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崇仁は、とっさに言葉が出なかった。
次に一瞬にして頭に血が上った。
動揺に頭の内側がガンガンとけたたましく音を立てているようだった。
崇仁は、澪一が花織を襲わせたに違いないと思った。
花織は崇仁と心を通わせているのだ。だから、彼が自ら足を開くなんてあり得ない。崇仁の頭はすぐさまその答えにたどり着く。
眼下にいる澪一は、相変わらず感情をうかがわせない顔で、花織の痴態が収まった動画を流し続けるスマートフォンを持っている。
崇仁は、そのスマートフォンを今すぐ奪ってやりたい気になったが、息を吐いてどうにか冷静になろうとした。
「……なんなんですか? それは」
努めて平静を装ったものの、息を吐き出すように出た言葉は、少しだけ震えているように聞こえた。
崇仁から反応を引き出せたことに満足したのか、単に花織の嬌声をうるさく思ったのか定かではないが、澪一はスマートフォンに流れる動画を一度止めて、また無造作にソファの上に端末を放り投げた。
「見てわからない?」
「なにをしているかぐらいはわかります。わからないのは、なぜそれを私に見せるのか、ということです」
言葉を選んで、ゆっくりと吐き出す。途中で「なぜそんなものを」と言いそうになって、よりなんでもない風の言葉に言い直す。
澪一はまた「ふうん」と言って、まるで値踏みでもするかのような目で崇仁を見た。
「『友達』なんでしょう?」
「そうですけれど」
「じゃあ喜びなよ。『友達』の――『運命』が現れたんだよ?」
「――は?」
崇仁の口から思わず音がこぼれ落ちた。
崇仁は、澪一の言葉がすぐには飲み込めなかったし、彼が――笑っていることもすぐには理解できなかった。
あの、鉄のように冷たく、人形のように表情のない男が、今、笑っている。
崇仁をせせら笑っている。
花織が浮かべる穏やかな日差しのような笑顔とは正反対の、冷やかでこちらを見下した、笑顔。
「運命……?」
その言葉を口にした瞬間、崇仁は背にどっと嫌な汗が噴き出るのがわかった。
握りしめた手の内側もどろりと汗をかいているようだ。そして気がつけば握りしめた手のひらに、爪が痛いほど食い込んでいた。
「運命」――花織に、「運命のつがい」が現れた?
そんな馬鹿な。
ありえない。
崇仁は脳内で澪一から告げられた言葉を何度も否定した。
けれどもその言葉を口にするまでには至らなかった。
醜態だという認識があった。いついかなるときだって、眼前にいるこの男には――澪一には、弱点になるような部分は晒してはならない。いつの間にか崇仁はそういった観念を持つに至っていた。
「だからと言って、無理矢理――」
「無理矢理? そんなわけないじゃない。涼太は強姦なんて無体なことはしないよ」
「え?」
いけすかない従弟の名前が飛び出してきて、いよいよ崇仁は混乱してきた。
それがわかっているのか、澪一は嘲笑を浮かべたまま畳みかけるように言葉を続ける。
「うん。涼太なんだよ、小浦花織の『運命のつがい』は」
「そんな――」
「涼太はしばらく休学していたからね。復学して、すぐに小浦花織が『運命のつがい』だってわかったんだって。……うれしいでしょう? 『友達』が『運命のつがい』に出会えるなんて。ドラマチックで素敵じゃないか」
頭が真っ白になって、なにも言えない崇仁を、澪一は今度は笑うでもなく無表情に戻って見つめる。
「……まあ僕が言っても崇仁は信じないんだろうね。――じゃあ、はい」
再び澪一はスマートフォンを手にして、慣れた様子で電話をかける。電話を繋げるための機械的な音が鳴り響くあいだ、崇仁は未だ呆然としていた。
