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君を感じたい
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肌も露わな姿になったリリアンナは、ボゥッとしながらこのまま自分の体がディアルトに捧げられるのだと思っていた。
「綺麗だ……」
ちゅ……とリップ音を立ててキスを終えたディアルトが、胸元と脚を露わにしたリリアンナを見下ろし呟く。
肉食獣のようにペロリと自身の唇を舐め、ディアルトは自分も夜着を脱いだ。
鍛え上げられた肉体が晒され、リリアンナは思わず息を呑む。ディアルトの肌を目にする機会は割とあったが、こうして閨で男として見ると凄まじい色気を感じる。
戦地に出てより研ぎ澄まされた鋼のような肉体は、圧倒的な雄のオーラを醸しだし、リリアンナに嫌でも自身の性を感じさせる。
「君を感じたい。生きていると実感したい」
たっぷりとした胸の果実を揉み、ディアルトはリリアンナを見つめたままその先端を口に含んだ。
「ぁ……っ」
誰にも許していない場所に温かな舌が触れ、リリアンナはか細い声を上げて怯えた。
ちゅぷ……、ちゅっとディアルトがリリアンナの乳首を舐め、赤子のように吸い上げる。
「あぁ……、あ、……ン、あぁ……」
どうしていいか分からないリリアンナは、ディアルトの髪を両手でかき回した。
お腹の奥で何か熱いものがトロリと溢れた気がし、腰が落ち着かない。モゾモゾと身じろぎしていると、内腿を撫で上げたディアルトの手がリリアンナの下着に触れた。
「ん! んーっ」
下着のクロッチに指を押し当てられ、クニクニと花弁の形を確認されるだけで、リリアンナは過敏に腰を跳ねさせる。
それを窘めるように乳首を甘噛みされ、反対側の先端をキュッと摘ままれた。
たっぷりと唾液を纏わせたディアルトの舌が、リリアンナの白い乳房を這い回る。テラリと唾液で光った自身の乳房を見て、リリアンナは体が燃え上がるほど赤くなった。
「リリィ、可愛い」
ディアルトの手が下着に侵入し、濡れた花弁に触れる。
「や……っ、殿下っ、き、汚い……っ」
悲鳴に似た声を出すも、ディアルトにちゅっとキスをされ咎められた。
「ディアルトって呼ぶ約束だ。それにリリィの体で汚い所なんてない」
「でも……っ、ぁ、あ……」
なおも何か言い返そうとしたのに、ディアルトの指がリリアンナの花弁を上下になぞり、ゆっくりと寛げてくる。
「怖いか?」
クチュクチュと濡れた音が花弁から聞こえ、リリアンナは全身の血が沸騰しそうな感覚を味わっている。
「怖い……というより、恥ずかしいです……」
消え入りそうな声で応えるリリアンナは、いつものようにディアルトの目をまっすぐ見ることができないでいた。
こんな恥ずかしく、なのに逃げられない目に遭うのなら、騎士たちを相手に十人抜きで模擬試合をしたほうがまだマシだ。
「大丈夫だ。俺しかいない」
囁かれ、また愛しげにキスをされる。
同時につぷ……とディアルトの指が蜜口の中に侵入し、リリアンナは息を止めて体を強張らせた。
「リリィ、怖がらなくて大丈夫だ。息を吐いて体を柔らかくして。硬くなっていると、ここも緊張したままでやりづらい」
こんなどうしようもなく恥ずかしく緊張する局面で、ディアルトの低く穏やかな声は心を落ち着かせてくれる。信頼する主の声に従い、リリアンナは懸命に体の力を抜いた。
「よし、いい子だ。そのまま体の力を抜いていて。デリケートな部分を触るから、痛かったらすぐに言うこと。いいね?」
「はい……。ぁ、……っあ」
返事をするとディアルトの指が膣内で蠢き、まだ硬いリリアンナの処女肉をほぐそうとする。自分の体の中で何かが動く感覚に慣れず、リリアンナはとっさにいきんでディアルトの指を押し返そうとした。
けれど彼に「体の力を抜くこと」と言われたのを思い出し、懸命に力を抜こうとする。だが次にディアルトの指がぬぷっと奥まで入ろうとし、やはり体に力が入ってしまう。
結果、脳がくだす命令に体がついていかず、体をくねらせ思いもよらない動きをしてしまう。ヒクッと腰が跳ねるのも、自分の意に逆らう反応で、リリアンナは混乱していた。
「ん……っ、んく、――っふ、ぁ、あぁっ」
