67 / 230
第4章 焔の中の怪物
第2話 名匠グスターヴ
しおりを挟む
「そうじゃ、そこで力を抜く!」
「こう……ですか?」
「うむ!お主なかなか筋があるの」
所変わって街のある工房。今僕達は、街中のイフリート像を彫った彫刻家のグスターヴさんに誘われて、イフリート像の彫刻を体験させてもらっている。といっても、ハルは見学だけど。以前、リアルで彫刻体験をした時、力を強くかけ過ぎて、用意されたサンプルを割ってしまったらしい。流石にそれは申し訳ないので……ということだった。
僕はリアルで彫刻なんかしたことないが、流石はゲーム。職業と称号による補正がバッチリ働いている。あとは、先生には秘密でコッソリ【拡大鏡】を使ったり。手元の細かい部分までよく見えるので本当に便利だ。
微妙な力加減の調整も、いつの間にか出来るようになっていた。恐らく、一つ一つが小さい蒼粒石の加工を散々やってきたからだろう。最も、リアルで同じことをしろと言われても絶対出来ないが。こんなに習得が早いのも、あくまでゲームだからの話だ。
「よし、これで大まかな部分は完成じゃ。あとは細かい装飾じゃからワシが彫ろう」
「お願いします」
どうやらここで体験は終了なようだ。【拡大鏡】を使っているせいか、よくみると結構お手本と比べ違いがあるのが見えてしまうが、グスターヴさん曰く「初日でここまで出来る人は初めて見たわい」とのことだった。
「では、行くぞ」
そう言って、手慣れた手つきでトンテンカンと彫刻刀を打ちつけていく。速い……!リズミカルに小気味良い乾いた音が工房内を響く。見ると、さっきまで作業をしていた他の人も、この技を一目見ようと見学に来ていた。もしかしなくても、グスターヴさんって有名人なのかな?
それにしても、素晴らしい腕だ。流石街中のイフリート像を作っているだけのことはある。どこをどう打てばどんな仕上がりになるのか、その明確なビジョンが見えているんだろう。そしてその経験は、イフリート像でなくても如何なく発揮できるのだろう。
「……とまあ、こんなもんじゃよ」
完成はあっという間だった。さっき僕がグスターヴさんに引き継いでから10分も経っていない。それなのに、もう粗方修飾を施し終えたようだ。あとは基準にしているサンプルを元に、微調整を加えたりアレンジをしていくらしい。
「ほれ、大した装飾もないから無骨じゃが、土産にするといい」
「良いんですか?ありがとうございます!」
グスターヴさんから、出来立てのイフリート像を受け取った。どこが無骨なのだろうか。細部にまで彫刻刀で削った跡が残されていて、それら一つ一つが荒々しく揺らめいている。きっと、炎をイメージしたものなのだろう。これは、良い物を頂いたな。
そしてなんだろう、この気持ち。自分の創作意欲が湧き出てくるようだ。こんな凄腕の職人に対してライバル意識を持ったのだとしたら烏滸がましいものだが、そうではなく、純粋に自分も何か作りたい。そして共有したいという気持ちが、イフリート像を眺める内に噴出してきた。
「グスターヴさん!そこの作業台、お借りしても良いですか?」
「勿論じゃ。どれ、何か作る気でも湧いてきたかの?」
流石は職人。こういうセンセーションもお見通しか。ならば、せめて名匠の前で恥をかくことのないよう、僕の全身全霊を以って挑むのみ。
「プレア殿も何か作るの?」
「うん。といっても、完全な芸術作品なんて初めてだからね。僕はいつも通り、僕流で行くよ」
ふぅ……。軽く深呼吸をする。今回も頼むぞ、統合強化。そして宝石達。
「始めます」
今回作るのは武器。それも、炎に因んだものだ。丁度ここは工房で、鍛治も行われているため紅焔石は在庫がある。事情を説明したところ、1000Gで1つ売ってもらえたのだ。今回はこの紅焔石をメインに錬成していく。
