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もう戻らない、戻れない

もう戻れない

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「私を、憎んでいた?」
「ええ、そうよ」

 問いかけに返るのは、淡々としているけれど深いものが潜んでいるのを感じさせる声音。
 迷いない肯定の言葉に、奏子の表情が歪む。
 気付く事のなかった己に対する後悔と、言葉に潜むあまりにも昏い友の嘆きに、言葉をそのまま失いかける。

「だって、何もかもに恵まれて輝いていて。影にある存在の事なんかこれっぽっちも気に留めないで笑っているのだもの」

 可憐な微笑を浮かべながら、悪意の棘を潜ませて佳香は告げた。
 確かに、自分は恵まれていた。
 本来であれば己の望みを主張する事など許されないのは、佳香と同じであった。
 けれども、奏子はシノに助けられて日の当たらぬ場所に眠る筈だった物語を、世に送り出す事が出来た。
 それに対して、称賛を得る事も出来た。
 そして、望に出会い、朔と出会った。
 あの天狐の姉弟に出会わなければ、今自分は槿花を捨てる事なくこの場に立っては居なかった。
 恵まれたのだ、多くのものに。身に余る程の幸運に。
 その時、黙って二人のやり取りを聞いていた朔が静かに口を開いた。

「確かに奏子は環境に恵まれたのかもしれない」

 二人は驚いて朔へと眼差しを向ける。
 向う戸惑い黒と底なしの黒の先、淡い色彩の瞳に静かな怒りを宿して、それでも激昂する事なく天狐は言葉を紡ぎ続ける。

「だが、それでも最終的に奏子は自分の意思で選び、歩き出すと決めた」

 あの日、進むか戻るかを問われた日の事を奏子は思い出していた。
 どちらを選ぶかを問う彼は、決して答えを導く事はしなかった。どちらを選んでも良いのだと奏子の答えを待ってくれていた。
 奏子自身が望む先を選ぶ事を、彼は望んでくれていた。

「その前だって、歩みだす事を恐れ、一歩すら踏み出さずに居たわけではない」

 その言葉に、佳香の表情に揺らぎが生じる。
 底なし沼のように恐ろしいものを秘めながら静謐を湛えていた表情に、皹が入る。
 抑えきれない激情が、煮え立つ黒いものが、溢れだそうとしている。

「何が、わかるの」

 あまりに深く暗い響きを帯びた言葉が、佳香の口から紡がれる。
 ふつふつと煮えたぎるものは、もう溢れだし、止められない。
 それを感じとった奏子は、思わず息を飲んだ。

「女というだけで抑えつけられて。決めるどころか、選ぶどころか、それを考える事すら奪われるのに」

 女は考えるだけの脳を持たぬと貶められ、常に男の風下に。それが世の常であり、女達の置かれた環境。
 奏子がそれに当てはまらないのは、ただ。

「奏子が運に恵まれただけよ……!」
「……奏子の今を『運』で全て片づけるなら、奏子がどうあろうとお前の境遇は変わらなかっただろうな」

 ついに堰は決壊し、佳香の裡に渦巻き滾っていた激情が溢れだす。
 その激しさは奏子から言葉も顔色も奪う程。
 けれども、朔は眉一つ動かす事なく、冷淡な程の口調で言葉を返す。

「変わろうとしたか? 決められた境遇の中でも、置かれた場所の中でも、少しでも自分を、他者を変えようとしたか?」

 理不尽な世の中だから。女は生きづらい世の中だから。言っても無駄だから。
 変わるわけがないと思って歩みをとめたこころを、朔は鋭い言の葉で貫いていく。

「最初から何もないと決めつけないで、自分の置かれた環境を知ろうとしたか?」

 意に染まない結婚だから、置かれた環境だから。与えられた環境だから、これ以外選べないから。
 だって、私は居たくてここにいる訳じゃない。
 これは私が望まない環境なのだからと、誰とも向き合う事すら諦めて閉じこもり続けた。
 そういえば、身の回りの世話をしてくれた女中の名前も、知らない。顔もぼんやりとしか浮かんでこない。
 周りの人間を、佳香は拒絶し続けていた。

「自分で一歩でも進もうとしたか? ただの一言でも発しようとしたか?」

 女には学は要らないと切り捨てられる時代であるから。
 反対されて嫌な思いをするから。怒られるから。傷つけられるから。
 好きな事を続けるなんて出来るわけがない。
 それぐらいなら、何も言わないほうがまし。だって何も変わらない。そういう世界だから。
 それ以外の考えなんて、抱いた事がない。
 佳香のこころがどんどん暴かれていく。鋭い言の葉で切り裂かれ、姿を晒されていく。

