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第三話・恥辱
その期待はある意味叶えられ、ある意味裏切られることとなった。
「とてもよく似合っているよ、雅」
雅は西洋のメイド服を着せられ、脚を出した格好で一生懸命裾の短いスカートを両手で押さえつけていた。
西洋のレースで出来た靴下留めという物を腰に巻き、そこから伸びる紐が太腿まで伸びている。スカートという物もヒラヒラしていて落ち着かないし、何より今までずっと着物で隠してきた脚がまるまる出てしまっているのが落ち着かない。
最も気にしていたのは、宗一郎に命じられて下着をつける事を許されていないのが恥ずかしくて恥ずかしくて堪らない。
今まできちんと結っていた髪も、初夜の前に風呂に入って以来結う事を禁じられている。うねうねとした自分の癖っ毛が好きではないので、劣等感をさらけ出されている気がしてそれも落ち着かない。
その雅の腰よりある波打った黒髪を、宗一郎が満足そうに手に取って弄ぶ。
「いい格好だね。西洋の女中の格好だよ」
「女中……?」
雅の大きな目が不安に揺れて宗一郎を見上げる。彼にとってはそれが愉快で堪らない。
「昨晩の君の態度は……不可、だ」
「そんな……なんで?」
はじめてを捧げたのに。
痛いのを我慢したのに。
「私は宗一郎を好きやと思うてる。宗一郎の方から私を望んだのに、私を憎まはって私に女中の格好をさせるやなんて、どないな仕打ちやの」
黒い目を少しきつくさせて宗一郎を見ると、大きな手が顎にかかってくい、と上向かされる。
「君には俺に従属する気持ちをまずは形から覚えて貰おうと思って。昨晩、君は俺に歯向かった。妻なのに俺に対して異論を唱え、初夜なのに俺の命令を聞かなかった」
「そやかてあれは……!」
ぐっ、と顎にかけられていた手に力がこもった。
「ほら、そういう所だ」
言葉に詰まって目だけで訴えると、「その目も」と言われてしまう。
あんな恥ずかしい事を強要されて逆らうなという方がどうかしている。
「そんならどないしたらええの?」
「雅、口を開いて」
「え?」
「いいから」
言われておずおずと小さく口を開くと、「もっと」と言われて大きく口を開く。
「んぇっ」
その中に征十郎が指を入れて雅の舌を掴んできた。
「ふぇ……え……」
琥珀色の目が真っ直ぐに雅を見下ろして、形のいい唇が残酷な現実を突きつけてくる。
「君は俺の妻だけれど、俺に絶対服従する様になるまでは女中の格好をして貰うよ。俺が求めたら股を開いて受け入れる事。口答えは許さない。もし歯向かったらお仕置きだ、いいね」
言葉が終わり、最後に舌を掴んでいた指でぐりぐりと雅の舌を嬲ってから、指先と舌の間に透明な糸が引いたのを確認して「しゃぶって」と命令する。
言われた通りに雅が桃色の唇をすぼめて宗一郎の長い指をしゃぶると、その柔らかい舌や歯列、口腔を宗一郎の指が蹂躙してくる。
「んっ、……んぅ」
ちゃぷちゃぷと音がして恥ずかしく、困って宗一郎を見上げると満足そうな顔で見下ろしている。
「いい子だね。これからもずっとこうやって従順だといいんだが」
ちゅるっと指を抜いてから雅の唾液にまみれたそれを彼女の目の前でしゃぶって見せると、雅の頬がじわりと熱を持つ。
こんな調子では下着をつけさせて欲しいという願いすら言えないではないか。それでも、お仕置きと言われても夫が妻にするものだから食事を抜かれるのが精々だろう。
そう思って、雅は下着の許可を求める事にした。どうにもこんな丈の短くてひらひらした物を着たまま、下着をつけずにこの広い洋館を歩き回ったり、階段の上り下りをするだなんて想像しただけでも恥ずかしい。下着をつけさせて貰えるのなら、空腹ぐらい我慢出来る。
「あの、せめて下着をつけさせ……て」
だが、口を開いてすぐに後悔した。
一気に宗一郎の顔が不機嫌になり、苛つきをまとった目が厳しく見下ろしてくる。
「自分の立場が分かっていないみたいだね。おいで」
そのまま、雅は引きずられる様にして宗一郎の部屋を連れ出され、雅は片手でスカートを押さえながら歩く度にふわふわとする裾に戦慄し、使用人が忙しく掃除をしている洋館一階の玄関ホールまで引っ張られた。
