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第二章 聖杯にまつわるお話
第164話
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声を掛けたらすぐにどちらも集まりました。
「ご覧ください、帝国の権威を象徴する帝国教会前にこんなにも民衆が集まっております」
「ママ楽しい?」
「ちょっとね」
教会のバルコニーから城下を見下ろしながら、ナレーター風に実況したらアー君のツッコミが入った。
ごめん、ちょっとじゃなくとても楽しかったです。
なぜここにいるかと言うと、結界の中心地をどこにするかを騎士様に相談したら、信仰心が集まる教会はどうかと提案されたのでそのまま採用しました!
許可?
そんなもの女神様が教皇様に神託を下したら一発ですよ!
「このクッキー美味いな、サクサクな食感が最高」
「こっちのは混ぜ込んであるチョコが苦いです」
『大人の味ね』
「イチゴをホワイトチョコで固めたこれも美味い!」
部屋の中では女神様とうちの子が用意されたクッキーを食べながらティータイム、どうやら本日はバレンタインデーらしく、チョコを中心としたお菓子を女神様に要求されてメニュー画面で出しました。
早く言ってくれればドリちゃん特製のチョコお菓子食べれたのに。
「パイ生地をチョコで包んだこれも美味しい、うーん再現できるかな」
「カカオは我が国でも作れそうですね、最初は涼玉にお願いして、安定さえしてしまえば……売れる」
「こんな美味しいものが世の中にあるなんて……」
アカーシャはお菓子片手に儲けを計算、カイちゃんは原料を作れることに商機を見出し、朱ちゃんは純粋に美味しさに感動している。
そう、本日は綺麗所三人衆が揃っているんです、聖女に魅入られている人間を探すよりも上位の美で魅了を塗りつぶす作戦が一部適用されました!
三人以外にも美人な我が子はいるんだけど、伴侶が独占欲強くてお嫁に行ったっきり会ってない。
最初はどうかと思ったけど、思い返せばアカーシャもギレンが隠して暫く会えなかったし、まぁきっとそのうち会える日がくるだろう。
「――イツキ!」
「は、はい!」
「いいこと思いついたぜ! 今日この日をバレンタインデーにしよう、愛の女神でもあるこの私が決めた! 今決めた!」
真剣な顔で何を言う出すかと思ったらこれですよ。
「空からチョコ降らせよう、小さいのでいいから!」
「そんなにチョコ出せませんよ」
「その辺は信仰心をポイントに還元して上手いことやれば大丈夫」
チョコの雨降らせようと言い出した時は酔っぱらっているのかと思ったけど、飲んでいるのは有名メーカーの紅茶でした。
そんなことしたら建物が大変なことになるでしょうが!!
「王都の結界強化は昨日の内に済んでるからな、そこに干渉して……えっと、これか、ポチっと」
「はぁ~精密な結界だな、信仰心が隅から隅まで行き渡ってるのが分かる」
「アルジュナ様……覗かないでくださいよ」
「俺らがいる前で管理画面開けば普通に見る」
『見るよ』
『そしてこっそりハッキングするアー君』
『俺の弟達を護るためだからセーフってことにしてもらおう!』
悲鳴を上げながらアー君から画面を隠そうとする女神様、勝手に画面を触って操作するアー君、それを眺めながらコソコソする幼児たち。
今日のイベント、無事に終わるよね?
「ご覧ください、帝国の権威を象徴する帝国教会前にこんなにも民衆が集まっております」
「ママ楽しい?」
「ちょっとね」
教会のバルコニーから城下を見下ろしながら、ナレーター風に実況したらアー君のツッコミが入った。
ごめん、ちょっとじゃなくとても楽しかったです。
なぜここにいるかと言うと、結界の中心地をどこにするかを騎士様に相談したら、信仰心が集まる教会はどうかと提案されたのでそのまま採用しました!
許可?
そんなもの女神様が教皇様に神託を下したら一発ですよ!
「このクッキー美味いな、サクサクな食感が最高」
「こっちのは混ぜ込んであるチョコが苦いです」
『大人の味ね』
「イチゴをホワイトチョコで固めたこれも美味い!」
部屋の中では女神様とうちの子が用意されたクッキーを食べながらティータイム、どうやら本日はバレンタインデーらしく、チョコを中心としたお菓子を女神様に要求されてメニュー画面で出しました。
早く言ってくれればドリちゃん特製のチョコお菓子食べれたのに。
「パイ生地をチョコで包んだこれも美味しい、うーん再現できるかな」
「カカオは我が国でも作れそうですね、最初は涼玉にお願いして、安定さえしてしまえば……売れる」
「こんな美味しいものが世の中にあるなんて……」
アカーシャはお菓子片手に儲けを計算、カイちゃんは原料を作れることに商機を見出し、朱ちゃんは純粋に美味しさに感動している。
そう、本日は綺麗所三人衆が揃っているんです、聖女に魅入られている人間を探すよりも上位の美で魅了を塗りつぶす作戦が一部適用されました!
三人以外にも美人な我が子はいるんだけど、伴侶が独占欲強くてお嫁に行ったっきり会ってない。
最初はどうかと思ったけど、思い返せばアカーシャもギレンが隠して暫く会えなかったし、まぁきっとそのうち会える日がくるだろう。
「――イツキ!」
「は、はい!」
「いいこと思いついたぜ! 今日この日をバレンタインデーにしよう、愛の女神でもあるこの私が決めた! 今決めた!」
真剣な顔で何を言う出すかと思ったらこれですよ。
「空からチョコ降らせよう、小さいのでいいから!」
「そんなにチョコ出せませんよ」
「その辺は信仰心をポイントに還元して上手いことやれば大丈夫」
チョコの雨降らせようと言い出した時は酔っぱらっているのかと思ったけど、飲んでいるのは有名メーカーの紅茶でした。
そんなことしたら建物が大変なことになるでしょうが!!
「王都の結界強化は昨日の内に済んでるからな、そこに干渉して……えっと、これか、ポチっと」
「はぁ~精密な結界だな、信仰心が隅から隅まで行き渡ってるのが分かる」
「アルジュナ様……覗かないでくださいよ」
「俺らがいる前で管理画面開けば普通に見る」
『見るよ』
『そしてこっそりハッキングするアー君』
『俺の弟達を護るためだからセーフってことにしてもらおう!』
悲鳴を上げながらアー君から画面を隠そうとする女神様、勝手に画面を触って操作するアー君、それを眺めながらコソコソする幼児たち。
今日のイベント、無事に終わるよね?
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