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別離
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翌日、朝食を食べ終えたあと、アメリアがフリッツの歯磨きの世話をしてくれ、しっかりと乾いた洋服を着せてくれる。
「やっとお天気が回復したみたい。予定通り町まで連れて行ってあげるから。そこからは自力で自分のお家へ帰って?」
「……世話になったね」
「いいえ」
城へ戻れるというのに、フリッツはこの奇妙な生活に執着していた。
「俺が戻るべき場所へ戻ったら、礼を受けてくれる?」
「また会う機会があって、その時に私だとあなたが確信したのなら」
彼女の答えはひらりひらりと舞う蝶々のようで、フリッツの思いは優雅にかわされてしまう。
「君に会いたい」
泣き出したいぐらいに募る気持ちも、遠い花畑にいる蝶には届かない。
「縁があれば」
けれども、フリッツには蝶がいる花畑がどこにあるのかすら分からない。その蝶が何色なのかも分からない。
ああ、昨晩やっぱり目隠しを外しておけば良かったのか。
目覚めたアメリアはただ一言、「昨日の夜の空白の時間については、あなたを信じているから」としか言わなかった。
たったそれだけだったのだが、誠実なフリッツには何よりも有効な釘となったのだ。
「少し待って」
アメリアがフリッツの片手をテーブルに置き、それから自分の用事を済ませているのか、面積の広い布を扱う音がした。
恐らくマントか何かを身にまとったのだろうな、とフリッツが思っていると、この数日で随分と馴染んだ小さな手が重なって彼を導く。
「さぁ、行くわよ」
革靴の底が木の床を踏む音がし、簡単な間取りの小屋を通ってドアが開く音がし、フリッツは数日振りに外気の匂いを感じた。
森の匂いがする。
雨上がりのたっぷりとした水を含んだ緑の匂い、ひやりとした朝露をまとった森の湿気。
小鳥が囀り、小動物の気配までもがわかるような気がする。
ここの所ずっと屋内にいたからか、その空気を吸って体の中が浄化されるような感覚に陥った。
「森って……こんなに綺麗な所だったのか……」
アメリアに段差を注意されて下草を踏み、ドアが閉まる音がする。
「今は見えないだろうから、匂いとか湿気で綺麗な空気だって分かるでしょう? 町の中は人が多すぎるわ」
言葉の前半は嬉しそうに、後半は少し溜息混じりにアメリアが呟き、彼女がフリッツを導いて歩き始めた。
「木の根が近い所は通らないから安心して。草が生えている所は少し地面が盛り上がっているけれど、注意して歩けば大丈夫。ゆっくり行けばいいわ」
幻想的な空気のなか、フリッツを導く現実はアメリアの手の感覚だけだ。
本来なら革手袋も所持していたのだが、アメリアの素手と手を繋ぎたいのでそれはポケットに収めてある。
アメリアの手を握る力を意図的に強めてみても、可愛らしく握り返してくる反応はない。
溜息をつきながら、これがアメリアという女性なんだよな、と内心空を仰ぎ、そもそもにしてアメリアという名前そのものが偽名だという事を思い出した。
「君の本当の名前は?」
「教えない」
「……」
「俺のことをどう思ってる?」
「外見だけでは好青年だと思うわ。性格も紳士で素敵」
「じゃあ」
「けど、私は私の道を歩むの。これから召し抱えられて主人ができたとしても、それは私に与えられた人生だわ」
「……頑固」
「そうよ。……強くなければ生きていけないもの」
アメリアの選ぶ道は、彼女が行った通り木の根につまづく事のない道だ。目隠しをされて手を引かれて歩くのは怖いが、アメリアに導かれていると思うと身を委ねられる安堵感がある。
「聴いてくれ、アメリア。二度の交わりで俺は君の中で出した。もしかしたら君は俺の子を授かるかもしれない。だったら俺の所へ来ないか? 大切にする」
「駄目よ」
切なる願いを込めた言葉も、頑固な彼女には伝わらない。
「私の望みはね、行きたくない王宮でお手つきになりそうになっても、処女じゃないと分かって興味が失せられたり、それでも肉欲だけでもという連中にも、妊娠している事で諦めさせて、尚且つ解雇される事なの」
女性というものはしたたかだ。
