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学年トーナメント戦 本戦編
1話 捧げる祈りは誰が為に
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学年戦の予選はつつがなく終了していた。涙あり笑いあり、時たま流血ありの、熱き闘いは幕を閉じた。流血ありは盛っていた。実際は涙と笑いと汗です。
なにぶん人数が多いもので、一日で本戦まで消化出来ないのだ。その為、学年戦は2日続きで行われる。なので予選ブロックの全行程が終了し、本戦出場者が決定した今、俺達は寮へと帰宅していた。
空は鮮やかな茜色。太陽はその姿を半分程既に隠していた。夕焼けに照らされる帰り道を、俺とカズミネ、それに星叶の3人で歩いて帰る。
「いやぁー楽しかったですねー!皆さん強いのなんの!どれも苦戦してしまいました!」
「いや、お前言う程苦戦してなかったよな?どの試合も開始10秒未満で終わってるからな?」
「そうそう。一番苦戦してたのはシュウヤなんだからさ。そんな謙遜しなくてもいいんだよ」
「別に苦戦してなかっただろ」
「何言ってんのさ。第二回戦の時、雷使いに圧倒されそうになったシュウヤがそれでも勝利を諦めず粘り勝ちしたシーンはもう、ハンカチが必須だったね」
「何言ってんのはお前の方だが。雷使いとなんて闘ってないんだが。ちゃんと観戦してたのか」
「そうですよ春日原さん。田中さんの試合で一番燃えたのは……ほら、あの……その、アレですよ!」
「わかった星叶。無理をするな。見てないなら見てないでいいんだ。こっちが辛くなる」
どいつもこいつもちゃんと俺の試合を見ていなかった。これが格差か。主人公だけスポットライトが当てられる風潮はホント無くした方がいい。
はぁとため息をついてテクテクと歩いていく。
「冗談だってシュウヤ。ちゃんと見てたよ」
「はい。田中さんの能力ってカッコイイんですね。ああいう系の能力は敵に回すとおっかないですよ」
「星叶は俺を敵に回す予定があんのかよ」
そんな訳ないですよ、と星叶はケラケラと笑った。カズミネも軽く笑う。俺は笑わない。というより笑えない。
本戦出場を決めた俺だが、重要な問題がここで一つ。俺は本戦出場を決めただけと言う事だ。
つまりは今の俺にはポイントが振り込まれていないのだ。今日の予選トーナメントで敗退した奴には既にポイントが振り込まれているが、本戦出場した俺を含めた8人にポイントが振り込まれるのは最終結果が出る明日となる。
今の俺は無一文。今日もまた、キュウリ生活の続きだ。
何度も試合をこなして疲労した身体は肉を寄越せ寄越せと訴えかけてくる。しかし悪いなマイボディ。ポイントがないんだ。キュウリで我慢しろ。
中学生の時に一ヶ月キュウリ生活を続けていた俺だが、当時の自分が恐ろしく感じる。キュウリだけなんて正気の沙汰じゃないぞ。しかし現状、泣こうが喚こうがポイントが増えるなんて事はないので、今晩の夕食であるキュウリを想いつつ俺達は寮へと辿り着いた。
◆◆◆
そして翌日。
『さぁー始まりますよ学年戦本戦!!予選ブロックを勝ち抜いた猛者達がひしめき合うこのトーナメントを制するのは誰なのか!まもなく一回戦開始となります!!』
毎度お馴染みの放送委員の声がスタジアム内にこだまする。
うおおおおおおおおおお!!と慟哭する俺達。スタジアムに集った人数は恐らく昨日よりも多い。昨日の参加者達にも加え、予選ブロックには興味ないが本戦は観たい奴等も今日は来ているのだろう。これだけの人数で上げる歓声に僅かに地面が振動したように感じる。
周りと同じ様に慟哭する俺と星叶の隣には、カズミネがしらっとした顔で立っていた。
「お前はなんで叫ばないんだ?」
「こんなに皆盛り上がってるのに盛り下げないで下さいよ」
「うん、別に叫ぶのは義務じゃないからね。そういうのは血気盛んな人達に任せるよ」
イマイチテンションが低いカズミネを二人でじとーと見つめていると、俺達に近づいてくる人物がいた。いや、人物達か。
一人は男。黒より茶色に近い髪色で爽やか笑顔を浮かべている。そしてもう一人は女。赤髪を腰あたりまで伸ばしたつり目がちの少女だ。まぁ要するに上梨と山田さんである。二人は連れ添ってこちらまで歩いてきた。というより山田さんが付き添ってきた感じ。
