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おまけ:アキラとつばき
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「クラス会どうする?」
アキラはクッションを抱いてソファに座るつばきへ声をかけた。つばきがアキラのほうへ振り返ると、長い艶やかな黒髪がさらさらと肩口を流れて行く。アキラはつばきが持つあらゆる美しい部分の中でも、特に髪が好きだった。
「アキラちゃんはー?」
「んー……行ってみようかなあ」
「ふーん」
そう言ってつばきは興味のなさそうな顔をしてテレビへ視線を戻す。液晶画面はアキラが借りて来た恋愛映画を流している。
つばきの助力もあってどうにか大学に進学したアキラは、高校卒業を前にして彼女からの控えめなラブコールを受け入れた。
アキラにとってつばきはかけがえのない親友だった。つらいとき、悲しいとき、つばきはアキラのそばに寄り添っていてくれた。そしてそれ以上の楽しかったこと、嬉しかったこと、同じ時間を過ごした。
そんなつばきから高校二年生のとき、恋愛対象として好きだと告白され、アキラは戸惑った。嫌悪感よりも先に困惑のほうがアキラの胸中に訪れたのだ。いや、包み隠さず言ってしまえば、アキラはつばきの告白を受け入れるまでのあいだ、彼女に嫌悪感を抱いたことなどなかった。
同性愛に対する偏見はないが、理解もなかった。アキラくらいの年齢の人間であれば、それは珍しいことではないだろう。
そういう愛の形があるということは知っている。なにせアキラの初めての恋人は、品のない言い方をすれば、同性に寝取られたのだから。
けれども同性から恋愛対象として見られる、ということが自身に降りかかるとは考えたことなどなかった。
何度もアキラは自問した。「嫌か?」と。答えは「嫌ではない」ということであった。でも嬉しいかどうかはわからなかった。アキラからすればまったく未知の世界である。好悪の判断を下せるほどの知識は、アキラにはなかった。
そこを越えれば今度は「つばきのことを好きか?」という問いが来る。答えは是。けれどそれは「ライク」であり「ラブ」ではない。
そもそもアキラはあのつばきが自分を好きだと言うのが信じられなかった。
つばきはとびきりの美少女である。街を歩いていても道を行く人々の目を引く、非の打ち所のない美貌の持ち主。それでいて性格も愉快でいて優しい。そんな完璧と言ってしまっていい人間が、運動ができる以外に取り柄のない自分を好きというのが、アキラにはなんだか夢でも見ているような感じだったのである。
けれどもアキラは最終的につばきの手を取った。特別な理由があったわけではない。けれどもつばきとならいいと、ごく自然にそう思えたのだ。
恋愛対象としてみれば、つばき以上の相手はいないかもしれない。一緒にいて楽しくて、気を使う必要がなくて、それいで互いに優しくあれるし、安心できる。これほど気の合う相手にはこの先出会えないのではないか、とおもうていどにアキラはつばきのことを気に入っていた。
十九歳になった今、奇跡的につばきと同じ大学に通えているアキラの元には頻繁に彼女がやって来る。ほとんど半同棲と言ってしまって良い状況であった。
アキラの部屋には少しずつつばきの私物が増えて行ったので、母親が顔を出したとき、彼氏がいるのではないかと疑われた。しかしすぐによく泊まって行く友人のものだと説明して事なきを得た。つばきが女性らしい物が好きでなければ、事態はもっとこじれていたかもしれない。
アキラとつばきの関係はだれにも言っていなかった。理解を示してくれる人間もいるだろうが、嫌悪を示す人間もいるだろう。もっと性質が悪いのは理解のあるフリをして面白可笑しく吹聴する人間である。そういった諸々の面倒な事象を考えると、黙っているのが一番良いとの結論に至ったのだ。
幸いそういう仲であると疑われたことはなかった。もともとつばきが人懐こいせいもあるかもしれない。あるいは若い女性同士であれば、多少スキンシップが頻繁でも自然なことと捉えられているせいかもしれない。
けれど、いつかはこの関係について言わなければならなくなるかもしれない。今は公にしないことに不満はないけれど、いつかそうしたいと思うようになるかもしれない。そうなったとき、どうなるのだろう? 考えてはみるが、アキラには想像すらできない。