なにもかもが理解できなかった。
自分と心を通わせていたはずの花織が、よりにもよって涼太と痴態を繰り広げていたことも。涼太と「運命のつがい」であることも。
しかし澪一が繋げた電話は、呆然とする崇仁を更に地獄へと突き落とすものだった。
「――涼太?」
「あ、れーいち? どうしたの急に」
スマートフォンのスピーカーからやや途切れ途切れの涼太の声が聞こえる。どこか呼吸が荒い。
それを聞いただけで崇仁の頭は嫌な予感でいっぱいになり、警戒信号が点滅した。
けれどもこの場から逃げ出すだけの気力は、崇仁には既になかった。
そして涼太と澪一の会話の隙間から、明らかな嬌声が漏れ聞こえてくる。
「――んっ、あっ、あぅっ! はぁ、はぁ、はぁっ、ああぁんっ!」
それは聞き間違えでなければ間違いなく――花織の喘ぎ声だった。
「崇仁は僕の言うことがわからないみたいだから、小浦花織に代わって欲しいんだけど」
「あははっ! 澪一鬼畜~。オッケーわかった。……ほら花織。愛しの崇仁くんだよ~?」
涼太の嘲笑が崇仁の脳内に響き渡る。
澪一はソファに座ったまま、無言でスマートフォンを突き出した。
「小浦花織と話してごらん」
澪一はまた笑っていた。冷やかな笑みを口元にたたえて、崇仁を蔑んでいた。
崇仁は澪一に言われるがまま、震える手でスマートフォンを受け取る。
「……花織?」
声はみっともなく震えていたが、崇仁にはその震えを止めるすべがわからなかった。
すがるように、花織の名を呼ぶ。
花織がもし崇仁に助けを求めたならば、きっと崇仁は澪一を殴り飛ばしてでも助けに向かっただろう。
けれども現実は。
「あっ、あっ、やだあっ、崇仁くっ、聞かないでっ」
「花織? どうし――」
「ごめ、ごめんなさっ……あうっ、ひぃっ、ぼくっ……ああっ、ひっ」
「花織!」
「はぁ、はぁ、ぁっ、ごめ、ぼくの『運命』……涼太だっ……あぅっ、やめっ、やめてりょーた、くるしっ……」
パンパンと肉と肉が当たる音が花織の言葉の隙間から聞こえてくる。
そして遠くから崇仁をせせら笑うような涼太の声も。
「花織って崇仁とセックスしたことないんだね? びっくり~。ほら崇仁に言ってやりなよ。『涼太のおちんちんサイコー』ってさ」
「あっ、そ、そんなこと、いえなっ――ひぃっ、ああっ、やだっ、おっきくしないでっ……! やだっ、やだっ、あっ、あっ、あああ――!」
「――っ! 花織、突然締めつけないでよ。イっちゃった? ドライで?」
「んっ、あうっ、あっ、あぅうっ……」
「花織~。まだ俺気持ちよくなってないんだけど~? あれ? 聞こえてない? じゃあ今のうちに中出ししちゃおっかな~」
ゴトン。はじめ、崇仁はそれがなんの音だかわからなかった。
しかし澪一の柳眉が歪んだのを見て、潔く気づく。
「僕のスマホなんだけど?」
崇仁の足元の、毛足の長いカーペットの上に澪一のスマートフォンがひっくり返って落ちている。
スピーカーからは絶えず花織の喘ぎ声と、涼太が腰を打ちつける音が聞こえてきている。
けれども澪一はソファから立ち上がって自分のスマートフォンを拾い上げようなどとはしなかった。
「小浦花織は涼太のフェロモンで疑似的な発情期下にある。だから、妊娠する確率は発情期間外と変わりはない」
淡々と説明する澪一の言葉は、崇仁の耳には入ったが、それは右から左へと抜けて行くばかりだ。
「……けれども、妊娠する可能性があることには変わりはない」
花織が涼太の子を宿す――。その可能性の話を聞いただけで、崇仁はどうにかなってしまいそうだった。
激しく動揺し、絶望する崇仁は、だからすぐには気づかなかった。
