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第1章 初めましてカニさん
気になる
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教室に戻ってもタカアシくんの事が忘れられなくて、授業は上の空だ。タカアシくんは気になるところだらけだ。まず、私だけがカニに見えるというのが気になった。他の子にはちゃんとしたイケメンに見えているのだろうか。あとはペンとか持てるのか、とか何食べるのかなどが気になる。
(その他は・・・触ってみたい・・・とか。ってこれ変態じゃん!)
「いやいや、相手カニだってば!あっ。」
思わず、声に出てしまった。気付いたときはもう遅く、クラス中の視線を集めていた。先生は驚きと呆れ顔でこちらを見ていた。
「ふふふ・・・!カニ?カニ好きなの?あはっあはは!カニ、そっかぁカニかぁー!」
「あっ、ちが、もう!泉ちゃん笑いすぎ!思わず声に出たっていうか・・・あと、カニ、カニって連呼しないで!は、恥ずかしい・・・」
恥ずかしさで顔が熱くなってくる。クラスの皆も笑っていて、めちゃくちゃ恥ずかしい。先生は苦笑いしていた。そして、手を叩いて授業を再開した。思わず声が出たのも、こんな恥ずかしい思いをしたのも、自業自得ではあるがタカアシくんのせいにすることにした。
恥ずかしい思いはしたものの、授業は終わりお昼休みとなった。熱は冷めつつあるが、まだ恥ずかしい・・・
「みちる!ご飯食べよ!天気いいし、中庭とか行く?」
「うん!あっ、今、みちるって・・・」
「あー、友達だしみちるって呼びたかったから。あれ?ダメだった・・・?」
「ううん!嬉しい!わ、私も泉って呼んでもいいかな・・・?」
呼び捨てで呼んでもらえたのが嬉しかった。友達を呼ぶのに許可なんていらないだろうけど、一応言った方がいいのかなと思い、おずおず聞いた。
泉ちゃんは、きょとんとした顔をした後、満面の笑みでうん!と言った。少し、照れくさかった。
2人でお弁当を持って中庭に行くと、天気がいいからか、人は割と多かった。だが、運良く空いているベンチを見つけて、2人で座った。お弁当を広げて食べた。泉とおしゃべりしながら食べていると渡り廊下が騒がしいのに気がついた。
「なんか、あっち騒がしいね。」
「あぁ、水野さんじゃないかな?すっごい美人なの。あのタカアシくんと付き合ってるって噂もあるの。」
「つ、付き合ってる!?」
(カニと付き合うってどういう感じなんだろ・・・)
「あくまで噂だよ。まぁ、でも美男美女だよねー。負け確定だよ・・・」
泉は項垂れながらもそもそとお弁当を食べていた。私には、また新たなる疑問ができた。
"水野さん"・・・美人で、あのタカアシくんと付き合ってる・・・はたして、人間なんだろうか。たぶん、水野さんがいるところには、人だかりでできていてよく見えなかった。
そこで私は、転校してから前の学校の親友に連絡してないことを思い出した。慌てて、電源を切っていた携帯に電源をつけた。そして、親友にLINEを送ってまた電源を切った。
友達もできて気になる人?もできて、楽しい学校生活になりそうだと独り言ちた。
『転校した学校で、友達できたよ!楽しくなりそう。あとね、気になる人ができたんだ、カニだけど・・・また連絡するねー!』
「・・・・・・はぁ?」
(その他は・・・触ってみたい・・・とか。ってこれ変態じゃん!)
「いやいや、相手カニだってば!あっ。」
思わず、声に出てしまった。気付いたときはもう遅く、クラス中の視線を集めていた。先生は驚きと呆れ顔でこちらを見ていた。
「ふふふ・・・!カニ?カニ好きなの?あはっあはは!カニ、そっかぁカニかぁー!」
「あっ、ちが、もう!泉ちゃん笑いすぎ!思わず声に出たっていうか・・・あと、カニ、カニって連呼しないで!は、恥ずかしい・・・」
恥ずかしさで顔が熱くなってくる。クラスの皆も笑っていて、めちゃくちゃ恥ずかしい。先生は苦笑いしていた。そして、手を叩いて授業を再開した。思わず声が出たのも、こんな恥ずかしい思いをしたのも、自業自得ではあるがタカアシくんのせいにすることにした。
恥ずかしい思いはしたものの、授業は終わりお昼休みとなった。熱は冷めつつあるが、まだ恥ずかしい・・・
「みちる!ご飯食べよ!天気いいし、中庭とか行く?」
「うん!あっ、今、みちるって・・・」
「あー、友達だしみちるって呼びたかったから。あれ?ダメだった・・・?」
「ううん!嬉しい!わ、私も泉って呼んでもいいかな・・・?」
呼び捨てで呼んでもらえたのが嬉しかった。友達を呼ぶのに許可なんていらないだろうけど、一応言った方がいいのかなと思い、おずおず聞いた。
泉ちゃんは、きょとんとした顔をした後、満面の笑みでうん!と言った。少し、照れくさかった。
2人でお弁当を持って中庭に行くと、天気がいいからか、人は割と多かった。だが、運良く空いているベンチを見つけて、2人で座った。お弁当を広げて食べた。泉とおしゃべりしながら食べていると渡り廊下が騒がしいのに気がついた。
「なんか、あっち騒がしいね。」
「あぁ、水野さんじゃないかな?すっごい美人なの。あのタカアシくんと付き合ってるって噂もあるの。」
「つ、付き合ってる!?」
(カニと付き合うってどういう感じなんだろ・・・)
「あくまで噂だよ。まぁ、でも美男美女だよねー。負け確定だよ・・・」
泉は項垂れながらもそもそとお弁当を食べていた。私には、また新たなる疑問ができた。
"水野さん"・・・美人で、あのタカアシくんと付き合ってる・・・はたして、人間なんだろうか。たぶん、水野さんがいるところには、人だかりでできていてよく見えなかった。
そこで私は、転校してから前の学校の親友に連絡してないことを思い出した。慌てて、電源を切っていた携帯に電源をつけた。そして、親友にLINEを送ってまた電源を切った。
友達もできて気になる人?もできて、楽しい学校生活になりそうだと独り言ちた。
『転校した学校で、友達できたよ!楽しくなりそう。あとね、気になる人ができたんだ、カニだけど・・・また連絡するねー!』
「・・・・・・はぁ?」
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