「境遇には確かに同情する余地はある」

 抑えつけられた境遇は、一方的に押し付けられた多くの女性に共通するもの。
 多くが同じように有する哀しい鎖。選ぶ余地などなかった、奏子とてそうだ。

「だが、与えられなかった、恵まれなかった、だから自分は歩けない。変わる事のできない原因は、全て自分以外」

 佳香は何も返すことが出来ず、奏子もまた何も言えない。
 これ程に鋭く他者を刺す朔を見た事が無かったから。
 そして、指摘されたこころは、奏子の中にも確かに存在したものだ。
 美しい天狐と出会うまでは、奏子もまた同じ考えにとらわれ、立ちすくんでいたから。
 夢を抱き続けたくても許されぬ事を、世の理不尽と思っていたのだから。

「始まる前から己の終わりを決めた者に、奏子を批判する事など出来ない。ましてや、傷つける事など」

 あまりに鋭い舌鋒に、二人の少女は完全に言葉を失ってしまっていた。
 唇をわななかせながら、佳香は何かを言おうとしている。奏子も、己の想うところを紡ごうとする。
 けれど二人ともそれが叶わず、その場には痛い程の沈黙が満ちた。
 朔が向ける厳しい眼差しの先、言葉を先に取り戻したのは佳香だった。

「奏子だって、何もしなかったじゃない! ただ協力者に恵まれただけ! 機会に恵まれて、何となくそうしただけ! いざという時を助けてもらっただけ!」
「……それだけじゃ、ない……!」

 突き刺し穿つ程の激しさを以て放たれた佳香の言葉に、絞り出すような叫びが返った。
 朔も佳香も、呻くように言葉を紡いだ奏子へと視線を集中させる。
 二人の眼差しを感じながら、ひりつく喉の痛みに耐えながら。奏子は必死に己のこころを紡ぎ始めた。

「確かに、私は佳香の言う通りに恵まれていた。朔が居なかったら、って思う。でも、それだけじゃない……!」

 恵まれただけと片づけては、あまりに悲しすぎる。
 あの時踏み出した自分の決意を、幸運の言葉だけで片づけたくない。
 それに、始まりのあの日の決意を、無かった事になどしたくない。
 奏子はその想いを抱えて、一言、一言ゆっくりと紡ぎ続けた。

「冊子をシノに渡す時、本当は怖かった。やっぱりやめようかとも思った」

 女流作家など有り得ぬこのご時世、女でありながら文章を綴っている事が世間に知れたなら大目玉で済むかどうか。
 自分の評判どころか、家名に傷をつける事になる。何もかも失う事にもなりかねない。
 そう、露見すればただでは済まない。この時代の女として、深窓の令嬢として、逆らう事など子として最も罪であると教えられて育った。
 躊躇わずそれを選択するには、奏子は教えに縛られ過ぎていた。

「怖くて、怖くて。……でも」

 けれど、同時に胸の中に一つ抑えきれない想いがあった。
 一歩踏み出したその先にある何かを、知りたいと。それをこの手で掴みたいと。
 相反する想いに息すら出来ぬような思いを感じ、足を絡めとる様々な制約に身動きが取れず、置かれた境遇を苦く思いもした。
 けれど、葛藤の末、奏子はシノへと己の作品を手渡した。
 踏み出した一歩は小さかったとしても、あれは奏子にとっては全てを振り絞った一世一代の選択だった。
 それだけじゃない、と奏子は呟いた。

「それに……小説を世に出すと言う事は自分の身の程を知る事にもなるから」

 奏子の脳裏に、昔日の佳香との語らいが蘇る。
 あれは、槿花として筆を執り初めてから程ない頃だった。
 何時ものように、二人はお互いの作品の読み合いをしていた。
 これなら評判間違いなしと笑ってくれる佳香に、奏子は安堵したように微笑んだのを覚えている。
 そして、佳香も一度シノの兄に作品を読んでもらっては、と勧めたのだ。けれども、私の読者は奏子だけでいいとやんわり断られた。
 とても美しい物語を紡ぐのにと残念に思うのを隠せない奏子を見て、佳香は儚く苦笑した。

『私はね、怖いの』
『……小説を書いている事が露見するのが?』

 佳香はひとつ息を吐いたのち、ゆるく首をふりながら答えた。

『そうね、それも怖い。でも怖いのは自分を知ってしまうこと』

 戸惑いの光が奏子の眼差しに宿る。佳香は悲しい微笑みを浮かべて、続けた。

『今なら想像の中だけでも、女流作家になれる"もしも"の夢を見られる。でも、人目に作品が触れてしまったら、自分の力がどの程度なのか知ってしまったら』

 自分だけの閉じた世界にあるならば、自分の綴る物語は何よりも素晴らしいものと思っていられる。自分には才があるのだと思う事も出来る。
 でもそれは自分の中だけの事。
 評価とは、他者の目と価値観に触れて現実のものとなる。
 そしてそれが、己が望む通りであるとは限らない。
 他に触れればこそ、多くの中の自分の立ち位置を、自分というものの姿を知る事になる。

