【R-18】不幸体質の令嬢は、地獄の番犬に買われました

臣桜

文字の大きさ
30 / 45

湖の夜3 ☆

しおりを挟む
「んああぁっ! あぁうっ、そこぉ……っ、やぁ! なのぉっ」

 癇癪を起こした子供のような声を上げ、アンバーは涙を零し腰を揺すりたてる。だがそうすればするほど、新たな快楽が生まれ余計に彼女を苛むだけだった。

「嫌なのか?」
「ぁきゃあぁっ」

 突然、どちゅんと最奥まで穿たれ、アンバーの目の前に閃光が走った。
 一瞬自分の魂が肉体から離れかけ、不思議な浮遊感を覚える。だというのに体は酷く揺さぶられ、ドスドスと最奥に激しい律動が叩き込まれた。

「君の口から『嫌だからやめて』と本音で言われるのなら、やめる事も辞さないが?」

 アンバーが感じていると分かっていながら、ヴォルフは嗜虐的な笑みを浮かべひたすらに攻めてきた。
 今まで城の寝所で包み込むように愛し、時に慰め、だがどこか偏執的な愛を受けてきた。それがヴォルフの愛し方なのだと思っていたが、実はこちらの方が彼の真実の顔なのかもしれない。

「ん、ぅ、う、ぁ、あ、あっ、ぁ、あ、ん、んぁ、あっ」

 華奢なアンバーは激しい抽送に体を揺さぶられ、腰を突き上げられる。乱暴と思えるほどの動きなのに、すっかりそれを受け入れられる体ができあがっていた。
 柔らかな膣肉は男の張り詰めた欲を受け入れ、形を変えて包み込む。吸い付き、しゃぶり上げ、精を放てと膣壁を蠕動させる。
 達したままになった体は爛熟して、蜜の甘酸っぱい香りが辺りに漂っていた。それを吸い込んだヴォルフは更に猛り、逸物を肥大させアンバーを苛む。
 ジンと痺れた頭の奥はスッと冷たい清流が流れたようになり、その部分に夜の森に息づくものの息吹が伝わった。フクロウが羽音を立て獲物を仕留める瞬間。小動物が草むらを走り抜ける小さな足音。しめやかな腐葉土を踏みしめ、足の大きな肉食獣が密やかに歩く音。――そのすべてが鋭利に感じ取れる。

「あぁーっ、ぁ、あぅ、う、んンぁ、あ、あぁ、い……っの、ぁ、もっと」

 虚ろな目が目の前の岩肌を見つめ、長い睫毛が瞬く度に大粒の涙が零れる。揺れる乳房は背後から強く突かれるたび、岩肌にピタピタと音を立てぶつかっていた。

 男の荒い息づかいが聞こえる。
 自分のものと思えない婀娜っぽい嬌声が湖を震わせ、透明な夜に響く。

 クチュクチュと絶え間なく肉真珠を弄るヴォルフの指は、アンバーの理性を失わせたというのにまだ止まる気配を見せない。

「んーっ、んぁアあっ、あうぅっ、やぁあ! もうだめぇっ、堕ちる……っ、堕ちちゃう……っ」

 悲鳴に似た嬌声を上げ、アンバーが激しく震え一際大きな波に攫われた。
 動物の本能として四つ這いの姿勢を保っていた筋肉も、すべて弛緩した。横に倒れかけたアンバーの体を背後からヴォルフが抱き留め、最後の仕上げと言わんばかりに激しく腰を振りたくった。

「アンバー、アンバー……っ!」
「…………っ、ひ、――ぁ、……う」

 その時には既に意識らしい意識を失っていたアンバーは、ただ人形のように揺さぶられ本能で彼を締め付けた。

「あぁ……っ」

 耳元で男の掠れた声が聞こえ、絶頂を告げる色っぽい吐息にアンバーはまた感じた。
 彼が自分の胎内でビクビクッと震え、最奥に向かって勢いよく欲望を発射する。ビシャビシャと白濁を叩きつけられた奥壁すらヒクつかせ、アンバーは温かな泥濘に意識を落とした。

 ――あぁ、空が堕ちてくる。

 背後からヴォルフに抱き締められ、繋がったまま見上げた空は酷く美しい。数え切れないほどのダイヤモンドが、シャワーとなってこの身に降り注ぐのかと思った。

 ――なんて贅沢なのだろう。

 温かな肉の牢獄に囚われたままアンバーは薄らと笑い、今度こそ意識を失った。
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

ヤンデレエリートの執愛婚で懐妊させられます

沖田弥子
恋愛
職場の後輩に恋人を略奪された澪。終業後に堪えきれず泣いていたところを、営業部のエリート社員、天王寺明夜に見つかってしまう。彼に優しく慰められながら居酒屋で事の顛末を話していたが、なぜか明夜と一夜を過ごすことに――!? 明夜は傷心した自分を慰めてくれただけだ、と考える澪だったが、翌朝「責任をとってほしい」と明夜に迫られ、婚姻届にサインしてしまった。突如始まった新婚生活。明夜は澪の心と身体を幸せで満たしてくれていたが、徐々に明夜のヤンデレな一面が見えてきて――執着強めな旦那様との極上溺愛ラブストーリー!

人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている

井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。 それはもう深く愛していた。 変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。 これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。 全3章、1日1章更新、完結済 ※特に物語と言う物語はありません ※オチもありません ※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。 ※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜

来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、 疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。 無愛想で冷静な上司・東條崇雅。 その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、 仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。 けれど―― そこから、彼の態度は変わり始めた。 苦手な仕事から外され、 負担を減らされ、 静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。 「辞めるのは認めない」 そんな言葉すらないのに、 無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。 これは愛? それともただの執着? じれじれと、甘く、不器用に。 二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。 無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

処理中です...