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第4章・脱力の少女
『愛尿(あいにょん) …体液提供ドール・いいなり美少女メリカ』
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「真也? 真也? いるの? 」
メリカはキチキチに縛られたままに、身体をモゾモゾさせた、お尻もモコモコさせている。
明るい部屋の中で、汗にも塗れ光沢を放つお尻は、それ自体が可愛い生き物のように蠢いていた。
「真也・・・? 真也・・・?」
真也は、可憐なメリカのお尻に手を添えた。
途端に、メリカから安堵の雰囲気が伝わってきた。
「メリカ・・・」と優しく言った。
「はい・・・」
「可愛いね。とても可愛いよ、メリカは」
「は、はいぃ」とメリカは、優しい言葉に、羞恥の涙を上書きするかのように喜びの涙がジュワッと滲ませた。
が、すぐに堕とされる。
「そんなに可愛い子が、恋人におならをぶっ放すんだね。昨夜、何を食べたの?」
「あーっ! あーっ!」
・・・メリカは、極限の羞恥で、再び、瞬間に身体中を真っ赤にして、ブルブル身体を震わせた。
そして、気を緩ませてしまったのか、胎内に丸々挿入されていたロングローターをズブズブ・ブシャーッと排出してしまった。
「あっ! あっ!」
メリカは、もう感情も身体も制御不能であった。
ねっとりクリーミー愛液を表面にまとい、トロトロ愛液を迸らせながら飛び出てきたロングローターを真也は見て、某ロボットアニメの「エントリープラグ」の射出を思い出した。
シーツの上で、粘ついた水滴を飛ばしながら、モーター音を響かせてローターが微振動に震えていた。
「あっ、ローターを抜いたな! 勿体ない!」
真也はそれを拾い上げ、すぐに、長いローターの本体中心をスライドさせることによって電源オフにした。
ローターの表面には、泡立ったメリカの愛液が全面を覆っていた。
真也は、メリカのアイマスクをずらし、淫靡さの滴るローターを見せつけるのだった。
「あっ、ありがと・・・」
視力を解放され、まだ焦点が合わないのだが、メリカは感謝の言葉を信也に向けた、そうしつけられていた。
目じりのさがった優しげな、それでいて神秘を含んだ、本来は不可侵の黒水晶のような黒目勝ちの瞳・・・。
信也は、愛液したたる、愛液粘り着きテカるローターをメリカの眼前に近づけた。
「どう?」
と、聞かれる。
「あ、ああ・・・」とメリカの頭はパニック状態、この後、彼氏が何をするか分かっているから。「な、舐めるの? 舐めてくれるの?」
「うん」
真也は、長いローターの半分までを口に入れ、唇を閉じると引っ張り出した。
つまり、メリカの身体で生成されたクリーミィーラブジュースを口に含んだのだ。
真也は正直、その味には不満だった。
ほとんど無味であったからだ。
少しくらい、いやらしい味をしていて欲しかった。
これが性行為の初めのほうならば、おしっこ味などが楽しめたんだろうが、純水の愛液がそれを薄めてしまっていた。
が、メリカの気持ちは違った。
自分の体の中に埋め込まれたローターで、胎内をグリングリンかき回され、その負荷を和らげようと潤滑油的に溢れていた愛液が、数時間に渡って攪拌され、熟成され続けたメレンゲ分泌液である、メリカの最上級に恥ずかしがるべきものだった。
これまで何度も何度も味あわれてきて、声こそ出さなくなったが、やはり、それをされると、メリカの顔は歪んだ。
「うーっ!」と少女はうめく。
その表情を見ると、真也は満足する。
よし、メリカの心が揺さぶられている、揺さぶられている・・・、と思うのだ。
真也は、長いローターゆえの舐めていない半分のほうを、指を持ち替えてまた口に持っていこうとしたが、「どうする? 俺が残りを舐めちゃう? メリカが舐めたい?」と聞く。
メリカはもちろん、そんな恥ずかしいことはしたくない、だけども、自分が舐めなくちゃ、またも真也が舐めてしまう、恥ずかしい恥ずかしい・・・、どうすればいいの・・・?