『歩き始めて現実を知ってしまったら、もう夢を見る事もできなくなってしまう』

 進めば引き返せない。止めれば良かったと、先に進んでしまってから戻ってやり直す事などできはしない。
 破れてしまった夢は、元通りにはならない。
 自分を知ってしまえば、それ以上のものは夢見られない。
 佳香は透き通るような笑みを浮かべながら、悲しみを湛えて儚い願いを口にした。

『夢を見られる内に終わってしまうほうが、幸せとすら思うの』

 歩き出せない自分は、とても臆病だと思うけれど――。
 あの日、彼女はそう言って会話を締めくくった。奏子は佳香にかける言葉が見つからず、口を閉じてうつむくしかなかった。
 けれど、今は違う。

「私だって、怖かった。でも、私は、それでも進みたいと。自分を知りたいと思った。みじめな現実を見る事になったとしても、失ったとしても、少しでも踏み出してみたいって」

 佳香の底知れぬほどに暗く冷たい眼差しを感じながら、奏子はゆっくりであっても確かに己の想いを紡いでいく。

「最初に原稿をシノに渡した時も。今だって、本当は怖い」

 怖くなかったわけではない。否、今だっていつも怖い。
 作品を世に送り出すということは、人の目に触れる事。自分とは異なる価値観に品定めされるという事。
 自分は迷いなく物語を愛している、けれど他者がそうだとは限らない。
 人の価値観に阿る事は危険な事であるのはわかっているけれど、世に出す以上それは避けられない。
 新しい作品を出すたびに、前の方が良かったという嘲笑される可能性だってある。
 返るものは礫であり、それは筆を持つ自分をも傷つける可能性がある。
 二度と筆を持てぬほど、傷つく可能性だってある。
 世に出れば出るだけ、露見する危険とて増える。そうなれば筆を持つどころですら無くなってしまう。

「怖かった。やめようかとも思った。でも、それでも進みたかった。私の世界が、物語が、確かにそこにあるって知って欲しかった」

 人の目に触れぬということは、自分以外の誰にもそこにあると認識されぬと言う事。 
 創造主である自分さえそこにあると知っていればいいではないかとも思う。
 しかし、それでは本当に世に存在していると言えるのだろうかと、奏子は思ったのだ。
 ただ生まれただけの存在に、しておきたくないと願ってしまったのだ。

「私の物語を、否定したくなかった。信じたかった」

 佳香の表情が歪む。彼女は唇を噛みしめ、凄絶なまでの形相で奏子を見据えている。
 多分奏子が抱いた思いと、佳香が抱いていた思いは同じだったろう。
 違うのは、そこで退いたか、進んだか。
 奏子の耳に、学校を去る前に佳香が言ってくれた言葉がふわりと蘇ってくる。

『奏子は、奏子のままでいてね。好きな事を諦めない貴女で居て頂戴』

 あの言葉は、どれ程自分に力をくれただろう。
 何時か終わると思いながらも書き続けた。物語を綴る事が好きで、続けて行きたくて。諦めようにも、諦めきれなかった。
 奏子に瞳には、何時しか透明な雫が浮かんでは頬を伝い、幾粒も地に落ちていく。

「書き続ける自分を、好きな事を、私の大事な世界を。踏み出す事を、諦めたくなかった……!」

 その言葉に、何かに打たれたように佳香は表情を変え、瞳を見開いた。
 思い出したのかもしれないし、違う何かが心を占めたのかもしれない。
 一瞬……ほんのわずかな時であったけれど、奏子には見えた。佳香が泣きだしそうな表情を見せたのが。
 表情を歪めた佳香が、何かを訴えたいというように、口を動かそうとした。
 けれども、空気が揺らいだ気がした次の瞬間。
 すぐに彼女は頭を降り、奏子へと険しい眼差しを向けた。

「それ以上はもういいわ! なら、夢を見ながら死なせてあげる……!」

 ぽたり、と何かが落ちる音がした。

 あれは、何。
 佳香の瞳から流れ続ける、黒い筋は何?
 彼女の身体を喰らうように覆い尽くそうとする黒い影は、何?
 まるで悪しき化け物のように見える、あの黒い澱みは何……?

 悪い何かが佳香を喰らって、飲み込んで、作り変えてしまおうとしていると感じる。
 確かに佳香だったはずの存在は、ゆらゆらと黒い身体を揺らしながら、刃を手に奏子へとにじり寄ってくる。
 あれは、と掠れた声で呻いた奏子を、朔は己の背に庇う。
 その朔の手には、複雑な術で編まれた刀のような刃があるではないか。

「朔、待って! あれは佳香なの!」
「……堕ちてしまえば、もう人には戻れない。……あの娘は、もう戻れない」

 武器を手に佳香に対峙する朔の意図を感じ取って、奏子は悲鳴じみた叫びを上げる。
 止めてくれと懇願しても、朔は頷く事は無い。返された言葉はあまりにも冷酷で、事実を射抜いていた。
 佳香は、人ではなくなってしまったのだと、悪いものに堕ちてしまったのだと奏子も気付いていた。
 けれど、彼女は奏子にとって確かに佳香なのだ。佳香以外の何物でもないのだ。
 それを、朔は。

「おねがい、やめて朔……!」

 しがみ付いてでも止めようとしたけれど、朔は伸ばした腕をすりぬける。指先すらその背に届かなかった。
 叫んだ気がする、涙はもう止められない。
 それはもう目の前にある現実だけれど、認めたくない。
 朔が、佳香を、殺すなんて――。
 身体の均衡を崩して倒れ込んだ奏子の視線の先で。
 朔の刀が過たず佳香の胸を貫いていた。



 佳香は、わらっていた。
 刃を引き抜かれ、咽返るような血の匂いをまき散らして、紅を、赫を、その身から零しながら。
 倒れゆく佳香の顔には――笑みがあった。
 滾るような暗い感情に満ちた、凄絶なまでの笑みが。
 目論みが外れた。
 全てを露見させてやったというのに、奏子は全てを認めて受け止めた。
 名家の夫人が物書きをしていたなど醜聞以外の何物でもなく、奏子は世間に糾弾され、追い詰められ、落ちてくる筈だった。
 けれども、今やその姿勢を賛美するものも多く、向かい風どころか追い風だ。
 奏子は何一つ失う事なく、許され、認められ、受け入れられ、求めるものを得続ける。
 それなら、奪ってやる――彼女が大事にしていた、私を。
 朔の手で、佳香は今死の淵にある。程なく黄泉路を辿るだろう。
 それこそが、彼女の狙いだったから。
 愛する夫が一番の友を殺した、その事実こそが最後に狙った事だから。

「これで、あなたと、その人は、もどれない」

 ぼたり、赤は拡がり続ける。佳香の命は確実に終焉へと向っている。

「わたしは、あなたたちの、間の、ぬけない杭」

 けれど、不思議と哀しくはない。だって生きていても、私は変われない。何も変わらない。今と同じ理不尽は続いていく。
 それなら、一つだけ最後に望みを叶えて逝きたい。

「もう、前のようには、笑い、あえな……」

 しあわせな友へ、最期の贈り物。
 順風満帆な彼女の道行に、消えない染みを。消せない陰りを。
 かすむ視界の向こうで、奏子が何かを叫んでいる。多分泣いているのだと思う。
 だって、奏子は優しいから。
 佳香は笑おうとした。けれどもう出来なかった。
 あら、と佳香は不思議に思う。

 私の望みは叶ったのに、どうしてこんなにさびしいのかしら……。
 奏子の心に傷を残してやれたはずなのに、何でこんなに苦しいのかしら……。

 燃えていく物語の姿が蘇る。それは痛い程の後悔を伴って、佳香の中に満ちていく。
 燃やさないでくれと、全てをかなぐり捨ててでも縋れば良かった。暴れて抵抗してでも何をしてでも、守れるのは自分だけだったのに。
 けれど、こうあるべきという形に背いた事を気にするあまり抵抗しきれなかった。自分がそれ以上責められるのが怖くて、何も出来なかった。
 自分の世界が失われていくのを、黙って見ているしかしなかった。立ち向かうなんて、出来なくて……。
 自分を守る為にわたしは『自分』を切り捨てた……。
 本当は嫌だと、助けてと、叫びたかった。もし、その一言でも言えたなら何かが違ったかもしれない。
 けれど、怖くて。叫んだ先にもっと酷い結果が待つかもしれないと。その思いから逃れきれず、置かれた場所から、一歩踏み出そうとする事が怖かった。
 けれど、怖かったのは私も一緒と奏子は言った。奏子もまた、彼女の恐れを抱えながら進んでいたのだと。

 ――ああ、そうか。

 怖いけれど一歩踏み出した奏子。守る為に、逆風に立ち向かう事を選んだ奏子。

 わたしは奏子になりたかったのだ、と消えゆく最期の瞬間に佳香は呟いた。
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