「あ……あの、宗一郎?」
「そこの壁に手をつくんだ」
言われておずおずと白い壁に手をつくとひやりと冷たい。すぐ側には花台があり、高そうな花瓶には白い鉄砲百合が生けられている。
不安に思いながら背後の宗一郎を気にしていると、ぐっと腰を引かれて尻を突き出す様な格好になりますます恥ずかしい。挙句――
ばさっ
「いやぁっ!」
メイド服のスカートがめくり上げられ、黒いスカートと白いフリルのパニエがふわりと宙を舞ったあと、そこには雅の白い尻が剥きだしになっていた。
「やめ、やめて!」
「雅」
必死になって両手でスカートを元に戻そうとするが、逆にその両手首を戒められてしまった。
「やめて、人が見てるさかい」
使用人の視線を感じるのは気の所為ではない筈だ。好奇の視線が注がれて居た堪れなくなり、せめてと思って膝を合わせて固く脚を閉じようとすると、その脚を宗一郎の膝が割ってくる。
「お仕置きだよ、雅。お前たち、仕事をしながら見ておいで」
後ろから宗一郎の涼やかな声が聞こえてから後、宗一郎が着物の帯を解く音が小さく聞こえて、雅の手首が後ろ手でぐるぐると戒められた。
ひどい。
だが、彼女がそう思っていたのもまだ温かったらしく、次には思っていもいなかった折檻が彼女を襲う。
バシィッ
「ぃあっ!」
大きな手が遠慮なく雅の白い尻を叩いてくる。
バシィッ
「いだいっ!」
バシィッ
「おねが、堪忍してぇっ!」
「君は少し黙っていられないの?」
冷徹な声がして宗一郎が着物の袂から絹のハンカチを取り出すと、それを雅の口に押し込んだ。
「んんーっ!」
もう雅の白くてやわい尻には赤い跡がついてしまって、ひりひりとした痛みが彼女を襲っている。それでも宗一郎が手を休める事はなかった。
「十回だよ。あと七回」
バシィッ
「んぅーっ!」
雅は壁に綺麗な顔を押し付けて涙を流し、痛みと羞恥に堪える。
子供の頃から良家の子女として厳しい躾けを受けてきて折檻を受けた事はあっても、尻を叩かれるなんて子供の頃だけだ。こんな歳になって剥き出しの尻を夫に、しかも使用人が見ている前で叩かれるなんて。
バシィッ
「うううううううっっ」
旦那様は私を守ってくれるんじゃなかったの?
バシィッ
ちょっと待って。
バシィッ
体が熱いのは恥ずかしいから? そうに決まってる。
バシィッ
お尻が痛い。じんじんする。それに熱い。
バシィッ
宗一郎の目が興奮しているのに雅は気付かない。
「最後」
冷たい声が雅の耳に刺さり、一際強く尻が叩かれる。
バシィッ
「んっ……んっ、んぅっ、ふぐぅっ」
壁に頭を押し付けたままの雅は、涙をぼろぼろ零しながら鼻水を垂らして泣いていた。
ひどい。
どうしてこんな仕打ちするの。
涙で濡れた目で宗一郎を振り向くと着物の下は何も着ておらず、髪と同じ色素の薄い色の茂みの下にはもう欲望がそそり立っていた。息を呑んで目を見開く雅が壁に上半身を押し付けて逃げると、それを追う様に宗一郎が肉棒をしごきながら雅を壁に追い詰める。
「んむふ!」
やめてと叫んでも長い指がぬるぬると秘唇を往復して、思わず背筋を反らせてしまう。
「みやは変態だね。叩かれてこんなとろとろになるなんて」
酷い言葉にカァッと頬が熱を持つ。
酷い言葉を言っているのは宗一郎で、酷いのは宗一郎なのに、感じてしまっているのは自分だ。その落差が悲しくて、恥ずかしい。
「うんふぃいふぃ(見んといて)」
そう言っても使用人の視線が突き刺さるように感じ、肉襞がひくひくして淫靡に宗一郎や男性使用人を誘う。
「挿れる前に少し慣らしてあげようか。君は昨晩処女を失ったばかりだし」
宗一郎がそう言うと雅の胎内にぬる、と長い指が差し込まれて背筋に甘美な震えが走った。
唾液が溢れてじわじわと口に入れられた上等なハンカチを侵食してゆき、それを噛み締めると口の奥に唾液が溜まり、懸命になって飲み込む。
ぬる、ぬちゅ、と小さな音がする度に雅の下腹がきゅんきゅんして宗一郎の指を締め付ける。自然と鼻息が荒くなって切ない吐息を漏らしながら冷たい壁に体を押し付けると、ずずっと鼻水を啜る。
尻を叩かれて折檻されて、悲しくて恥ずかしい筈なのにどうして体は反応してしまっているんだろう?
