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第一章 紡がれる日常
第4話
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あぁそうそう花ちゃん、花ちゃんね、枯れた。
夢の世界は気候安定してるし、特にこれと言って時間の流れないけれど、現世は温度変化もあれば時間経過もあるんだよね。
フツーにある日、種を残して枯れた。
伴侶の元王子が種を抱きしめて一晩泣き続け、たと思ったら、翌朝にはミニ花ちゃんがわっさわさいたって聞いているんだけど、それを聞いた僕は心が温まればいいのか、ホラーなのかギャグなのか良く分からなくて混乱しました。
正体不明過ぎて意味が分からない、さすが夢の世界出身のラフレシア。
ただ季節が巡るたびにネズミ算式に増えるので、これはちょっと不味いかもしれないと気付いた元王子が、帝国の教皇に相談した結果、なんやかんやあって花ちゃん合体することを覚えたとか。
花ちゃんってスライム入ってたっけ?
帝国は多少のカオスが起きつつも、そこそこな平穏が保たれているって話。
皇帝も立派になって、子沢山だから側室いらず。
僕もあれから女神様に数回召喚されて、子作りを強要されてそのたびにポコポコ生んだなぁ。
たまに皇帝のもとに送られて来る側室候補もいるらしいけれど、片っ端から女神様が洗脳して教会に放り込んでいるらしい。
敬虔な信徒が増えて教皇もホクホク、聖書という名の薄い本を広める下僕が手に入って女神様もホクホク、皆幸せそうで何よりです。
聖書を広めるために識字率上げることに力を入れたからね、女神様を崇めるヴィシュタル教が国民の後押しもあって正式に国教となったとか。
BLを広めるための活動で国教を統一するとか凄いよね。
女神様の名前を広め、道を踏み外した多くの魂を救った功績として、教皇は女神様の使徒の一人として迎えられたらしい……なんて余計なことを。
久々に聞いた名称だけど、あれだよね、女神様の使徒になると人から一歩脱するんだよね。
寿命の概念から脱し、不老になるって女神様に解説されたっけ。
僕の周り、寿命の概念捨てたような人ばかりなんだけど。
教皇はレアなただの人間だったのになぁ。
「キノコ狩りをしろと神託があった」
我が家にやって来るなり、真面目な顔でそう言ったのは女神様。
……女神様、神託与える側ですよね?
「きのこぉ」
あぁシャムスが犯人か、なら仕方ない。
「帝国の開けた場所に突然ダンジョンが出現して、不自然な感じに紅葉した和風な風景が広がってた。魔物だけど鹿とか熊もいたし、梨や柿も実ってる秋の恵みが詰まったダンジョンだったんだ」
「女神様に心当たりがないなら、アー君かアー君におねだりされた騎士様が犯人ですね」
シャムスの願いをピンポイントに叶えすぎている。
「今年の夏は不作が続いたけど、帝国周辺だけは涼玉様のおかげで豊作を保てて、帝国全体をギリギリ食わせることが出来た。けど、食糧庫が空になっちまったから、正直あのダンジョンはありがたいんだが……レベル高過ぎて普通に入れないんだわ」
「あらまぁ、シャムス何か知ってる?」
「くりといもとじねんじょもあるの」
「……アー君にお願いして連れて行ってもらおうか、自然薯はやっぱりすりおろしてホカホカご飯の上にかけたいよね」
「あい!」
「聞いて、レベルとかそういう問題あるところ詳しく聞いて!」
「帝国の皆さんの分まで僕ら家族が楽しんできますね!」
「そりゃねぇよイツキちゃん! もしかして十数人目の御子生んでもらったの怒ってる!?」
改めて言われると、二桁はちょっと生みすぎな気がする。
帝国に僕の子供をそんなに置いておいて大丈夫だろうか、人間の手に負える? すでに手遅れ?
「かぼちゃにさんまぁ、かちゅおー」
「楽しみだねぇシャムス、お弁当はおにぎりとサンドイッチどっちがいいかなぁ?」
「おにぎりぃ」
「うおおお、日本酒が飲みてぇぇえ」
唸る女神様を無視して、シャムスとピクニックに思いを馳せた。
僕、鹿肉って食べたことあったっけ?
