1,537 / 1,589
第二十三部・幸せへ 編
やめてほしい訳がない ☆
しおりを挟む
だが香澄に酷い事を言って傷つけ、放置していたくせに、いざ再会したらすぐに体を求めるなど彼のプライドが許さなかった。
香澄だって自分を求めてくれているのは分かる。
彼女の眼差し、視線、仕草一つ一つに、再会を喜び、今すぐ激しく抱かれて押し流されたいという願望があるのも察した。
香澄の事を愛し、一緒に暮らして些細な癖まで熟知しているからこそ、佑には痛いほど分かるのだ。
けれど抱いて仲直りしたなんて言えば、あとから色んな人に軽蔑される。
勿論、事細かに言う必要はないし、自分たちの関係修復がどんな方法であろうが、他者に誹られるいわれはない。
しかしここまで自分たちのために骨を折り、お膳立てしてくれた人々のためにも、きちんと腹を割って話し合い、双方納得した上で愛し合ったほうがいいと思ったのだ。
離れていた間、香澄だって『どうして』と思っていたはずだ。
頭を打って記憶障害になったからだと分かっていても、それまで自分を溺愛していた婚約者に掌を返したような態度をとられ、理由は分かっていても納得はできなかっただろう。
だから佑はすぐさま香澄を抱きたい衝動を堪え、少しずつ探り合い、彼女の心をほぐしていった。
そして今、ようやく香澄を愛せている。
夢にまで見た白くて滑らかな肌を両手で辿り、あえかな吐息や掠れた声を耳にして、もっと聞きたいと思って手や舌を動かす。
濡れそぼった蜜洞に指を入れて掻き混ぜているだけで、肉棒はパンパンに膨らんで先端から涎を零している。
――ほしい。
――この娘がほしい。
香澄を前にしているだけで欲望が溢れて止まらず、彼女に触れているのに渇きを感じてならない。
必死に理性を効かせなければ、今すぐ彼女に覆い被さって挿入し、激しく腰を使ってしまいそうで怖い。
香澄が嫌がってもその声や仕草に興奮し、食らい尽くすように犯す自分がたやすく想像でき、歯を食いしばって必死に堪えている。
なのに――。
「もっとして……っ」
甘く可愛らしい声で求められ、ブツンと頭の中で何かが切れた。
「あっ……」
佑は香澄の両脚を抱え上げたかと思うと、腰を掴んで引きずり、ベッドの端まで移動させる。
そして床の上に膝をつき、潤みきった彼女の秘所を見て荒々しい吐息をついた。
「たすく……、さん……」
これからされる事を予想しつつも、香澄は羞恥に染まった声で彼の名を呼び、恥ずかしい場所を隠そうと脚を閉じかける。
が、佑は内腿を押し上げ、秘唇に温かな舌を押しつけてきた。
「ん……っ」
刺激を待ち望んでヒクついていた場所に優しく滑らかな感触を得て、香澄はピクンと腰を震わせる。
佑は秘所に熱い息をかけ、力強い舌で割れ目をねぶりつつ、鼻先で淫芽を刺激した。
「あっ、あぁ……っ」
香澄はとっさに両手で佑の頭を押さえ、太腿でパフッと彼の顔を包んでしまう。
けれど蜜孔に尖らせた舌を差し込まれ、ヒュッと鋭く息を吸った。
ヌポヌポと舌を前後させられて、犯されるような感触を味わった彼女は、とっさに腰を引く。
「だ……っ、駄目っ」
とっさに声を上げると、佑は顔を離してハァ……ッと息を吐いた。
そして開いた太腿の間から、妖艶な笑みを浮かべて見つめてくる。
「……駄目? やめたほうがいい?」
窓から外の光が差し込むなか、小首を傾げて尋ねる佑は、凄絶なまでに妖しく美しかった。
「ウ……」
――ずるい。
涙目になった香澄は、小さくうめいて心の中で呟く。
やめてほしい訳がない。
全身全霊で佑を求めているから、最後まで一気に愛し抜いてほしい。
なのに恥ずかしさからとっさに「駄目」と言ってしまった自分を叩いてやりたい。
そして佑は〝本心から嫌がってる訳ではない〟と分かって、そう尋ねている。
(恥ずかしい……。でも……)
彼に見つめられながら、香澄は両手をそろりと動かし、クパ……と小さな音を立てて秘唇を広げた。
「……して」
香澄だって自分を求めてくれているのは分かる。
彼女の眼差し、視線、仕草一つ一つに、再会を喜び、今すぐ激しく抱かれて押し流されたいという願望があるのも察した。
香澄の事を愛し、一緒に暮らして些細な癖まで熟知しているからこそ、佑には痛いほど分かるのだ。
けれど抱いて仲直りしたなんて言えば、あとから色んな人に軽蔑される。
勿論、事細かに言う必要はないし、自分たちの関係修復がどんな方法であろうが、他者に誹られるいわれはない。
しかしここまで自分たちのために骨を折り、お膳立てしてくれた人々のためにも、きちんと腹を割って話し合い、双方納得した上で愛し合ったほうがいいと思ったのだ。