まずは本体となる部分。耐熱性に優れた素材が必要だ。僕の槌の、ブースター部分に使われている金属は特に耐熱性がウリというわけではないが、初心者武器の耐久力無限に守られているため問題なかった。しかし、今回は一から組み上げるので素材は選ばなくてはならない。
『錬金巨人の甲核』☆5
売価30000G。錬金巨人の身体の動きを制御する核を守護する内部装甲。超高熱を発する核に耐えるべく、耐久性・耐熱性ともに極めて優れている。
そこで今回使うのは、先日討伐した『怠惰の錬金巨人』からドロップしたレア素材だ。通常の外甲とは違い、内部からしか採れない。あの時ハルが巨人の内部まで攻撃したのが効いたようで、ハル以外誰もゲットしていなかった。
こういったレア素材の所有権は、大規模パーティだと揉める原因の最たるところだが、そこは流石雪ダルマさん。事前に「ドロップアイテムの使い方は手に入れた人が決める」というルールを通達してくれていた。因みに逆らうと、雪ダルマさん達最上級プレイヤーに消し炭にされる。だから誰も逆らおうとしないのだ。
核が球体なのか、甲核は丸みを帯びたフォルムをしている。これを円筒状にすることで、砲身として使いたい。しかし、溶鉱炉でも曲げるのは困難で、そもそも僕は溶鉱炉の使い方を知らない。何とかして、作業台の上で曲げる必要がある。イメージは出来ている。あとは実践あるのみ。
「【分解】」
その瞬間、甲核はバラバラに分解され……ない。良かった。もしバラバラになっていたらどうしようもなかった。僕は素手で甲核を掴むと、その形を捻じ曲げていった。
「えっ!?」
「これは……一体何が起こっとるんじゃ?」
観客席の2人も良い感じの反応を示してくれている。僕はそれに応えるように、手を動かしながら説明をしていく。
「【分解】の性質を応用したんです。そもそも物体を分解させるには、その結合部が脆くなる必要があるんです。でも、この甲核に結合部はない……だから、代わりに物体全体を柔らかく出来ると思ったんです」
「お主は……なかなか、面白い思考の持ち主じゃのう」
グスターヴさんは満足げな表情で、うんうんと頷く。まあ、こういう突飛な発想って本当に僕達プレイヤーの特権だからね。申し訳ないがNPCは、事前にプログラムされただけの存在に過ぎない。彼らがこの世界に生きているのは事実だが、それよりも広い世界に生きてきた僕達が発想力という面で有利なのは、もはや言うまでもないのだ。
作業台上でなら【分解】の効果が持続することも以前確認しているので、焦らず理想の形を追求できた。小学校の時の粘土工作みたいで楽しかった。甲核は最終的に、丁度腕を通せるくらいの太さの円筒形に仕上がった。長さは肘先より少し長いくらいで、真ん中辺りに二重底を敷いている。うち片方には小さな穴を空けて。
これで【分解】を解除。設定した通りの形で固まった。そうしたら、次は空けた穴に買った紅焔石を嵌め込む。この手の作業にも慣れたものだ。事前に大きさを測って少しキツめに空けたので、接着剤要らずでピッタリ嵌まった。宝石技師の恩恵か、宝石に関しては大きさ程度ならメジャーが無くとも感覚で分かる。
続いて、もう一つの底。紅焔石の裏側に位置するものだ。ここには蒼粒石のエネルギーを伝える。実は学会では発表しなかったが、試作品として、蒼粒石からのエネルギーに特化して吸収、伝達を行う「受容器」の開発に成功している。今回はそれを使い、蒼粒石からのエネルギーを直接伝達する。
何故発表しなかったのかというと、他の宝石の活性化において、蒼粒石のエネルギー吸収が引き起こしているという僕自身の意見と矛盾するからだ。実験データが少なすぎたため、そちらの方に話を広げるのは危険と判断したのだ。
しかし、これはあくまで結果論だが、この2説は両方正しい。僕が学会で主張したは、あくまで自然界における話。だが実際のところ、紅焔石は電力でも動いた。どころか、電力を介した方が遥かに効率良く動かせた。そのメカニズムもいずれは解明するつもりだ。