楽しみだなぁ。
夢の世界は気候安定してるし、特にこれと言って時間の流れないけれど、現世は温度変化もあれば時間経過もあるんだよね。
フツーにある日、種を残して枯れた。
伴侶の元王子が種を抱きしめて一晩泣き続け、たと思ったら、翌朝にはミニ花ちゃんがわっさわさいたって聞いているんだけど、それを聞いた僕は心が温まればいいのか、ホラーなのかギャグなのか良く分からなくて混乱しました。
正体不明過ぎて意味が分からない、さすが夢の世界出身のラフレシア。
ただ季節が巡るたびにネズミ算式に増えるので、これはちょっと不味いかもしれないと気付いた元王子が、帝国の教皇に相談した結果、なんやかんやあって花ちゃん合体することを覚えたとか。
花ちゃんってスライム入ってたっけ?
帝国は多少のカオスが起きつつも、そこそこな平穏が保たれているって話。
皇帝も立派になって、子沢山だから側室いらず。
僕もあれから女神様に数回召喚されて、子作りを強要されてそのたびにポコポコ生んだなぁ。
たまに皇帝のもとに送られて来る側室候補もいるらしいけれど、片っ端から女神様が洗脳して教会に放り込んでいるらしい。
敬虔な信徒が増えて教皇もホクホク、聖書という名の薄い本を広める下僕が手に入って女神様もホクホク、皆幸せそうで何よりです。
聖書を広めるために識字率上げることに力を入れたからね、女神様を崇めるヴィシュタル教が国民の後押しもあって正式に国教となったとか。
BLを広めるための活動で国教を統一するとか凄いよね。
女神様の名前を広め、道を踏み外した多くの魂を救った功績として、教皇は女神様の使徒の一人として迎えられたらしい……なんて余計なことを。
久々に聞いた名称だけど、あれだよね、女神様の使徒になると人から一歩脱するんだよね。
寿命の概念から脱し、不老になるって女神様に解説されたっけ。
僕の周り、寿命の概念捨てたような人ばかりなんだけど。
教皇はレアなただの人間だったのになぁ。
「キノコ狩りをしろと神託があった」
我が家にやって来るなり、真面目な顔でそう言ったのは女神様。
……女神様、神託与える側ですよね?
「きのこぉ」
あぁシャムスが犯人か、なら仕方ない。
「帝国の開けた場所に突然ダンジョンが出現して、不自然な感じに紅葉した和風な風景が広がってた。魔物だけど鹿とか熊もいたし、梨や柿も実ってる秋の恵みが詰まったダンジョンだったんだ」
「女神様に心当たりがないなら、アー君かアー君におねだりされた騎士様が犯人ですね」
シャムスの願いをピンポイントに叶えすぎている。
「今年の夏は不作が続いたけど、帝国周辺だけは涼玉様のおかげで豊作を保てて、帝国全体をギリギリ食わせることが出来た。けど、食糧庫が空になっちまったから、正直あのダンジョンはありがたいんだが……レベル高過ぎて普通に入れないんだわ」
「あらまぁ、シャムス何か知ってる?」
「くりといもとじねんじょもあるの」
「……アー君にお願いして連れて行ってもらおうか、自然薯はやっぱりすりおろしてホカホカご飯の上にかけたいよね」
「あい!」
「聞いて、レベルとかそういう問題あるところ詳しく聞いて!」
「帝国の皆さんの分まで僕ら家族が楽しんできますね!」
「そりゃねぇよイツキちゃん! もしかして十数人目の御子生んでもらったの怒ってる!?」
改めて言われると、二桁はちょっと生みすぎな気がする。
帝国に僕の子供をそんなに置いておいて大丈夫だろうか、人間の手に負える? すでに手遅れ?
「かぼちゃにさんまぁ、かちゅおー」
「楽しみだねぇシャムス、お弁当はおにぎりとサンドイッチどっちがいいかなぁ?」
「おにぎりぃ」
「うおおお、日本酒が飲みてぇぇえ」
唸る女神様を無視して、シャムスとピクニックに思いを馳せた。
僕、鹿肉って食べたことあったっけ?
楽しみだなぁ。
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