澪一から濃厚なオメガのフェロモンが垂れ流され始めていることに。
次に一瞬にして頭に血が上った。
動揺に頭の内側がガンガンとけたたましく音を立てているようだった。
崇仁は、澪一が花織を襲わせたに違いないと思った。
花織は崇仁と心を通わせているのだ。だから、彼が自ら足を開くなんてあり得ない。崇仁の頭はすぐさまその答えにたどり着く。
眼下にいる澪一は、相変わらず感情をうかがわせない顔で、花織の痴態が収まった動画を流し続けるスマートフォンを持っている。
崇仁は、そのスマートフォンを今すぐ奪ってやりたい気になったが、息を吐いてどうにか冷静になろうとした。
「……なんなんですか? それは」
努めて平静を装ったものの、息を吐き出すように出た言葉は、少しだけ震えているように聞こえた。
崇仁から反応を引き出せたことに満足したのか、単に花織の嬌声をうるさく思ったのか定かではないが、澪一はスマートフォンに流れる動画を一度止めて、また無造作にソファの上に端末を放り投げた。
「見てわからない?」
「なにをしているかぐらいはわかります。わからないのは、なぜそれを私に見せるのか、ということです」
言葉を選んで、ゆっくりと吐き出す。途中で「なぜそんなものを」と言いそうになって、よりなんでもない風の言葉に言い直す。
澪一はまた「ふうん」と言って、まるで値踏みでもするかのような目で崇仁を見た。
「『友達』なんでしょう?」
「そうですけれど」
「じゃあ喜びなよ。『友達』の――『運命』が現れたんだよ?」
「――は?」
崇仁の口から思わず音がこぼれ落ちた。
崇仁は、澪一の言葉がすぐには飲み込めなかったし、彼が――笑っていることもすぐには理解できなかった。
あの、鉄のように冷たく、人形のように表情のない男が、今、笑っている。
崇仁をせせら笑っている。
花織が浮かべる穏やかな日差しのような笑顔とは正反対の、冷やかでこちらを見下した、笑顔。
「運命……?」
その言葉を口にした瞬間、崇仁は背にどっと嫌な汗が噴き出るのがわかった。
握りしめた手の内側もどろりと汗をかいているようだ。そして気がつけば握りしめた手のひらに、爪が痛いほど食い込んでいた。
「運命」――花織に、「運命のつがい」が現れた?
そんな馬鹿な。
ありえない。
崇仁は脳内で澪一から告げられた言葉を何度も否定した。
けれどもその言葉を口にするまでには至らなかった。
醜態だという認識があった。いついかなるときだって、眼前にいるこの男には――澪一には、弱点になるような部分は晒してはならない。いつの間にか崇仁はそういった観念を持つに至っていた。
「だからと言って、無理矢理――」
「無理矢理? そんなわけないじゃない。涼太は強姦なんて無体なことはしないよ」
「え?」
いけすかない従弟の名前が飛び出してきて、いよいよ崇仁は混乱してきた。
それがわかっているのか、澪一は嘲笑を浮かべたまま畳みかけるように言葉を続ける。
「うん。涼太なんだよ、小浦花織の『運命のつがい』は」
「そんな――」
「涼太はしばらく休学していたからね。復学して、すぐに小浦花織が『運命のつがい』だってわかったんだって。……うれしいでしょう? 『友達』が『運命のつがい』に出会えるなんて。ドラマチックで素敵じゃないか」
頭が真っ白になって、なにも言えない崇仁を、澪一は今度は笑うでもなく無表情に戻って見つめる。
「……まあ僕が言っても崇仁は信じないんだろうね。――じゃあ、はい」
再び澪一はスマートフォンを手にして、慣れた様子で電話をかける。電話を繋げるための機械的な音が鳴り響くあいだ、崇仁は未だ呆然としていた。
なにもかもが理解できなかった。
