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聖女編
4.魔物の巣窟
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「なぁんで敵と一緒に作戦会議しなきゃいけないのぉ~って、言いそうな顔でもしてる?」
なんだよと言いながら簡易な椅子に座ったデュークが足を前後に揺らす。
ぶうと頬を膨らませたかと思えば、「そんなこと言うわけないじゃん」と舌を出した。
「デューク様は、ハイデ様を尊敬してらっしゃるのね」
「尊敬……ではないかな。騎士は主君に報いるものだろう」
「騎士になりたいんですの?」
「そうじゃなかったら引き受けなくなぁい?」
神官なんて一生続けてたら腐りそうだよねと言うデュークに、レイアーラは「そうでしょうか」と首を傾げる。
「心身が清まりますよ」
そう言って華やいだ笑みを浮かべる彼女に、デュークは人それぞれだってことと口の片端を吊り上げた。
「喧騒から離れたいお姫様と、耳が痛くなるくらい静かな所に慣らされた人は違うんだよ!」
ホント学習してくんないよねとため息を吐くデュークに、オウルがそんなことを言うものではないという目を向ける。
「いいのです、彼はいつもこうして私に教えをくれる貴重な方ですから」
お話していて楽しいですわと指先を合わせるレイアーラの豪胆さ、てらいのなさにオウルは閉口した。
だが、呆気に取られていることに自ら気付いた彼は咳ばらいをして、デュークの肩をぽんと叩く。
「そろそろ作戦を立てよう」
「えっ? ……分かりましたよぉ、オウル様」
立ち上がったデュークはフェリオネルが大きく広げた地図に目を通した。
この場で最も地理に詳しいリスティーに何度か質問を繰り返しては、敵の正確な位置を探し出す。
「うげぇ、ミミズや芋虫に似た魔物ね~……火の魔法を使える人いないのお」
「残念ながら今回連れてきたのはブラックドラゴンですし、私は魔法が使えませんので……フレイアム嬢は?」
「あんな巨体燃やせるわけないでしょ。ぶった切った方が早いわよ」
なんとも力任せな発言に、オウルが目を丸める。レイアーラも、まあと微笑んだ。
「問題は同時攻撃で倒さなきゃいけないところなんでしょ」
「一気に両方を始末しないと、超速度で回復してくるわ」
めんど~、と舌を出したデュークは「じゃあ僕は攻撃に参加するから」と手を肩の高さまで挙げた。
「オウル様ぁ、動きを止めてくださあい」
かと思えばオウルに肩をピッタリとくっつけて下から見上げる。
心の機敏を見せずに頷き、引き受けたオウルがフェリオネルに視線を送った。
「そちらは」
「あ……えっと、」と言葉を詰まらせた彼が両脇の女性に指示を仰ごうとすると、すぐさま「男だろう」と叱責が返ってくる。
「筆頭騎士が女だとは……嘆かわしい」
「あら、じゃあ今回あたしは休んでようかしら」
お願いできる? フェリオネルさん、と流し目を送られた彼の肩がビクリと跳ねた。
手を握り締め、自信なさげに視線を落として弱々しい声で承諾する。
「はい……が、んばります」
「では、私も協力いたしますわ」
抑え込むくらいならできますと胸に手を当てるレイアーラに、フェリオネルは「……いいんですか」と縋るような目を向けた。
「はい。私にもさせてくださいな」
皆さんばかりに戦わせるのは申し訳ないですわと視線を下げたレイアーラは、にこりと微笑んだ。
「それに、私はもう姫ではありませんわ。そうでしょう?」
なにも言えなくなったのはオウルたちだ。
正統な血筋ではないなどと言い放って、彼女を王族から無理に引き抜いたのはハイデの本当の母たるキシウなのだから。
「だが、あなたは……」
口を開けたオウルに微笑みかけることで黙らせたレイアーラは、さぁっと手を合わせた。
「私もあの魔物を止めます。皆で頑張りましょうね」
有無を言わさぬ強さに、フェリオネルは義姉様と目を潤ませた。
*** *** *** *** ***
頭を持たげたのは、肌色の巨大ミミズだ。
ぬらぬらと白濁色の粘液をまとわせた魔物が歯がビッシリと生え揃った丸い口を開け、咆哮する。
「げえっ、こんなのが二体もいるわけぇッ!?」
きも~~いっとぴょんと跳んで引っ付いたデュークを横目で見たオウルは「すぐに凍らす」と青みの強い緑色の目で魔物を捉えた。
地面に触れているところから魔物が凍っていく。それは一分もしない内という恐ろしい早さで魔物を包み込んだ。
レウから「兄貴は氷魔法の使い手だ」と聞いていた以上の手練れ具合だった。
国内でも随一ではだろうか。
髪を高い位置で結わえたデュークが氷を追うように表面を駆けあがっていく。弱点と思わしき腹部や頭部を切るつもりなのだろう。
感心しきりのフェリオネルではあるが、しっかりとブラックドラゴンを魔物の程近くにまで寄せて、攻撃体勢を整えている。
「義姉様、準備はできております。いつでもどうぞ」
全員に掛けた拡声器の魔法で呼びかけられたレイアーラは頷き、口を開く。
【愛を欲する者、起動します】
彼女もまた、恐ろしい早さで魔物を拘束した。両腕を交差させたかと思えば、魔物は見えない壁に動き阻まれてか細く鳴く。
「フェル、外からの攻撃は通すようにしているわ」
「分かりました!」
応じたフェリオネルは、エディスから貰ったネックレスを槍に変じさせる。
そして、頂点についたデュークが斧を喚びだすのを感じ取り、槍に込められた力を発動した。
ほとんど同時に体半分が消し飛ぶ。
――これで任務完了、姉を連れて逃げようといきたいところなのに、魔物がぐらぐらと揺れたかと思えば、ぶちゅりと切断面から生えてきた。
地上に降り立ったフェリオネルたちは一体なにが起こったのかと状況を見定める為に周りを見渡す。
「フェリオネルさん、北北東と南南西! もう二体!」
だが、馬車から出てきたリスティーがそう叫ぶと、フェリオネルもデュークも弾かれたように体の向きを変えた。
その先に立ち上った黒煙に、デュークがおいと叫ぶ。
「ドゥルース・フィンティアは? アイツ悪魔だとか、ご大層なあだ名つけられてんでしょ!?」
革命軍の制服を着た男どもがいないと誤魔化そうとするが、デュークに「そんなわけないだろ!」と一喝されると途端に慌てふためく。
「僕、アイツが入っていくの見たんだからな! あんな派手な髪色、見間違えるはず……っ」
「やから、おるけど無理なんですて」
理由はなんだと問われた付き人――ルシリアは、気まずげに目を逸らす。
「抑止しとるのがいなくなったら姫を連れて逃げ出すんやないか~て……」と呟く彼に、デュークは目を怒らせた。
「はあッ? アイツ、なに考えんだよ!」
こんな時になんもしないなんてと地団駄を踏むデュークに、ルシリアは尤もだと言いたげに顎を引いた。
「やから、俺が出ます」
従者の少年が陣営から出てくると、お前でどうにかなるのかという視線が二人から突き刺さってくる。
「俺は禁魔術使いやから、あん人の代わりくらいできますよって」
受け止めたルシリアに冷静に返されたデュークは、反射的に口を開こうとした。
だが、彼の顔を大きな手が塞ぐ。
「デューク殿、詰問するのは後でいい」
今は奴を倒すのが先決だとオウルに言われると、デュークはむすっと眉を寄せたが「オウル様の言う通りだね」と矛先を収めた。
「ほな、南南西の方に行くわ……そっちの方が民家とか少なそうやし」
「もう一体はあたしが」と言うリスティーに、フェリオネルは緊急事態だからと唇を噛み締める。
その肩を軽く叩いたリスティーは、足の踵を二度鳴らした。
「大丈夫よ、あれくらいなら指輪は使わなくてもいけるから」
馬車だけ見ててもらえるかしらと周りの兵士に言って、リスティーは北北東に駆けていく。
なんだよと言いながら簡易な椅子に座ったデュークが足を前後に揺らす。
ぶうと頬を膨らませたかと思えば、「そんなこと言うわけないじゃん」と舌を出した。
「デューク様は、ハイデ様を尊敬してらっしゃるのね」
「尊敬……ではないかな。騎士は主君に報いるものだろう」
「騎士になりたいんですの?」
「そうじゃなかったら引き受けなくなぁい?」
神官なんて一生続けてたら腐りそうだよねと言うデュークに、レイアーラは「そうでしょうか」と首を傾げる。
「心身が清まりますよ」
そう言って華やいだ笑みを浮かべる彼女に、デュークは人それぞれだってことと口の片端を吊り上げた。
「喧騒から離れたいお姫様と、耳が痛くなるくらい静かな所に慣らされた人は違うんだよ!」
ホント学習してくんないよねとため息を吐くデュークに、オウルがそんなことを言うものではないという目を向ける。
「いいのです、彼はいつもこうして私に教えをくれる貴重な方ですから」
お話していて楽しいですわと指先を合わせるレイアーラの豪胆さ、てらいのなさにオウルは閉口した。
だが、呆気に取られていることに自ら気付いた彼は咳ばらいをして、デュークの肩をぽんと叩く。
「そろそろ作戦を立てよう」
「えっ? ……分かりましたよぉ、オウル様」
立ち上がったデュークはフェリオネルが大きく広げた地図に目を通した。
この場で最も地理に詳しいリスティーに何度か質問を繰り返しては、敵の正確な位置を探し出す。
「うげぇ、ミミズや芋虫に似た魔物ね~……火の魔法を使える人いないのお」
「残念ながら今回連れてきたのはブラックドラゴンですし、私は魔法が使えませんので……フレイアム嬢は?」
「あんな巨体燃やせるわけないでしょ。ぶった切った方が早いわよ」
なんとも力任せな発言に、オウルが目を丸める。レイアーラも、まあと微笑んだ。
「問題は同時攻撃で倒さなきゃいけないところなんでしょ」
「一気に両方を始末しないと、超速度で回復してくるわ」
めんど~、と舌を出したデュークは「じゃあ僕は攻撃に参加するから」と手を肩の高さまで挙げた。
「オウル様ぁ、動きを止めてくださあい」
かと思えばオウルに肩をピッタリとくっつけて下から見上げる。
心の機敏を見せずに頷き、引き受けたオウルがフェリオネルに視線を送った。
「そちらは」
「あ……えっと、」と言葉を詰まらせた彼が両脇の女性に指示を仰ごうとすると、すぐさま「男だろう」と叱責が返ってくる。
「筆頭騎士が女だとは……嘆かわしい」
「あら、じゃあ今回あたしは休んでようかしら」
お願いできる? フェリオネルさん、と流し目を送られた彼の肩がビクリと跳ねた。
手を握り締め、自信なさげに視線を落として弱々しい声で承諾する。
「はい……が、んばります」
「では、私も協力いたしますわ」
抑え込むくらいならできますと胸に手を当てるレイアーラに、フェリオネルは「……いいんですか」と縋るような目を向けた。
「はい。私にもさせてくださいな」
皆さんばかりに戦わせるのは申し訳ないですわと視線を下げたレイアーラは、にこりと微笑んだ。
「それに、私はもう姫ではありませんわ。そうでしょう?」
なにも言えなくなったのはオウルたちだ。
正統な血筋ではないなどと言い放って、彼女を王族から無理に引き抜いたのはハイデの本当の母たるキシウなのだから。
「だが、あなたは……」
口を開けたオウルに微笑みかけることで黙らせたレイアーラは、さぁっと手を合わせた。
「私もあの魔物を止めます。皆で頑張りましょうね」
有無を言わさぬ強さに、フェリオネルは義姉様と目を潤ませた。
*** *** *** *** ***
頭を持たげたのは、肌色の巨大ミミズだ。
ぬらぬらと白濁色の粘液をまとわせた魔物が歯がビッシリと生え揃った丸い口を開け、咆哮する。
「げえっ、こんなのが二体もいるわけぇッ!?」
きも~~いっとぴょんと跳んで引っ付いたデュークを横目で見たオウルは「すぐに凍らす」と青みの強い緑色の目で魔物を捉えた。
地面に触れているところから魔物が凍っていく。それは一分もしない内という恐ろしい早さで魔物を包み込んだ。
レウから「兄貴は氷魔法の使い手だ」と聞いていた以上の手練れ具合だった。
国内でも随一ではだろうか。
髪を高い位置で結わえたデュークが氷を追うように表面を駆けあがっていく。弱点と思わしき腹部や頭部を切るつもりなのだろう。
感心しきりのフェリオネルではあるが、しっかりとブラックドラゴンを魔物の程近くにまで寄せて、攻撃体勢を整えている。
「義姉様、準備はできております。いつでもどうぞ」
全員に掛けた拡声器の魔法で呼びかけられたレイアーラは頷き、口を開く。
【愛を欲する者、起動します】
彼女もまた、恐ろしい早さで魔物を拘束した。両腕を交差させたかと思えば、魔物は見えない壁に動き阻まれてか細く鳴く。
「フェル、外からの攻撃は通すようにしているわ」
「分かりました!」
応じたフェリオネルは、エディスから貰ったネックレスを槍に変じさせる。
そして、頂点についたデュークが斧を喚びだすのを感じ取り、槍に込められた力を発動した。
ほとんど同時に体半分が消し飛ぶ。
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地上に降り立ったフェリオネルたちは一体なにが起こったのかと状況を見定める為に周りを見渡す。
「フェリオネルさん、北北東と南南西! もう二体!」
だが、馬車から出てきたリスティーがそう叫ぶと、フェリオネルもデュークも弾かれたように体の向きを変えた。
その先に立ち上った黒煙に、デュークがおいと叫ぶ。
「ドゥルース・フィンティアは? アイツ悪魔だとか、ご大層なあだ名つけられてんでしょ!?」
革命軍の制服を着た男どもがいないと誤魔化そうとするが、デュークに「そんなわけないだろ!」と一喝されると途端に慌てふためく。
「僕、アイツが入っていくの見たんだからな! あんな派手な髪色、見間違えるはず……っ」
「やから、おるけど無理なんですて」
理由はなんだと問われた付き人――ルシリアは、気まずげに目を逸らす。
「抑止しとるのがいなくなったら姫を連れて逃げ出すんやないか~て……」と呟く彼に、デュークは目を怒らせた。
「はあッ? アイツ、なに考えんだよ!」
こんな時になんもしないなんてと地団駄を踏むデュークに、ルシリアは尤もだと言いたげに顎を引いた。
「やから、俺が出ます」
従者の少年が陣営から出てくると、お前でどうにかなるのかという視線が二人から突き刺さってくる。
「俺は禁魔術使いやから、あん人の代わりくらいできますよって」
受け止めたルシリアに冷静に返されたデュークは、反射的に口を開こうとした。
だが、彼の顔を大きな手が塞ぐ。
「デューク殿、詰問するのは後でいい」
今は奴を倒すのが先決だとオウルに言われると、デュークはむすっと眉を寄せたが「オウル様の言う通りだね」と矛先を収めた。
「ほな、南南西の方に行くわ……そっちの方が民家とか少なそうやし」
「もう一体はあたしが」と言うリスティーに、フェリオネルは緊急事態だからと唇を噛み締める。
その肩を軽く叩いたリスティーは、足の踵を二度鳴らした。
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