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外の様子は? (チュリップの場合)
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チュリップがリモコンを操作すると、テレビに教会が映る。
「アルカトラズで一番大きく、一番汚らしい慈悲の教会です。名前負けしてますね」
チュリップは悪意交じりの声で笑う。
「そうなのか?」
「見て行けば分かります」
チュリップがリモコンを操作するとバカでかい男の像を構えた教会内部が映る。
「ここは礼拝堂で、哀れな信者を慰める場所です」
「アース教? 何か聞いたことあるな」
「アルカトラズ国の国教です。隣国にすら強い影響力を持っているようです」
ケラケラと楽しそうに笑う。
「チュリップ? 大丈夫か?」
二人と様子が違う。二人は外の様子が心配だったから見た雰囲気だった。
チュリップは俺たちに外の様子を自分と一緒に笑ってほしい雰囲気だった。
「大丈夫です。それよりここが病室です」
チュリップが笑う場所は、小さなベッドが所狭しと敷き詰められ、その上に包帯で包まれた人間たちがうめき声を出す地獄であった。
「これは……」
屈強な訓練を受けたリリーも言葉を失うほどの光景だ。ローズは体を緊張させて身じろぎもできない。
「アルカトラズ国は今もなお二十の周辺諸国と戦争中です。彼らはその戦争被害者です」
「二十! というか戦争なんてやってたのか!」
信じられない事実に耳を疑う。
「二十と言いましても、そのどれもが弱小国です。戦争も小規模で、終結に向かっている戦地も多数あります」
「しかし……騎士学校では連戦連勝の圧勝だと聞いた」
「私も……けが人なんて居ないと思ってた」
リリーとローズもテレビの惨状が信じられない様子だった。
「圧勝ですよ。敵側のほうがずっと死んでいます。ですが、戦争ですからけが人は出ます。彼らはその中でも、救いようのない存在です」
チュリップはニコニコと悲劇を喜劇のように笑う。
「良く笑えるな」
恐ろしさを踏まえて笑いかける。
「泣き虫は一日もしないで逃げますよ。優しかろうと何だろうと。ここでは良心なんて通用しませんから」
チュリップが笑って誤魔化す癖はここで身に付いたのかもしれない。
『あなた、今日の具合は?』
うめき声の中、一人の女性がベッドに横たわる男? に話しかける。
『ん……ん……』
男は身じろぎと声にならない音を喉から出す。
『……今日は……お別れを言いに来たの』
男の身じろぎが少しだけ大きくなる。
『分かって。あの子に食べさせるためにも、あなただけに構っていられないの』
残酷な言葉だ。男は涙を流して必死に悲願を示す。
しかし女はそれを言ったきり、男の前から姿を消した。
「何があったんだ?」
「言葉の通り、離婚したんです。金を稼げない男など役に立ちませんから」
「でも、その、あれだけの怪我を負ったんだから、その分金を貰っているだろ?」
「貰っていますね。それなりに大金でしょう。それに、教会は病人からお金を貰いません」
「だったら離婚しなくても良いんじゃねえか?」
「あの女を見て行けば分かります」
『お待たせ』
女は教会の外に出ると、若い男と手を繋ぐ。
『凄い臭いだ』
『地獄の中を歩いてきたみたいでしょ。帰ったらお風呂に入らないと』
男と女は幸せそうに教会から離れて行った。
「違う男と一緒になったのか」
生々しい現実に言葉を失う。
「あれが教会の真実です。別の場所を見てみましょう」
『お母さんはいつ戻ってくるの?』
幼子が男性僧侶の腕で泣く。
『また会えるよ』
男性僧侶は優しい顔で幼子を抱きしめる。
「戦争孤児ですね。あの子はおそらく先ほどの女性の子供でしょう」
「何だと! さっき子供のために別れると言ったじゃないか!」
「方便ですよ。再婚に邪魔ですから」
頭が痛くなってテレビから目を背ける。
「凄まじいところでしょう?」
「とてつもなくキツい」
「でしょうね」
チュリップは真顔になる。
「こんなところに居たくないんですよ。見せる気はありませんが、僧侶は戦争孤児や戦争被害者の世話をします。その時、彼らの思いをぶつけられます。噛みつかれることもあれば殴られることもあります。笑えないほど辛いです。おまけにそいつらは増えるばかりです。無駄飯食らいなのにありがとうも無い。泣きたいです。でも笑うしかないんです。彼らに当たり散らしても意味がありませんから」
チュリップはため息を吐くと、詰まらなそうに再度テレビを見つめる。
「あの、チュリップさんの葬儀とかは?」
ローズがおっかなびっくりに聞く。
「もう終わってますね」
チュリップがリモコンを操作するとたくさんの慰霊碑が映る。その中の一つにチュリップの名前が刻まれている。
「これは身寄りのない人々が名前を刻む慰霊碑たちです。一応、僧侶用、騎士用、冒険者用、民間人用、戦争被害者等と分かれています。私は僧侶用に刻まれています」
「チュリップは、家族が居ないのか?」
聞くとリリーとローズに肘打ちされる。
「私、奴隷だったんです。今は違いますけど」
チュリップはぼんやりと話し出す。
「気づいたときにはすでに。だから両親の顔も分かりません。兄弟が居たのかも」
リリーとローズは言葉を失っている。
「相手は金持ちの息子でした。父親も相手しました。嫌な人たちでした」
チュリップは冷たく笑う。
「軽蔑しました? 別に良いんですよ? 慣れてますから」
リリーとローズは固まっている。
「チュリップ……聞いていいか」
「どうぞ! 何でも聞いてください!」
「奴隷って何?」
「あぁあ!」
質問したら滅茶苦茶睨まれた!