「んっぅ、んんっ、んふ……、ん、ぅっ」
痺れた様に熱くなる下半身を誤魔化す様に腰を振ると、宗一郎が「駄目だよ」と注意をし、ぴしゃんと軽く雅の尻を叩いてから片手で腰を固定してしまう。
「みや、君の痴態を皆が見てるよ」
「んんぅっ」
確かめようとして、本当に使用人に見られていて目でも合ってしまえば恥ずかしくて死にたくなる。壁に顔を押し付けたまま必死になって上半身を起こし、脚を閉じようとするが、宗一郎の手と足があって叶わない。
「何をそんなに腰を振ってるの? はやく俺が欲しいのかい? お仕置きされているというのに、全くいやらしいね。この目で処女を確認したのが嘘みたいだ」
宗一郎の酷い言葉が悲しい筈なのに、背筋がぞくぞくしてしまう。
「そうだ、いい事を考えた」
宗一郎が嬉しそうに目を輝かせると、肉棒を雅の体に押し付けて体を寄せ壁際の花台の花から白い百合を一輪抜き取り、それを雅の顔に寄せて香りを嗅がせる。
「みや、これは何?」
「ふひ」
「そう、百合だね。これを菊と融合するよ」
「?」
分かっていない雅の顔を百合でぱさぱさと叩いてから、宗一郎は雅の尻の肉に手を添えて菊座を親指で広げると、その窄まった孔に葉を断った百合の茎を埋め込んだ。
冷たくて細いものが不浄の孔に入り込んでくる。
「ふぁっ! んんっ……んんんんんんんんっっっ!!」
やめて。
そんな所。
茎の先端が胎の中のやわい肉をつついて、雅はぶるっと体を震わせる。小さな顔も細い脚も震えていた。
嫌な筈なのに、ぞくぞくして立てなくなってしまう。膝から力が抜けそうになると、それを宗一郎が片手で支えて百合を抜き差しし始める。
「ふぁっ、ふぅんっ、あっ、んぁっ、んんんふーっっ!」
情けない悲鳴が漏れて鼻息が荒くなり、首を切なく振ると波打った黒髪が顔の両側でわさわさと揺れた。
「美しいよ、みや。菊座に百合が融合して、実に美しい」
とろとろと涎が沸き起こって口の中のハンカチを汚してゆく。
葉を断った部分の突起が壁を引っかいて変な気分になってしまう。それが何度も差し入れされ、雅は気がおかしくなりそうになって額をごりごりと壁にすりつける。
「みやの花びらも潤って俺を欲しているみたいだね」
興奮した宗一郎の声がして、鋭敏になっている秘部にぬるぬると肉棒の先端が塗りつけられる感覚がした後、ぬぷっと太いものが侵入してきた。
「んんーっ!」
背筋がぞくぞくっとして思わず反らしてしまうと、額が赤くなるほどに壁にこすりつける。
「ほら、動くよ。昨晩ほどは優しくしてあげないから覚悟をするんだ。言っておくがこれはお仕置きだからね」
ずぶり、ぬちゅりと宗一郎が腰を動かし始めると、雅が腰をくねらせて抵抗した。が、すぐに宗一郎がぴしゃんと赤くなった尻を叩いて諌めてしまう。
「んんふっ」
「お仕置きなのに感じてるの?」
その意地悪な質問に雅は返事をしない。頭を壁にこすりつけ、宗一郎を押し出そうと下腹に力を入れるが、それは彼を感じさせる事にしかならない。
「凄く締まるね。それは抵抗してるつもりなのかい? ならお仕置きだ」
「んひっ」
宗一郎が雅の菊座に挿された百合の花をまた抜き差しし始めると、雅の細い体が目に見えて震え、細い脚もガクガクと震え、遂には膝をついてしまった。両手が使えないので無様に膝と肩でガクリと伏せるが、ぎりぎり顔だけは床につける事はなかった。
「おや、我慢出来なくなったの?」
