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セックスするまで“出ない”部屋

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「お菓子くれなきゃいたずらします!」

 後輩のカヤに「裏庭にきてください!」などと呼び出されて素直に向かえば、そこにはシーツおばけになった彼女がいた。

 「シーツおばけ」とはそのまま、目玉を描いた真っ白なシーツを被っていたのでそう称した。

 遠くからでもわかる、真っ白なシーツを被ったなにかを見たときは正直おどろいた。

 けれども声を聞く前にすぐに後輩のカヤだとわかった。背丈や、なんとなくの雰囲気でよくつるんでいる彼女だとわかったのだ。

 しかし、つい先ほど彼女が放ったセリフの意味はわからず、思わず首をかしげたまま、小さな後輩を見やる。

「なにそれ? 新しい遊び?」
「遊びじゃないですよ! いや……遊び? なのかな……」
「なんでカヤちゃんにもわかってないの」

 半笑いでそう返せば、カヤがムッとしたのが雰囲気でわかった。

「仕方ないじゃないですか! わたしはド田舎でハロウィンとは無縁に暮らしてきたんです! ハロウィンがどんなものなのかわからないんです!」
「『ハロウィン』ってなに?」
「えっ……お菓子を貰う日……?」

 カヤが戸惑う様子が面白くて、自然と口元に笑みが浮かぶ。

 カヤはそんな俺を見てまたムッとした様子になるのが手に取るようにわかった。

「トリックオアトリートです! お菓子くれないひとにはいたずらしてもいい日なんです!」
「なんでシーツ被ってるの?」
「幽霊の仮装です!」
「幽霊……」

 今一度、真っ白なシーツを被っているカヤを見た。

 よく見れば描かれた目の中心部には小さな穴が開いている。その穴の奥では、つるりとした目玉が光を反射しているのがわかった。

「幽霊です!」

 カヤはふんぞり返って言った。

「まあ、それくらいは見ればわかるけど……」

 幽霊を気取っているのはわかったが、解せないのは妙に力のこもった目玉のイラストだ。

 マジックペンで描いたのだろう、ガタガタとした目の輪郭に、塗りムラがある黒目。その黒目の中心部からはてらてらとしたカヤのこげ茶色の瞳が覗いている。

 はっきり言って、見れば見るほど不気味だった。

 「シーツおばけ」というのはもっと可愛いものではなかったか。

 俺が言葉を濁してじっと目玉のイラストを見ていると、カヤはシーツの裾から華奢な腕を出して手のひらをこちらに突きつけた。

「お菓子くれなきゃいたずらします!」
「お菓子なんて持ってないんだけど」
「じゃ、じゃあいたずらですね……!」

 素直にお菓子を持っていないことを告げれば、途端にカヤは挙動不審になる。

 きょろきょろと周囲を見回したあと、なぜか広げた腕を前後に動かして、大仰に深呼吸を始めた。

 カヤは見ていて飽きないのでその点ではよかったが、次になにをするか予測がつかないし、それに俺が巻き込まれる可能性を推測するのも難しかった。

 とは言え、カヤの言う「いたずら」なんて他愛ない、可愛いものだろう。

 そう思ってじっとカヤの動向を注視していた。

 カヤはおもむろに魔法杖を取り出すと、なにやらごにょごにょと複雑な詠唱を始める。聞いたことのない単語の羅列に戸惑いを覚えたが、そうしているうちに詠唱は終わり――気がつけば、正方形の真っ白な部屋にいた。

「……なにこれ?」

 今度は俺がきょろきょろと周囲を見回す番だった。

 真っ白な部屋の中にはなにもないかと思われたが、一点だけ家具が設置されていた。

「ベッド?」

 部屋の壁紙に負けないくらい真っ白なシーツに包まれた、ダブルサイズのベッド。

 掛け布団はないが、枕はある。フレームの白が病院を思い起こさせる。そんな不思議なベッドが部屋の中央部からややズレた位置に鎮座していた。

 そしてぐるりと部屋を見回したあと、視線を「シーツおばけ」のカヤへと戻す。

 白い部屋に白いベッド、真っ白な「シーツおばけ」と白ばかりで目が痛くなりそうだった。

「ここは――『セックスするまで出られない部屋』です!」

 今度はちょっと頭が痛くなった。

「なにそれ?」
「その名の通り、セックスするまで閉じ込められたままになる部屋ですよ! 知りませんか?」
「そんな馬鹿みたいな部屋、知らない」
「えー?!」

 なぜかカヤはおどろいている。

 気持ちとしては、大げさにおどろいたリアクションを取りたいのは俺のほうなんだけれども。

「セックスしないと出られないって、どういう仕組みなの?」
「えっと……」

 同じ魔法使いの卵として、どういった仕組みの魔法なのかが気になり、カヤに尋ねる。

 しかしカヤはなぜか口ごもった。

「……ほんとは、出られます……」
「え?」
「――ほんとは、セックスしなくても出られます! セックスしないと出られない……そういう部屋を作りたかったんです! でも魔法でひと部屋作って防音魔法もかけるのにせいいっぱいで、そこまで手が回らなかったんです!」
「ええ~……」