「あなたが現れなかったら、私に今まで色目を使っていた町長の息子にしようかと思っていたけれど、気に食わない人でも王宮の権力に晒してしまうのも気の毒だし、そういう意味ではあなたの登場は絶妙なタイミングだったわ」
視界が遮られているので、フリッツの中のアメリアの表情はいつもクールな表情だった。
そんな表情でいつも淡々とした事を言われると、本当に自分は彼女に利用されただけなのかと思い、自分の気持ちが情けなくなってくる。
表情が見えないというのはこわい。
言葉は分かっても、相手の感情が見えてこない。
笑っているのが分かっても、その目が笑っていない場合があるのをフリッツは知っているし、笑いの種類にも何通りの意味がある。
「君は俺に……素敵と思っていても、そこに感情を持ち込むことはないのか?」
「……あなたの事は素敵な人だと思っているわ。本当に素敵。王子様がいるんだとしたら、きっとあなたみたいな人なんだと思う。
でもね、私はあなたみたいな素敵な人を利用して、はしたなくて酷いことをしたわ。全て自分の身を守るために。……そんな女があなたみたいな人の側にいてはいけないの」
返ってきた言葉は、フリッツが思っていたよりもずっとしっかりした返答だった。
それどころか、ちゃんと自分を思いやってくれている気持ちもある。
「そんなんじゃあ……」
「私の言う通りでしょう?」
「……期待してしまう」
指先をアメリアの手に食い込ませても、彼女は応えない。
一見冷たいように見えるが、これが不器用な彼女なりの自分への最大限の好意なのだ。
行きずりの関係でも相手を大切に思っているからこそ、子供ができた時の責任を取らせようとしたり、困らせるようなことは一切しない。
「遠くに町の端が見えてきたわ。街道に出たら私は去るから、道を右側にずっと歩いてゆけば人の多い場所へ行けるわ」
「……」
離れたくない。
こんなに知的で純粋で優しくて、会話をしていて面白いと思えた女性はいない。
宮廷の女性のように上流階級の男のことばかり考えていたり、いかに綺麗なドレスや宝石を身につけるかとか、彼女たちの思考回路とは違う。
現実的で、知識に貪欲で、男性と対等に『会話』ができる頭の良さとキレがある。
目隠しをされたままだが、黒い布越しに日差しが木々に覆われた森の中から少しずつ開けた場所に来ているのがわかった。
「俺は……必ず君を見つけ出す」
「責任感が強いのね。私の罪悪感が強くなってしまうわ」
最後に伝えた思いも、アメリアは冗談めかして優雅にかわしてしまう。
そして、フリッツの顔全面に開けた場所に降り注ぐ陽光が照らす。
「さあ、着いたわ。私は去るから……そうね、ゆっくり五百を数えて。分かっていると思うけれど、絶対に森へ戻ってきてはいけないわ。この森に慣れていないあなたなら確実に迷う」
「……わかったよ」
五百も数えれば彼女はいなくなってしまう。
アメリアの手がそっとフリッツの手を解き、彼女が離れて行くのが気配で分かる。
「アメリア!」
「……なに?」
返事は思ったよりも近くからあった。
「もう一度だけ……キスを」
彼女の気配は少しだけ躊躇い、それからフリッツのよく知った手がそっと頬に添えられ、彼は自然に顔を下ろす。
「お家につくまでの幸運を」
アメリアの声がそう囁き、唇が柔らかく重なった。
ただ唇を重ねるだけの口づけは、森の中を吹きぬける風と一緒にそっと彼女の香りを運び、優しく離れてゆく。
「それじゃあ、元気で」
そして彼女の気配と小さな足音がフリッツの後方へ離れていった。
振り返らない。
「一……、二……」
代わりに、約束通りゆっくりと五百を数え始める。
数字を口に出す度に、数日間の思い出がフリッツの脳裏に蘇っては鮮烈な記憶となって咲いてゆく。
優しい手と声だけしか知らない、知的でクールで、自己犠牲をするまでの優しすぎる彼女。
森の木立のような爽やかな香りがして、絹糸のような髪と、シルクのような肌を持つ彼女。
彼女なりの人生プランで、行きずりの自分という男を選んで初めてを捧げてくれた、不思議な彼女。
「十……、十一……」
目の奥がツンとして、黒い布を僅かに濡らした。
ずるい。
自分のルールを貫いて、一方的に跨ってきて、優しくして、フリッツの心を散々揺さ振ったというのに、姿すら見せてくれず、男の責任すら取らせてくれない。
「酷い女……」
愛情と悲しみを込めてそう呟き、それでもフリッツは約束を守り通して五百を数えた。