というわけで、丁度紅焔石の裏にあたる位置に受容器を設置。あとは、手で持てるように内部に取っ手を付けて、そこにトリガーとしてコアを配置。これで、持ち手から使用者のマナを電力に変換し、直接紅焔石を刺激する回路が組めた。片側はこれで完成。
反対側……炎が出る側も、その場で作った『火炎の錬成陣:単射(至高)』を仕込んだ。単射にした理由は、火炎放射器としてだけでなく、長射程で火炎弾を飛ばすハンディキャノンとしての役割もこなせる気がしたからだ。要は気まぐれ。でも、この気まぐれが少しでも化けることを信じる。
そう。今回作っているのは火炎放射器だ。炎の最上位精霊イフリートの見事な彫像を見て、ビビッと来たのだ。だが、この時点ではまだ炎しか関連がない。ここからイフリート要素を盛り込んで行く。といっても、ここから先はただのデザインの問題だが。
「こう……ですか?」
「うむ!お主なかなか筋があるの」
所変わって街のある工房。今僕達は、街中のイフリート像を彫った彫刻家のグスターヴさんに誘われて、イフリート像の彫刻を体験させてもらっている。といっても、ハルは見学だけど。以前、リアルで彫刻体験をした時、力を強くかけ過ぎて、用意されたサンプルを割ってしまったらしい。流石にそれは申し訳ないので……ということだった。
僕はリアルで彫刻なんかしたことないが、流石はゲーム。職業と称号による補正がバッチリ働いている。あとは、先生には秘密でコッソリ【拡大鏡】を使ったり。手元の細かい部分までよく見えるので本当に便利だ。
微妙な力加減の調整も、いつの間にか出来るようになっていた。恐らく、一つ一つが小さい蒼粒石の加工を散々やってきたからだろう。最も、リアルで同じことをしろと言われても絶対出来ないが。こんなに習得が早いのも、あくまでゲームだからの話だ。
「よし、これで大まかな部分は完成じゃ。あとは細かい装飾じゃからワシが彫ろう」
「お願いします」
どうやらここで体験は終了なようだ。【拡大鏡】を使っているせいか、よくみると結構お手本と比べ違いがあるのが見えてしまうが、グスターヴさん曰く「初日でここまで出来る人は初めて見たわい」とのことだった。
「では、行くぞ」
そう言って、手慣れた手つきでトンテンカンと彫刻刀を打ちつけていく。速い……!リズミカルに小気味良い乾いた音が工房内を響く。見ると、さっきまで作業をしていた他の人も、この技を一目見ようと見学に来ていた。もしかしなくても、グスターヴさんって有名人なのかな?
それにしても、素晴らしい腕だ。流石街中のイフリート像を作っているだけのことはある。どこをどう打てばどんな仕上がりになるのか、その明確なビジョンが見えているんだろう。そしてその経験は、イフリート像でなくても如何なく発揮できるのだろう。
「……とまあ、こんなもんじゃよ」
完成はあっという間だった。さっき僕がグスターヴさんに引き継いでから10分も経っていない。それなのに、もう粗方修飾を施し終えたようだ。あとは基準にしているサンプルを元に、微調整を加えたりアレンジをしていくらしい。
「ほれ、大した装飾もないから無骨じゃが、土産にするといい」
「良いんですか?ありがとうございます!」
グスターヴさんから、出来立てのイフリート像を受け取った。どこが無骨なのだろうか。細部にまで彫刻刀で削った跡が残されていて、それら一つ一つが荒々しく揺らめいている。きっと、炎をイメージしたものなのだろう。これは、良い物を頂いたな。
そしてなんだろう、この気持ち。自分の創作意欲が湧き出てくるようだ。こんな凄腕の職人に対してライバル意識を持ったのだとしたら烏滸がましいものだが、そうではなく、純粋に自分も何か作りたい。そして共有したいという気持ちが、イフリート像を眺める内に噴出してきた。
「グスターヴさん!そこの作業台、お借りしても良いですか?」
「勿論じゃ。どれ、何か作る気でも湧いてきたかの?」
流石は職人。こういうセンセーションもお見通しか。ならば、せめて名匠の前で恥をかくことのないよう、僕の全身全霊を以って挑むのみ。
