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第三部・雨3
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「邂逅」
異様な熱気に包まれる酒場の入口が開け放たれ、冷たい空気と激しい雨音が中に入り込んだ。
地を這うようにして冷気が忍び込み、入口近くに座していた者の背筋を震わせる。
コツリ、と硬いブーツの底が酒場の汚れた木製の床を鳴らし、濡れた靴が床を黒く湿らせる。長身を覆うマントからは水滴が無数に垂れ、次々と床に新しい染みが付く。
僅かに、酒場の空気が揺れた。
見ない奴が来た、と囁き合う者は数人いたが、その他は隻眼の青年の存在に気付いたものの、敢えて新しいモノに対する心の動きなどは無く、無関心を装っていた。
この街に長くいる者ほど、他人に対する興味や関心というものを失っている。
自己愛の激しい者もいれば、自己すら労わる事ができぬ者もいる。大体において、この街にいる者は自己も他人も傷付ける事しかできない。
自分の身を守っているつもりでも、その行動一つ一つは確実に自分の心の気付かぬ部分を、密やかに傷つけている。それを果てしなく繰り返し、更に他人を、自分を深く深く傷付けてゆく。終わりの無い修羅の道だ。
陽気な様でいて陰惨な酒場の真ん中を通って、青年は真っ直ぐにここの中心人物と明らかに分かる赤毛のアレクの元まで歩いた。
アレクのいる一角だけ、異様にソファやテーブルが高級品なのだ。
青年がテーブルの元まで行き、そのすぐ側で立ち止まるまでアレクは青年に注意を払おうとしなかった。
「…………あんたがアレクか」
まるで感情のない声が、片手に酒を持って女主人と話をしていたアレクを呼び止める。
そこで初めて、ゆっくりとアレクは顔を巡らせた。
幾ら酒を浴びても、決して顔に出る事のない顔だ。西方の人種特有の、オリーブ色がかった白い肌。ぬらりとした深海の魚を思わせるその色は、どんな場面においても紅潮したり青ざめたりする事はない。
無頼で豪気に笑う男だが、その目が笑った事はない。
豪快に笑いながら片手で女を抱き、もう片方の手で人を殺せる男だ。そこが恐れられるゆえんだ。何をするにも表情に出ないので、次の瞬間に何をしでかすか分からないのだ。
「…………おう、新入りか」
どろりとした半眼の目を、隻眼の青年に向ける。
「ここで暮らしたい。寝る場所はあるのか?」
アレクを目の前にしても、青年は特に思う事はないらしく、淡々とした口調で問い掛ける。
バサリと雨に濡れたフードを跳ね除けると、茶金髪の髪が現れた。短く切られた髪は顔を隠さない。包帯を巻かれた片目や、頬に走った大きく深い傷も、酒場の照明の下にそのまま晒された。
「ほぉ? 大層な傷じゃねぇか」
悦に入った声でいい、アレクは女主人のたるみかかった乳を掴む。
薄れかかった影の様に、娘が傍らに立つとアレクの器に酒を注ぐ。注ぎ終わると青年には目もくれず、娘はそのまま別の男の所へ給仕をしに行った。
「名と歳、獲物は?」
アレクの問いに青年は淀み無く答える。
「ユヴァ・シーゲル。年は二十一」
名と歳を答え、残りの質問に対してはマントを捲って腰に下げている剣を見せる。
両肩の支えがある革の腰バンドには、長剣が無数に下がっていた。門番の所で話していた彼の武勇伝での勲功である。全てに、某国の紋章と騎士の紋章がついていた。
「……騎士狩りか?」
青年を見る目が少し変えたアレクが、ユヴァと名乗った彼に尋ねる。
盗賊や野盗を名乗る類の中に、騎士を狙って仕事をする者達がいる。
地位と名声と武力を持つ騎士を討ち取って、その名を上げ、闇商人に騎士の証や紋章付きの剣や鎧を売りさばくのが目的だ。
返り討ちに遭うというリスクがある分、名のある騎士狩りはそれなりに恐れられている。
単体で行動をとる事のない騎士を、その持ち得る力を持って倒す力があるという証拠でもあるからだ。
「……いいや、騎士だった。何となく嫌になったから君主だった奴を殺したら、いきなり取り囲まれたから皆殺しにしてやろうと思った。……それでも数人逃がしたが」
やはり淡々と応えるユヴァに、アレクは満足そうに頷いた。ここに住み着く者はそれくらいはして貰わないと困る、とでも言いたそうな顔だった。