でも、つばきとならだいじょうぶだと、なんとなくそう思えた。
「ふーんじゃないよ」
笑いながらつばきにココアの入ったマグカップを渡す。映画は佳境に入っていた。
「だってえ、今のアキラちゃん見せたくないんだもん」
「えー? なんで?」
「アキラちゃん、すっかりキレイになっちゃったからさ~。惚れられたら困っちゃう」
「えー?! ないって! つばきじゃあるまいし……」
「いやいや、人間ギャップってものに弱いんだよ~?」
たしかにアキラは大学に進学してから身なりに気を使うようになった。つばきに手伝ってもらって化粧をするようになったし、年相応に着飾ることも珍しくはなくなった。そうであるから高校生のときに比べれば変わってはいるだろう。けれどもそんな自分を見て惚れる相手がいるとはアキラにはとうてい思えなかった。
けれどもつばきは違うらしい。
つばきの美しいかんばせがぐいとアキラの顔に近づく。
「アキラちゃん、キスしよう」
「……いきなりな――」
アキラの言葉はつばきの唇の中に消えた。さきほどまでつばきが口をつけていた、たっぷりと砂糖を入れたココアの味がする。甘さが過ぎるとあとにささやかな苦みが残った。
たっぷり五秒は口づけを交わし合って、つばきは最後にアキラの下唇を軽く食(は)んで離れた。
「……もー。いきなりなに?」
照れ隠しに怒っているフリをするアキラであったが、その心臓はひそやかな興奮に大いに高鳴っていた。官能的な色のあるつばきの口づけに、下半身がかすかに重くなる。そうしてそれを隠すように、ことさらふざけた調子でアキラはしゃべるのである。
「したかったからしたの」
そう言ってつばきは上目づかいにアキラを見やる。ぺろりと舌まで出すが、そんなわざとらしい仕草も彼女にはよく似合っていた。
「……今回はゆるしてあげるけど、次はないんだからね」
「うふふ、アキラちゃんってばやさしー」
「つばきが相手じゃ怒っても無駄だし」
「んー、じゃあまた不意打ちでキスしちゃおうかな~?」
「ちょ、ちょっと、次はないって言ったじゃん!」
「うふふ……」
液晶の向こう側でついに思いを通じ合わせた恋人たちが口づけをする。情緒的な旋律をオーケストラが奏でる中、液晶の前のふたりはそんな展開もそっちのけでじゃれあうのであった。
アキラはクッションを抱いてソファに座るつばきへ声をかけた。つばきがアキラのほうへ振り返ると、長い艶やかな黒髪がさらさらと肩口を流れて行く。アキラはつばきが持つあらゆる美しい部分の中でも、特に髪が好きだった。
「アキラちゃんはー?」
「んー……行ってみようかなあ」
「ふーん」
そう言ってつばきは興味のなさそうな顔をしてテレビへ視線を戻す。液晶画面はアキラが借りて来た恋愛映画を流している。
つばきの助力もあってどうにか大学に進学したアキラは、高校卒業を前にして彼女からの控えめなラブコールを受け入れた。
アキラにとってつばきはかけがえのない親友だった。つらいとき、悲しいとき、つばきはアキラのそばに寄り添っていてくれた。そしてそれ以上の楽しかったこと、嬉しかったこと、同じ時間を過ごした。
そんなつばきから高校二年生のとき、恋愛対象として好きだと告白され、アキラは戸惑った。嫌悪感よりも先に困惑のほうがアキラの胸中に訪れたのだ。いや、包み隠さず言ってしまえば、アキラはつばきの告白を受け入れるまでのあいだ、彼女に嫌悪感を抱いたことなどなかった。
同性愛に対する偏見はないが、理解もなかった。アキラくらいの年齢の人間であれば、それは珍しいことではないだろう。
そういう愛の形があるということは知っている。なにせアキラの初めての恋人は、品のない言い方をすれば、同性に寝取られたのだから。
けれども同性から恋愛対象として見られる、ということが自身に降りかかるとは考えたことなどなかった。
何度もアキラは自問した。「嫌か?」と。答えは「嫌ではない」ということであった。でも嬉しいかどうかはわからなかった。アキラからすればまったく未知の世界である。好悪の判断を下せるほどの知識は、アキラにはなかった。
そこを越えれば今度は「つばきのことを好きか?」という問いが来る。答えは是。けれどそれは「ライク」であり「ラブ」ではない。
そもそもアキラはあのつばきが自分を好きだと言うのが信じられなかった。