 見たことのない魔法を見られて少しだけ心が躍ったが、どうやらそれはハリボテだったようだ。

 けれども、部屋ひとつを魔法で即座に作り上げる魔力や技量には目を見張るものがあった。

 カヤは異世界人だ。ある日、魔法のない世界からこちらの世界へと迷い込んでしまった迷子。そして迷子になると同時に魔法が使えるようになっていた――というのはカヤの弁だ。

 今はなんやかんやあって、俺と同じく全寮制の魔法学校へと通っている身で、俺からすると彼女はひとつ下の後輩にあたる。

 そんなひとつ下の後輩に対して、俺は密かな恋心を抱いていた。

 魔法の腕はいいが、ちょっとお馬鹿で猪突猛進なところがあって、そして人懐こい小動物みたいなカヤ。

 そんなカヤを、気がつけば好きになっていた。

 カヤも俺のことを好いていてくれているという確信はあった。もちろん、恋愛の対象としての話だ。

 けれども俺もカヤも、今一歩踏み出せない状態で、うだうだと一年は過ごしている。

 カヤは異世界人だ。だから、いずれは元の世界へと帰ってしまうかもしれない。それがカヤの意思によるものなのか、またこちらへきたときのように偶発的な要因で帰ってしまうかはわからなかったが。

 そう思うと、二の足を踏んでしまう。

 けれど――。

「セックスセックスって、カヤちゃんは俺とセックスしたいの?」

 面白がるように言いはしたものの、心臓はバクバクと跳ねまくっていた。

 カヤが俺のことを好きだという自信はあったが、互いに核心的な言葉を口にしたことはなかった。

 だというのに、今日のカヤは先ほどから「セックスセックス」と連呼している。

 顔では余裕のある悪戯っぽい笑みを浮かべながら、内心ではにやけるのが止まらなかった。

「……う」

 カヤが唸る。その声を聞いて、俺はシーツの下はどうなっているのだろうと気になった。

 カヤに近づいて、真っ白なシーツに手をかける。シーツに描かれている不気味な目玉と目が合うと同時に、カヤとも視線が交わった。

 小さな穴から、カヤの濡れた目が見える。

 俺はそれをシーツに開けられた小さな穴からではなく、直接見たくなってシーツを剥いだ。

「ううう」

 カヤは再度唸り声を上げた。

 奪ったシーツを床に落とす。

 カヤは俺から視線をそらして、真っ白な床を見ている。

 そしてとつとつと話し出した。

「したいですけど……」
「けど?」
「けど! 異性の寮に入るのは一発退学だって聞きました!」
「……ああ、うん。らしいね」

 この魔法学校は全寮制で、男女で寮の建物がわかれている。そして異性の寮に入ることは校則で禁止されていた。

「だから部屋を作ったんです!」
「……セックスするために?」
「はい!!!」

 カヤから力強い言葉が返ってきた。

 けれども真正面からぶつかるような堂々とした言葉とは対照的に、彼女の顔は――赤い。

 けれどもそれを指摘するのは野暮な気がしてスルーする。

 ……いや、本当は可愛らしい後輩をからかい倒したい気持ちでいっぱいだったが、それで心変わりをされては困るので、知らぬフリをして流した。

「……で、そのリュックは?」

 気になることは色々とあったが、シーツを剥いだカヤが、大きなリュックサックを背負っているのが気になった。

 小さな体には似つかわしくない、大きなリュックサックを彼女が背負っている姿は、妙に愛らしい。

 カヤは顔を赤くしたまま叫ぶように言う。

「ローションとゴムです!」

 やけっぱちになっていることが手に取るようにわかる言葉だった。

「準備いいね~」
「痛いのはイヤですから! あと避妊はとても大事ですので!」
「うんうん。そうだね」
「……先輩、ちゃんと聞いてます?」
「聞いてるよ。カヤちゃんはヤる気満々だって言いたいんでしょ?」
「う……はい」

 首元から耳までリンゴみたいに赤くしたカヤを見ていると、体の奥から劣情が湧き上がってくるのがわかった。

 ――ああ、この子は俺とセックスしたくてしたくてたまらないんだ。

 そう思うと性欲旺盛な思春期の体はすぐに顕著な反応を見せてしまう。

 両思いだという確信はあったけれど、恋人でもなんでもなかった女の子が、俺とセックスしたいがためにこんなにもお膳立てをしているのだと思うと、いとしさと性欲が同時に込み上げてきた。

「カヤちゃん」

 顔を真っ赤にしてうつむいているカヤへ近づき、少し腰をかがめて耳元で囁く。

「俺を誘惑した責任、取ってくれるんだよね?♡」


 *


「ん……♡ んぅ♡ せ、せんぱい……♡」

 舌と舌を擦り合わせながら、何度も唇同士をくっつけ合う。

 おずおずと差し出されたカヤの舌を、攫うようにしてからめ取ってから、息が苦しくなるようなキスを繰り返していた。

 カヤが裸は恥ずかしいとか言うから、今彼女は制服のシャツの前を広げて、ブラジャーをずり上げられた状態だ。

 こちらのほうがよほど恥ずかしいような気もしたが、俺は黙ってカヤの柔らかな胸を揉みしだく。

 つんと立ち上がった乳首の中心部に優しく爪を立ててやれば、カヤの膣内がきゅうと収縮して俺の指を締め上げる。

 俺のもう片方の手はカヤのまくれ上がった制服のスカートの下、丸見えになった下着に突っ込まれていた。

 もちろんその指先は先ほどからカヤの硬くなったクリトリスを弄んだり、愛液が溢れ出てくる膣内で出し入れしたりしている。

「は、は♡ 先輩……♡」

 先輩先輩とうわごとのように繰り返すカヤの声は、甘やかに俺の脳をしびれさせる。

 濡れたこげ茶色の瞳いっぱいに俺を映して、小さな唇で一生懸命俺のキスに応える姿は、どこまでも甘美だ。

「カヤちゃん、気持ちい?」
「う……ぁう♡ は、はい♡」

 俺が問いかければ、きゅうと膣内がまた締まった。ざらざらとした膣壁はとっくに愛液まみれで、とろけそうなほど熱くてぬるぬるとしている。

 俺が指を出し入れすれば、淫らな水音が聞こえた。それはもちろんカヤにも聞こえていて、顔を真っ赤にしたまま目を伏せてしまう。

 そんなカヤの耳元に口を寄せて、わざとゆっくり囁く。

「ねえねえカヤちゃん……俺もう限界なんだけど」

 カヤは熱い息を吐いて、悩ましげに眉を下げる。同時に、きゅううと膣内が収縮するのが指先でわかった。

「ん♡ わ、わかってます……。こ、ここはそういう部屋ですから……!」
「じゃあゴムつけるね♡」

 そう言いながら制服のスラックスからベルトを抜く。続いて前を寛げさせて、既に苦しそうに勃起しているペニスを取り出した。

 カヤが持ち込んだコンドームの袋を破って、硬く立ち上がったペニスに被せていれば、こちらをじっと見つめる視線に気づいた。

「せ、先輩も興奮してるってことですよね……?」
「そりゃね。カヤちゃんがエッチだからこんなになっちゃったんだよ♡ ちゃんと責任とってね♡」

 カヤが座っているベッドに体重をかければ、スプリングがぎしりと音を立てたのがわかった。

 カヤは俺の顔を見たり、勃起した俺のペニスを見たりで忙しそうだった。

 けれど、恐怖よりも好奇心や目先の快楽を得ることに夢中になっているのか、その瞳に怯えはなく、物欲しそうに潤むばかりだった。

「せ、セキニン……」
「そ。カヤちゃんのここで気持ちよーくさせて?♡」

 再び、膣内の浅い部分に指を挿入すれば、カヤの腰が少し浮いた。くちゅ、と卑猥な水音がする。そのまま膣の浅いところをかき混ぜるように指を動かせば、カヤは顔を悩ましげに歪めた。

「カヤちゃんカヤちゃん。カヤちゃんだけ気持ちよくなんないで?」
「あ、ぅ、す、すいません……せ、先輩のこと、頑張って気持ちよくします!」

 多少はしおらしくはなったものの、こういうときでも妙に突撃体質なところは変わらないのだなと思うと、おかしくなると同時にいとおしさが込み上げてくる。

 それでもそのいとおしさの中には無垢な感情もありつつ、やはりどうしても劣情が混じることは避けられない。

 真っ白なシーツにカヤを優しく押し倒す。カヤもそれで次の展開を察したのか、じっと俺を見上げてくる。

 やはりここに至っても恐怖は感じられず、信頼されているのだと思うとゾクゾクとした快感が背中を駆け上って行くのがわかった。

「じゃあ……頑張ろうね? カヤちゃん♡」

 コンドームに包まれたペニスの先端をカヤの膣穴にあてがう。ちゅっとキスをしたときのような水音が立つ。

 ゆっくりと、カヤの膣穴に俺の亀頭を含ませるように挿入する。途端にとろとろの膣内に迎え入れられて、先を急ぎたくなったが、どうにかこうにかその気持ちを抑え込む。

「先輩……入って……♡」
「ゆっくりするからね♡」

 カヤはじっと己の体内に俺のペニスがじわじわと挿入されゆく光景を、まんじりともせず見ていた。

 ときおり、「うぅ」とか「はぅ」などと言って息を逃しながら、小さな体で俺を受け止めようとしてくれる。

 いちばん太いカリ首の部分が、男を知らないカヤの膣内を押し拡げて行く。

 狭苦しくも、熱くてふわふわと柔らかなカヤの中。膣襞はぴったりとくっつくように俺の気持ちのいい部分を抱きしめてくる。

「――あ、ぅう……!」

 処女膜を過ぎ去ったのか、びくりと体を跳ねさせたカヤが、まなじりに涙を浮かべ苦悶の声を上げた。

「カヤちゃん大丈夫? 動かないほうがいい?」
「あ、う。だいじょうぶです……ちょっとびっくりしただけで……そんなに痛くないです……」

 カヤに痛い思いをさせてしまったという申し訳なさと同時に、彼女を征服したというような気持ちにもなって、背筋に快感が走る。

 ずんと腰の奥や陰嚢が重くなったような気がする。

 痛くても耐えようとしてくれるカヤは、可愛かった。

 身体で繋がっているだけではなく、心が通じ合っているのだと思うと、途方もなくうれしかった。

「カヤちゃん……大好きだよ♡」
「ぅ、ぁ……わ、わたしも……先輩のこと大好きです……♡」

 カヤに覆いかぶさって、ぐっと彼女の最奥へと向かった。

 カヤが荒い息を吐きながら、一生懸命に俺を受け入れようとしている姿を見ながら、ペニスの根元まで彼女の膣内に収めた。

 性器という敏感な箇所を、ふわとろの粘膜すべてが覆っているという感覚は、自慰行為では得られない快楽を俺にもたらす。

「あ、ぁ、せんぱい……♡」
「ぜんぶ入ったのわかる?♡」
「あ、ぜんぶ、入ったんですね♡ んぅ、はぁ、せ、先輩……きもちいいですか……?♡」
「うん♡ すっごくきもちいーよ♡ カヤちゃんもこれから気持ちよくなろうね♡」
「ぁっ、せんぱい♡♡♡」

 カヤの甘い嬌声が俺の中の理性をじわじわと焼き切って行く。

 限界まで硬く勃起したペニスを抜き差ししながら、カヤのいいところを探って行く。

 カヤは苦しそうな息を吐きながらも、必死で快楽を追いかけようとしているのがわかった。

 体勢を変えて、カヤの乳首やクリトリスをくりくりと指で転がすように愛撫すれば、何度か甘イキした。

 そうしているあいだにも、俺は俺でカヤの子宮口を探し当てるようにペニスを動かす。

 カヤの膣奥のほうは柔らかく、熱く、俺を迎え入れて、精子を求めるようにときおりびくりと収縮する。

「――カヤちゃん♡ カヤちゃん♡」
「せんぱい♡ せんぱいっ、ぁ、も、もう……イっちゃ……イっちゃうから……♡♡♡」

 カヤは小さな声で何度も甘やかに絶頂が近いことを告げる。

 俺はカヤがイけるようにクリトリスを引っかくように愛撫し、子宮を突き上げるように腰を動かした。

 カヤの口から、かろうじて声になっているようなか細い悲鳴が上がる。

 同時に、背をのけぞらせたと思うと、カヤの膣内がぐねぐねと蠕動し、痙攣的に何度もびくびくとわなないた。

 ぎゅうぎゅうに締めつけてくるカヤの膣壁に翻弄され、俺もあっという間に射精を迎える。

 コンドーム越しにびゅーびゅーとカヤの子宮へ向かって精液を迸らせる。

「はあ……カヤちゃん……♡ 本当はナマでしたいけど、それはまた今度ね?♡ だから、絶対絶対帰っちゃダメだよ?♡」

 俺が射精を終えても、まだ少しびくびくと体をわななかせていたカヤの耳元で囁く。

 カヤはまたきゅうきゅうとまだ入っていた俺のペニスを締めつけながら、こくりと頷いたのだった。


 *


「……で、この部屋魔法? ってどうするの? ぶっちゃけカップルに貸し出せば荒稼ぎできそうな魔法だけど」
「先輩ってそういうとこありますよね……。うーん……お金欲しい気持ちはありますけど、先輩との秘密にしたいので、商売にはしません!」
「そっか~」
「それに秘密とは漏れるものです! 先生方にバレたら罰則はまぬがれられません! なのでやっぱりこれは先輩との秘密にします!」
「俺がバラすとは考えないの?」
「え? そんなことしたら先輩も道連れですから!」
「はは。そんなことしないって。……ってことはまたこの部屋でセックスしてくれるの?」
「う……はい」
「言質取ったからね? 絶対絶対、次もしようね♡」
「はい……」
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