リリアンナが懸命に未知の感覚と戦っているあいだにも、下腹部からはぐちゅぐちゅと次第に蜜の量を増した音が聞こえている。
「綺麗だ……」
ちゅ……とリップ音を立ててキスを終えたディアルトが、胸元と脚を露わにしたリリアンナを見下ろし呟く。
肉食獣のようにペロリと自身の唇を舐め、ディアルトは自分も夜着を脱いだ。
鍛え上げられた肉体が晒され、リリアンナは思わず息を呑む。ディアルトの肌を目にする機会は割とあったが、こうして閨で男として見ると凄まじい色気を感じる。
戦地に出てより研ぎ澄まされた鋼のような肉体は、圧倒的な雄のオーラを醸しだし、リリアンナに嫌でも自身の性を感じさせる。
「君を感じたい。生きていると実感したい」
たっぷりとした胸の果実を揉み、ディアルトはリリアンナを見つめたままその先端を口に含んだ。
「ぁ……っ」
誰にも許していない場所に温かな舌が触れ、リリアンナはか細い声を上げて怯えた。
ちゅぷ……、ちゅっとディアルトがリリアンナの乳首を舐め、赤子のように吸い上げる。
「あぁ……、あ、……ン、あぁ……」
どうしていいか分からないリリアンナは、ディアルトの髪を両手でかき回した。
お腹の奥で何か熱いものがトロリと溢れた気がし、腰が落ち着かない。モゾモゾと身じろぎしていると、内腿を撫で上げたディアルトの手がリリアンナの下着に触れた。
「ん! んーっ」
下着のクロッチに指を押し当てられ、クニクニと花弁の形を確認されるだけで、リリアンナは過敏に腰を跳ねさせる。
それを窘めるように乳首を甘噛みされ、反対側の先端をキュッと摘ままれた。
たっぷりと唾液を纏わせたディアルトの舌が、リリアンナの白い乳房を這い回る。テラリと唾液で光った自身の乳房を見て、リリアンナは体が燃え上がるほど赤くなった。
「リリィ、可愛い」
ディアルトの手が下着に侵入し、濡れた花弁に触れる。
「や……っ、殿下っ、き、汚い……っ」
悲鳴に似た声を出すも、ディアルトにちゅっとキスをされ咎められた。
「ディアルトって呼ぶ約束だ。それにリリィの体で汚い所なんてない」
「でも……っ、ぁ、あ……」
なおも何か言い返そうとしたのに、ディアルトの指がリリアンナの花弁を上下になぞり、ゆっくりと寛げてくる。
「怖いか?」
クチュクチュと濡れた音が花弁から聞こえ、リリアンナは全身の血が沸騰しそうな感覚を味わっている。
「怖い……というより、恥ずかしいです……」
消え入りそうな声で応えるリリアンナは、いつものようにディアルトの目をまっすぐ見ることができないでいた。
こんな恥ずかしく、なのに逃げられない目に遭うのなら、騎士たちを相手に十人抜きで模擬試合をしたほうがまだマシだ。
「大丈夫だ。俺しかいない」
囁かれ、また愛しげにキスをされる。
同時につぷ……とディアルトの指が蜜口の中に侵入し、リリアンナは息を止めて体を強張らせた。
「リリィ、怖がらなくて大丈夫だ。息を吐いて体を柔らかくして。硬くなっていると、ここも緊張したままでやりづらい」
こんなどうしようもなく恥ずかしく緊張する局面で、ディアルトの低く穏やかな声は心を落ち着かせてくれる。信頼する主の声に従い、リリアンナは懸命に体の力を抜いた。
「よし、いい子だ。そのまま体の力を抜いていて。デリケートな部分を触るから、痛かったらすぐに言うこと。いいね?」
「はい……。ぁ、……っあ」
返事をするとディアルトの指が膣内で蠢き、まだ硬いリリアンナの処女肉をほぐそうとする。自分の体の中で何かが動く感覚に慣れず、リリアンナはとっさにいきんでディアルトの指を押し返そうとした。
けれど彼に「体の力を抜くこと」と言われたのを思い出し、懸命に力を抜こうとする。だが次にディアルトの指がぬぷっと奥まで入ろうとし、やはり体に力が入ってしまう。
結果、脳がくだす命令に体がついていかず、体をくねらせ思いもよらない動きをしてしまう。ヒクッと腰が跳ねるのも、自分の意に逆らう反応で、リリアンナは混乱していた。
「ん……っ、んく、――っふ、ぁ、あぁっ」
リリアンナが懸命に未知の感覚と戦っているあいだにも、下腹部からはぐちゅぐちゅと次第に蜜の量を増した音が聞こえている。
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