ずるんっと宗一郎の肉棒が抜けてしまい、くつくつと喉で笑いながら宗一郎も床に膝をつくと愛液でぬるぬるになった肉棒をすぐに押し込んだ。
「んふーっ!」
柔らかな肉壁がきゅうっと締め付けてきて最高に気持ちよく、宗一郎は夢中になって腰を振った。肉棒を差し入れする度に接合部から愛液が溢れ、雅の白い腿や床を汚してゆく。
狭隘な肉穴の中で宗一郎の肉棒の先端がごりごりと突いては引き、その度に雅が鼻から甘ったれた息を漏らす。
「おや、お前固くしているのかい?」
宗一郎の声がして雅が顔を冷たい床に押し付けながら横を向くと、一人の使用人が少し離れた場所から股間を押さえて赤い顔でこちらを見ていた。
「雅に処理をさせてもいいが、まだ彼女の色々な場所は初物だからね。それを全部俺が奪ってからならお前達に与えてやってもいいよ」
その言葉に雅の背筋が一気に凍る。
宗一郎は夫になったのだから体を許して、こんな事をさせるのも夫だから許している。他人に触れられるだなんてとんでもない。
「んんふ! んんーっ!」
雅が口の中に詰め物をされたまま叫ぶと、肉壁がぎゅっと宗一郎を締め付ける。
「っ……ぁっ、みや、いい、よ」
ぱんぱんと宗一郎の陰嚢と雅の尻がぶつかる音が速まってから、ぐっと最奥を突いて宗一郎が喰いしばった歯の間から熱い息を漏らし、吐精する。熱い子種が子宮の入り口に迸り、雅が顔を冷たい床に押し付けて呻く。
暫く二人が荒くなった息を整え、周囲からも興奮を帯びた空気が窺える。
恥辱にまみれた雅がぎゅっと目を閉じると、大粒の涙が頬を伝って床に溜まった。
宗一郎の息が整ってから役目を終えたものを抜くと、少し拡がった膣から白いものがバタバタと床に落ちる。菊座に挿さっていた百合も一気に抜いてしまうと雅が脱力した体を震わせ、そのまま気を失って本当に脱力してしまった。
「雅?」
床に広がった長い黒髪を手で分けて紅潮した顔を出し、ぺちぺちと叩いても反応がない。一つ息をついてから宗一郎は雅の手首を戒めていた帯を外して自分の着物を着つけると、気を失った彼女を抱き上げて使用人に一言言葉を残す。
「百合と床、片付けておいて」
そのまま階段を上って、宗一郎は雅を抱いたまま部屋へ戻って行った。
「とてもよく似合っているよ、雅」
雅は西洋のメイド服を着せられ、脚を出した格好で一生懸命裾の短いスカートを両手で押さえつけていた。
西洋のレースで出来た靴下留めという物を腰に巻き、そこから伸びる紐が太腿まで伸びている。スカートという物もヒラヒラしていて落ち着かないし、何より今までずっと着物で隠してきた脚がまるまる出てしまっているのが落ち着かない。
最も気にしていたのは、宗一郎に命じられて下着をつける事を許されていないのが恥ずかしくて恥ずかしくて堪らない。
今まできちんと結っていた髪も、初夜の前に風呂に入って以来結う事を禁じられている。うねうねとした自分の癖っ毛が好きではないので、劣等感をさらけ出されている気がしてそれも落ち着かない。
その雅の腰よりある波打った黒髪を、宗一郎が満足そうに手に取って弄ぶ。
「いい格好だね。西洋の女中の格好だよ」
「女中……?」
雅の大きな目が不安に揺れて宗一郎を見上げる。彼にとってはそれが愉快で堪らない。
「昨晩の君の態度は……不可、だ」
「そんな……なんで?」
はじめてを捧げたのに。
痛いのを我慢したのに。
「私は宗一郎を好きやと思うてる。宗一郎の方から私を望んだのに、私を憎まはって私に女中の格好をさせるやなんて、どないな仕打ちやの」