最後の数字を唇に載せた時にフリッツに分かったのは、自分の中に芽生えたアメリアへの確固たる愛。
同時に、自分の持つ権力や色々な物を総動員させて、この手に再び彼女を抱くことを決意していた。
「やっとお天気が回復したみたい。予定通り町まで連れて行ってあげるから。そこからは自力で自分のお家へ帰って?」
「……世話になったね」
「いいえ」
城へ戻れるというのに、フリッツはこの奇妙な生活に執着していた。
「俺が戻るべき場所へ戻ったら、礼を受けてくれる?」
「また会う機会があって、その時に私だとあなたが確信したのなら」
彼女の答えはひらりひらりと舞う蝶々のようで、フリッツの思いは優雅にかわされてしまう。
「君に会いたい」
泣き出したいぐらいに募る気持ちも、遠い花畑にいる蝶には届かない。
「縁があれば」
けれども、フリッツには蝶がいる花畑がどこにあるのかすら分からない。その蝶が何色なのかも分からない。
ああ、昨晩やっぱり目隠しを外しておけば良かったのか。
目覚めたアメリアはただ一言、「昨日の夜の空白の時間については、あなたを信じているから」としか言わなかった。
たったそれだけだったのだが、誠実なフリッツには何よりも有効な釘となったのだ。
「少し待って」
アメリアがフリッツの片手をテーブルに置き、それから自分の用事を済ませているのか、面積の広い布を扱う音がした。
恐らくマントか何かを身にまとったのだろうな、とフリッツが思っていると、この数日で随分と馴染んだ小さな手が重なって彼を導く。
「さぁ、行くわよ」
革靴の底が木の床を踏む音がし、簡単な間取りの小屋を通ってドアが開く音がし、フリッツは数日振りに外気の匂いを感じた。
森の匂いがする。
雨上がりのたっぷりとした水を含んだ緑の匂い、ひやりとした朝露をまとった森の湿気。
小鳥が囀り、小動物の気配までもがわかるような気がする。
ここの所ずっと屋内にいたからか、その空気を吸って体の中が浄化されるような感覚に陥った。
「森って……こんなに綺麗な所だったのか……」
アメリアに段差を注意されて下草を踏み、ドアが閉まる音がする。
「今は見えないだろうから、匂いとか湿気で綺麗な空気だって分かるでしょう? 町の中は人が多すぎるわ」
言葉の前半は嬉しそうに、後半は少し溜息混じりにアメリアが呟き、彼女がフリッツを導いて歩き始めた。
「木の根が近い所は通らないから安心して。草が生えている所は少し地面が盛り上がっているけれど、注意して歩けば大丈夫。ゆっくり行けばいいわ」
幻想的な空気のなか、フリッツを導く現実はアメリアの手の感覚だけだ。
本来なら革手袋も所持していたのだが、アメリアの素手と手を繋ぎたいのでそれはポケットに収めてある。
アメリアの手を握る力を意図的に強めてみても、可愛らしく握り返してくる反応はない。
溜息をつきながら、これがアメリアという女性なんだよな、と内心空を仰ぎ、そもそもにしてアメリアという名前そのものが偽名だという事を思い出した。
「君の本当の名前は?」
「教えない」
「……」
「俺のことをどう思ってる?」
「外見だけでは好青年だと思うわ。性格も紳士で素敵」
「じゃあ」
「けど、私は私の道を歩むの。これから召し抱えられて主人ができたとしても、それは私に与えられた人生だわ」
「……頑固」
「そうよ。……強くなければ生きていけないもの」
アメリアの選ぶ道は、彼女が行った通り木の根につまづく事のない道だ。目隠しをされて手を引かれて歩くのは怖いが、アメリアに導かれていると思うと身を委ねられる安堵感がある。
「聴いてくれ、アメリア。二度の交わりで俺は君の中で出した。もしかしたら君は俺の子を授かるかもしれない。だったら俺の所へ来ないか? 大切にする」
「駄目よ」
切なる願いを込めた言葉も、頑固な彼女には伝わらない。
「私の望みはね、行きたくない王宮でお手つきになりそうになっても、処女じゃないと分かって興味が失せられたり、それでも肉欲だけでもという連中にも、妊娠している事で諦めさせて、尚且つ解雇される事なの」
女性というものはしたたかだ。
「あなたが現れなかったら、私に今まで色目を使っていた町長の息子にしようかと思っていたけれど、気に食わない人でも王宮の権力に晒してしまうのも気の毒だし、そういう意味ではあなたの登場は絶妙なタイミングだったわ」
視界が遮られているので、フリッツの中のアメリアの表情はいつもクールな表情だった。
