【完結】異世界転生令嬢、悪役令嬢を救う

yanako

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26.殿下プレゼントを選ぶ

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「どれにするか、お選びになりましたか?」
執事が店の責任者と話を終えて戻ってきた。

ショーケースの上に置かれているタイピンとブローチを見て

「可愛らしいデザインで、婚約者様もお喜びになられると存じます」
と言った。

店員は、最新作だから、まだ持っている人はいないのだと執事に説明した。

「こちらになさるのですね?」
「あぁ、そうだな」

店の責任者がやってきて、店員に接客を代わるように告げ、俺たちを奥の応接室に通した。


「殿下、こちらは最新作でございます」
「あぁ、先程きいた」
「こちらになさいますか?」
「あぁ、包んでくれ」


責任者はプレゼント用にブローチをラッピングするように指示した。

「ところで殿下、先程のブローチですが、婚約者様のデザインなのです」
「?」

「当店のデザイナーは明らかにしていないのですが、ロイヤル黒猫のデザインは、殿下の婚約者様のデザインの物も多くあるのですよ」


責任者は奥から商品を持ち出してきた。

「これはまだ試作品なのですが」

と言って見せた商品は、2匹黒猫の間に2匹の仔猫がいるデザインプレートだった。


「こ、これも彼女のデザインなのか?」
「左様でございます」


そうか、仔猫か……。
2匹か……。

-ツヅク-

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