異世界に転移したからモンスターと気ままに暮らします

ねこねこ大好き

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最終章 決着

最終決戦:ティア、ゼラvs桐山和雄、桐山和雄、高木真矢、高木香住、津田勉、佐々木絵里

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 ティアとゼラは廃墟となった山村にワープしていた。

「むむむむむ……麗夜と離れ離れになってしまった」
 ティアは難しい顔で山村を見渡す。

「しかも私たちのようなか弱い女の子に6人がかりで挑んでくるとは。手加減を知らないな」
 ゼラは目の前に立つ桐山和雄を見て微笑む。

「……」
 桐山和雄は何も言わず、マシンガンと日本刀を構える。

「麗夜がどこに居るのか聞きたいのに問答無用。むむむ。卑怯」
 ティアは指先を鋭いレイピアにする。

「それだけ私たちが警戒されている証拠だな」
 ゼラは黒いオーラを仄かに纏う。

 互いに戦闘態勢となった。

「ティア。奴の背後に5人居る」
「分かってる」

「あの男とそいつらを倒せば、この戦いは勝ちだ」
「おお! さすがゼラ。そこまで分かるんだ……なんで分かるの?」
「目の前の男は大山という勇者の次に強い。そんな奴の背後になぜ5人も隠れている?」
「5人が臆病だから?」
「その5人は戦闘向きのチートは持って居ない。だからあの男の背後に隠れている」
「ならもっと遠くに隠れていればいいのに」
「戦闘向きではないが、サポート向きのチートだ。だからあの男をサポートするために、近くに身をひそめる必要があった」

「ふむふむ。でもどうして6人を倒せばいいって分かるの?」
「倒せば、私たちのレベルを下げたり、ワープさせたり、仲間を強化したりするサポート能力が使えなくなる。そうなれば一気に数の利で圧勝できる」

「ぬぬぬ……つまりあいつらが私たちを苦戦させてる張本人たち?」
「そういうことだ」
「ならすぐに倒す!」
「そうすることにしよう」

 ティアとゼラはゆっくりと、慎重に桐山和雄に近づく。

 パパパパパ。

 桐山はティアとゼラが動くなり、マシンガンの引き金を引いた。

「ティアには効かない!」
 スライムであるティアに物理攻撃は効かない。

「レベルが1になったとはいえ、タダのおもちゃでこのゼラを傷つけられると思わない方が良いぞ」
 ゼラは軽々と、たった一回のデコピンで弾丸をはじき返した。

「これは勝てない」
 桐山和雄はそう言ってマシンガンを捨てると、音速の速さで二人に詰め寄り、日本刀を振り下ろした。

 ズバリ!
 日本刀はティアを切り裂く!

「ティアには無力!」
 しかしスライムであるティアはすぐに元に戻る。

「シ」
 桐山和雄はすぐに狙いをゼラに変える。

 パキン!

 しかし、日本刀はゼラが纏うオーラに触れた途端、逆にへし折れてしまった。

「やはり勝てない」
 桐山和雄は大幅にティアとゼラから距離を取る。

「うむ! お前たちはティアたちに勝てない!」
「降参するなら今のうちだぞ」
 ティアは胸を張り、ゼラは微笑する。

 レベルが下がった。しかしティアとゼラの特殊能力まで奪われた訳ではない。

 ならばこの結果は当然だった。

「しかしお前たちも勝てない」
 桐山和雄は深呼吸すると、ティアとゼラにゆっくりと歩む。

「むん!」
 ティアは指先のレイピアを触手のように伸ばし、桐山和雄を貫こうとする。

 しかし、桐山和雄は難なくティアの攻撃を避けた。

「黒炎弾」
 ゼラは最上位魔法の黒き炎の玉を作り出し、桐山和雄に放つ。

 しかし、桐山和雄はこれも簡単にかわした。

「むぅううう! レベルが下がってるから動きが遅い!」
 ティアは地団駄を踏む。
「チ! さすが、レベルが一億倍になっているだけの事はある。速すぎて捉えきれない」
 ゼラは悔しそうに舌打ちした。

「今は勝てない。しかしいずれお前たちは疲れる。その時は俺が勝つ」
 桐山和雄は無表情で呟く。

「うむむ……ゼラ! どうしたら良いの!」
「こんなに苦戦するのは初めてだ。正直、あまりいい案が思い浮かばない」
 ティアとゼラは一歩下がる。

「でも頑張らないとダメ!」
 ティアはガシッと後ろに下がる足を止める。

「ここで逃げては麗夜に嫌われてしまう」
 ゼラも足を止めて、桐山和雄を睨んだ。

「持久戦。どっちが音を上げるか勝負」
 桐山和雄が地を蹴る。

「行くよゼラ!」
「初めてのチームプレイだ!」
 ティアとゼラも地を蹴った。
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