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第3章 作戦決行と初めまして?
作戦決行①
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いよいよ、芹香がやって来る日になった。
私は早めに準備しようと思って、6時半くらいに起床した。
(ちょっと、起きるの早かったかな・・・)
でも、目が覚めちゃったし早く準備するのに越したことはないだろう。先に朝ごはん食べてから着替えようと思い、部屋を出て顔を洗いに行った。
顔を洗ったりしてから、朝ごはん、何食べようかなと考えながらリビングに入ると父が新聞を読みながらコーヒーを飲んでいた。スーツを着ているところを見ると土曜日だというのに仕事なのか。
お疲れ様です。と心の中で呟いた。
母は、鼻歌を歌いながら卵とベーコンを焼いていた。今日の朝食は洋食系なのかな。いい匂いがしてくぅーと、お腹が鳴った。聞いていたのか、父がクスリと笑った気がした。恥ずかしくなって、おはよう!と少し大きな声で言うと父はくすくす笑っておはよう、と言った。すると、鼻歌を歌っていた母が私の声で私に気づき、少し、驚いた顔をした。
「おはよう。みちる、土曜日なのにずいぶん早起きね。・・・まさか、デート?」
慌てて否定しようと思ったが、デート、の単語に新聞を読んでいる父がピクリと反応した。動揺しているようだ。その証拠に飲むために持ち上げたであろうコーヒーカップが口にいかず、ピタリと止まっている。すると、新聞から少し顔を出し、口を開いた。
「・・・転校してきたばかりなんだぞ、そんなすぐに、デ、デートする相手が見つかるわけないだろう。新しくできた友達と出掛けるとかじゃないか?・・・そうだろう?みちる」
何故、本人に振るのだろうか。そうだろう?と、聞いているが本音は、そうであってほしい、とかなのだろう。反応は少し、面白いが父を不安にさせるのは良くない。デートではないのは確実なのだから。
「うん、デートじゃないよ。あぁ、ほら、引越しする前の家に遊びに来たことある子が私に会いに来てくれて、その子と出掛けるの。」
「なぁんだ、つまらない。あ、遊びに来たことある子って芹香ちゃんね!美人さんよねぇ。また、家にも遊びにおいでって言っておいてちょうだい。」
「面白がっちゃって・・・。ハイハイ、芹香には伝えておくよ。あー、お腹すいた。お母さん、私の分ある?」
「ええ、あるわよ。今用意するわね。みちる~、気になる男の子ができたら私に教えてね!応援するわよ~」
「え、お、教えないよ!ていうか、そんな人できるわけないって。はい!もう、この話は終わり!」
このままだと、埒が明かない。母は、こういった恋バナが好きなのが困ったところだ。適当に話を切り上げて、食パンを焼いて朝ごはんを食べ始めた。
母や父とドラマの話や、最近ハマったことなどのくだらない話をしながら朝ごはんを食べ終わった。私は食器をシンクに置き、着替えるために部屋へ戻った。
昨日の夜、悩みに悩んで結局シンプルなワンピースになった。お気に入りのワンピースで、長袖の真紅のギンガムチェックで胸元のところが白いレース生地になっていて、クールすぎない大人っぽさがある。
いそいそとワンピースを着て、耳には金色の三日月の形をした小ぶりのイヤリングを着け、髪はセミロングだから限界はあるが、少し高めの位置でポニーテールにして、ワンピースと同じ真紅のリボンを結んだ。
メイクはあまり得意ではなかったから、簡単に、ナチュラルメイクといわれるメイクをした。
……芹香にメイクし直されるかもしれないな。
まぁそれも楽しいからいいか、と思い時計を見るともう家を出る時間になっていた。
昨日の夜のうちに準備しておいた黒のショルダーバッグを取って、パタパタを階段を駆け下りた。
玄関に行く前にリビングに寄り、両親に声をかけた。
「それじゃ、行ってくるねー!」
「行ってらっしゃい!芹香ちゃんによろしくね。」
「…気を付けて行ってきなさい。」
「はーい、行ってきまーす!」
両親に手を振って最近買った黒いパンプスを履いて、家を出た。
今日は晴天で、お出かけ日和だ。芹香と会ってショッピングは久しぶりだから楽しみで、ワクワクしている。芹香はオシャレだから今日の服装もきっと大人っぽくて、綺麗なんだろう。そこも楽しみだ。
久々に仲のいい友人と会って遊べることにニヤニヤする顔を抑えながら待ち合わせ場所であるショッピングモールへと向かった。
「あ、タカアシくんのこと忘れてた。」
はたと芹香とのショッピングの他にある目的を思い出した。
タカアシくんを芹香に会わせること、である。正確には偶然を装って芹香にタカアシくんを見せること、なのだが。
……何事もなければいいが…
「ま、考えたって仕方ないよね!なるようになる!ショッピング楽しみ~」
