新しい家族は保護犬きーちゃん

ゆきむらさり

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保護犬きーちゃん・日常編①

27話 食欲旺盛なきーちゃんとダイエット

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食欲旺盛なきーちゃん。

常にお腹が空いている。だから、1日分のドックフードを小皿に入れ、何回かに分けてあげることで、少しでも空腹感を満たせるように工夫する。でも、結局は足りない。怒ると自分の手足や尻尾を噛む。仕方がないので、缶詰の犬用の牛肉を足し、食後には無添加の歯磨きガムをあげることにしたの。

もうね、ここ迄来ると我慢させる方が、きーちゃんには物凄いストレス。食欲が半端ないのよ。おまけに、娘っ子が大好きなきーちゃんは、娘っ子が食べている物は、全て自分も食べらると思っている節がある。食べて良い物だと思っている。

きーちゃんと娘っ子は常にセット。

家の中では娘っ子から離れないきーちゃん。彼女と自分は一心同体だと思っている。おかげで娘っ子の食事は自分の食事と勘違い。

「おまえのモノは俺のモノ」的なきーちゃん。

一緒に食べて良い物だと思っているせいで、娘っ子のお皿から勝手におかずを持ち逃げする有り様。普通のチワワよりは大きなきーちゃんは、立ち上がるとテーブルに届く。ウチはダイニングテーブルは使わず、座卓でご飯を食べているせいもある。

とにかく、食べる事が大好きなきーちゃん。お肉入りならドックフードも食べるようになり、おかげでお代わりまで欲しがる。執拗にお皿を舐め回しては、こっちを睨むきーちゃん。そのじっとり目が面白い。

でね、どうなったかと云えば、ぽっちゃりチワワちゃんの出来上がり。

これは担当の獣医さんに怒られたよ。

「これでは何の為にのドックフードを食べさせているのか分かりません。低脂肪だからといっても、それを過分に与えていたら意味がないのですよ? 本末転倒です。それに足腰や心臓にも負担が掛かり、長生きも出来ません。きーちゃんが

(……マジかっ?!)

そうなんだよ。獣医さんに怒られたのだ。しかも、きーちゃんの今の様子を端的に表してくれた獣医さん。

「良いですか? 今のきーちゃんはね、例えるなら茄子(きーちゃんの体型)に爪楊枝(きーちゃんの手足)が刺さっているようなものです。茄子の重みを爪楊枝では支えられなくなり、いずれはグシャっ! ですよ」

(ひゃー! それはまずい……)

これにはビビった。参った。

分かりやすい説明と云えば分かりやすい。でも、せめて茄子にぐらいで例えて欲しかったよ。

とほほ……な私は、きーちゃんの食事の量を少しずつ減らすことにしたよ。でもね、食べることが大好きなきーちゃんは、食事が僅かに減っただけでも気付く。めざといんだよ。だから、ドックフードも1日で1gだけ減らすことにしたの。おそらく、これなら気付かないとね。

元気に食べてくれるきーちゃんの姿が見れるようになったのは嬉しいのに、そういう子に限って胃腸障害とはね。本当に皮肉なものだ。

なかなか上手くいかないものだね。

そうは言っても長生きはして欲しいから、きーちゃんは地道にダイエット生活だよ。ほんの少量ずつだけどね。おかげで毎日元気に怒っているよ。買い替えたクッションは既にボロボロ。さすがだね。

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