黒い目を少しきつくさせて宗一郎を見ると、大きな手が顎にかかってくい、と上向かされる。
「君には俺に従属する気持ちをまずは形から覚えて貰おうと思って。昨晩、君は俺に歯向かった。妻なのに俺に対して異論を唱え、初夜なのに俺の命令を聞かなかった」
「そやかてあれは……!」
ぐっ、と顎にかけられていた手に力がこもった。
「ほら、そういう所だ」
言葉に詰まって目だけで訴えると、「その目も」と言われてしまう。
あんな恥ずかしい事を強要されて逆らうなという方がどうかしている。
「そんならどないしたらええの?」
「雅、口を開いて」
「え?」
「いいから」
言われておずおずと小さく口を開くと、「もっと」と言われて大きく口を開く。
「んぇっ」
その中に征十郎が指を入れて雅の舌を掴んできた。
「ふぇ……え……」
琥珀色の目が真っ直ぐに雅を見下ろして、形のいい唇が残酷な現実を突きつけてくる。
「君は俺の妻だけれど、俺に絶対服従する様になるまでは女中の格好をして貰うよ。俺が求めたら股を開いて受け入れる事。口答えは許さない。もし歯向かったらお仕置きだ、いいね」
言葉が終わり、最後に舌を掴んでいた指でぐりぐりと雅の舌を嬲ってから、指先と舌の間に透明な糸が引いたのを確認して「しゃぶって」と命令する。
言われた通りに雅が桃色の唇をすぼめて宗一郎の長い指をしゃぶると、その柔らかい舌や歯列、口腔を宗一郎の指が蹂躙してくる。
「んっ、……んぅ」
ちゃぷちゃぷと音がして恥ずかしく、困って宗一郎を見上げると満足そうな顔で見下ろしている。
「いい子だね。これからもずっとこうやって従順だといいんだが」
ちゅるっと指を抜いてから雅の唾液にまみれたそれを彼女の目の前でしゃぶって見せると、雅の頬がじわりと熱を持つ。
こんな調子では下着をつけさせて欲しいという願いすら言えないではないか。それでも、お仕置きと言われても夫が妻にするものだから食事を抜かれるのが精々だろう。
そう思って、雅は下着の許可を求める事にした。どうにもこんな丈の短くてひらひらした物を着たまま、下着をつけずにこの広い洋館を歩き回ったり、階段の上り下りをするだなんて想像しただけでも恥ずかしい。下着をつけさせて貰えるのなら、空腹ぐらい我慢出来る。
「あの、せめて下着をつけさせ……て」
だが、口を開いてすぐに後悔した。
一気に宗一郎の顔が不機嫌になり、苛つきをまとった目が厳しく見下ろしてくる。
「自分の立場が分かっていないみたいだね。おいで」
そのまま、雅は引きずられる様にして宗一郎の部屋を連れ出され、雅は片手でスカートを押さえながら歩く度にふわふわとする裾に戦慄し、使用人が忙しく掃除をしている洋館一階の玄関ホールまで引っ張られた。
「あ……あの、宗一郎?」
「そこの壁に手をつくんだ」
言われておずおずと白い壁に手をつくとひやりと冷たい。すぐ側には花台があり、高そうな花瓶には白い鉄砲百合が生けられている。
不安に思いながら背後の宗一郎を気にしていると、ぐっと腰を引かれて尻を突き出す様な格好になりますます恥ずかしい。挙句――
ばさっ
「いやぁっ!」
メイド服のスカートがめくり上げられ、黒いスカートと白いフリルのパニエがふわりと宙を舞ったあと、そこには雅の白い尻が剥きだしになっていた。
「やめ、やめて!」
「雅」
必死になって両手でスカートを元に戻そうとするが、逆にその両手首を戒められてしまった。
「やめて、人が見てるさかい」