山田さんは好き好きオーラ全開なのに、それに全く気が付かない上梨はにこやかに片手を上げて挨拶してきた。
「よっ、調子はどうだ?」
「もどかしい」
「もどかしいですね」
「すこぶる快調だよ」
ふむ。カズミネはこの二人の光景を見ても何とも思わないのか。俺と星叶はこの二人を見てると叫び出したくなる衝動に駆られる。「さっさと告白しろよぉぉぉ!!早く幸せになれよぉぉぉ!!」って言いたい。これがアニメやラノベだったら間違いなく叫んでた。でも言えないからもどかしさだけが俺達を襲う。
上梨は、口を噤んでぷるぷる震える俺達を見て苦笑する。
「悪くはないみたいだな。まぁお互い頑張ろうぜ」
「そうよ、A組から4人も本戦に出場するなんて凄いんだから。この4人でベスト4まで埋めちゃいなさいよ」
「わかった。上梨君、そっちも頑張ってね」
「頑張ろうぜ山田さん」
「頑張って下さい山田さん」
「な、何よ!何を頑張れなのよ!うっさいわねアンタ達!」
上梨は鈍くとも、山田さんはちゃんと察した様だ。つかこの反応確実に脈アリじゃねぇか。上梨のフラグ建築能力凄すぎじゃない?俺も教えて欲しいんですけど。
『それでは本戦第一回戦の組み合わせを発表します!!』
そのアナウンスに騒がしかったスタジアムが急に静まりかえる。皆が皆、耳に集中しだす。因みにこのスタジアムには電光掲示板も設置されており、そこにも対戦の組み合わせが表示される。
予選ブロックの時とは比べ物にならない程の緊張だ。まぁ本戦に参加したのは1回だけだったので、慣れとかは一切ない。そんな俺に比べてカズミネは大したものだ。いつもの微笑のまま、顔色一つ変えちゃいない。星叶は……ちょっと形容するのが難しい表情をしている。唯一言えるのは頭のアホ毛が異常な速度で揺れている事くらいだ。
実際には、そんなに時間は経っていないのだろうが、体感時間はとても長く感じる。早く言え、まだ言うな、相反する気持ちが身体の中で混ざり合い反発しあいで、動悸が速まる。
そして発表される。
『まずはこの方!Gブロック優勝者、愛川美里さん!』
ん?どっかで聞いた事のある名前だ。だけどその思考は直ぐに飛ぶ。まだ、後一人発表されていない。頼む頼む頼む。俺来るな俺来るな。
両手を握って目を瞑り、まるで神に祈りを捧げるが如く俺は願い続ける。
『対戦相手はこの方!!』
お願いします。どうか俺じゃありませんように━━━━
『Aブロック優勝者、田中終夜君!以上お二方、10分後に試合開始となります!準備の方よろしくお願いします!』
うん。まぁ、なんとなくそんな気はしてた。
なにぶん人数が多いもので、一日で本戦まで消化出来ないのだ。その為、学年戦は2日続きで行われる。なので予選ブロックの全行程が終了し、本戦出場者が決定した今、俺達は寮へと帰宅していた。
空は鮮やかな茜色。太陽はその姿を半分程既に隠していた。夕焼けに照らされる帰り道を、俺とカズミネ、それに星叶の3人で歩いて帰る。
「いやぁー楽しかったですねー!皆さん強いのなんの!どれも苦戦してしまいました!」
「いや、お前言う程苦戦してなかったよな?どの試合も開始10秒未満で終わってるからな?」
「そうそう。一番苦戦してたのはシュウヤなんだからさ。そんな謙遜しなくてもいいんだよ」
「別に苦戦してなかっただろ」
「何言ってんのさ。第二回戦の時、雷使いに圧倒されそうになったシュウヤがそれでも勝利を諦めず粘り勝ちしたシーンはもう、ハンカチが必須だったね」
「何言ってんのはお前の方だが。雷使いとなんて闘ってないんだが。ちゃんと観戦してたのか」
「そうですよ春日原さん。田中さんの試合で一番燃えたのは……ほら、あの……その、アレですよ!」
「わかった星叶。無理をするな。見てないなら見てないでいいんだ。こっちが辛くなる」
どいつもこいつもちゃんと俺の試合を見ていなかった。これが格差か。主人公だけスポットライトが当てられる風潮はホント無くした方がいい。
はぁとため息をついてテクテクと歩いていく。
「冗談だってシュウヤ。ちゃんと見てたよ」
「はい。田中さんの能力ってカッコイイんですね。ああいう系の能力は敵に回すとおっかないですよ」
「星叶は俺を敵に回す予定があんのかよ」
そんな訳ないですよ、と星叶はケラケラと笑った。カズミネも軽く笑う。俺は笑わない。というより笑えない。
本戦出場を決めた俺だが、重要な問題がここで一つ。俺は本戦出場を決めただけと言う事だ。
