【R-18】死神元帥はただ一人のために策謀する

臣桜

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初夜3 ☆

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「唇に触れるということは……、私にもっとしてほしいとアピールしているのか?」

「え?」

 心理学など学んでいないシャーロットは、自分の何気ない行動がどういう意味を持つかなど知らない。

 数多くの間者を前にしたギルバートは、相手の一挙一動が心を読み解くヒントになる。

「いいだろう。――いい声で啼いてくれ」

 ギルバートの指が動き、腰骨の紐を引く。シャーロットの恥部を覆っている小さな布は、ハラリと下着の形状を失ってしまった。

 平らな腹部を撫で、ぷっくりと膨らんだ恥丘を撫でる。

「は……、ぁ……、はぁ」

 白銀の和毛は毛を絡ませ、その毛先は濡れていた。キュウと乳首をつままれるのと同時に、下肢の肉芽にも触れられる。

「あっ……」

 そのままツルッと蜜ですべった指は、柔らかなスリットを何度も往復した。

「……は、ぁ……、あ、……あ」

 クチャクチャと小さな音が耳に届き、嫌でも淫靡な気持ちになる。

「指を入れるぞ」
「い……」

「痛いのですか?」と問おうとする前に、小さな孔をくつろげてからギルバートの指が入り込んできた。

「ん……っ、あ」

 体内に異物が入り込むという言葉が、これほど似合う感覚はあるだろうか?

 思わず緊張して体を硬くするシャーロットを、ギルバートは空いた手で優しく宥める。

「大丈夫だ。君を痛くしようとしているんじゃない。慣れたら気持ち良くなるから、そのまま力を抜いて」

「はい……」

 シャーロットの体内に入った指は、ゆっくりとナカをかき回しながら奥へと進んでゆく。

「あっ……、あ……」

 当たり前だが慣れない感覚――他人の体の一部が自分の体に入っている――に、シャーロットはしばらく緊張していた。

 けれどギルバートの親指が膨れた真珠に優しく触れると、ピクッと腰が跳ね上がる。

「あっ!?」
「気持ちいいか?」

 言われてみれば、確かにその感覚は『気持ちいい』だった。

「あ……」

 これは怖いことではないんだ。『気持ちいいこと』なんだ。

 やっとそう思い始めると、感じ方も変わってきた。

「ん……っ、あ……っ、あっ」

 クチクチと小さな音をたてて、ギルバートの長い指がシャーロットの体を暴く。
 柔らかな壁を押し、指の腹でひっかき、ぐぅっと圧迫する。

 そのたびに、音だけでも糸を引いていると分かる、いやらしい音がした。

「んぅぅっ、あ……っ、お腹……変、です……っ」

 下腹の奥がじんじんし、思わずシャーロットは腰を揺らしてしまう。思わず自分の手で腹部をさすってみるが、シャーロットの手では疼く場所に触れない。

「苦しいか?」

(――優しい)

 何があってもまず気遣ってくれるギルバートの優しさが、じんと染み入る。

「いいえ。きっと……、気持ちいい、……なんです。お腹の奥がモゾモゾして、火が灯ったようなんです。ギルさまの指の動きが気持ち……よくて。もっと……、その……」

 言葉を探しながら誠実に答えようとしたが、シャーロットの言葉は小さくなって消えてしまった。

「どうした? もっと?」

 その先の言葉を知っていながら、ギルバートは余裕たっぷりの笑みを見せる。

 だが与えられる快楽に夢中になっているシャーロットは、彼の表情の意味など考える余裕もない。

「あの……っ、あの。……はしたないと思わないで……くださいっ」

 翡翠色の目に涙を浮かべ、シャーロットは眉を寄せてギルバートを見上げる。

 ――あぁ。

 そのすがりつくような目を向けられ、ギルバートは心が悦楽に震えるのを感じた。

 新妻が自分の指ですべてを揺さぶられ、快楽の言葉を伝えるのに必死の勇気を出そうとしている。

「思わないから、素直に言いなさい。私は君の夫だ。心配することは何もない」

 こうして穏やかな声を出すのも、シャーロットの信頼を勝ち得るためだ。

「うぅ……っ。あの、……もの足りない。……のです。気持ちいいのですが、なんていうかもどかしくて……」

 顔を真っ赤にして言うシャーロットに、ギルバートは優しく問いかける。

「もう少し激しくしてほしい?」
「……はい」

 未通の処女だからこそ、シャーロットは初めて知ってしまった快楽におっかなびっくり接している。

 気持ちいいと思えば、どこが限度なのかも知らず、その気持ちよさを追求してしまいたくなる、危なっかしさがあった。

「ではもう少し激しく指を動かすから、辛くなったら言いなさい」

「はい」

 笑ったり侮蔑の目も向けず、ギルバートは誠意のこもった態度で接してくれる。

(わたしの旦那さまは、なんて優しい方なのかしら)

 それに感動すら覚えて、シャーロットはこれからくるだろう快楽にドキドキと胸を高鳴らせた。

「指をもう一本増やすから」
「えっ?」

 それは流石に入らないのでは? と思って起き上がりかけたが、その前にギルバートの指がもう一本、ヌルッと入り込んできた。

「ひゃっ……は、入ったのですか?」

「私のモノより指は細い。三本入ったとしても、痛みの練習にはならないと思うが」

「えぇ……っ、あっ、あぁあっ!」

 二本の指が胎内で交互に動き、驚いたシャーロットは悲鳴をあげる。

 自分の体の中でまるで意志を持った小動物か何かが、自由に暴れ回っているようだ。

 けれどギルバートの指はただ闇雲に動いているわけではなく、シャーロットの反応を見ながら一番いい声を上げる場所を探っている。

「ここか?」

 ギルバートの指の腹はシャーロットの柔肉を刺激しながら、ゆっくり場所を変えている。
 それがある一点をこすった時――。

「ひゃあんっ」

 シャーロットの唇から甘い悲鳴が漏れ、とっさに彼女は自分の口元を覆っていた。

「ここがいいんだな?」

 妻の反応をみて唇をつり上げたギルバートは、そのまま執拗にいまの場所を刺激し続ける。

「いや……っ、いやですっ、そこ、やっ……、やぁっ、おなか……っ,お腹が……っ」

 自分の手が届かない、体の深部。そこをギルバートに刺激され、シャーロットはわけが分からなくなっていた。

 切ない。歯がゆい。くすぐったい。

 どの言葉も似ているような気がするけれど、やはり「気持ちいい」――が一番しっくりくるのだと思う。

「あ……っ、う、うぅっ……あ、あぁっ」

 膝頭をすり合わせ、シャーロットは身をよじらせる。

 耳に入るクチャクチャという音は、先ほどよりも大きくなっているような気がした。

「たっぷり濡れてきている。いい子だ、シャル」

 指二本を蜜壷に入れ、さらにギルバートは親指で真珠を撫でてきた。

「っあぁん!」

 感じる場所を同時に攻められ、知らずとシャーロットは口端から銀糸を垂らしている。

 だがギルバートはそれだけでは飽き足りず、空いた手でキュウッとシャーロットの色づいた乳首を摘まんだ。
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