使用人の視線を感じるのは気の所為ではない筈だ。好奇の視線が注がれて居た堪れなくなり、せめてと思って膝を合わせて固く脚を閉じようとすると、その脚を宗一郎の膝が割ってくる。
「お仕置きだよ、雅。お前たち、仕事をしながら見ておいで」
後ろから宗一郎の涼やかな声が聞こえてから後、宗一郎が着物の帯を解く音が小さく聞こえて、雅の手首が後ろ手でぐるぐると戒められた。
ひどい。
だが、彼女がそう思っていたのもまだ温かったらしく、次には思っていもいなかった折檻が彼女を襲う。
バシィッ
「ぃあっ!」
大きな手が遠慮なく雅の白い尻を叩いてくる。
バシィッ
「いだいっ!」
バシィッ
「おねが、堪忍してぇっ!」
「君は少し黙っていられないの?」
冷徹な声がして宗一郎が着物の袂から絹のハンカチを取り出すと、それを雅の口に押し込んだ。
「んんーっ!」
もう雅の白くてやわい尻には赤い跡がついてしまって、ひりひりとした痛みが彼女を襲っている。それでも宗一郎が手を休める事はなかった。
「十回だよ。あと七回」
バシィッ
「んぅーっ!」
雅は壁に綺麗な顔を押し付けて涙を流し、痛みと羞恥に堪える。
子供の頃から良家の子女として厳しい躾けを受けてきて折檻を受けた事はあっても、尻を叩かれるなんて子供の頃だけだ。こんな歳になって剥き出しの尻を夫に、しかも使用人が見ている前で叩かれるなんて。
バシィッ
「うううううううっっ」
旦那様は私を守ってくれるんじゃなかったの?
バシィッ
ちょっと待って。
バシィッ
体が熱いのは恥ずかしいから? そうに決まってる。
バシィッ
お尻が痛い。じんじんする。それに熱い。
バシィッ
宗一郎の目が興奮しているのに雅は気付かない。
「最後」
冷たい声が雅の耳に刺さり、一際強く尻が叩かれる。
バシィッ
「んっ……んっ、んぅっ、ふぐぅっ」
壁に頭を押し付けたままの雅は、涙をぼろぼろ零しながら鼻水を垂らして泣いていた。
ひどい。
どうしてこんな仕打ちするの。
涙で濡れた目で宗一郎を振り向くと着物の下は何も着ておらず、髪と同じ色素の薄い色の茂みの下にはもう欲望がそそり立っていた。息を呑んで目を見開く雅が壁に上半身を押し付けて逃げると、それを追う様に宗一郎が肉棒をしごきながら雅を壁に追い詰める。
「んむふ!」
やめてと叫んでも長い指がぬるぬると秘唇を往復して、思わず背筋を反らせてしまう。
「みやは変態だね。叩かれてこんなとろとろになるなんて」
酷い言葉にカァッと頬が熱を持つ。
酷い言葉を言っているのは宗一郎で、酷いのは宗一郎なのに、感じてしまっているのは自分だ。その落差が悲しくて、恥ずかしい。
「うんふぃいふぃ(見んといて)」
そう言っても使用人の視線が突き刺さるように感じ、肉襞がひくひくして淫靡に宗一郎や男性使用人を誘う。
「挿れる前に少し慣らしてあげようか。君は昨晩処女を失ったばかりだし」
宗一郎がそう言うと雅の胎内にぬる、と長い指が差し込まれて背筋に甘美な震えが走った。
唾液が溢れてじわじわと口に入れられた上等なハンカチを侵食してゆき、それを噛み締めると口の奥に唾液が溜まり、懸命になって飲み込む。
ぬる、ぬちゅ、と小さな音がする度に雅の下腹がきゅんきゅんして宗一郎の指を締め付ける。自然と鼻息が荒くなって切ない吐息を漏らしながら冷たい壁に体を押し付けると、ずずっと鼻水を啜る。
尻を叩かれて折檻されて、悲しくて恥ずかしい筈なのにどうして体は反応してしまっているんだろう?
