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第十五章
15-19.微風
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「しばらくここで足止めか」
「はい。先触れは出したので、夜には入城できるはずです」
仁たちは魔の森の切れ目の辺りで休息を取っていた。予定外の帰還であるため、余計な混乱を招かぬよう、セシルはエリーネ他1名を使者として放ち、今は暗くなるのを待っているところだ。
奴隷騎士隊を不要な任務で帝都から遠ざけたガウェインの企みがどのようなものなのか、政治と無縁の仁には想像もできないが、コーデリアに魔王妃やユミラの情報を伝えれば、何かわかることもあるのではないかと思っていた。
「魔王様はお気に入りのエリーネが心配ですか?」
隊員たちから少し離れたところで仁がセシルと並んでバイザー越しに帝都の方角を眺めていると、先ほどまで隊員たちにいろいろ指示を出していたファレスが兜を小脇に抱え、冷ややかな視線を寄越してきていた。
「ファレスさん。なんでそうなるんですか……」
なぜか戻っている呼び方に、仁は肩を落とす。名前を呼んでくれるようになったファレスだったが、たまに魔王呼びに戻るのだ。当初は侮蔑の色の濃かった呼び方だったが、今ではからかうような場面で使われているだけマシかもしれないと仁は思うことにする。
「なんていうか、ファレスさんってちょっとコーディーに似ているよね」
もちろん顔が似ているとかではなく、仁を魔王呼びしてからかったり、皮肉めいた言い回しをしたりするところが、だ。仁がそんなことを思いながらも素直な感想を口にすると、ファレスは顔を真っ赤に茹で上げて、顔の前でパタパタと手を振った。
「な、何を言うんですか魔王様は。わ、私なんかがご主人様に似ているなんて、ご主人様に失礼じゃないですか」
仁を非難するファレスの頬には、ほんのりと笑窪(えくぼ)が浮いていた。仁は初めて会ったときのようなファレスの笑窪がいつかまた見られる日が来ればとは思っていたが、こんなにも早く見られるとは思っておらず、パチパチと瞬きを繰り返す。
「その、ファレスさんって、本当にコーディーが好きなんだね」
仁は、ふと、玲奈のライブに行ったときのことを思い出す。ライブ会場の開場前に物販購入のための列に並んでいたとき、玲奈の衣装や髪形、メイクを真似た中高生くらいの女性ファンが、周囲の男たちから玲奈みたいだと言われて喜んでいたのだ。
当時の仁はそれを見て「玲奈ちゃんの方が断然可愛いけどね」などと謎の対抗心を発揮して益体(やくたい)もないことを思っていたものだが、憧れの人に似ていると言われることは、本人にとってとても嬉しいことに違いない。
ファレスの場合は内面が似ているという意味だが、それでもファレスが喜んでいることがわかるくらいには、仁にも女心がわかるのだ。
「あ、当り前じゃないですか。ご主人様は大変すばらしいお方なのです。例えば――」
ファレスによるコーデリア語りが始まるかと思った仁だったが、鈴の音のようなセシルの笑い声が聞こえ、ファレスが口を紡ぐ。「ごめんなさい」と謝るセシルに、ファレスは咳払いで答えた。
「と、とにかく、ご主人様は素晴らしい方だということです」
ファレスはそう言い放つと、セシルに少しは休むよう早口で進言してから隊員たちの元に戻っていった。
「あんなに生き生きしたファレスは初めてです」
「そうなの?」
仁が聞き返すと、セシルは柔らかく微笑んだ。
「普段のファレスは凛々しい騎士の顔と、慎み深く優しい完全無欠の貴族のご令嬢の顔を使い分けていました。そのどちらも私に足りないもので、とても尊敬していたのですが、今思えば、どこか作り物のようだったかもしれません」
きっと今のファレスが素なのだろうと語るセシルの言葉を聞きながら、仁はファレスの背中を見つめる。
「それに、コーデリア様のことも、普段は“ご主人様”ではなく、“姫様”って呼んでいるんですよ?」
「そういえば、セシルはともかく、隊のみんなもコーディーのことを“ご主人様”とは呼んでないんだね」
