦っていました。
・・・・・・つい癖で、【神の眼】で 確認してしまいました。
せっかくお菓子の家の夢が見られると思ったのに残念です。
冒険者5人に対して、トロール一体です。 昼間だったら、 冒険者の方が圧倒的に有利です。 しかしトロールは、 夜になると 再生能力を発揮して、 一定時間になると怪我が治ってしまうのです。
「【 パラライズバインド】!」
魔法使いが 拘束魔法を発動しました。 トロールはもがいていますが、全く動けません。
弓使いが 弓矢を放ちます。 戦士はシールドバッシュで トロールを押し倒して、剣で トロールの目元を狙いました。
ガキン!
トロールはとっさのところで、 魔法使いの魔法に抵抗して、 右腕で 剣の攻撃ごと 戦士を吹き飛ばしました。
「 今すぐ治します。【 キュアライト】!」
女神官が戦士を 癒して、体勢を立て直します。
バードの女の子が【旋律】を 奏でました。
「【 ミューズ】!」
どうやら女神を信仰している者に、 身体強化の効果を与えるようです。 効果範囲内は 半径30 メートル といったところでしょうか。
「 まずは足を切り落として動けなくするぞ!」
戦士の命令で、まずは魔法使いが 炎の攻撃魔法を繰り出しました。
「【 フレアランス】!」
「【 エナジーアロー】!」
弓使いの無数の弓矢が 直撃して、 トロールは片膝をつきます。 チャンスとみた戦士は必殺技を発動させることにしました。
「【 ソード ダッシュ】!!」
ところが、 トロールが【プロテクション】の魔法を発動して、 ダメージを与えるどころか逆に戦士の剣が折れてしまいました。
「くっ! なんて強さだ!」
ジェラートが回収し忘れた魔族の残党じゃないですよね。
仕方がありません。私がフォローを・・・・・・。
「【 バーサーク】【 ワイルドスイング】!!!」
する前に、ガルヴァスが 先に飛び出していました。 トロールは腕を振り上げますけど、 彼は構わずに空中に飛び上がり 、大上段から グレートソードを 振り下ろしました。
一刀両断!
ガルヴァスは、 いつのまに狂戦士の力を使いこなせるようになったのですか。
これではまるで、私だけがサボっているみたいじゃないですか!
フレアリーゼ周辺では、まだまだ魔物が活性化しているようです。 いつもより 魔物との遭遇が 多発しています。
ガルヴァスは、 私に目線を向けてきました。
「 俺は護衛の手伝いをすることにしたが、 ルナマリアはどうする?」
「 この状況で断れるわけがないじゃないですか」
「 嫌なら嫌だと言えばいい。 本来は客としての立場なのだから、 あくまでも個人の自由だ」
そんなことを言いますけど、 協力しなかったら 子供達を筆頭に皆さんから軽蔑される流れですよね。 せっかく仲良くなったのに、嫌われるような真似はしたくありませんよ。
「 私も力になりますよ」
「 お前ならそう言うと思った。 そうと決まったら、あちらさんとの連携について確認しておこう」
ガルヴァスは、 さすがベテランの冒険者です。護衛 冒険者パーティーのリーダーと話し合って、 見張りの ローテーションや 戦闘の連係や戦術を 決定していました。
連日連夜の魔物との戦闘。
それでもスタンピードの 脅威よりかは遥かにマシで、 冷静に対処することができました。
やっと国境付近です。 エンカウント率も減ってきました。
「 ここからは俺達だけで十分だ。ガルヴァスさん、 ありがとう」
「ああ、 頑張れよ」
戦士とガルヴァスは、 握手を交わしていました。 男同士の友情というやつでしょうか。
疲れました。 久しぶりにゆっくり休めますね。
まだ第三の国、 水と緑の アクアリーフにたどり着いたわけではありませんけど、 少しくらいは気を緩めてもいいでしょう。
「 どうせなら、今日はご馳走にしませんか? よければ私が調理しますよ」
「・・・・・・ あまり甘くするなよ」
ガルヴァスは、 げんなりとした表情をしています。
言われなくても分かっていますよ。嗜好品の お菓子と違って、 主食は大切な栄養補給です。
でもお子様が多いですから、少しくらい・・・・・・。
「 絶対にダメだからな?」
「 フリというやつですか?」
「 違う! マジでやめろと言っているんだ」
「 わかりました」
ガルヴァスに 釘を刺されてしまいました。
デザートを好みのものにしてしまいましょう。 子供たちの意見も聞いて、 とびきりおいしいお菓子を堪能したいですね!
女神様、厄介事起こさないでください。 約束ですよ?
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