「プレア殿も何か作るの?」
「うん。といっても、完全な芸術作品なんて初めてだからね。僕はいつも通り、僕流で行くよ」
ふぅ……。軽く深呼吸をする。今回も頼むぞ、統合強化。そして宝石達。
「始めます」
今回作るのは武器。それも、炎に因んだものだ。丁度ここは工房で、鍛治も行われているため紅焔石は在庫がある。事情を説明したところ、1000Gで1つ売ってもらえたのだ。今回はこの紅焔石をメインに錬成していく。
まずは本体となる部分。耐熱性に優れた素材が必要だ。僕の槌の、ブースター部分に使われている金属は特に耐熱性がウリというわけではないが、初心者武器の耐久力無限に守られているため問題なかった。しかし、今回は一から組み上げるので素材は選ばなくてはならない。
『錬金巨人の甲核』☆5
売価30000G。錬金巨人の身体の動きを制御する核を守護する内部装甲。超高熱を発する核に耐えるべく、耐久性・耐熱性ともに極めて優れている。
そこで今回使うのは、先日討伐した『怠惰の錬金巨人』からドロップしたレア素材だ。通常の外甲とは違い、内部からしか採れない。あの時ハルが巨人の内部まで攻撃したのが効いたようで、ハル以外誰もゲットしていなかった。
こういったレア素材の所有権は、大規模パーティだと揉める原因の最たるところだが、そこは流石雪ダルマさん。事前に「ドロップアイテムの使い方は手に入れた人が決める」というルールを通達してくれていた。因みに逆らうと、雪ダルマさん達最上級プレイヤーに消し炭にされる。だから誰も逆らおうとしないのだ。
核が球体なのか、甲核は丸みを帯びたフォルムをしている。これを円筒状にすることで、砲身として使いたい。しかし、溶鉱炉でも曲げるのは困難で、そもそも僕は溶鉱炉の使い方を知らない。何とかして、作業台の上で曲げる必要がある。イメージは出来ている。あとは実践あるのみ。
「【分解】」
その瞬間、甲核はバラバラに分解され……ない。良かった。もしバラバラになっていたらどうしようもなかった。僕は素手で甲核を掴むと、その形を捻じ曲げていった。
「えっ!?」
「これは……一体何が起こっとるんじゃ?」
観客席の2人も良い感じの反応を示してくれている。僕はそれに応えるように、手を動かしながら説明をしていく。
「【分解】の性質を応用したんです。そもそも物体を分解させるには、その結合部が脆くなる必要があるんです。でも、この甲核に結合部はない……だから、代わりに物体全体を柔らかく出来ると思ったんです」
「お主は……なかなか、面白い思考の持ち主じゃのう」
グスターヴさんは満足げな表情で、うんうんと頷く。まあ、こういう突飛な発想って本当に僕達プレイヤーの特権だからね。申し訳ないがNPCは、事前にプログラムされただけの存在に過ぎない。彼らがこの世界に生きているのは事実だが、それよりも広い世界に生きてきた僕達が発想力という面で有利なのは、もはや言うまでもないのだ。
作業台上でなら【分解】の効果が持続することも以前確認しているので、焦らず理想の形を追求できた。小学校の時の粘土工作みたいで楽しかった。甲核は最終的に、丁度腕を通せるくらいの太さの円筒形に仕上がった。長さは肘先より少し長いくらいで、真ん中辺りに二重底を敷いている。うち片方には小さな穴を空けて。
これで【分解】を解除。設定した通りの形で固まった。そうしたら、次は空けた穴に買った紅焔石を嵌め込む。この手の作業にも慣れたものだ。事前に大きさを測って少しキツめに空けたので、接着剤要らずでピッタリ嵌まった。宝石技師の恩恵か、宝石に関しては大きさ程度ならメジャーが無くとも感覚で分かる。
続いて、もう一つの底。紅焔石の裏側に位置するものだ。ここには蒼粒石のエネルギーを伝える。実は学会では発表しなかったが、試作品として、蒼粒石からのエネルギーに特化して吸収、伝達を行う「受容器」の開発に成功している。今回はそれを使い、蒼粒石からのエネルギーを直接伝達する。