『終わりの街』は何者も歓迎しない代わりに、何者も拒絶する事はない。
入ってくる者の罪が重ければ重い程、その業が深ければ深い程、街に巣食う澱は怪物の様に質量を増してゆく。
自分よりも強く凶悪な者が入ってくる事に対しての不安や恐怖が、完全に無いといえばそれは嘘になるが、必要以上にその心配をしなくていいようなルールが敷かれている。
ただし、そのルールというのも、『晴れの街』などの普通のルールとはまた違うものなのだが。
『終わりの街』では、自分を守ってくれる立場のものというものはない。
全て、己の身一つでしなければならない。
生活保護金をくれる政府も無ければ、不当に暴力を負っても、それを訴える警察も裁判所もない。アレクこそがここの法なのだ。
だから、アレクに上手く取り入り、彼の気に食わない事さえしなければここでは何とかやっていける。
アレクの所有物である女達の作る料理を食べ、アレクが許可した場所で眠る。その代わりに、『出稼ぎ』で得た金品の中で決められた額をアレクに収めなけばならない。
これでは現在の社会が成り立つ前の革命期の社会構成だが、それさえ守っていれば、一般の社会では禁止されている事でも何でもやりたい放題なので、このルールに逆らう者はいない。
喧嘩は禁止されている事の一つだが、アレクが喧嘩の原因を聞いて納得し、許可すれば殺し合いが認められる。
皆に公開される様な決闘などではなく、寝込みを襲うのも毒殺も何でもありでの殺し合いだ。
その過程において、当事者以外の者を傷つけた場合は全員により制裁が下る。
歪んだ、それでいてしっかりとした秩序に守られたルールの下、『終わりの街』の住人は生活していた。
「若いの、なかなか骨がありそうだな。いいだろう。ここの裏にあるあばら屋を使いな。ボロだが、雨露を凌げればいいんだろ?」
アレクは鷹揚に座ったまま、顎をしゃくって酒場の裏手を示す。
ユヴァは頷くと荷物を持ち直して、酒場のドアに向かう。
途中、汚れた皿やグラスを厨房に片付けようと、こちらに戻って来る娘と擦れ違った。
一瞬、娘は何かを言いたそうにユヴァを見上げたが、その視線が交差すると急に考えを改めたのか、また何も考えない目に戻って視線を戻した。
娘なりに、ユヴァの様な若い青年はこんな場所には似つかわしくないと思い、一応の警告を通り過ぎ様にしようと思った。
だがユヴァの目を見た瞬間、なるほど、ここに来るに相応しい目をしていると思い、何も言わない事にした。
娘は生まれた時からこの酒場にいる。
この街に住みつく男達がどんな性質をしていて、どんな目をしているかは熟知している。
娘の勘が、ユヴァの隻眼を見た瞬間己に伝えたのだ。
この男もまた、修羅だと。
ユヴァがドアを開けて音もなく外に滑り出た瞬間、外の激しい雨の音が耳を強く打った。
止む事の無い、永遠の雨――。
「…………嫌な音」
娘はボソリと呟き、厨房に下がって汚れ物を洗い始めた。
「アレクさん、あの若いのが新人ですかぁ?」
酔っ払いの一人が、やけに陽気な声を上げる。陽気と言ってもこの街の住人ではその性質は知れている。歪んだ喜び、新しい獲物を見付けた、粘液質で加虐的な喜びだ。
「……腕はそこそこ立つみてぇだからな、まぁ、やってみな」
完全に面白がっているアレクの声が、それに応えるのが聞こえる。
それに重なる、母親の狂った様にも聞こえる嬌声。母親のこの笑い声を聞く度に、娘は言い様の無い感情に見舞われる。
怒り、とも苛立ちともつかぬ、何とも言えない感情。
恐らくは同族嫌悪だろう。
母親としてはあまりその役目を果たしていないが、娘にとってたった一人の肉親であり、この街でそれなりに信頼出来る人物だ。
その信頼と言っても、親子間の愛情といってものではなく、契約的な信頼関係だ。
それなりに友好的な態度は持っているものの、漠然といつか自分もこの女の様になるのだと思うと、吐き気がした。
後数年もすれば、この体は完全に成人女性の体となる。そうなれば、今まで以上に体を求める男達の数も増えるだろう。
胸の開いたドレスを着、己の体をこれ見よがしに誇示して浅ましいフェロモンを撒き散らす。母の姿を見ていると、毒蛾が毒の粉を撒き散らしている様に見える。