つばきはとびきりの美少女である。街を歩いていても道を行く人々の目を引く、非の打ち所のない美貌の持ち主。それでいて性格も愉快でいて優しい。そんな完璧と言ってしまっていい人間が、運動ができる以外に取り柄のない自分を好きというのが、アキラにはなんだか夢でも見ているような感じだったのである。
けれどもアキラは最終的につばきの手を取った。特別な理由があったわけではない。けれどもつばきとならいいと、ごく自然にそう思えたのだ。
恋愛対象としてみれば、つばき以上の相手はいないかもしれない。一緒にいて楽しくて、気を使う必要がなくて、それいで互いに優しくあれるし、安心できる。これほど気の合う相手にはこの先出会えないのではないか、とおもうていどにアキラはつばきのことを気に入っていた。
十九歳になった今、奇跡的につばきと同じ大学に通えているアキラの元には頻繁に彼女がやって来る。ほとんど半同棲と言ってしまって良い状況であった。
アキラの部屋には少しずつつばきの私物が増えて行ったので、母親が顔を出したとき、彼氏がいるのではないかと疑われた。しかしすぐによく泊まって行く友人のものだと説明して事なきを得た。つばきが女性らしい物が好きでなければ、事態はもっとこじれていたかもしれない。
アキラとつばきの関係はだれにも言っていなかった。理解を示してくれる人間もいるだろうが、嫌悪を示す人間もいるだろう。もっと性質が悪いのは理解のあるフリをして面白可笑しく吹聴する人間である。そういった諸々の面倒な事象を考えると、黙っているのが一番良いとの結論に至ったのだ。
幸いそういう仲であると疑われたことはなかった。もともとつばきが人懐こいせいもあるかもしれない。あるいは若い女性同士であれば、多少スキンシップが頻繁でも自然なことと捉えられているせいかもしれない。
けれど、いつかはこの関係について言わなければならなくなるかもしれない。今は公にしないことに不満はないけれど、いつかそうしたいと思うようになるかもしれない。そうなったとき、どうなるのだろう? 考えてはみるが、アキラには想像すらできない。
でも、つばきとならだいじょうぶだと、なんとなくそう思えた。
「ふーんじゃないよ」
笑いながらつばきにココアの入ったマグカップを渡す。映画は佳境に入っていた。
「だってえ、今のアキラちゃん見せたくないんだもん」
「えー? なんで?」
「アキラちゃん、すっかりキレイになっちゃったからさ~。惚れられたら困っちゃう」
「えー?! ないって! つばきじゃあるまいし……」
「いやいや、人間ギャップってものに弱いんだよ~?」
たしかにアキラは大学に進学してから身なりに気を使うようになった。つばきに手伝ってもらって化粧をするようになったし、年相応に着飾ることも珍しくはなくなった。そうであるから高校生のときに比べれば変わってはいるだろう。けれどもそんな自分を見て惚れる相手がいるとはアキラにはとうてい思えなかった。
けれどもつばきは違うらしい。
つばきの美しいかんばせがぐいとアキラの顔に近づく。
「アキラちゃん、キスしよう」
「……いきなりな――」
アキラの言葉はつばきの唇の中に消えた。さきほどまでつばきが口をつけていた、たっぷりと砂糖を入れたココアの味がする。甘さが過ぎるとあとにささやかな苦みが残った。
たっぷり五秒は口づけを交わし合って、つばきは最後にアキラの下唇を軽く食(は)んで離れた。
「……もー。いきなりなに?」
照れ隠しに怒っているフリをするアキラであったが、その心臓はひそやかな興奮に大いに高鳴っていた。官能的な色のあるつばきの口づけに、下半身がかすかに重くなる。そうしてそれを隠すように、ことさらふざけた調子でアキラはしゃべるのである。
「したかったからしたの」
そう言ってつばきは上目づかいにアキラを見やる。ぺろりと舌まで出すが、そんなわざとらしい仕草も彼女にはよく似合っていた。
「……今回はゆるしてあげるけど、次はないんだからね」
「うふふ、アキラちゃんってばやさしー」
「つばきが相手じゃ怒っても無駄だし」
「んー、じゃあまた不意打ちでキスしちゃおうかな~?」
「ちょ、ちょっと、次はないって言ったじゃん!」
「うふふ……」
液晶の向こう側でついに思いを通じ合わせた恋人たちが口づけをする。情緒的な旋律をオーケストラが奏でる中、液晶の前のふたりはそんな展開もそっちのけでじゃれあうのであった。
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