【R-18・連載版】部長と私の秘め事

臣桜

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彼と彼女のその後 編

怖くないよ ☆

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 彼はスマホを弄ってフェリシアに命令をしたのか、室内の照明がフッと落ちた。

 けれど間接照明はついているので真っ暗ではないし、開けっぱなしの窓からネオンの明かりも差し込んできた。

(……涼さん、こんな景色を見ながら寝てるんだ)

 私は緊張しながらも、映画のワンシーンのような寝室に溜め息をつく。

「……抱き締めても大丈夫?」

 と、涼さんに尋ねられ、私はドキンッと心臓を鳴らしてから「はい」と小さく頷いた。

 また後ろで身じろぎする気配がし、腕が延びてきたと思うと優しく抱き締められる。

「ん……っ」

 緊張しすぎて心臓がバクバクうるさく鳴り、口から出てしまいそうだ。

 ギュッと体に力を込めていると、涼さんは私の髪を掻き上げて耳にかけ、耳たぶにチュッと音を立てて触れるか触れないかのキスをした。

「ひっ、……ぅ……」

 たったそれだけなのに、とんでもなくいやらしい事をされている気持ちになり、私は自分の胸元を手で押さえた。

 そうでないと、本当に心臓が体から零れてしまいそうに思えたからだ。

 次に涼さんは露わになった首筋に優しく唇をつけ、……ちゅ……、と小さな音を立てる。

「んっ!」

 唇を押しつけたままチロリと首筋を舐められた瞬間、私はビクッと震えて大きな声を漏らしてしまった。

 身じろぎすると涼さんの手が乳房を包んでいて、逃げようがない。

(待って……っ!)

 バクバクと胸を高鳴らせて混乱していると、涼さんは耳元で囁いてきた。

「大丈夫? やめたほうがいい?」

 選択肢を与えられ、私は「はぁ……っ」と息を吐く。

 このまま押し流して抱いてしまう事もできるのに、立ち止まって私の意思を尋ねてくれるのは、さすが涼さんだ。

「……大丈夫、です。……ちょっとずつ」

 与えられてばかりではいけないと思った私は、か細い声で返事をする。

 すると涼さんは「良かった」と言い、ヌルッと耳孔の中に舌を差し込んできた。それは聞いてない!

「っひあぁああっ!?」

 耳舐めなんて上級テクを知らない私は、くすぐったさと気持ちよさの間に揉まれ、混乱した悲鳴を上げる。

 声を上げてからバッと口を塞ぎ、冷や汗を滲ませる。

「ん……っ、く、……うぅ……っ」

 涼さんはパジャマ越しに胸を揉み、乳首をカリカリと引っ掻いてくる。

 その気持ちよさに耐えられなくなった私は、体を丸めて涼さんの攻めから逃げようとした。

「怖くないよ。背中伸ばして」

 けれど優しい声に導かれ、私はドキドキしながら彼の胸板に背中をつける。

 すると涼さんは私を仰向けにし、起き上がって息を吐きながら髪を掻き上げた。

(うわ……、やばい……。エロ……)

 微かな光に照らされた涼さんは、普段からは想像できない色香を放っていた。

 整った顔には彫刻のように陰影がつき、その頬には長い睫毛の影ができている。

 彼は無言でスウェットの上を脱ぎ、鍛えられた上半身を晒した。

(わ……、わあ……)

 厚い胸板を見せられると服を着ている時の御曹司感はなくなり、目の前にいるのが一人の男性なのだと思い知らされる。

 想像していたよりずっと鍛えている体を前にすると、〝強気で元気な自分〟が一気に〝女〟になっていくのを感じた。

(待って……、これは……)

 胸がドキドキバクバクと鳴り騒ぎ、うるさいほどだ。

 なのに私は涼さんの半裸から目をそらせず、凝視してしまっている。

 魅入られたようにボーッとしていると、涼さんは私のズボンのウエストゴムに手をかけ、スルリと脱がせてきた。

 そして脚を開き、間に腰を挟んでくる。

(んーっ!!)

 まるでエッチの真っ最中みたいな体勢になり、私は心の中で全力で叫び、悶えた。

 さらに涼さんはスウェットの裾から手を入れ、ゆっくりと手を中に入れてくる。

「あ……っ、ぁ……」

 体の側面に手を滑らせられた途中で、涼さんの親指が刺激を受けて勃起しつつある乳首を撫でていった。

「んっ」

 それだけでビクンッと体を震わせた私の視界を、スウェットの生地が覆う。

「ん……、は……」

 混乱している間にあっという間に上を脱がされた私は、下着一枚の姿になってしまった。

「可愛いね、恵ちゃん。綺麗だ」

 誰よりも美しい涼さんに褒められた私は、照れのあまり両手で胸元を覆って横を向いた。
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