ああはなりたくない。
強く思うものの、他の生き方など知らない。
外の世界も知らず、『終わりの街』にいる様な人間以外の者も知らず、優しさや愛情や友情といったものも全く知らない。
目の前の実例以外の生き方など、想像しようもない。想像するという心の働きすら無い。
――終わっている。
自分の事だが、そう思う。
今日この街にやって来た、さっきの青年はこの街の事を何と思うだろうか。
ふと、そう思った。
だが、すぐに打ち消す。
意味がない。他人が何を考えているかなんて、自分には関係ない。自分の安全が保証されて、母親に決まった儲けを払う事が出来ればそれでいい。
ただ、明日の朝、あの青年が生きていれば訊いてみてもいいだろうか。
「新人狩りの切り込み役は俺がやるぜ!」
誰かが哄笑しながら言った。
異様な熱気に包まれる酒場の入口が開け放たれ、冷たい空気と激しい雨音が中に入り込んだ。
地を這うようにして冷気が忍び込み、入口近くに座していた者の背筋を震わせる。
コツリ、と硬いブーツの底が酒場の汚れた木製の床を鳴らし、濡れた靴が床を黒く湿らせる。長身を覆うマントからは水滴が無数に垂れ、次々と床に新しい染みが付く。
僅かに、酒場の空気が揺れた。
見ない奴が来た、と囁き合う者は数人いたが、その他は隻眼の青年の存在に気付いたものの、敢えて新しいモノに対する心の動きなどは無く、無関心を装っていた。
この街に長くいる者ほど、他人に対する興味や関心というものを失っている。
自己愛の激しい者もいれば、自己すら労わる事ができぬ者もいる。大体において、この街にいる者は自己も他人も傷付ける事しかできない。
自分の身を守っているつもりでも、その行動一つ一つは確実に自分の心の気付かぬ部分を、密やかに傷つけている。それを果てしなく繰り返し、更に他人を、自分を深く深く傷付けてゆく。終わりの無い修羅の道だ。
陽気な様でいて陰惨な酒場の真ん中を通って、青年は真っ直ぐにここの中心人物と明らかに分かる赤毛のアレクの元まで歩いた。
アレクのいる一角だけ、異様にソファやテーブルが高級品なのだ。
青年がテーブルの元まで行き、そのすぐ側で立ち止まるまでアレクは青年に注意を払おうとしなかった。
「…………あんたがアレクか」
まるで感情のない声が、片手に酒を持って女主人と話をしていたアレクを呼び止める。
そこで初めて、ゆっくりとアレクは顔を巡らせた。
幾ら酒を浴びても、決して顔に出る事のない顔だ。西方の人種特有の、オリーブ色がかった白い肌。ぬらりとした深海の魚を思わせるその色は、どんな場面においても紅潮したり青ざめたりする事はない。
無頼で豪気に笑う男だが、その目が笑った事はない。
豪快に笑いながら片手で女を抱き、もう片方の手で人を殺せる男だ。そこが恐れられるゆえんだ。何をするにも表情に出ないので、次の瞬間に何をしでかすか分からないのだ。
「…………おう、新入りか」
どろりとした半眼の目を、隻眼の青年に向ける。
「ここで暮らしたい。寝る場所はあるのか?」
アレクを目の前にしても、青年は特に思う事はないらしく、淡々とした口調で問い掛ける。
バサリと雨に濡れたフードを跳ね除けると、茶金髪の髪が現れた。短く切られた髪は顔を隠さない。包帯を巻かれた片目や、頬に走った大きく深い傷も、酒場の照明の下にそのまま晒された。
「ほぉ? 大層な傷じゃねぇか」
悦に入った声でいい、アレクは女主人のたるみかかった乳を掴む。
薄れかかった影の様に、娘が傍らに立つとアレクの器に酒を注ぐ。注ぎ終わると青年には目もくれず、娘はそのまま別の男の所へ給仕をしに行った。
「名と歳、獲物は?」
アレクの問いに青年は淀み無く答える。
「ユヴァ・シーゲル。年は二十一」
名と歳を答え、残りの質問に対してはマントを捲って腰に下げている剣を見せる。
両肩の支えがある革の腰バンドには、長剣が無数に下がっていた。門番の所で話していた彼の武勇伝での勲功である。全てに、某国の紋章と騎士の紋章がついていた。
「……騎士狩りか?」
青年を見る目が少し変えたアレクが、ユヴァと名乗った彼に尋ねる。
盗賊や野盗を名乗る類の中に、騎士を狙って仕事をする者達がいる。
地位と名声と武力を持つ騎士を討ち取って、その名を上げ、闇商人に騎士の証や紋章付きの剣や鎧を売りさばくのが目的だ。