「別におちょくってる訳じゃないぞ! ただ聞いたことねえから!」
チュリップは心底うんざりしたような目で睨む。
「アルカトラズ国の奴隷の身分は使用人か労働奴隷、農奴です。私は便宜上、使用人でした」
「使用人ってことはお手伝いさんか?」
うんざりしつつも答えてくれたので聞き返す。
「違います。特権階級の家族に奉仕する立場となります。例えば、料理や家事を行います」
「お手伝いさんじゃね?」
「あなた本当に馬鹿ですね?」
「自覚しているが怒らなくても良いだろ!」
「その、奴隷はお手伝いさんとは違う。例えば、お手伝いさんは色々な家の家事を手伝うことで金を得ることができる。しかし奴隷の使用人は違う。その家族の中でしか働けない。つまり家族の従属するんだ」
リリーが助け舟を出してくれるが、いまいち分からない。
「つまり、家族の一員になるってことか?」
「あなたはどうしてそう思うのですか? 頭が腐っているのですか?」
チュリップがブチ切れている。
「だって家族に従属するってことは、家族の一員になるってことだ! 俺だって親父や母親に食わして貰ってるから家事とかやるぞ!」
「頭が痛くなってきましたね」
チュリップは大きくため息を吐く。
「いいです。あなたには到底理解できない立場だった。それだけです!」
チュリップは背を向けてしまった。
気まずい。何とか機嫌を直してもらわないと。
「ごめん! 何でもするから許してくれ!」
「何でもですか?」
チュリップは鼻で笑うと、こちらに向き直る。
「でしたら、私を汚したすべての人を殺してくれますか?」
チュリップの表情は鬼のように怒りに染まっていた。
「つまりお前は、殺したいほど憎んでいる奴が居るんだな?」
しかし怒りなどどうでもいい。重要なのは言葉の内容だ。
「……ふん。今のは冗談です。そもそも全員死んでいますから」
チュリップは拗ねたように顔を背ける。
「なら何で怒っているんだ?」
「さあ? どうしてでしょう?」
「理由は分かる。俺にムカついてんだ」
膝の上に乗るローズをどかしてチュリップに頬を差し出す。
「一発ぶん殴れ。それでもう許そう!」
「はぁ!」
チュリップの眼光が刃物よりも鋭く体を刻む。だがここで怯えては男ではない。
「さっき俺が話の腰を折ったのが許せねえんだろ! しかも俺が馬鹿だから伝えたいことも伝わらねえ! 許せねえよな! 分かる! 俺もそうだ! でも俺は馬鹿なんだ! 理解できねえのは理解できねえ! ならばどうするか! 一発ぶん殴れ! それで許そう! そうしよう!」
チュリップは冷たい目で見る。
針のむしろだが我慢して返答を待つ。
「じゃあこれで殴りますね」
チュリップは残酷な笑みで化け物たちを殴り殺せるメイスを握りしめる。
「待てメイスは死ぬ。拳にしよう。男の喧嘩はいつでも素手って決まってんだ」
「私は女ですよ」
「女の喧嘩も素手って決まってんだ。勉強になったな!」
じっとチュリップと睨めっこが始まる。
「止めました。あなたに付き合っていると疲れます」
チュリップは大きくため息を吐いてメイスを置く。
「許してくれたのか!」
「めんどくさくなっただけです。だいたい、リリーさんやローズさんと違って、学の無いあなたに私の辛さを理解してもらうなど無理な話でした」
「辛さは理解できなくても辛さからお前を守ることはできるぜ!」
「はいはい。次はレイの家族の様子を見せてください」
リモコンを渡される。
「じゃあ、俺の番だな」
家族の顔が見たかったのでポチポチとボタンを押してみた。
「辛さを理解してもらう……誰にでもできること。私は理解されなくていい。ただ、守ってほしいだけなんです」
チュリップはレイの横顔を見て、静かに、寂しく微笑んだ。
「アルカトラズで一番大きく、一番汚らしい慈悲の教会です。名前負けしてますね」
チュリップは悪意交じりの声で笑う。
「そうなのか?」
「見て行けば分かります」
チュリップがリモコンを操作するとバカでかい男の像を構えた教会内部が映る。
「ここは礼拝堂で、哀れな信者を慰める場所です」
「アース教? 何か聞いたことあるな」
「アルカトラズ国の国教です。隣国にすら強い影響力を持っているようです」
ケラケラと楽しそうに笑う。
「チュリップ? 大丈夫か?」
二人と様子が違う。二人は外の様子が心配だったから見た雰囲気だった。
チュリップは俺たちに外の様子を自分と一緒に笑ってほしい雰囲気だった。
「大丈夫です。それよりここが病室です」