つまりは今の俺にはポイントが振り込まれていないのだ。今日の予選トーナメントで敗退した奴には既にポイントが振り込まれているが、本戦出場した俺を含めた8人にポイントが振り込まれるのは最終結果が出る明日となる。
今の俺は無一文。今日もまた、キュウリ生活の続きだ。
何度も試合をこなして疲労した身体は肉を寄越せ寄越せと訴えかけてくる。しかし悪いなマイボディ。ポイントがないんだ。キュウリで我慢しろ。
中学生の時に一ヶ月キュウリ生活を続けていた俺だが、当時の自分が恐ろしく感じる。キュウリだけなんて正気の沙汰じゃないぞ。しかし現状、泣こうが喚こうがポイントが増えるなんて事はないので、今晩の夕食であるキュウリを想いつつ俺達は寮へと辿り着いた。
◆◆◆
そして翌日。
『さぁー始まりますよ学年戦本戦!!予選ブロックを勝ち抜いた猛者達がひしめき合うこのトーナメントを制するのは誰なのか!まもなく一回戦開始となります!!』
毎度お馴染みの放送委員の声がスタジアム内にこだまする。
うおおおおおおおおおお!!と慟哭する俺達。スタジアムに集った人数は恐らく昨日よりも多い。昨日の参加者達にも加え、予選ブロックには興味ないが本戦は観たい奴等も今日は来ているのだろう。これだけの人数で上げる歓声に僅かに地面が振動したように感じる。
周りと同じ様に慟哭する俺と星叶の隣には、カズミネがしらっとした顔で立っていた。
「お前はなんで叫ばないんだ?」
「こんなに皆盛り上がってるのに盛り下げないで下さいよ」
「うん、別に叫ぶのは義務じゃないからね。そういうのは血気盛んな人達に任せるよ」
イマイチテンションが低いカズミネを二人でじとーと見つめていると、俺達に近づいてくる人物がいた。いや、人物達か。
一人は男。黒より茶色に近い髪色で爽やか笑顔を浮かべている。そしてもう一人は女。赤髪を腰あたりまで伸ばしたつり目がちの少女だ。まぁ要するに上梨と山田さんである。二人は連れ添ってこちらまで歩いてきた。というより山田さんが付き添ってきた感じ。
山田さんは好き好きオーラ全開なのに、それに全く気が付かない上梨はにこやかに片手を上げて挨拶してきた。
「よっ、調子はどうだ?」
「もどかしい」
「もどかしいですね」
「すこぶる快調だよ」
ふむ。カズミネはこの二人の光景を見ても何とも思わないのか。俺と星叶はこの二人を見てると叫び出したくなる衝動に駆られる。「さっさと告白しろよぉぉぉ!!早く幸せになれよぉぉぉ!!」って言いたい。これがアニメやラノベだったら間違いなく叫んでた。でも言えないからもどかしさだけが俺達を襲う。
上梨は、口を噤んでぷるぷる震える俺達を見て苦笑する。
「悪くはないみたいだな。まぁお互い頑張ろうぜ」
「そうよ、A組から4人も本戦に出場するなんて凄いんだから。この4人でベスト4まで埋めちゃいなさいよ」
「わかった。上梨君、そっちも頑張ってね」
「頑張ろうぜ山田さん」
「頑張って下さい山田さん」
「な、何よ!何を頑張れなのよ!うっさいわねアンタ達!」
上梨は鈍くとも、山田さんはちゃんと察した様だ。つかこの反応確実に脈アリじゃねぇか。上梨のフラグ建築能力凄すぎじゃない?俺も教えて欲しいんですけど。
『それでは本戦第一回戦の組み合わせを発表します!!』
そのアナウンスに騒がしかったスタジアムが急に静まりかえる。皆が皆、耳に集中しだす。因みにこのスタジアムには電光掲示板も設置されており、そこにも対戦の組み合わせが表示される。
予選ブロックの時とは比べ物にならない程の緊張だ。まぁ本戦に参加したのは1回だけだったので、慣れとかは一切ない。そんな俺に比べてカズミネは大したものだ。いつもの微笑のまま、顔色一つ変えちゃいない。星叶は……ちょっと形容するのが難しい表情をしている。唯一言えるのは頭のアホ毛が異常な速度で揺れている事くらいだ。
実際には、そんなに時間は経っていないのだろうが、体感時間はとても長く感じる。早く言え、まだ言うな、相反する気持ちが身体の中で混ざり合い反発しあいで、動悸が速まる。
そして発表される。
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両手を握って目を瞑り、まるで神に祈りを捧げるが如く俺は願い続ける。
『対戦相手はこの方!!』
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