「んっぅ、んんっ、んふ……、ん、ぅっ」
痺れた様に熱くなる下半身を誤魔化す様に腰を振ると、宗一郎が「駄目だよ」と注意をし、ぴしゃんと軽く雅の尻を叩いてから片手で腰を固定してしまう。
「みや、君の痴態を皆が見てるよ」
「んんぅっ」
確かめようとして、本当に使用人に見られていて目でも合ってしまえば恥ずかしくて死にたくなる。壁に顔を押し付けたまま必死になって上半身を起こし、脚を閉じようとするが、宗一郎の手と足があって叶わない。
「何をそんなに腰を振ってるの? はやく俺が欲しいのかい? お仕置きされているというのに、全くいやらしいね。この目で処女を確認したのが嘘みたいだ」
宗一郎の酷い言葉が悲しい筈なのに、背筋がぞくぞくしてしまう。
「そうだ、いい事を考えた」
宗一郎が嬉しそうに目を輝かせると、肉棒を雅の体に押し付けて体を寄せ壁際の花台の花から白い百合を一輪抜き取り、それを雅の顔に寄せて香りを嗅がせる。
「みや、これは何?」
「ふひ」
「そう、百合だね。これを菊と融合するよ」
「?」
分かっていない雅の顔を百合でぱさぱさと叩いてから、宗一郎は雅の尻の肉に手を添えて菊座を親指で広げると、その窄まった孔に葉を断った百合の茎を埋め込んだ。
冷たくて細いものが不浄の孔に入り込んでくる。
「ふぁっ! んんっ……んんんんんんんんっっっ!!」
やめて。
そんな所。
茎の先端が胎の中のやわい肉をつついて、雅はぶるっと体を震わせる。小さな顔も細い脚も震えていた。
嫌な筈なのに、ぞくぞくして立てなくなってしまう。膝から力が抜けそうになると、それを宗一郎が片手で支えて百合を抜き差しし始める。
「ふぁっ、ふぅんっ、あっ、んぁっ、んんんふーっっ!」
情けない悲鳴が漏れて鼻息が荒くなり、首を切なく振ると波打った黒髪が顔の両側でわさわさと揺れた。
「美しいよ、みや。菊座に百合が融合して、実に美しい」
とろとろと涎が沸き起こって口の中のハンカチを汚してゆく。
葉を断った部分の突起が壁を引っかいて変な気分になってしまう。それが何度も差し入れされ、雅は気がおかしくなりそうになって額をごりごりと壁にすりつける。
「みやの花びらも潤って俺を欲しているみたいだね」
興奮した宗一郎の声がして、鋭敏になっている秘部にぬるぬると肉棒の先端が塗りつけられる感覚がした後、ぬぷっと太いものが侵入してきた。
「んんーっ!」
背筋がぞくぞくっとして思わず反らしてしまうと、額が赤くなるほどに壁にこすりつける。
「ほら、動くよ。昨晩ほどは優しくしてあげないから覚悟をするんだ。言っておくがこれはお仕置きだからね」
ずぶり、ぬちゅりと宗一郎が腰を動かし始めると、雅が腰をくねらせて抵抗した。が、すぐに宗一郎がぴしゃんと赤くなった尻を叩いて諌めてしまう。
「んんふっ」
「お仕置きなのに感じてるの?」
その意地悪な質問に雅は返事をしない。頭を壁にこすりつけ、宗一郎を押し出そうと下腹に力を入れるが、それは彼を感じさせる事にしかならない。
「凄く締まるね。それは抵抗してるつもりなのかい? ならお仕置きだ」
「んひっ」
宗一郎が雅の菊座に挿された百合の花をまた抜き差しし始めると、雅の細い体が目に見えて震え、細い脚もガクガクと震え、遂には膝をついてしまった。両手が使えないので無様に膝と肩でガクリと伏せるが、ぎりぎり顔だけは床につける事はなかった。
「おや、我慢出来なくなったの?」