この数時間後、芹香とタカアシくんのことで頭を抱えることになるとは、今の私は知らなかった……
私は早めに準備しようと思って、6時半くらいに起床した。
(ちょっと、起きるの早かったかな・・・)
でも、目が覚めちゃったし早く準備するのに越したことはないだろう。先に朝ごはん食べてから着替えようと思い、部屋を出て顔を洗いに行った。
顔を洗ったりしてから、朝ごはん、何食べようかなと考えながらリビングに入ると父が新聞を読みながらコーヒーを飲んでいた。スーツを着ているところを見ると土曜日だというのに仕事なのか。
お疲れ様です。と心の中で呟いた。
母は、鼻歌を歌いながら卵とベーコンを焼いていた。今日の朝食は洋食系なのかな。いい匂いがしてくぅーと、お腹が鳴った。聞いていたのか、父がクスリと笑った気がした。恥ずかしくなって、おはよう!と少し大きな声で言うと父はくすくす笑っておはよう、と言った。すると、鼻歌を歌っていた母が私の声で私に気づき、少し、驚いた顔をした。
「おはよう。みちる、土曜日なのにずいぶん早起きね。・・・まさか、デート?」
慌てて否定しようと思ったが、デート、の単語に新聞を読んでいる父がピクリと反応した。動揺しているようだ。その証拠に飲むために持ち上げたであろうコーヒーカップが口にいかず、ピタリと止まっている。すると、新聞から少し顔を出し、口を開いた。
「・・・転校してきたばかりなんだぞ、そんなすぐに、デ、デートする相手が見つかるわけないだろう。新しくできた友達と出掛けるとかじゃないか?・・・そうだろう?みちる」
何故、本人に振るのだろうか。そうだろう?と、聞いているが本音は、そうであってほしい、とかなのだろう。反応は少し、面白いが父を不安にさせるのは良くない。デートではないのは確実なのだから。
「うん、デートじゃないよ。あぁ、ほら、引越しする前の家に遊びに来たことある子が私に会いに来てくれて、その子と出掛けるの。」
「なぁんだ、つまらない。あ、遊びに来たことある子って芹香ちゃんね!美人さんよねぇ。また、家にも遊びにおいでって言っておいてちょうだい。」
「面白がっちゃって・・・。ハイハイ、芹香には伝えておくよ。あー、お腹すいた。お母さん、私の分ある?」
「ええ、あるわよ。今用意するわね。みちる~、気になる男の子ができたら私に教えてね!応援するわよ~」
「え、お、教えないよ!ていうか、そんな人できるわけないって。はい!もう、この話は終わり!」
このままだと、埒が明かない。母は、こういった恋バナが好きなのが困ったところだ。適当に話を切り上げて、食パンを焼いて朝ごはんを食べ始めた。
母や父とドラマの話や、最近ハマったことなどのくだらない話をしながら朝ごはんを食べ終わった。私は食器をシンクに置き、着替えるために部屋へ戻った。
昨日の夜、悩みに悩んで結局シンプルなワンピースになった。お気に入りのワンピースで、長袖の真紅のギンガムチェックで胸元のところが白いレース生地になっていて、クールすぎない大人っぽさがある。
いそいそとワンピースを着て、耳には金色の三日月の形をした小ぶりのイヤリングを着け、髪はセミロングだから限界はあるが、少し高めの位置でポニーテールにして、ワンピースと同じ真紅のリボンを結んだ。
メイクはあまり得意ではなかったから、簡単に、ナチュラルメイクといわれるメイクをした。
……芹香にメイクし直されるかもしれないな。
まぁそれも楽しいからいいか、と思い時計を見るともう家を出る時間になっていた。
昨日の夜のうちに準備しておいた黒のショルダーバッグを取って、パタパタを階段を駆け下りた。
玄関に行く前にリビングに寄り、両親に声をかけた。
「それじゃ、行ってくるねー!」
「行ってらっしゃい!芹香ちゃんによろしくね。」
「…気を付けて行ってきなさい。」
「はーい、行ってきまーす!」
両親に手を振って最近買った黒いパンプスを履いて、家を出た。
今日は晴天で、お出かけ日和だ。芹香と会ってショッピングは久しぶりだから楽しみで、ワクワクしている。芹香はオシャレだから今日の服装もきっと大人っぽくて、綺麗なんだろう。そこも楽しみだ。
久々に仲のいい友人と会って遊べることにニヤニヤする顔を抑えながら待ち合わせ場所であるショッピングモールへと向かった。
「あ、タカアシくんのこと忘れてた。」
はたと芹香とのショッピングの他にある目的を思い出した。
タカアシくんを芹香に会わせること、である。正確には偶然を装って芹香にタカアシくんを見せること、なのだが。
……何事もなければいいが…
「ま、考えたって仕方ないよね!なるようになる!ショッピング楽しみ~」
この数時間後、芹香とタカアシくんのことで頭を抱えることになるとは、今の私は知らなかった……
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