チュリップが笑う場所は、小さなベッドが所狭しと敷き詰められ、その上に包帯で包まれた人間たちがうめき声を出す地獄であった。
「これは……」
屈強な訓練を受けたリリーも言葉を失うほどの光景だ。ローズは体を緊張させて身じろぎもできない。
「アルカトラズ国は今もなお二十の周辺諸国と戦争中です。彼らはその戦争被害者です」
「二十! というか戦争なんてやってたのか!」
信じられない事実に耳を疑う。
「二十と言いましても、そのどれもが弱小国です。戦争も小規模で、終結に向かっている戦地も多数あります」
「しかし……騎士学校では連戦連勝の圧勝だと聞いた」
「私も……けが人なんて居ないと思ってた」
リリーとローズもテレビの惨状が信じられない様子だった。
「圧勝ですよ。敵側のほうがずっと死んでいます。ですが、戦争ですからけが人は出ます。彼らはその中でも、救いようのない存在です」
チュリップはニコニコと悲劇を喜劇のように笑う。
「良く笑えるな」
恐ろしさを踏まえて笑いかける。
「泣き虫は一日もしないで逃げますよ。優しかろうと何だろうと。ここでは良心なんて通用しませんから」
チュリップが笑って誤魔化す癖はここで身に付いたのかもしれない。
『あなた、今日の具合は?』
うめき声の中、一人の女性がベッドに横たわる男? に話しかける。
『ん……ん……』
男は身じろぎと声にならない音を喉から出す。
『……今日は……お別れを言いに来たの』
男の身じろぎが少しだけ大きくなる。
『分かって。あの子に食べさせるためにも、あなただけに構っていられないの』
残酷な言葉だ。男は涙を流して必死に悲願を示す。
しかし女はそれを言ったきり、男の前から姿を消した。
「何があったんだ?」
「言葉の通り、離婚したんです。金を稼げない男など役に立ちませんから」
「でも、その、あれだけの怪我を負ったんだから、その分金を貰っているだろ?」
「貰っていますね。それなりに大金でしょう。それに、教会は病人からお金を貰いません」
「だったら離婚しなくても良いんじゃねえか?」
「あの女を見て行けば分かります」
『お待たせ』
女は教会の外に出ると、若い男と手を繋ぐ。
『凄い臭いだ』
『地獄の中を歩いてきたみたいでしょ。帰ったらお風呂に入らないと』
男と女は幸せそうに教会から離れて行った。
「違う男と一緒になったのか」
生々しい現実に言葉を失う。
「あれが教会の真実です。別の場所を見てみましょう」
『お母さんはいつ戻ってくるの?』
幼子が男性僧侶の腕で泣く。
『また会えるよ』
男性僧侶は優しい顔で幼子を抱きしめる。
「戦争孤児ですね。あの子はおそらく先ほどの女性の子供でしょう」
「何だと! さっき子供のために別れると言ったじゃないか!」
「方便ですよ。再婚に邪魔ですから」
頭が痛くなってテレビから目を背ける。
「凄まじいところでしょう?」
「とてつもなくキツい」
「でしょうね」
チュリップは真顔になる。
「こんなところに居たくないんですよ。見せる気はありませんが、僧侶は戦争孤児や戦争被害者の世話をします。その時、彼らの思いをぶつけられます。噛みつかれることもあれば殴られることもあります。笑えないほど辛いです。おまけにそいつらは増えるばかりです。無駄飯食らいなのにありがとうも無い。泣きたいです。でも笑うしかないんです。彼らに当たり散らしても意味がありませんから」
チュリップはため息を吐くと、詰まらなそうに再度テレビを見つめる。
「あの、チュリップさんの葬儀とかは?」
ローズがおっかなびっくりに聞く。
「もう終わってますね」
チュリップがリモコンを操作するとたくさんの慰霊碑が映る。その中の一つにチュリップの名前が刻まれている。
「これは身寄りのない人々が名前を刻む慰霊碑たちです。一応、僧侶用、騎士用、冒険者用、民間人用、戦争被害者等と分かれています。私は僧侶用に刻まれています」
「チュリップは、家族が居ないのか?」
聞くとリリーとローズに肘打ちされる。
「私、奴隷だったんです。今は違いますけど」
チュリップはぼんやりと話し出す。
「気づいたときにはすでに。だから両親の顔も分かりません。兄弟が居たのかも」
リリーとローズは言葉を失っている。
「相手は金持ちの息子でした。父親も相手しました。嫌な人たちでした」
チュリップは冷たく笑う。
「軽蔑しました? 別に良いんですよ? 慣れてますから」
リリーとローズは固まっている。
「チュリップ……聞いていいか」
「どうぞ! 何でも聞いてください!」
「奴隷って何?」
「あぁあ!」
質問したら滅茶苦茶睨まれた!