自分と心を通わせていたはずの花織が、よりにもよって涼太と痴態を繰り広げていたことも。涼太と「運命のつがい」であることも。
しかし澪一が繋げた電話は、呆然とする崇仁を更に地獄へと突き落とすものだった。
「――涼太?」
「あ、れーいち? どうしたの急に」
スマートフォンのスピーカーからやや途切れ途切れの涼太の声が聞こえる。どこか呼吸が荒い。
それを聞いただけで崇仁の頭は嫌な予感でいっぱいになり、警戒信号が点滅した。
けれどもこの場から逃げ出すだけの気力は、崇仁には既になかった。
そして涼太と澪一の会話の隙間から、明らかな嬌声が漏れ聞こえてくる。
「――んっ、あっ、あぅっ! はぁ、はぁ、はぁっ、ああぁんっ!」
それは聞き間違えでなければ間違いなく――花織の喘ぎ声だった。
「崇仁は僕の言うことがわからないみたいだから、小浦花織に代わって欲しいんだけど」
「あははっ! 澪一鬼畜~。オッケーわかった。……ほら花織。愛しの崇仁くんだよ~?」
涼太の嘲笑が崇仁の脳内に響き渡る。
澪一はソファに座ったまま、無言でスマートフォンを突き出した。
「小浦花織と話してごらん」
澪一はまた笑っていた。冷やかな笑みを口元にたたえて、崇仁を蔑んでいた。
崇仁は澪一に言われるがまま、震える手でスマートフォンを受け取る。
「……花織?」
声はみっともなく震えていたが、崇仁にはその震えを止めるすべがわからなかった。
すがるように、花織の名を呼ぶ。
花織がもし崇仁に助けを求めたならば、きっと崇仁は澪一を殴り飛ばしてでも助けに向かっただろう。
けれども現実は。
「あっ、あっ、やだあっ、崇仁くっ、聞かないでっ」
「花織? どうし――」
「ごめ、ごめんなさっ……あうっ、ひぃっ、ぼくっ……ああっ、ひっ」
「花織!」
「はぁ、はぁ、ぁっ、ごめ、ぼくの『運命』……涼太だっ……あぅっ、やめっ、やめてりょーた、くるしっ……」
パンパンと肉と肉が当たる音が花織の言葉の隙間から聞こえてくる。
そして遠くから崇仁をせせら笑うような涼太の声も。
「花織って崇仁とセックスしたことないんだね? びっくり~。ほら崇仁に言ってやりなよ。『涼太のおちんちんサイコー』ってさ」
「あっ、そ、そんなこと、いえなっ――ひぃっ、ああっ、やだっ、おっきくしないでっ……! やだっ、やだっ、あっ、あっ、あああ――!」
「――っ! 花織、突然締めつけないでよ。イっちゃった? ドライで?」
「んっ、あうっ、あっ、あぅうっ……」
「花織~。まだ俺気持ちよくなってないんだけど~? あれ? 聞こえてない? じゃあ今のうちに中出ししちゃおっかな~」
ゴトン。はじめ、崇仁はそれがなんの音だかわからなかった。
しかし澪一の柳眉が歪んだのを見て、潔く気づく。
「僕のスマホなんだけど?」
崇仁の足元の、毛足の長いカーペットの上に澪一のスマートフォンがひっくり返って落ちている。
スピーカーからは絶えず花織の喘ぎ声と、涼太が腰を打ちつける音が聞こえてきている。
けれども澪一はソファから立ち上がって自分のスマートフォンを拾い上げようなどとはしなかった。
「小浦花織は涼太のフェロモンで疑似的な発情期下にある。だから、妊娠する確率は発情期間外と変わりはない」
淡々と説明する澪一の言葉は、崇仁の耳には入ったが、それは右から左へと抜けて行くばかりだ。
「……けれども、妊娠する可能性があることには変わりはない」
花織が涼太の子を宿す――。その可能性の話を聞いただけで、崇仁はどうにかなってしまいそうだった。
激しく動揺し、絶望する崇仁は、だからすぐには気づかなかった。
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