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Case2.義妹が結婚を
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義妹は、半年後に隣国へと嫁ぐことが決まった。
相手は隣国の公爵様で、先王の王弟だ。
年齢は20ほど離れているが、公爵様には既に息子が複数いるし、跡取りのことで気を遣うこともない。
だが、継母も実父も複雑な顔をしている。
なぜなら、第5公爵夫人だからだ。
義妹の結婚を聞きつけた彼が、駆けつけた。
「なんで、お前じゃなくて義妹が!」
彼は私を睨みつけながら叫んだ。
「なぜと言われても、私はあなたと婚約していますから」
「お前が嫁げばいいじゃないか!公爵夫人だろ?俺は義妹と結婚するよ」
「まぁ、それでもいいですけれど。私は」
私は彼の望みを叶えてあげることにした。
彼は義妹と結婚した。
私は隣国へ嫁いだ。
公爵は私を溺愛して、私は幸せに暮らした。
私が持っていた爵位は、従 兄に譲った。
彼は覚えていなかった。
爵位をもっていたのは、父ではなく、亡くなった母。
そして、私がその爵位を継いでいたのだ。
爵位が従兄のものになり、義妹は平民になった。
従って、元婚約者も平民となった。
相手は隣国の公爵様で、先王の王弟だ。
年齢は20ほど離れているが、公爵様には既に息子が複数いるし、跡取りのことで気を遣うこともない。
だが、継母も実父も複雑な顔をしている。
なぜなら、第5公爵夫人だからだ。
義妹の結婚を聞きつけた彼が、駆けつけた。
「なんで、お前じゃなくて義妹が!」
彼は私を睨みつけながら叫んだ。
「なぜと言われても、私はあなたと婚約していますから」
「お前が嫁げばいいじゃないか!公爵夫人だろ?俺は義妹と結婚するよ」
「まぁ、それでもいいですけれど。私は」
私は彼の望みを叶えてあげることにした。
彼は義妹と結婚した。
私は隣国へ嫁いだ。
公爵は私を溺愛して、私は幸せに暮らした。
私が持っていた爵位は、従 兄に譲った。
彼は覚えていなかった。
爵位をもっていたのは、父ではなく、亡くなった母。
そして、私がその爵位を継いでいたのだ。
爵位が従兄のものになり、義妹は平民になった。
従って、元婚約者も平民となった。
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