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本作品
再び燃え盛る、恋の炎
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6年ぶりの再会となった潤と亜衣だったのだが、2人は再び離ればなれになってしまった。しかし、潤と亜衣の心に宿った愛の希望は消えるどころか、再び燃え盛り始めた。なぜなら亜衣は潤の目は私が絶対に治してみせる、そう思うようになり、大学の音楽関係者や歌手仲間で、ライブコンサート兼募金活動を開始した。
一方の潤も視力を失ってから諦めていたピアノを、子供用の安い玩具のピアノで必死になって練習し始めた。なんとしてでも、亜衣が歌っているそばでピアノの演奏がしたい。そして亜衣に対する気持ちと、目のことについて、父親と本気で話す決意をし話した。すると父親は「そうか、わかった・・・」 と言い話し始めた。
親父「潤、ごめんな。お前の目は実は金さえあれば治せるんだ。お前もわかると思うが、祖父が経営している会社が倒産して借金を返しながらだから、日々の生活をしていくのがやっとで、お前の目を治す治療費は出せないんだ。本当にごめんな。それと、数ヶ月前にお前を迎えに行った時にお前が親しく話をしていた相手の女性の方は、潤が小さい時に仲良く遊んでいた“三崎亜衣”さんだよ」
親父「あの時に正直に言えなくてごめんな、でもお父さんはあの時は2人のために言わないほうがいいと思ったんだ」
潤「親父わかった、目はいいよ。でも亜衣のことは被害者・加害者の関係を越えて好きなんだ、愛しているんだ。俺は本気なんだよ親父、わかってくれ!」
親父「わかった。お前がそこまで決意しているならお父さんは何も言わない。ただこれから大変だぞ、頑張れよ、お父さんは応援するからな」
潤「ありがとう親父、わかってくれて。本当にありがとう。俺がんばるから!」
潤は気持ちが吹っ切れたのか、更に更にピアノの練習に没頭していった。
そのころ亜衣も、最初に始めたライブコンサート兼募金活動に加え、路上ライブ映像を動画サイトに投稿し広告収入を得たりと、潤のために必死になり歌手活動を展開していった。その潤に対する亜衣の一途な思いが多くの人々に通じたのか、募金が集まり始めたことで、亜衣もまた両親に話す決意をし、両親に話をした。
亜衣「パパとママには今まで話をしていなかったけれど、6年前の事故にあった潤のこと、私好きなの、愛しているの」
ママ「亜衣、同情は潤くんが余計に可哀想になるからやめたほうがいいわよ」
亜衣「同情なんかじゃないよ!本当に愛しているの、だから、潤の目も本当に治してあげたいの。」
パパ「亜衣、そんな軽い気持ちでできる事じゃないだろう?」
亜衣「わかってるよパパ!そのために数ヶ月前から大学をまわって、ライブコンサート兼募金活動、路上ライブ、動画サイトの広告収入、色んなことをしていたの。そしたら多くの人が募金に協力をしてくれた!」
亜衣「パパわかって!本当に私は潤を愛しているの!パパもママもお願い、応援してお願い・・・お願い、・・・お願いします!!」
パパ「・・・わかった。亜衣がそこまで本当に気持ちをかためているのなら、募金額が潤くんの目を治せるくらいに集まったら、一緒に潤くんの家に行こう、そしてパパから頼んでやるから、亜衣は何も心配しないで、潤くんのことだけ考えてがんばりなさい。」
亜衣「ありがとうパパ、ママ、ありがとう」 迷いがなくなった亜衣は更に募金活動を続けていった。
それから1年という時が経とうとしていた。とうとう潤の目を治せるくらいの募金額が集まったので、亜衣はお父さんに報告した。
一方の潤も視力を失ってから諦めていたピアノを、子供用の安い玩具のピアノで必死になって練習し始めた。なんとしてでも、亜衣が歌っているそばでピアノの演奏がしたい。そして亜衣に対する気持ちと、目のことについて、父親と本気で話す決意をし話した。すると父親は「そうか、わかった・・・」 と言い話し始めた。
親父「潤、ごめんな。お前の目は実は金さえあれば治せるんだ。お前もわかると思うが、祖父が経営している会社が倒産して借金を返しながらだから、日々の生活をしていくのがやっとで、お前の目を治す治療費は出せないんだ。本当にごめんな。それと、数ヶ月前にお前を迎えに行った時にお前が親しく話をしていた相手の女性の方は、潤が小さい時に仲良く遊んでいた“三崎亜衣”さんだよ」
親父「あの時に正直に言えなくてごめんな、でもお父さんはあの時は2人のために言わないほうがいいと思ったんだ」
潤「親父わかった、目はいいよ。でも亜衣のことは被害者・加害者の関係を越えて好きなんだ、愛しているんだ。俺は本気なんだよ親父、わかってくれ!」
親父「わかった。お前がそこまで決意しているならお父さんは何も言わない。ただこれから大変だぞ、頑張れよ、お父さんは応援するからな」
潤「ありがとう親父、わかってくれて。本当にありがとう。俺がんばるから!」
潤は気持ちが吹っ切れたのか、更に更にピアノの練習に没頭していった。
そのころ亜衣も、最初に始めたライブコンサート兼募金活動に加え、路上ライブ映像を動画サイトに投稿し広告収入を得たりと、潤のために必死になり歌手活動を展開していった。その潤に対する亜衣の一途な思いが多くの人々に通じたのか、募金が集まり始めたことで、亜衣もまた両親に話す決意をし、両親に話をした。
亜衣「パパとママには今まで話をしていなかったけれど、6年前の事故にあった潤のこと、私好きなの、愛しているの」
ママ「亜衣、同情は潤くんが余計に可哀想になるからやめたほうがいいわよ」
亜衣「同情なんかじゃないよ!本当に愛しているの、だから、潤の目も本当に治してあげたいの。」
パパ「亜衣、そんな軽い気持ちでできる事じゃないだろう?」
亜衣「わかってるよパパ!そのために数ヶ月前から大学をまわって、ライブコンサート兼募金活動、路上ライブ、動画サイトの広告収入、色んなことをしていたの。そしたら多くの人が募金に協力をしてくれた!」
亜衣「パパわかって!本当に私は潤を愛しているの!パパもママもお願い、応援してお願い・・・お願い、・・・お願いします!!」
パパ「・・・わかった。亜衣がそこまで本当に気持ちをかためているのなら、募金額が潤くんの目を治せるくらいに集まったら、一緒に潤くんの家に行こう、そしてパパから頼んでやるから、亜衣は何も心配しないで、潤くんのことだけ考えてがんばりなさい。」
亜衣「ありがとうパパ、ママ、ありがとう」 迷いがなくなった亜衣は更に募金活動を続けていった。
それから1年という時が経とうとしていた。とうとう潤の目を治せるくらいの募金額が集まったので、亜衣はお父さんに報告した。
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