ずるんっと宗一郎の肉棒が抜けてしまい、くつくつと喉で笑いながら宗一郎も床に膝をつくと愛液でぬるぬるになった肉棒をすぐに押し込んだ。
「んふーっ!」
柔らかな肉壁がきゅうっと締め付けてきて最高に気持ちよく、宗一郎は夢中になって腰を振った。肉棒を差し入れする度に接合部から愛液が溢れ、雅の白い腿や床を汚してゆく。
狭隘な肉穴の中で宗一郎の肉棒の先端がごりごりと突いては引き、その度に雅が鼻から甘ったれた息を漏らす。
「おや、お前固くしているのかい?」
宗一郎の声がして雅が顔を冷たい床に押し付けながら横を向くと、一人の使用人が少し離れた場所から股間を押さえて赤い顔でこちらを見ていた。
「雅に処理をさせてもいいが、まだ彼女の色々な場所は初物だからね。それを全部俺が奪ってからならお前達に与えてやってもいいよ」
その言葉に雅の背筋が一気に凍る。
宗一郎は夫になったのだから体を許して、こんな事をさせるのも夫だから許している。他人に触れられるだなんてとんでもない。
「んんふ! んんーっ!」
雅が口の中に詰め物をされたまま叫ぶと、肉壁がぎゅっと宗一郎を締め付ける。
「っ……ぁっ、みや、いい、よ」
ぱんぱんと宗一郎の陰嚢と雅の尻がぶつかる音が速まってから、ぐっと最奥を突いて宗一郎が喰いしばった歯の間から熱い息を漏らし、吐精する。熱い子種が子宮の入り口に迸り、雅が顔を冷たい床に押し付けて呻く。
暫く二人が荒くなった息を整え、周囲からも興奮を帯びた空気が窺える。
恥辱にまみれた雅がぎゅっと目を閉じると、大粒の涙が頬を伝って床に溜まった。
宗一郎の息が整ってから役目を終えたものを抜くと、少し拡がった膣から白いものがバタバタと床に落ちる。菊座に挿さっていた百合も一気に抜いてしまうと雅が脱力した体を震わせ、そのまま気を失って本当に脱力してしまった。
「雅?」
床に広がった長い黒髪を手で分けて紅潮した顔を出し、ぺちぺちと叩いても反応がない。一つ息をついてから宗一郎は雅の手首を戒めていた帯を外して自分の着物を着つけると、気を失った彼女を抱き上げて使用人に一言言葉を残す。
「百合と床、片付けておいて」
そのまま階段を上って、宗一郎は雅を抱いたまま部屋へ戻って行った。
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「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
一夜の過ちで懐妊したら、幼なじみの冷酷皇帝に溺愛されました
由香没落貴族の娘・柳月鈴は、宮廷で医官見習いとして働いていた。
ある夜、皇帝即位の宴で酒に酔い、幼なじみだった皇帝・李景珩と再会する。
遠い存在になったはずの彼。
けれど、その夜をきっかけに月鈴の運命は大きく動き出す。
冷酷と恐れられる皇帝が、なぜか彼女だけには甘すぎて――。
彼の巨大な体に覆われ、満たされ、貪られた——一晩中
桜井ベアトリクス妹を救出するため、一ヶ月かけて死の山脈を越え、影の沼地を泳ぎ、マンティコアとポーカー勝負までした私、ローズ。
やっと辿り着いた先で見たのは——フェイ王の膝の上で甘える妹の姿。
「助けなんていらないわよ?」
は?
しかも運命の光が私と巨漢戦士マキシマスの間で光って、「お前は俺のものだ」宣言。
「片手だけなら……」そう妥協したのに、ワイン一杯で理性が飛んだ。
彼の心臓の音を聞いた瞬間、私から飛びついて、その夜、彼のベッドで戦士のものになった。