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10.流行は作り出すもの
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「こんにちは(にっこり)」
私は令嬢たちに話しかけることにしたわ。
「「「こんにちは」」」
戸惑いながらも挨拶を返してくれる令嬢たち。
「ここは、今王都で一番話題のカフェなんでしょ?」
「「「…そ、そうですか?…」」」
「流行はいつだって柔軟なものだって伺いましたの」
「「「は、はぁ」」」
「上位貴族は伝統を重んじるでしょ?でも、柔軟さや軽やかさもこれからは大切だわっ♪」
「「「そ、そうですわね」」」
「でね、私も流行を感じたくて来たの。貴女方にお会いできるなんて嬉しいわ♪」
「「「嬉しいですか?」」」
「えぇ、だって、貴女方はファッションリーダーでしょ?」
「「「ファッションリーダー?」」」
「えぇ、そうよ♪流行を生み出していけるのよ」
「「「そ、そうなんでしょうか?」」」
「例えばね、公爵令嬢とか侯爵令嬢が使ってるものなんていうのは、高価で皆が手に入れられるものではないでしょ?」
「「「はい」」」
「でもね、そのテイストを持ちつつ、頑張れば手に入れられるかなぁ?くらいのものをファッションリーダーたちが使っていたならば、それはもう流行よ!ブームよ!最先端よ!」
「「「そうなんでしょうか?」」」
「そうなのよ!例えばね、王子婚約者の侯爵令嬢様の髪からものすごく素敵な香りがするのよ」
「「「えぇ」」」
「あれは、高級香油に間違いないのだけれど」
「「「そうですわね」」」
「でも、香油ならば、手が出せない額ではないですわよね?」
「「「えぇ」」」
「それでいて、上位貴族令嬢と同じアイテムを使っているという特別感」
「「「まぁ♡」」」
「さすが、流行に敏感なファッションリーダーたちは違うな~と皆さま思いますわっ」
「「「ファッションリーダー♪」」」
-ツヅク-
私は令嬢たちに話しかけることにしたわ。
「「「こんにちは」」」
戸惑いながらも挨拶を返してくれる令嬢たち。
「ここは、今王都で一番話題のカフェなんでしょ?」
「「「…そ、そうですか?…」」」
「流行はいつだって柔軟なものだって伺いましたの」
「「「は、はぁ」」」
「上位貴族は伝統を重んじるでしょ?でも、柔軟さや軽やかさもこれからは大切だわっ♪」
「「「そ、そうですわね」」」
「でね、私も流行を感じたくて来たの。貴女方にお会いできるなんて嬉しいわ♪」
「「「嬉しいですか?」」」
「えぇ、だって、貴女方はファッションリーダーでしょ?」
「「「ファッションリーダー?」」」
「えぇ、そうよ♪流行を生み出していけるのよ」
「「「そ、そうなんでしょうか?」」」
「例えばね、公爵令嬢とか侯爵令嬢が使ってるものなんていうのは、高価で皆が手に入れられるものではないでしょ?」
「「「はい」」」
「でもね、そのテイストを持ちつつ、頑張れば手に入れられるかなぁ?くらいのものをファッションリーダーたちが使っていたならば、それはもう流行よ!ブームよ!最先端よ!」
「「「そうなんでしょうか?」」」
「そうなのよ!例えばね、王子婚約者の侯爵令嬢様の髪からものすごく素敵な香りがするのよ」
「「「えぇ」」」
「あれは、高級香油に間違いないのだけれど」
「「「そうですわね」」」
「でも、香油ならば、手が出せない額ではないですわよね?」
「「「えぇ」」」
「それでいて、上位貴族令嬢と同じアイテムを使っているという特別感」
「「「まぁ♡」」」
「さすが、流行に敏感なファッションリーダーたちは違うな~と皆さま思いますわっ」
「「「ファッションリーダー♪」」」
-ツヅク-
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