そんな表情でいつも淡々とした事を言われると、本当に自分は彼女に利用されただけなのかと思い、自分の気持ちが情けなくなってくる。
表情が見えないというのはこわい。
言葉は分かっても、相手の感情が見えてこない。
笑っているのが分かっても、その目が笑っていない場合があるのをフリッツは知っているし、笑いの種類にも何通りの意味がある。
「君は俺に……素敵と思っていても、そこに感情を持ち込むことはないのか?」
「……あなたの事は素敵な人だと思っているわ。本当に素敵。王子様がいるんだとしたら、きっとあなたみたいな人なんだと思う。
でもね、私はあなたみたいな素敵な人を利用して、はしたなくて酷いことをしたわ。全て自分の身を守るために。……そんな女があなたみたいな人の側にいてはいけないの」
返ってきた言葉は、フリッツが思っていたよりもずっとしっかりした返答だった。
それどころか、ちゃんと自分を思いやってくれている気持ちもある。
「そんなんじゃあ……」
「私の言う通りでしょう?」
「……期待してしまう」
指先をアメリアの手に食い込ませても、彼女は応えない。
一見冷たいように見えるが、これが不器用な彼女なりの自分への最大限の好意なのだ。
行きずりの関係でも相手を大切に思っているからこそ、子供ができた時の責任を取らせようとしたり、困らせるようなことは一切しない。
「遠くに町の端が見えてきたわ。街道に出たら私は去るから、道を右側にずっと歩いてゆけば人の多い場所へ行けるわ」
「……」
離れたくない。
こんなに知的で純粋で優しくて、会話をしていて面白いと思えた女性はいない。
宮廷の女性のように上流階級の男のことばかり考えていたり、いかに綺麗なドレスや宝石を身につけるかとか、彼女たちの思考回路とは違う。
現実的で、知識に貪欲で、男性と対等に『会話』ができる頭の良さとキレがある。
目隠しをされたままだが、黒い布越しに日差しが木々に覆われた森の中から少しずつ開けた場所に来ているのがわかった。
「俺は……必ず君を見つけ出す」
「責任感が強いのね。私の罪悪感が強くなってしまうわ」
最後に伝えた思いも、アメリアは冗談めかして優雅にかわしてしまう。
そして、フリッツの顔全面に開けた場所に降り注ぐ陽光が照らす。
「さあ、着いたわ。私は去るから……そうね、ゆっくり五百を数えて。分かっていると思うけれど、絶対に森へ戻ってきてはいけないわ。この森に慣れていないあなたなら確実に迷う」
「……わかったよ」
五百も数えれば彼女はいなくなってしまう。
アメリアの手がそっとフリッツの手を解き、彼女が離れて行くのが気配で分かる。
「アメリア!」
「……なに?」
返事は思ったよりも近くからあった。
「もう一度だけ……キスを」
彼女の気配は少しだけ躊躇い、それからフリッツのよく知った手がそっと頬に添えられ、彼は自然に顔を下ろす。
「お家につくまでの幸運を」
アメリアの声がそう囁き、唇が柔らかく重なった。
ただ唇を重ねるだけの口づけは、森の中を吹きぬける風と一緒にそっと彼女の香りを運び、優しく離れてゆく。
「それじゃあ、元気で」
そして彼女の気配と小さな足音がフリッツの後方へ離れていった。
振り返らない。
「一……、二……」
代わりに、約束通りゆっくりと五百を数え始める。
数字を口に出す度に、数日間の思い出がフリッツの脳裏に蘇っては鮮烈な記憶となって咲いてゆく。
優しい手と声だけしか知らない、知的でクールで、自己犠牲をするまでの優しすぎる彼女。
森の木立のような爽やかな香りがして、絹糸のような髪と、シルクのような肌を持つ彼女。
彼女なりの人生プランで、行きずりの自分という男を選んで初めてを捧げてくれた、不思議な彼女。
「十……、十一……」
目の奥がツンとして、黒い布を僅かに濡らした。
ずるい。
自分のルールを貫いて、一方的に跨ってきて、優しくして、フリッツの心を散々揺さ振ったというのに、姿すら見せてくれず、男の責任すら取らせてくれない。
「酷い女……」
愛情と悲しみを込めてそう呟き、それでもフリッツは約束を守り通して五百を数えた。
最後の数字を唇に載せた時にフリッツに分かったのは、自分の中に芽生えたアメリアへの確固たる愛。
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