メリカは何が何だか分からなくなって、叫んだ。
「わ、私が舐めるッ!!」
「ふーん、それは困るなぁ、俺、メリカの身体の中、ローターのミキサーでかき回され搾られたクリーミィーラブジュース大好きだからなぁ。・・・ほんじゃ、こうしよう、キスしながら、その間に、このローターを挟み入れて、二人で味わおうよ!」
「うー」
メリカはまたもうめいた。「やだよぁ、真也さん、まだ、私たち、今日はキスしてないよッ! 今日最初のキスなんだから、普通のキスがしたいよ・・・」
そうであった、メリカにとってキスは神聖なものだった。
どんなに、肉体的に過激に愛されても、キスやハグ、手をつないだりすると、メリカは途端にJK少女の恋愛モードに変わるのだった。
そして、真也もまた、そのメリカの純粋性を愛した。
「あっ、ああ! ごめん、俺、メリカが可愛くて、すぐに身体を愛すことに夢中になって、キスを忘れていた・・・、ごめんね」
メリカは縛られていて、お尻を突き上げ、顔をシーツに押し付けられる姿勢で固定されていた。
圧倒的な弱者のスタイルだ。
しかし、精神的には、お互いは平等でもあった。
自分の過失を指摘されて真也はしょげた。
しかし、メリカの精神を揺さぶる愛し方は続けられる。
「でもさぁ、今日のキスは済ませたぜ、俺、メリカの肛門に濃厚キッスしたじゃん!」
あえて、「肛門」とか「キッス」とか言ってみる。
「うーっ!」
メリカは顔を真っ赤にして恥ずかし悔しがり、「それはノーカンですッ!!」と怒った。
ひたすらに可愛い、子供みたいな小ささのくせに、真也のほうの心も揺さぶる妖精ちゃんであった。
「分かったよ、じゃあ、いったん、縛るのをやめようね」
「はい」
真也は、ベッドサイドに置いていたハサミで、メリカをキツキツにしていた結束バンドの両方を切った。
このハサミは、時に、メリカの乳首に近づけて、メリカをヒヤヒヤさせたり、いらない下着を、メリカが着たままに「動いたら肌が傷つくよ!」と言いつつ切り刻んだりするのにも使用するけど、基本的に真也は、そういった、擬似ではあるが直接的な暴力的行為は性に合わない男でもあった。
結束バンドは弾けて飛んだ。
拘束を解かれたメリカだが、途端にコテン! と、横に倒れた。
あまりにも長時間 不自然な姿勢で縛られていたので、力が入らなくなっていた。
横に倒れながら、蹲る格好で、両腕を両足の間に挟んである、縛られていたままの格好だ。
馬が前脚を後ろ脚の間に挟むようにして横に倒れている格好をイメージしてほしい。
まあ、それまで支点となっていた両足は、横になっているので、重さに逆らえず閉じられ、つまり、性器やお尻は隠されていた。
胸の前に両腕が来ているので、その胸も隠されていた。
「あっ、あっ」と、身体を動かそうにも自由にならない自分にメリカはいつもながら驚いていた。
横になっている、そんなメリカの困惑の顔は、真也のほうを向いていて、彼に、その表情の変化をジッと見られている。
何しても可愛い・愛おしい・・・、真也はホトホト感心していた。
メリカは、それまで充分でなかった身体全体に、激しく血が流れはじめるのを感じ、変な表現だが、生きていることを実感した。
全身が真っ赤に染まる。
メリカは、すぐに顔や身体を紅潮させる。
赤面症ってわけでもないが、真也とのつきあいが、それまでなかった精神的肉体的な衝撃を与えてくるからだった。
それが愛なのだと、メリカは確信していた。
こんな気持ちは、恋人しか与えてくれないんだな、きっと・・・、と、身体を小刻みに痙攣させながら、真也に感謝する。
メリカは呆けたように、目の焦点を合わすことが出来ず、中空を見ていた。
ジュワーッと、身体に酸素が行き渡るのを感じていた。
真也は、そんなメリカを「赤ちゃんみたいで、可愛いな」と、いつも思う。
だけども、今は、もっともっと愛をむさぼる時間であった。
真也は、ベッドから降りて、数メートル離れた床の上に立った。
「さあ、キスをしよう。ここまでおいで、抱き合ってキスをしよう。メリカが言ったんだからね、さっさとおいで!」
上の空だったメリカは、大きく瞬きし、焦点を真也に合わせると、「は、はい」と答えた。
が、身体に力が入らない!
メリカは、本当に、寝返りもうてないベイビーとなっていた。
正座の後の足のような痺れが、身体の部分部分を襲っていた。
「ううう…」と歯を食いしばって身体を動かそうとするが、力が入らない。
あああ、あたし、本当のお人形になってる。
いつも、縛った後はこのようになるが、今日はひと際の脱力状態だった。
「お人形」と言う表現は、性行為においては、メリカの語彙にはなかったのだが、真也に「生の肉人形」として教わった。
真也は、そんな動けないメリカに言葉を投げつける。
「メリカちゃんは、恋人同士が普通に行うキスさえ出来ない女の子なんだね。少しぐらい、恋人のために頑張れないの?」
「ううう・・・ッ!」
手足が脱力しているメリカは、身体をモゾモゾ動かして真也のほうに行こうとする。
メリカは「恋人」という言葉に反応し、けなげに努力する。
が、芋虫の様に身体をうねらせるだけだった。
女子高生が、真っ白く美しい肌で、やや貧弱な体を蛇のように伸縮させる・・・、それはそれで可愛く、瞬間、大人の極上のセクシーさ、その片りんを見せる。
「ふうん、ふうん」と鼻息を荒くし、身体を動かす。
「せめて、少しでも、恋人に近づくことが出来たら、こっちも近づくよ。だって、お互いに歩み寄るのが恋人同士じゃん? メリカ…、『メリカ、ファイト!』って言ってごらん」
「う、うん! メリカ ファイト!」
メリカは素直に従う。
すると、やはり気合と言うものは大きい、メリカの身体は浮き上がり、縛られていた格好で横に倒れていたのだけど、その片手片足が反対側に動き、つまり、ベッドの上で大の字になった。
魚が開きに調理されたみたいだ。
赤ちゃんがおむつを替えてもらうときみたいだ。
応援ありがとうございます!
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