「はい。コーデリア様が、奴隷ではあっても騎士であることを自覚してほしいとおっしゃられて」
「なるほどね」
仁は納得して頷くと同時に、ファレスは自覚できているのだろうかと疑問に思う。仁の気持ちが顔に出ていたのか、セシルが苦笑いを浮かべた。
「今のファレスも魅力的だと思いますけど、ご主人様呼びは改めないと、コーデリア様に叱られてしまいそうですね」
「それはちょっと見てみたい気もする」
仁は歯を見せて笑い、ついでに自身の呼び名も完全に改めてくれないかと考える。
「それはそうと、ジンさん。ずっと兜を被っていると疲れませんか? バイザーまで下したままですし」
「あー……」
道中でファレスに「どこに敵の目があるかわからない」と言った手前、仁はなんとなく被り続けていたが、正直に言えば、そろそろ兜を取って解放感を味わいたい気分になっていた。もちろん食事中はバイザーを上げていたが、寝る時まで甲冑を付けたままというのは、少々やりすぎだったかもしれない。
兜を脱がないまでも、バイザーを開けるくらいはしてもいいかもしれない。そう思った仁はバイザーに手をかけて持ち上げた。
直後、風が頬を撫でる。心地よさを齎すはずの森の微風は、なぜか仁には、どろどろしているように感じられた。仁が顔を顰めると同時に、仁の傍らで地面の草を食んでいた八脚軍馬が顔を上げた。
八脚軍馬がきょろきょろと辺りを見回す。
「どうかしたの?」
仁が問うと、八脚軍馬は僅かに首を傾げた。
『主主。今、何かいたような気がしたんですけど、気のせいだったみたいです』
「そっか」
仁はどこか釈然としない気持ちを抱きながら自身でも周囲の気配を探るが、特に異常は感じられなかった。いつの間にか、風は心地よいものに変わっていた。
「ジンさん?」
「ううん。何でもない」
仁は両手を上に挙げて伸びをする。きっとずっと窮屈な思いをしていたからだろうと、仁は首を左右に交互に傾けながら思うことにするが、もやもやした違和感は心の端に居座り続けた。
「虫の知らせじゃないといいけど……」
小さく呟いた仁の言葉が、夕暮れの空気の中に溶けて消えていった。
「はい。先触れは出したので、夜には入城できるはずです」
仁たちは魔の森の切れ目の辺りで休息を取っていた。予定外の帰還であるため、余計な混乱を招かぬよう、セシルはエリーネ他1名を使者として放ち、今は暗くなるのを待っているところだ。
奴隷騎士隊を不要な任務で帝都から遠ざけたガウェインの企みがどのようなものなのか、政治と無縁の仁には想像もできないが、コーデリアに魔王妃やユミラの情報を伝えれば、何かわかることもあるのではないかと思っていた。
「魔王様はお気に入りのエリーネが心配ですか?」
隊員たちから少し離れたところで仁がセシルと並んでバイザー越しに帝都の方角を眺めていると、先ほどまで隊員たちにいろいろ指示を出していたファレスが兜を小脇に抱え、冷ややかな視線を寄越してきていた。
「ファレスさん。なんでそうなるんですか……」
なぜか戻っている呼び方に、仁は肩を落とす。名前を呼んでくれるようになったファレスだったが、たまに魔王呼びに戻るのだ。当初は侮蔑の色の濃かった呼び方だったが、今ではからかうような場面で使われているだけマシかもしれないと仁は思うことにする。
「なんていうか、ファレスさんってちょっとコーディーに似ているよね」
もちろん顔が似ているとかではなく、仁を魔王呼びしてからかったり、皮肉めいた言い回しをしたりするところが、だ。仁がそんなことを思いながらも素直な感想を口にすると、ファレスは顔を真っ赤に茹で上げて、顔の前でパタパタと手を振った。
「な、何を言うんですか魔王様は。わ、私なんかがご主人様に似ているなんて、ご主人様に失礼じゃないですか」
仁を非難するファレスの頬には、ほんのりと笑窪(えくぼ)が浮いていた。仁は初めて会ったときのようなファレスの笑窪がいつかまた見られる日が来ればとは思っていたが、こんなにも早く見られるとは思っておらず、パチパチと瞬きを繰り返す。
「その、ファレスさんって、本当にコーディーが好きなんだね」