何故発表しなかったのかというと、他の宝石の活性化において、蒼粒石のエネルギー吸収が引き起こしているという僕自身の意見と矛盾するからだ。実験データが少なすぎたため、そちらの方に話を広げるのは危険と判断したのだ。
しかし、これはあくまで結果論だが、この2説は両方正しい。僕が学会で主張したは、あくまで自然界における話。だが実際のところ、紅焔石は電力でも動いた。どころか、電力を介した方が遥かに効率良く動かせた。そのメカニズムもいずれは解明するつもりだ。
というわけで、丁度紅焔石の裏にあたる位置に受容器を設置。あとは、手で持てるように内部に取っ手を付けて、そこにトリガーとしてコアを配置。これで、持ち手から使用者のマナを電力に変換し、直接紅焔石を刺激する回路が組めた。片側はこれで完成。
反対側……炎が出る側も、その場で作った『火炎の錬成陣:単射(至高)』を仕込んだ。単射にした理由は、火炎放射器としてだけでなく、長射程で火炎弾を飛ばすハンディキャノンとしての役割もこなせる気がしたからだ。要は気まぐれ。でも、この気まぐれが少しでも化けることを信じる。
そう。今回作っているのは火炎放射器だ。炎の最上位精霊イフリートの見事な彫像を見て、ビビッと来たのだ。だが、この時点ではまだ炎しか関連がない。ここからイフリート要素を盛り込んで行く。といっても、ここから先はただのデザインの問題だが。
1
あなたにおすすめの小説
【完結】VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました
鳥山正人
ファンタジー
フルダイブ型VRMMOゲームの『スペードのクイーン』のオープンベータ版が終わり、正式リリースされる事になったので早速やってみたら、いきなりのサーバーダウン。
だけどボクだけ知らずにそのままチュートリアルをやっていた。
チュートリアルが終わってさぁ冒険の始まり。と思ったらもう一度チュートリアルから開始。
2度目のチュートリアルでも同じようにクリアしたら隠し要素を発見。
そこから怒涛の快進撃で最強になりました。
鍛冶、錬金で主人公がまったり最強になるお話です。
※この作品は「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過した【第1章完結】デスペナのないVRMMOで〜をブラッシュアップして、続きの物語を描いた作品です。
その事を理解していただきお読みいただければ幸いです。
───────
自筆です。
アルファポリス、第18回ファンタジー小説大賞、奨励賞受賞
【VTuber】猫乃わん太 through Unmemory World Online【ぬいぐるみ系】
mituha
SF
「Unmemory World Online」通称「アンメモ」は実用、市販レベルでは世界初のフルダイブ方式VRMMOである。
ぬいぐるみ系VTuberとして活動している猫乃わん太は、突然送られてきたベータテスト当選通知に戸惑いつつもフルダイブVRMMO配信を始めるのだったが……
その他の配信はこちら
https://kakuyomu.jp/users/mituha/collections/16817330654179865121
777文字で書いた短編版の再編集+続きとなります。
【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
────────
自筆です。
虚弱生産士は今日も死ぬ ―遊戯の世界で満喫中―
山田 武
ファンタジー
今よりも科学が発達した世界、そんな世界にVRMMOが登場した。
Every Holiday Online 休みを謳歌できるこのゲームを、俺たち家族全員が始めることになった。
最初のチュートリアルの時、俺は一つの願いを言った――そしたらステータスは最弱、スキルの大半はエラー状態!?