「別におちょくってる訳じゃないぞ! ただ聞いたことねえから!」
チュリップは心底うんざりしたような目で睨む。
「アルカトラズ国の奴隷の身分は使用人か労働奴隷、農奴です。私は便宜上、使用人でした」
「使用人ってことはお手伝いさんか?」
うんざりしつつも答えてくれたので聞き返す。
「違います。特権階級の家族に奉仕する立場となります。例えば、料理や家事を行います」
「お手伝いさんじゃね?」
「あなた本当に馬鹿ですね?」
「自覚しているが怒らなくても良いだろ!」
「その、奴隷はお手伝いさんとは違う。例えば、お手伝いさんは色々な家の家事を手伝うことで金を得ることができる。しかし奴隷の使用人は違う。その家族の中でしか働けない。つまり家族の従属するんだ」
リリーが助け舟を出してくれるが、いまいち分からない。
「つまり、家族の一員になるってことか?」
「あなたはどうしてそう思うのですか? 頭が腐っているのですか?」
チュリップがブチ切れている。
「だって家族に従属するってことは、家族の一員になるってことだ! 俺だって親父や母親に食わして貰ってるから家事とかやるぞ!」
「頭が痛くなってきましたね」
チュリップは大きくため息を吐く。
「いいです。あなたには到底理解できない立場だった。それだけです!」
チュリップは背を向けてしまった。
気まずい。何とか機嫌を直してもらわないと。
「ごめん! 何でもするから許してくれ!」
「何でもですか?」
チュリップは鼻で笑うと、こちらに向き直る。
「でしたら、私を汚したすべての人を殺してくれますか?」
チュリップの表情は鬼のように怒りに染まっていた。
「つまりお前は、殺したいほど憎んでいる奴が居るんだな?」
しかし怒りなどどうでもいい。重要なのは言葉の内容だ。
「……ふん。今のは冗談です。そもそも全員死んでいますから」
チュリップは拗ねたように顔を背ける。
「なら何で怒っているんだ?」
「さあ? どうしてでしょう?」
「理由は分かる。俺にムカついてんだ」
膝の上に乗るローズをどかしてチュリップに頬を差し出す。
「一発ぶん殴れ。それでもう許そう!」
「はぁ!」
チュリップの眼光が刃物よりも鋭く体を刻む。だがここで怯えては男ではない。
「さっき俺が話の腰を折ったのが許せねえんだろ! しかも俺が馬鹿だから伝えたいことも伝わらねえ! 許せねえよな! 分かる! 俺もそうだ! でも俺は馬鹿なんだ! 理解できねえのは理解できねえ! ならばどうするか! 一発ぶん殴れ! それで許そう! そうしよう!」
チュリップは冷たい目で見る。
針のむしろだが我慢して返答を待つ。
「じゃあこれで殴りますね」
チュリップは残酷な笑みで化け物たちを殴り殺せるメイスを握りしめる。
「待てメイスは死ぬ。拳にしよう。男の喧嘩はいつでも素手って決まってんだ」
「私は女ですよ」
「女の喧嘩も素手って決まってんだ。勉強になったな!」
じっとチュリップと睨めっこが始まる。
「止めました。あなたに付き合っていると疲れます」
チュリップは大きくため息を吐いてメイスを置く。
「許してくれたのか!」
「めんどくさくなっただけです。だいたい、リリーさんやローズさんと違って、学の無いあなたに私の辛さを理解してもらうなど無理な話でした」
「辛さは理解できなくても辛さからお前を守ることはできるぜ!」
「はいはい。次はレイの家族の様子を見せてください」
リモコンを渡される。
「じゃあ、俺の番だな」
家族の顔が見たかったのでポチポチとボタンを押してみた。
「辛さを理解してもらう……誰にでもできること。私は理解されなくていい。ただ、守ってほしいだけなんです」
チュリップはレイの横顔を見て、静かに、寂しく微笑んだ。
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