仁は、ふと、玲奈のライブに行ったときのことを思い出す。ライブ会場の開場前に物販購入のための列に並んでいたとき、玲奈の衣装や髪形、メイクを真似た中高生くらいの女性ファンが、周囲の男たちから玲奈みたいだと言われて喜んでいたのだ。
当時の仁はそれを見て「玲奈ちゃんの方が断然可愛いけどね」などと謎の対抗心を発揮して益体(やくたい)もないことを思っていたものだが、憧れの人に似ていると言われることは、本人にとってとても嬉しいことに違いない。
ファレスの場合は内面が似ているという意味だが、それでもファレスが喜んでいることがわかるくらいには、仁にも女心がわかるのだ。
「あ、当り前じゃないですか。ご主人様は大変すばらしいお方なのです。例えば――」
ファレスによるコーデリア語りが始まるかと思った仁だったが、鈴の音のようなセシルの笑い声が聞こえ、ファレスが口を紡ぐ。「ごめんなさい」と謝るセシルに、ファレスは咳払いで答えた。
「と、とにかく、ご主人様は素晴らしい方だということです」
ファレスはそう言い放つと、セシルに少しは休むよう早口で進言してから隊員たちの元に戻っていった。
「あんなに生き生きしたファレスは初めてです」
「そうなの?」
仁が聞き返すと、セシルは柔らかく微笑んだ。
「普段のファレスは凛々しい騎士の顔と、慎み深く優しい完全無欠の貴族のご令嬢の顔を使い分けていました。そのどちらも私に足りないもので、とても尊敬していたのですが、今思えば、どこか作り物のようだったかもしれません」
きっと今のファレスが素なのだろうと語るセシルの言葉を聞きながら、仁はファレスの背中を見つめる。
「それに、コーデリア様のことも、普段は“ご主人様”ではなく、“姫様”って呼んでいるんですよ?」
「そういえば、セシルはともかく、隊のみんなもコーディーのことを“ご主人様”とは呼んでないんだね」
「はい。コーデリア様が、奴隷ではあっても騎士であることを自覚してほしいとおっしゃられて」
「なるほどね」
仁は納得して頷くと同時に、ファレスは自覚できているのだろうかと疑問に思う。仁の気持ちが顔に出ていたのか、セシルが苦笑いを浮かべた。
「今のファレスも魅力的だと思いますけど、ご主人様呼びは改めないと、コーデリア様に叱られてしまいそうですね」
「それはちょっと見てみたい気もする」
仁は歯を見せて笑い、ついでに自身の呼び名も完全に改めてくれないかと考える。
「それはそうと、ジンさん。ずっと兜を被っていると疲れませんか? バイザーまで下したままですし」
「あー……」
道中でファレスに「どこに敵の目があるかわからない」と言った手前、仁はなんとなく被り続けていたが、正直に言えば、そろそろ兜を取って解放感を味わいたい気分になっていた。もちろん食事中はバイザーを上げていたが、寝る時まで甲冑を付けたままというのは、少々やりすぎだったかもしれない。
兜を脱がないまでも、バイザーを開けるくらいはしてもいいかもしれない。そう思った仁はバイザーに手をかけて持ち上げた。
直後、風が頬を撫でる。心地よさを齎すはずの森の微風は、なぜか仁には、どろどろしているように感じられた。仁が顔を顰めると同時に、仁の傍らで地面の草を食んでいた八脚軍馬が顔を上げた。
八脚軍馬がきょろきょろと辺りを見回す。
「どうかしたの?」
仁が問うと、八脚軍馬は僅かに首を傾げた。
『主主。今、何かいたような気がしたんですけど、気のせいだったみたいです』
「そっか」
仁はどこか釈然としない気持ちを抱きながら自身でも周囲の気配を探るが、特に異常は感じられなかった。いつの間にか、風は心地よいものに変わっていた。
「ジンさん?」
「ううん。何でもない」
仁は両手を上に挙げて伸びをする。きっとずっと窮屈な思いをしていたからだろうと、仁は首を左右に交互に傾けながら思うことにするが、もやもやした違和感は心の端に居座り続けた。
「虫の知らせじゃないといいけど……」
小さく呟いた仁の言葉が、夕暮れの空気の中に溶けて消えていった。
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