ゲーム開始地点は誰もいない無人の星、あるのは求めて手に入れた生産特化のスキル――:DIY:。
はたして、俺はこのゲームで大車輪ができるのか!? (大切)
1話約1000文字です
01章――バトル無し・下準備回
02章――冒険の始まり・死に続ける
03章――『超越者』・騎士の国へ
04章――森の守護獣・イベント参加
05章――ダンジョン・未知との遭遇
06章──仙人の街・帝国の進撃
07章──強さを求めて・錬金の王
08章──魔族の侵略・魔王との邂逅
09章──匠天の証明・眠る機械龍
10章──東の果てへ・物ノ怪の巫女
11章──アンヤク・封じられし人形
12章──獣人の都・蔓延る闘争
13章──当千の試練・機械仕掛けの不死者
14章──天の集い・北の果て
15章──刀の王様・眠れる妖精
16章──腕輪祭り・悪鬼騒動
17章──幽源の世界・侵略者の侵蝕
18章──タコヤキ作り・幽魔と霊王
19章──剋服の試練・ギルド問題
20章──五州騒動・迷宮イベント
21章──VS戦乙女・就職活動
22章──休日開放・家族冒険
23章──千■万■・■■の主(予定)
タイトル通りになるのは二章以降となります、予めご了承を。
癒し目的で始めたVRMMO、なぜか最強になっていた。
branche_noir
SF
<カクヨムSFジャンル週間1位>
<カクヨム週間総合ランキング最高3位>
<小説家になろうVRゲーム日間・週間1位>
現実に疲れたサラリーマン・ユウが始めたのは、超自由度の高いVRMMO《Everdawn Online》。
目的は“癒し”ただそれだけ。焚き火をし、魚を焼き、草の上で昼寝する。
モンスター討伐? レベル上げ? 知らん。俺はキャンプがしたいんだ。
ところが偶然懐いた“仔竜ルゥ”との出会いが、運命を変える。
テイムスキルなし、戦闘ログ0。それでもルゥは俺から離れない。
そして気づけば、森で焚き火してただけの俺が――
「魔物の軍勢を率いた魔王」と呼ばれていた……!?
癒し系VRMMO生活、誤認されながら進行中!
本人その気なし、でも周囲は大騒ぎ!
▶モフモフと焚き火と、ちょっとの冒険。
▶のんびり系異色VRMMOファンタジー、ここに開幕!
カクヨムで先行配信してます!
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
ゲーム内転移ー俺だけログアウト可能!?ゲームと現実がごちゃ混ぜになった世界で成り上がる!ー
びーぜろ
ファンタジー
ブラック企業『アメイジング・コーポレーション㈱』で働く経理部員、高橋翔23歳。
理不尽に会社をクビになってしまった翔だが、慎ましい生活を送れば一年位なら何とかなるかと、以前よりハマっていたフルダイブ型VRMMO『Different World』にダイブした。
今日は待ちに待った大規模イベント情報解禁日。その日から高橋翔の世界が一変する。
ゲーム世界と現実を好きに行き来出来る主人公が織り成す『ハイパーざまぁ!ストーリー。』
計画的に?無自覚に?怒涛の『ざまぁw!』がここに有る!
この物語はフィクションです。
※ノベルピア様にて3話先行配信しておりましたが、昨日、突然ログインできなくなってしまったため、ノベルピア様での配信を中止しております。
蔑ろにされましたが実は聖女でした ー できない、やめておけ、あなたには無理という言葉は全て覆させていただきます! ー
みーしゃ
ファンタジー
生まれつきMPが1しかないカテリーナは、義母や義妹たちからイジメられ、ないがしろにされた生活を送っていた。しかし、本をきっかけに女神への信仰と勉強を始め、イケメンで優秀な兄の力も借りて、宮廷大学への入学を目指す。
魔法が使えなくても、何かできる事はあるはず。
人生を変え、自分にできることを探すため、カテリーナの挑戦が始まる。
そして、カテリーナの行動により、周囲の認識は彼女を聖女へと変えていくのだった。
物語は、後期ビザンツ帝国時代に似た、魔物や魔法が存在する異世界です。だんだんと逆ハーレムな展開になっていきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる