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奴隷編
1.異国の姫様、爆誕
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「西へようこそ、ッスよ~エディス!」
ぴょんと跳んでホームに降りたジェネアスがこちらを向き、両手を広げる。
第二の故郷に帰ってきた親友はにこにこと満面の笑みを浮かべていて、上機嫌なのが見て取れた。
「おい、隙間があるから落ちるなよ」
「そんなに細くねえだろ!」
先に降りたレウの手を握ってホームに降りると、とたんに熱気に体が包まれる。
うっと顔を顰めたエディスは「空気が重たいな」と辺りを見渡した。
石造りの駅舎の屋根は中央とは違い、玉葱のような形をしている。
列車から見えていた街もバタークリームケーキのように長方形で揃えられていた。
西部砂漠を通られなければならないので、魔物の討伐任務も中央に回ってくることはない。エディスも初めて来る。
ジェネアスは「西は温暖気候ッスからね~」と笑って、慣れたら平気になると言う。
「でもほら、衣装が軽くていいでしょ~柄も派手で、透け感とかもあって!」
明るい気持ちにならないッスか? と訊ねられた二人は近くを歩く人々の格好を見て、すぐに目を逸らす。
「派手っていうか、その……肌の露出面が多くないか?」
「暑いんで、こんくらい出さないと」
と言われるも、どちらかといえば寒冷地に住んでいる二人にとって肌を出すのは慣れない行為だった。
「それに、二人とも似合ってるッスよ」
「そりゃ……レウはいいけどさ」
そう言って横に立つ男を見ようと顎を上げる。
白の詰襟の長衣を身に着けているレウは、思わず時間を忘れて見惚れてしまいそうな程によく似合っている。
つるりとした光沢のあるサテンの生地には同色の糸で細かな刺繍が施されていて、決して華美ではないのに上品さがあった。
同色の裾に掛けて広がるデザインのズボンなんて、サイズを調整した店員が「えっ、こんなに長いんですか!?」「まだ足りないの……? 嘘でしょ」と驚く程だった。
それくらい足が長いおかげか、ゆったりとしたなだらかな線を描いていて、そこらの椅子に足を組んで座っているだけで舞台の一シーンに見えそうな有様だ。
エディスの視線を受けたレウは目を狐のように細めて笑み、背と腰を曲げて互いの距離を近づけてくる。
「お気に召しました?」
薄い唇がそう動いて、弓を描く。
周りの女が黄色い声を上げたので、エディスは手で耳を塞ぐ。
「とってもな」
口の端を引き揚げ、片方の眉を眇めたエディスにレウが目を丸くする。
嫉妬深い己を知られたくないエディスは彼から離れようとして背を向けた。
ふうと息を吐き――目を開けると、見知らぬ男と目が合う。
なんだ? と率直に疑問を浮かべるが、首を回して周囲を伺うと次々と視線が合いそうになった。
「……西って、王政反対派が多かったか? 俺の記憶じゃ中立派のイメージだったんだけどよ」
「は?」とレウが呆気に取られ、それから深く深くため息を落として額に手を押し当てる。
「アンタ、まさか王子だとバレて注目されてるって思ってんじゃねえだろうな……」
「服と髪色変えてもこんな早くバレるんだな」
どうしたものかと顎に指を当てて考え込みそうになったエディスは腰を引き寄せられて顔を上げる。
「そんなわけないだろ」としかめっ面を向けられて首を傾げた。
「や~、エディスだから見てるってのは当たりなんスけどね」
頭の後ろで腕を組んだジェネアスがカラリと笑う。
「やっぱ……」
「無駄に綺麗だからな」
「エロいッスからね~」
自分の言葉を塞ぐように二人の声が重なると、エディスは瞬きをして半眼になった。
しかめっ面のレウとニヤけ面のジェネアスに、なに言ってんだコイツらという顔をしていると、レウがふっと笑った。
「アンタ、一向に筋肉がつかないからな……遠目からだと女に見えるんだろ」
「は!?」と叫んだエディスは、眉を寄せて渋い顔付きになる。
試しにレウの腕を掴んでぎゅうっと抱きしめてみると、男たちは舌打ちをしたりため息を吐いた。
視線が一気に離れていって、エディスは愛人の顔を見上げた。
「……離れた」
「当たり前だろ」
そのままくっついていろと鼻を抓まれ、エディスは唇を尖らせる。
「俺はこんなの似合わないって言ったのに」
エディスが着ているのは恐らく女性用だ。周囲の女性を見ても間違いない。
鮮烈な赤色のドレスは非常に柔らかく、薄い布でできていた。
肩も腕も出るデザインのせいで心もとないのだが、あつらえたように胸元に吸い付く生地なのでしゃがみこんでも中が見えてしまう心配はない。
見えたとて、男の真っ平な胸なのだが。
スカートは透ける素材の紗が重ねられており、風が吹く度、動く度にひらひらと揺れる。
腰のベルトや二の腕に着けた金の腕輪が細さを際立たせており、鎖骨の上を走るネックレスや胸元の銀と赤い宝石の飾りと豪奢な作りではある。
「でも、そのおかげでどっかのご令嬢だと思われてるみたいッスけど」
「少なくとも王子だとは気付かれていないだろうな」
「馬鹿にしてんだろ。変態だって」
こんなヒラヒラした格好は男が着るものじゃない。
自分では滑稽だと思っているのに、他人の目からは違うように見えるようだった。
羞恥にほんのりと赤らんできた顔を隠すようにレウに擦り寄ると、ジェネアスの「なに言ってんスか!?」という驚愕の声に強制的に顔を上げさせられる。
「なにって……変だろ」
呆然としていると、二人は「変!?」「これが変って、エディス、どういうことッスか!?」と口々に言ってくる。
エディスは変だと思っているようだったが、二人からすると白い肌や銀髪に赤が映え、姫のようにしか見えなかった。
軍人で鍛錬をしているのに、服や飾りが男らしい部分を隠してしまっているのだ。
「この人の美的感覚どうなってんだ」
「綺麗なモノを見すぎておかしくなっちゃったんスよ。レウさんとか、リっちゃんとか」
「あー、なるほどな」
レウが納得したように言って肘の下に手をつき、顎に長い指をするりと押し当てる。
なにに納得してんだ? と苛立ってきたエディスだったが、そういえば先刻、レウはなんと言ったのだったか。思い起こして――火が点いたかのように顔を真っ赤にさせた。
『綺麗だからな』
穏やかな表情だった。柔らかく黄緑の目を細めて、口元に笑みを湛えてこちらを見ていたレウはそう言ったのだ。他でもないエディスに向かって。
(ベッドでなら、言うのかもしれねえけど……)
こんな陽光の下で、肌を露出して彼の横に立っているのが恥ずかしい。
それ以上に他の者に見られたことで、たまらなくいやらしいことをしているように思えてくる。
「レウ……」
堪らず、弱弱しい声が自分の口から零れ出た。
するとレウが腕を広げてくれたのでそこにするすると入り込む。そうするだけで人の視線が気にならなくなった。
「……おや、その可愛い子はどうしたんだい?」
ふぁ、と欠伸をしながら列車を下りてきたレイケネスに訊ねられたレウが「格好がな」と簡潔に説明をしてくれる。
「慣れない物は人を落ち着かない気分にさせるからね」
レイケネスは呆れるでなく肩を竦めた。
「あの衣装屋、ノリノリだったッスからね~」
「男物が残ってないとか、絶対に嘘だっただろ」
熱が籠ってはいけないからとトリエランディア大将が手配してくれた衣装屋は、エディスを見るなり猛烈な勢いでこれと似た――いや、これ以上に露出度の高い、肌が透けそうな服ばかり勧めてきたのだ。
エディスのサイズでは他に着る物はないと渋い顔をしてまで。
自分より体格の優れたレウやレイケネスでは着れないし、ジェネアスにこんな服を押し付けるわけにいかない。
困ったエディスは仕方がなく引き受けた。
こんなことで行程に遅れをきたすわけにはいかなかったので。
「どれも鮮やかな色彩で、色の白い君にはよく似合う」
レウさんもね、と目を閉じて微笑むレイケネスもレウの物と似たような紫紺の長衣を着ている。
そっちが良かったと文句やワガママを言うのは簡単だ。
だが、いつでも自分の希望通りの物が手に入るわけではない。
身をもってそう知っているエディスは、レイケネスが言うように慣れれば大したことではないと言い聞かせることにした。
「でもレウが前歩けよな」
後ろはまだスカート状の布地がある分防御率が高い。
そう思ってレウにしがみつくと、彼は目を丸くさせて「まあいいですけど」と頬を掻いた。
ぴょんと跳んでホームに降りたジェネアスがこちらを向き、両手を広げる。
第二の故郷に帰ってきた親友はにこにこと満面の笑みを浮かべていて、上機嫌なのが見て取れた。
「おい、隙間があるから落ちるなよ」
「そんなに細くねえだろ!」
先に降りたレウの手を握ってホームに降りると、とたんに熱気に体が包まれる。
うっと顔を顰めたエディスは「空気が重たいな」と辺りを見渡した。
石造りの駅舎の屋根は中央とは違い、玉葱のような形をしている。
列車から見えていた街もバタークリームケーキのように長方形で揃えられていた。
西部砂漠を通られなければならないので、魔物の討伐任務も中央に回ってくることはない。エディスも初めて来る。
ジェネアスは「西は温暖気候ッスからね~」と笑って、慣れたら平気になると言う。
「でもほら、衣装が軽くていいでしょ~柄も派手で、透け感とかもあって!」
明るい気持ちにならないッスか? と訊ねられた二人は近くを歩く人々の格好を見て、すぐに目を逸らす。
「派手っていうか、その……肌の露出面が多くないか?」
「暑いんで、こんくらい出さないと」
と言われるも、どちらかといえば寒冷地に住んでいる二人にとって肌を出すのは慣れない行為だった。
「それに、二人とも似合ってるッスよ」
「そりゃ……レウはいいけどさ」
そう言って横に立つ男を見ようと顎を上げる。
白の詰襟の長衣を身に着けているレウは、思わず時間を忘れて見惚れてしまいそうな程によく似合っている。
つるりとした光沢のあるサテンの生地には同色の糸で細かな刺繍が施されていて、決して華美ではないのに上品さがあった。
同色の裾に掛けて広がるデザインのズボンなんて、サイズを調整した店員が「えっ、こんなに長いんですか!?」「まだ足りないの……? 嘘でしょ」と驚く程だった。
それくらい足が長いおかげか、ゆったりとしたなだらかな線を描いていて、そこらの椅子に足を組んで座っているだけで舞台の一シーンに見えそうな有様だ。
エディスの視線を受けたレウは目を狐のように細めて笑み、背と腰を曲げて互いの距離を近づけてくる。
「お気に召しました?」
薄い唇がそう動いて、弓を描く。
周りの女が黄色い声を上げたので、エディスは手で耳を塞ぐ。
「とってもな」
口の端を引き揚げ、片方の眉を眇めたエディスにレウが目を丸くする。
嫉妬深い己を知られたくないエディスは彼から離れようとして背を向けた。
ふうと息を吐き――目を開けると、見知らぬ男と目が合う。
なんだ? と率直に疑問を浮かべるが、首を回して周囲を伺うと次々と視線が合いそうになった。
「……西って、王政反対派が多かったか? 俺の記憶じゃ中立派のイメージだったんだけどよ」
「は?」とレウが呆気に取られ、それから深く深くため息を落として額に手を押し当てる。
「アンタ、まさか王子だとバレて注目されてるって思ってんじゃねえだろうな……」
「服と髪色変えてもこんな早くバレるんだな」
どうしたものかと顎に指を当てて考え込みそうになったエディスは腰を引き寄せられて顔を上げる。
「そんなわけないだろ」としかめっ面を向けられて首を傾げた。
「や~、エディスだから見てるってのは当たりなんスけどね」
頭の後ろで腕を組んだジェネアスがカラリと笑う。
「やっぱ……」
「無駄に綺麗だからな」
「エロいッスからね~」
自分の言葉を塞ぐように二人の声が重なると、エディスは瞬きをして半眼になった。
しかめっ面のレウとニヤけ面のジェネアスに、なに言ってんだコイツらという顔をしていると、レウがふっと笑った。
「アンタ、一向に筋肉がつかないからな……遠目からだと女に見えるんだろ」
「は!?」と叫んだエディスは、眉を寄せて渋い顔付きになる。
試しにレウの腕を掴んでぎゅうっと抱きしめてみると、男たちは舌打ちをしたりため息を吐いた。
視線が一気に離れていって、エディスは愛人の顔を見上げた。
「……離れた」
「当たり前だろ」
そのままくっついていろと鼻を抓まれ、エディスは唇を尖らせる。
「俺はこんなの似合わないって言ったのに」
エディスが着ているのは恐らく女性用だ。周囲の女性を見ても間違いない。
鮮烈な赤色のドレスは非常に柔らかく、薄い布でできていた。
肩も腕も出るデザインのせいで心もとないのだが、あつらえたように胸元に吸い付く生地なのでしゃがみこんでも中が見えてしまう心配はない。
見えたとて、男の真っ平な胸なのだが。
スカートは透ける素材の紗が重ねられており、風が吹く度、動く度にひらひらと揺れる。
腰のベルトや二の腕に着けた金の腕輪が細さを際立たせており、鎖骨の上を走るネックレスや胸元の銀と赤い宝石の飾りと豪奢な作りではある。
「でも、そのおかげでどっかのご令嬢だと思われてるみたいッスけど」
「少なくとも王子だとは気付かれていないだろうな」
「馬鹿にしてんだろ。変態だって」
こんなヒラヒラした格好は男が着るものじゃない。
自分では滑稽だと思っているのに、他人の目からは違うように見えるようだった。
羞恥にほんのりと赤らんできた顔を隠すようにレウに擦り寄ると、ジェネアスの「なに言ってんスか!?」という驚愕の声に強制的に顔を上げさせられる。
「なにって……変だろ」
呆然としていると、二人は「変!?」「これが変って、エディス、どういうことッスか!?」と口々に言ってくる。
エディスは変だと思っているようだったが、二人からすると白い肌や銀髪に赤が映え、姫のようにしか見えなかった。
軍人で鍛錬をしているのに、服や飾りが男らしい部分を隠してしまっているのだ。
「この人の美的感覚どうなってんだ」
「綺麗なモノを見すぎておかしくなっちゃったんスよ。レウさんとか、リっちゃんとか」
「あー、なるほどな」
レウが納得したように言って肘の下に手をつき、顎に長い指をするりと押し当てる。
なにに納得してんだ? と苛立ってきたエディスだったが、そういえば先刻、レウはなんと言ったのだったか。思い起こして――火が点いたかのように顔を真っ赤にさせた。
『綺麗だからな』
穏やかな表情だった。柔らかく黄緑の目を細めて、口元に笑みを湛えてこちらを見ていたレウはそう言ったのだ。他でもないエディスに向かって。
(ベッドでなら、言うのかもしれねえけど……)
こんな陽光の下で、肌を露出して彼の横に立っているのが恥ずかしい。
それ以上に他の者に見られたことで、たまらなくいやらしいことをしているように思えてくる。
「レウ……」
堪らず、弱弱しい声が自分の口から零れ出た。
するとレウが腕を広げてくれたのでそこにするすると入り込む。そうするだけで人の視線が気にならなくなった。
「……おや、その可愛い子はどうしたんだい?」
ふぁ、と欠伸をしながら列車を下りてきたレイケネスに訊ねられたレウが「格好がな」と簡潔に説明をしてくれる。
「慣れない物は人を落ち着かない気分にさせるからね」
レイケネスは呆れるでなく肩を竦めた。
「あの衣装屋、ノリノリだったッスからね~」
「男物が残ってないとか、絶対に嘘だっただろ」
熱が籠ってはいけないからとトリエランディア大将が手配してくれた衣装屋は、エディスを見るなり猛烈な勢いでこれと似た――いや、これ以上に露出度の高い、肌が透けそうな服ばかり勧めてきたのだ。
エディスのサイズでは他に着る物はないと渋い顔をしてまで。
自分より体格の優れたレウやレイケネスでは着れないし、ジェネアスにこんな服を押し付けるわけにいかない。
困ったエディスは仕方がなく引き受けた。
こんなことで行程に遅れをきたすわけにはいかなかったので。
「どれも鮮やかな色彩で、色の白い君にはよく似合う」
レウさんもね、と目を閉じて微笑むレイケネスもレウの物と似たような紫紺の長衣を着ている。
そっちが良かったと文句やワガママを言うのは簡単だ。
だが、いつでも自分の希望通りの物が手に入るわけではない。
身をもってそう知っているエディスは、レイケネスが言うように慣れれば大したことではないと言い聞かせることにした。
「でもレウが前歩けよな」
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