離れていた間、香澄だって『どうして』と思っていたはずだ。
頭を打って記憶障害になったからだと分かっていても、それまで自分を溺愛していた婚約者に掌を返したような態度をとられ、理由は分かっていても納得はできなかっただろう。
だから佑はすぐさま香澄を抱きたい衝動を堪え、少しずつ探り合い、彼女の心をほぐしていった。
そして今、ようやく香澄を愛せている。
夢にまで見た白くて滑らかな肌を両手で辿り、あえかな吐息や掠れた声を耳にして、もっと聞きたいと思って手や舌を動かす。
濡れそぼった蜜洞に指を入れて掻き混ぜているだけで、肉棒はパンパンに膨らんで先端から涎を零している。
――ほしい。
――この娘がほしい。
香澄を前にしているだけで欲望が溢れて止まらず、彼女に触れているのに渇きを感じてならない。
必死に理性を効かせなければ、今すぐ彼女に覆い被さって挿入し、激しく腰を使ってしまいそうで怖い。
香澄が嫌がってもその声や仕草に興奮し、食らい尽くすように犯す自分がたやすく想像でき、歯を食いしばって必死に堪えている。
なのに――。
「もっとして……っ」
甘く可愛らしい声で求められ、ブツンと頭の中で何かが切れた。
「あっ……」
佑は香澄の両脚を抱え上げたかと思うと、腰を掴んで引きずり、ベッドの端まで移動させる。
そして床の上に膝をつき、潤みきった彼女の秘所を見て荒々しい吐息をついた。
「たすく……、さん……」
これからされる事を予想しつつも、香澄は羞恥に染まった声で彼の名を呼び、恥ずかしい場所を隠そうと脚を閉じかける。
が、佑は内腿を押し上げ、秘唇に温かな舌を押しつけてきた。
「ん……っ」
刺激を待ち望んでヒクついていた場所に優しく滑らかな感触を得て、香澄はピクンと腰を震わせる。
佑は秘所に熱い息をかけ、力強い舌で割れ目をねぶりつつ、鼻先で淫芽を刺激した。
「あっ、あぁ……っ」
香澄はとっさに両手で佑の頭を押さえ、太腿でパフッと彼の顔を包んでしまう。
けれど蜜孔に尖らせた舌を差し込まれ、ヒュッと鋭く息を吸った。
ヌポヌポと舌を前後させられて、犯されるような感触を味わった彼女は、とっさに腰を引く。
「だ……っ、駄目っ」
とっさに声を上げると、佑は顔を離してハァ……ッと息を吐いた。
そして開いた太腿の間から、妖艶な笑みを浮かべて見つめてくる。
「……駄目? やめたほうがいい?」
窓から外の光が差し込むなか、小首を傾げて尋ねる佑は、凄絶なまでに妖しく美しかった。
「ウ……」
――ずるい。
涙目になった香澄は、小さくうめいて心の中で呟く。
やめてほしい訳がない。
全身全霊で佑を求めているから、最後まで一気に愛し抜いてほしい。
なのに恥ずかしさからとっさに「駄目」と言ってしまった自分を叩いてやりたい。
そして佑は〝本心から嫌がってる訳ではない〟と分かって、そう尋ねている。
(恥ずかしい……。でも……)
彼に見つめられながら、香澄は両手をそろりと動かし、クパ……と小さな音を立てて秘唇を広げた。
「……して」
199
あなたにおすすめの小説
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
密会~合コン相手はドS社長~
日下奈緒
恋愛
デザイナーとして働く冬佳は、社長である綾斗にこっぴどくしばかれる毎日。そんな中、合コンに行った冬佳の前の席に座ったのは、誰でもない綾斗。誰かどうにかして。
憧れのお姉さんは淫らな家庭教師
馬衣蜜柑
恋愛
友達の恋バナに胸を躍らせる教え子・萌音。そんな彼女を、美咲は優しく「大人の身体」へと作り替えていく。「ねえ萌音ちゃん、お友達よりも……気持ちよくしてあげる」眼鏡の家庭教師が教えるのは、教科書には載っていない「女同士」の極上の溶け合い方。
女性向け百合(レズビアン)R18小説。男性は出てきません。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
ヤクザの若頭は、年の離れた婚約者が可愛くて仕方がない
絹乃
恋愛
ヤクザの若頭の花隈(はなくま)には、婚約者がいる。十七歳下の少女で組長の一人娘である月葉(つきは)だ。保護者代わりの花隈は月葉のことをとても可愛がっているが、もちろん恋ではない。強面ヤクザと年の離れたお嬢さまの、恋に発展する前の、もどかしくドキドキするお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる