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ひと目惚れだった。しかし時間をかけてもその魔法のようなものから崇仁が覚めることはなかった。
あまり恵まれない家庭に育った花織の事情を聞けば、彼の心の空虚を自分が満たしてやりたいと感じたし、それは長くいればいるほど強くなって行った。
花織とは「友人」として遊びに出かけることが多かった。学生であるからそう遠くへは行けないものの、そのささやかな逢瀬の中でふたりは互いを慕う思いを育てて行った。
しかし決してそこに接触はない。たとえ笑いあって、愛しあっていても、ふたりは一線を越えられなかった。手を繋ぐという一線でさえも。
罪悪感がなかったわけではない。身体的接触がなくとも、崇仁が花織を愛しているの事実であり、そうなればそれはれっきとした「浮気」――不貞行為と同じだった。
崇仁は時折花織をかき抱きたいという衝動と戦わねばならなかった。
手を繋いでその体温を感じたかったし、花織の柔らかそうな唇にむしゃぶりつきたかった。
けれども花織の視線はそれらを明瞭に拒否していた。いつだってそうだ。だから、崇仁はその目を見てハッと我に返り、自制心を取り戻す。その繰り返しだった。
「そばいるだけで」――そういう約束であったが、崇仁はそれを破りたくて仕方がなくなっていった。
そうなると周囲もなんとなくわかるのだろう。気がつけばいつの間にやら崇仁と花織が「できている」という噂が流れていた。
「距離を置いた方がいいかもしれない」
花織にそんなことを言われてしまった崇仁は、動揺した。
「しょせん噂ですよ」
そう言ってはみたものの、花織は悲しそうな顔をするばかりだ。
花織は崇仁にことさら不幸にはなって欲しくないのだろう。崇仁を愛しながらも、花織は共に彼と地獄へ落ちるつもりはないのだ。
そう思うとなんだか崇仁は花織を責め立てたくなった。
「そばにいて欲しいと言ってくれたじゃありませんか」
幼稚な非難の色をにじませてそう言えば、花織は眉を下げて困ったような顔になる。
それを見て崇仁は花織を困らせたいわけでも、意地悪をしたいわけでも、不幸にしたいわけでもないのだ、と心中で言い訳をする。
けれども気持ちは止まらなかった。一度手中に収めたと思った可憐な蝶を逃がすことは、崇仁には出来なかった。
結局、その日は物別れに終わった。
結論が出なかった以上、またこの話題が繰り返されるのかと思うと崇仁は重苦しい気分になる。同時に花織を愛おしいという気持ちと、憎らしいという気持ちに襲われる。
「そばにいたい」――そう言ってくれたのに。
まるで聞き分けのない幼子になってしまったかのような感情のやり場のなさに、崇仁は自嘲する。
「小浦ってどんなやつ?」
永宮家の本邸を訪れていた従弟――正確には澪一の従弟――の涼太は、屈託のない笑顔を浮かべてそう問うた。
崇仁と同じ年のこの従弟は、澪一とはまた違った感情の読めなさがある。
いつもニコニコと笑顔でいて、自身の感情を振り回さず、その目は決して心の底を見せない。
まるで人形のような澪一もそうだが、従弟の涼太も崇仁は苦手に思っていた。
はじめから涼太は崇仁に馴れ馴れしかった。人懐っこいと言えば聞こえはいいが、崇仁に対しては妙に距離のないところがある。
今だってそうだ。どこからか耳に入れたのだろう、崇仁と花織の噂話の真相をたしかめたいという好奇心に駆られているのが、ありありとわかる。
「いいひとですよ」
「ふうん……。いいひと、ね」
含みのある笑みを浮かべる涼太の前から崇仁はすぐさま走り去ってしまいたかった。
が、もちろんそのようなマネができるはずもないので、涼太からの質問攻めをのらりくらりとかわし続けるしかない。
「小浦ってオメガなんでしょ? カワイイ?」
「さあ? 友人だからといって第二性までは知りませんよ」
「またまた~。そんなこと言っちゃって」
「私は事実しか言っていません」
「崇仁と『友達』になれるんだから普通のオメガとは違うんだろうなー」
「……だからオメガだとは限らないですよ」
好き勝手のたまう涼太に対し、崇仁は内心でいら立ちを募らせていた。
やたらと花織のことを気にしていることも、妙に気に障る。
それは恐らく崇仁がアルファで、涼太もアルファだからだろう。
オメガという性を巡ってアルファとアルファが対立するのは別に珍しくもない。
崇仁にとって花織は「運命」にも等しい存在だ。このころの崇仁はそう思い始めていた。
ひと目見ただけであれほど惹かれたのだ。そしてこんなにも離れ難い。これを「運命」と呼ばずしてなんと呼ぶのだろうか。
実際に「運命のつがい」なるものが存在するかは眉唾であったし、別に花織を見て「電撃を受けたかのような」気分にもなったわけではない。
けれども崇仁は「運命」なるものがあるとすればそれは花織なのだと、半ば確信を持っていた。
そんな花織にちょっかいをかけようとしている――ように見える――涼太は、崇仁からすれば警戒すべき存在である。
しかし他方の涼太は恐らく崇仁の心情を察しているだろうに、まるでオモチャを弄ぶようにこちらへ絡んでくる。
「友達なら紹介してよ。たぶん仲良くなれると思うし」
「……花織がオメガだと思っているから会いたいんですか?」
「うん。そう」
あっさりと認めた涼太の言葉に、崇仁は歯噛みしたくなる。
崇仁には時代錯誤なことに自由恋愛など夢のまた夢であるのに、涼太は手を出そうと思えばすぐに出せる。彼には今は特定の恋人がいなかったし、許婚なるものも存在しない。
「花織は人見知りする性質ですので……私から言っても会ってくれるかどうか」
「ふうん。そんなに会わせたくないの?」
「いえ……」
「まあいいよ。どうせ復学したら顔を合わせることになるだろうし」
「クラスが違うじゃないですか」
「俺が会いに行くんだよ~。いやー、どんなコかなあ。楽しみだな~」
わざとらしい涼太の挑発の言葉に、崇仁は一瞬だけ頭に血が上った。
自分のオメガが他のアルファに狙われている状況は、本能的に看過できないのだ。
しかし崇仁は無分別な獣ではない。密かにため息をついて、怒りを逃がそうとする。
涼太も涼太で、挑発しながらも本気で崇仁を怒らせたいわけではないようだった。
彼は明らかに崇仁で遊んでいる。それがわかっているからこそ、崇仁も怒りを見せないように努めた。
「小浦花織と仲が良いんだね」
涼太が復学してから三日後。澪一の部屋に呼び出された崇仁は、オフホワイトのソファに腰を下ろした澪一の前に突っ立ったまま、無表情に彼を見下ろした。
澪一のことだ。既に花織との仲は察知しているのだろう。噂話を彼の耳に入れる人間は、いくらでも思い浮かべられた。
「友人ですので」
冷静にそう返す。
澪一の顔は相変わらず人形のように均整で、そして感情を読み取れない。
「ふうん」
従弟の涼太と同じ言い方でそう言った澪一は、ソファに無造作に置いていたスマートフォンを手に取る。
そしておもむろに操作をすると、スマートフォンのスピーカーから大音量が発せられた。
変わらず無表情の澪一に対し、崇仁は彼のスマートフォンから流れてきた音が、明らかに艶めいた喘ぎ声であったことに動揺する。
そして澪一の意図が読み取れないながらにも、崇仁は直感的に恐怖を覚えた。
嫌な汗をかき始める崇仁に対し、澪一は涼しげな顔をしたまま、スマートフォンの画面を彼に見せつける。
「こんな風にセックスしてる動画を見ても、同じ顔して友達だって言える?」
澪一のスマートフォンの中で、花織は仰向けにされ、男の手で足を開かされ、肛門を犯されながら泣いていた。
あまり恵まれない家庭に育った花織の事情を聞けば、彼の心の空虚を自分が満たしてやりたいと感じたし、それは長くいればいるほど強くなって行った。
花織とは「友人」として遊びに出かけることが多かった。学生であるからそう遠くへは行けないものの、そのささやかな逢瀬の中でふたりは互いを慕う思いを育てて行った。
しかし決してそこに接触はない。たとえ笑いあって、愛しあっていても、ふたりは一線を越えられなかった。手を繋ぐという一線でさえも。
罪悪感がなかったわけではない。身体的接触がなくとも、崇仁が花織を愛しているの事実であり、そうなればそれはれっきとした「浮気」――不貞行為と同じだった。
崇仁は時折花織をかき抱きたいという衝動と戦わねばならなかった。
手を繋いでその体温を感じたかったし、花織の柔らかそうな唇にむしゃぶりつきたかった。
けれども花織の視線はそれらを明瞭に拒否していた。いつだってそうだ。だから、崇仁はその目を見てハッと我に返り、自制心を取り戻す。その繰り返しだった。
「そばいるだけで」――そういう約束であったが、崇仁はそれを破りたくて仕方がなくなっていった。
そうなると周囲もなんとなくわかるのだろう。気がつけばいつの間にやら崇仁と花織が「できている」という噂が流れていた。
「距離を置いた方がいいかもしれない」
花織にそんなことを言われてしまった崇仁は、動揺した。
「しょせん噂ですよ」
そう言ってはみたものの、花織は悲しそうな顔をするばかりだ。
花織は崇仁にことさら不幸にはなって欲しくないのだろう。崇仁を愛しながらも、花織は共に彼と地獄へ落ちるつもりはないのだ。
そう思うとなんだか崇仁は花織を責め立てたくなった。
「そばにいて欲しいと言ってくれたじゃありませんか」
幼稚な非難の色をにじませてそう言えば、花織は眉を下げて困ったような顔になる。
それを見て崇仁は花織を困らせたいわけでも、意地悪をしたいわけでも、不幸にしたいわけでもないのだ、と心中で言い訳をする。
けれども気持ちは止まらなかった。一度手中に収めたと思った可憐な蝶を逃がすことは、崇仁には出来なかった。
結局、その日は物別れに終わった。
結論が出なかった以上、またこの話題が繰り返されるのかと思うと崇仁は重苦しい気分になる。同時に花織を愛おしいという気持ちと、憎らしいという気持ちに襲われる。
「そばにいたい」――そう言ってくれたのに。
まるで聞き分けのない幼子になってしまったかのような感情のやり場のなさに、崇仁は自嘲する。
「小浦ってどんなやつ?」
永宮家の本邸を訪れていた従弟――正確には澪一の従弟――の涼太は、屈託のない笑顔を浮かべてそう問うた。
崇仁と同じ年のこの従弟は、澪一とはまた違った感情の読めなさがある。
いつもニコニコと笑顔でいて、自身の感情を振り回さず、その目は決して心の底を見せない。
まるで人形のような澪一もそうだが、従弟の涼太も崇仁は苦手に思っていた。
はじめから涼太は崇仁に馴れ馴れしかった。人懐っこいと言えば聞こえはいいが、崇仁に対しては妙に距離のないところがある。
今だってそうだ。どこからか耳に入れたのだろう、崇仁と花織の噂話の真相をたしかめたいという好奇心に駆られているのが、ありありとわかる。
「いいひとですよ」
「ふうん……。いいひと、ね」
含みのある笑みを浮かべる涼太の前から崇仁はすぐさま走り去ってしまいたかった。
が、もちろんそのようなマネができるはずもないので、涼太からの質問攻めをのらりくらりとかわし続けるしかない。
「小浦ってオメガなんでしょ? カワイイ?」
「さあ? 友人だからといって第二性までは知りませんよ」
「またまた~。そんなこと言っちゃって」
「私は事実しか言っていません」
「崇仁と『友達』になれるんだから普通のオメガとは違うんだろうなー」
「……だからオメガだとは限らないですよ」
好き勝手のたまう涼太に対し、崇仁は内心でいら立ちを募らせていた。
やたらと花織のことを気にしていることも、妙に気に障る。
それは恐らく崇仁がアルファで、涼太もアルファだからだろう。
オメガという性を巡ってアルファとアルファが対立するのは別に珍しくもない。
崇仁にとって花織は「運命」にも等しい存在だ。このころの崇仁はそう思い始めていた。
ひと目見ただけであれほど惹かれたのだ。そしてこんなにも離れ難い。これを「運命」と呼ばずしてなんと呼ぶのだろうか。
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けれども崇仁は「運命」なるものがあるとすればそれは花織なのだと、半ば確信を持っていた。
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わざとらしい涼太の挑発の言葉に、崇仁は一瞬だけ頭に血が上った。
自分のオメガが他のアルファに狙われている状況は、本能的に看過できないのだ。
しかし崇仁は無分別な獣ではない。密かにため息をついて、怒りを逃がそうとする。
涼太も涼太で、挑発しながらも本気で崇仁を怒らせたいわけではないようだった。
彼は明らかに崇仁で遊んでいる。それがわかっているからこそ、崇仁も怒りを見せないように努めた。
「小浦花織と仲が良いんだね」
涼太が復学してから三日後。澪一の部屋に呼び出された崇仁は、オフホワイトのソファに腰を下ろした澪一の前に突っ立ったまま、無表情に彼を見下ろした。
澪一のことだ。既に花織との仲は察知しているのだろう。噂話を彼の耳に入れる人間は、いくらでも思い浮かべられた。
「友人ですので」
冷静にそう返す。
澪一の顔は相変わらず人形のように均整で、そして感情を読み取れない。
「ふうん」
従弟の涼太と同じ言い方でそう言った澪一は、ソファに無造作に置いていたスマートフォンを手に取る。
そしておもむろに操作をすると、スマートフォンのスピーカーから大音量が発せられた。
変わらず無表情の澪一に対し、崇仁は彼のスマートフォンから流れてきた音が、明らかに艶めいた喘ぎ声であったことに動揺する。
そして澪一の意図が読み取れないながらにも、崇仁は直感的に恐怖を覚えた。
嫌な汗をかき始める崇仁に対し、澪一は涼しげな顔をしたまま、スマートフォンの画面を彼に見せつける。
「こんな風にセックスしてる動画を見ても、同じ顔して友達だって言える?」
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