返り討ちに遭うというリスクがある分、名のある騎士狩りはそれなりに恐れられている。
単体で行動をとる事のない騎士を、その持ち得る力を持って倒す力があるという証拠でもあるからだ。
「……いいや、騎士だった。何となく嫌になったから君主だった奴を殺したら、いきなり取り囲まれたから皆殺しにしてやろうと思った。……それでも数人逃がしたが」
やはり淡々と応えるユヴァに、アレクは満足そうに頷いた。ここに住み着く者はそれくらいはして貰わないと困る、とでも言いたそうな顔だった。
『終わりの街』は何者も歓迎しない代わりに、何者も拒絶する事はない。
入ってくる者の罪が重ければ重い程、その業が深ければ深い程、街に巣食う澱は怪物の様に質量を増してゆく。
自分よりも強く凶悪な者が入ってくる事に対しての不安や恐怖が、完全に無いといえばそれは嘘になるが、必要以上にその心配をしなくていいようなルールが敷かれている。
ただし、そのルールというのも、『晴れの街』などの普通のルールとはまた違うものなのだが。
『終わりの街』では、自分を守ってくれる立場のものというものはない。
全て、己の身一つでしなければならない。
生活保護金をくれる政府も無ければ、不当に暴力を負っても、それを訴える警察も裁判所もない。アレクこそがここの法なのだ。
だから、アレクに上手く取り入り、彼の気に食わない事さえしなければここでは何とかやっていける。
アレクの所有物である女達の作る料理を食べ、アレクが許可した場所で眠る。その代わりに、『出稼ぎ』で得た金品の中で決められた額をアレクに収めなけばならない。
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アレクは鷹揚に座ったまま、顎をしゃくって酒場の裏手を示す。
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止む事の無い、永遠の雨――。
「…………嫌な音」
娘はボソリと呟き、厨房に下がって汚れ物を洗い始めた。
「アレクさん、あの若いのが新人ですかぁ?」
酔っ払いの一人が、やけに陽気な声を上げる。陽気と言ってもこの街の住人ではその性質は知れている。歪んだ喜び、新しい獲物を見付けた、粘液質で加虐的な喜びだ。
「……腕はそこそこ立つみてぇだからな、まぁ、やってみな」
完全に面白がっているアレクの声が、それに応えるのが聞こえる。
それに重なる、母親の狂った様にも聞こえる嬌声。母親のこの笑い声を聞く度に、娘は言い様の無い感情に見舞われる。
怒り、とも苛立ちともつかぬ、何とも言えない感情。
恐らくは同族嫌悪だろう。
母親としてはあまりその役目を果たしていないが、娘にとってたった一人の肉親であり、この街でそれなりに信頼出来る人物だ。
その信頼と言っても、親子間の愛情といってものではなく、契約的な信頼関係だ。
それなりに友好的な態度は持っているものの、漠然といつか自分もこの女の様になるのだと思うと、吐き気がした。
後数年もすれば、この体は完全に成人女性の体となる。そうなれば、今まで以上に体を求める男達の数も増えるだろう。
胸の開いたドレスを着、己の体をこれ見よがしに誇示して浅ましいフェロモンを撒き散らす。母の姿を見ていると、毒蛾が毒の粉を撒き散らしている様に見える。
ああはなりたくない。
強く思うものの、他の生き方など知らない。
外の世界も知らず、『終わりの街』にいる様な人間以外の者も知らず、優しさや愛情や友情といったものも全く知らない。
目の前の実例以外の生き方など、想像しようもない。想像するという心の働きすら無い。
――終わっている。
自分の事だが、そう思う。
今日この街にやって来た、さっきの青年はこの街の事を何と思うだろうか。
ふと、そう思った。
だが、すぐに打ち消す。
意味がない。他人が何を考えているかなんて、自分には関係ない。自分の安全が保証されて、母親に決まった儲けを払う事が出来ればそれでいい。
ただ、明日の朝、あの青年が生きていれば訊いてみてもいいだろうか。
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